SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『SUPER RICH』とは2021年秋にフジテレビ系の木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は江口のりこである。主人公はベンチャー企業の破天荒な女性社長である氷河衛(ひょうがまもる)。お金には困ったことがないが家族の愛情をうけてこなかった衛。反対に愛情であふれた家庭で育ったがお金がない春野優(はるのゆう)とともに会社を経営していくなかで、山あり谷ありの経験をしていく。孤独だったキャリアウーマンが信頼している社員たちと共に、いばらの道を次々に乗り越えていく人生を描いた作品である。
『SUPER RICH』の概要
『SUPER RICH』とは2021年10月14日から12月23日まで放送されていたフジテレビ系のテレビドラマで全11話である。初回視聴率は7.8%、最終回は6.6%であった。主演の江口のりこはドラマ、舞台、CMなどにも多数出演している女優である。主人公は江口のりこが演じる氷河衛(ひょうがまもる)。電子書籍販売をメインとするベンチャー企業「スリースターブックス」の社長。衛はお金持ちの家に生まれお金に困ったことがない。しかし小さいときに両親を失っており愛情をうけてこなかった。一方でお金に困っているが両親の愛情をたくさん受けてきた学生の春野優(はるのゆう)。衛と優はお互いの立場、年代も違う者同士がないものを補いながら問題を解決していくうちに惹かれあっていく。そして「スリースターブックス」の経営に関して信頼している社員と様々な困難を乗り越えていくヒューマンドラマである。
『SUPER RICH』のあらすじ・ストーリー
衛と亮の信頼関係崩壊
氷河衛(ひょうがまもる)は大学時代に同級生だった一ノ瀬亮(いちのせ りょう)と電子書籍販売の会社「スリースターブックス」を立ち上げた。衛は幼いころに両親を亡くしており愛情に飢えていたために人間関係が上手くはない。亮は衛にとって唯一の友達であり、良き相談相手だった。ある日衛は亮からアプリの出資に関する相談をされる。しかし他の社員は否定的だった。亮からのお願いに反対できずに出資を進めるが、その相手のアプリ会社が反社だというニュースが出た。今までの取引先はなくなり、大学の尊敬する先輩である島谷聡美(しまたに さとみ)の会社「MEDIA」だけになってしまう。しかし聡美からも亮を辞めさせないと契約打ち切りとの連絡が入る。ショックを受けるがさらに追い打ちをかけるように、会社の出資金も亮に持ち逃げされた一報が入る。衛は心から信頼していた亮に裏切られて精神的に追い込まれているが会社の違約金を支払うために取引先を回りフラフラになってしまい倒れてしまう。
衛はやっとの思いで亮を探し出し、どれだけ会社に迷惑をかけているのか、盗ったお金は頑張って働いてる社員のお金であると怒った。
衛と優の出会い
春野優(はるのゆう)はお金はなく貧しいが両親の愛情をたくさん受けてきた学生である。インターンの試験で「スリースターブックス」を受けるつもりが、試験会場に行く途中でアクシデント発生。妊婦さんを助けることになってしまい、試験時間に間に合わなかった。どうしても諦めきれなかった優は試験を受けたいと何回も会社に訪れて懇願するが衛に断られてしまう。そんな中、亮がいなくなってしまい多額の借金が残ることを知った優は、亮を探しに反社のアプリ会社に行く。しかし亮は見当たらず逆に殴られてしまう。衛もその事務所に到着するが身の危険を感じた優は衛の手をひき会社をでた。
お金がない2人は1杯のラーメンを食べながらお金の大切さ、これからどうお金を増やしてどう使っていくのかを考えた。頑張ってといって別れようとしたがお金がなくて行く当てのない優を衛はほっておけずに自分のマンションに連れて行った。
「スリースターブックス」の縮小と問題
亮が失敗した投資と、持ち逃げしたお金で借金が返済できずに、「スリースターブックス」は縮小せざるを得なくなった。今の事務所を移転して心機一転始めようと社員一丸になっている。
衛は優を「スリースターブックス」の社員として採用した。亮は会社のお金を持ち逃げした罪で警察に逮捕された。しかし衛はスッパリと亮を見放すことができずにいた。このことで「スリースターブックス」の社員の一人である東海林達也(しょうじ たつや)は衛に不信感を抱くようになってしまう。一方で衛の事を信頼している宮村空(みやむら そら)がコンペに参加し、以前パワハラを受けていた会社の上司に会ってしまう。パワハラを受けていた時の気持ちを思い出してしまい、落胆するが、いつまでも過去にとらわれずに、お世話になっている衛のためにコンペを勝ちとろうと奮起する。しかし勝利目前でハプニングが起こる。会社にとって不利になる嘘の情報が出回り負けてしまう。優たちは嘘の情報を流した犯人を捜していくのだが、衛に不信感をいだいている東海林を疑われてしまい、険悪な雰囲気になる。しかし犯人はインターンの豪徳尊(ごうとく たける)だったと判明し、東海林の濡れ衣は晴れたのである。
宮村と優が衛への想いをぶつける
宮村は以前パワハラを受けていた会社を辞め自殺しようとしていた時に衛に助けてもらいとても感謝している。しかし感謝の気持ちだけではなく密かに衛の事を思っていたのである。コンペで失敗したときに過去の自分と決別しその勢いで宮村は衛に告白する。しかし、衛は「それはきっと勘違いやと思う。そういう風にしか考えられへん。この気持ちは分かる。亮の事ずっと切られへんのは、最初に優しくされたから」と自分も過去に亮に優しくされたから思ってくれる気持ちは理解できるが、それは好きとは違うんだと伝える。
一方で偶然にも空が衛に告白しているのを聞いてしまった優も「絶対嫌だって思いました。嫌なんです、衛さんが宮村さんのものになっちゃうの。僕、衛さんのこと好きなんだって思います」と告白した。
数日後も優が衛に告白し、キスをしようとするが、勢いでするのではないと衛にはぐらかされる。その夜に衛と宮村が抱き合っているところを目撃してしまい、ショックを受ける。
心の距離が近づく衛と優
何度も優に告白されるが相手にしていない衛はだんだんと優に惹かれていく。頼りない学生だったのに、1年間留学している間に社会人としても人間としても成長していた。優は宮村が衛の事が好きな事を知っているのでライバル視しているが、親の借金を返すために宮村にお金を借りているために申し訳ない気持ちもある。優は宮村にお金を早く返す為に夜に配達のバイトを始めた。そんな中衛の唯一の祖母が亡くなったと連絡が入り、衛は一人で葬儀を行い済ませた。そんな悲しいときも連絡もなしに一人で行ってしまう、衛の孤独感に優はなんとも言えない気持ちになった。一方で優は衛に対して失礼な態度や言動をしてきた取引先の社長の大河一郎(たいがいちろう)が闇カジノに出入りしている情報をつかむ。優は今までの衛に対しての失礼の数々を謝ってもらうように大河と賭けた。結果は優が賭けに勝ち、大河は今までの事を衛に謝罪した。衛はそんな優の優しさを感じ心が動かされた。そして衛は優に「すごく好きです」と告白した。しかし優は宮村からお金を借りているたために、そのお金を返したら結婚しましょうと伝える。のちに宮村への借金を返して優の両親に見守られながら衛と優は結婚する。
トラブル続出の社員たち
社員の中で少しずつトラブルが起きてきた。田中リリカ(たなかりりか)は鮫島彩(さめじまあや)の妊娠に気づく。しかし鮫島はみんなには内緒にするようにリリカに伝える。一方で碇健二(いかりけんじ)は違法で漫画家の作品をアップロードしていると噂になったのと同時にいなくなってしまった。事の真相ををはっきりするために社員は碇を探し回る。そしてそこには城戸密(きど ひそか)がいた。犯人は城戸で以前業務提携の話が出ていた時に社長になる予定だった人物。衛たちが断ったこと、その後の裏切り等で出世が無くなり、復讐を計画していた。犯人が無事に見つかり一段落したと思ったら今度は今吉零子(いまよしれいこ)が会社を辞めると言い出した。実は今吉は衛の事が好きなのである。偶然にも衛と優のプロポーズの話を聞いていてショックを受ける。そんな中、今西が同性愛者だという記事が出た。今吉は会社に迷惑をかけたくないといい、すぐに辞める準備をする。衛は今西が自分の事を好きだなんて考えもしなかったために驚いた。しかし衛は「そのことで今西が責任を感じることはない、何も今西は悪い事をしていない、少し人と違っただけだ」となぐさめ今西が会社を辞めるのはなしになった。そして鮫島は妊娠していることを隠してきたが、勤務中に倒れてしまう。そこで衛は鮫島が妊娠していると聞く。「スリースターブックス」は会社と育児を両立して行える環境ではないために、鮫島もやめようと考えていた。しかし衛は鮫島に今まで気が付かなくて申し訳ない気持ちと結婚しても出産しても働きやすい環境を作りたいから、鮫島に協力して欲しいと話す。
優の昇進と優の両親の借金
優は「スリースターブックス」のNO2のCOOに選ばれた。しかし、社内ではCOOに選出されたが取引先からはいい評価を得てはいなかった。どうにかして取引先の人からの信頼を得たいと考えていた時に悪い知らせが入る。またもや優の両親が借金をしてしまったのだ。金額は1000万円。知り合いの連帯保証人になってしまったのだ。優は怒りが収まらなくて「今まで、一生懸命働いて貧乏なら仕方がないと思っていた。でも、今日の事で分かった。2人は貧乏になれてる、全て『仕方ない』で済ませてる。もう金が無い話ばっかり嫌なんだよ」と言ってしまう。優の妹である春野真子(はるの まこ)の学費を残し優は去っていく。
衛の体調の変化
衛は急にめまいを感じるようになっていた。病院で検査してもらうと、無理をしていると脳梗塞になると先生から告げられる。鮫島が育休制度を使いリモートで仕事をする提案をしており、ちょうどいい機会だと考えた衛は自分がリモートワークを実践して問題点などを発見していくと提案する。みんなには内緒にしているめまいの事があるからだ。採用され衛はリモートで仕事をするようになった。COOの優は衛が会社にいない分、自分が責任をもって会社を守ろうと必死だった。自分でいっぱいいっぱいだった優は衛の体調の変化に気が付いていなかったが、宮村は衛の体調の変化を見抜いていた。衛から病気のことを打ち明けられた宮村は心配している。そんな中、優は衛の体調が悪いと空から聞く。なんで宮村には話して旦那である優には話さないのか衛に理由を尋ねる。衛は「優君が時々、子供の話をするから何となく言い出せなかった。いろいろと考えてしまった、ごめん」と答える。それを聞いた優は自分の不甲斐なさを痛感し泣いてしまった。
宮村の作戦
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『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。
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風間公親−教場0−(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『風間公親−教場0−』とは長岡弘樹の小説『教場シリーズ』を原作としたサスペンスドラマであり、本作の放送以前にはスペシャルドラマとして『教場』『教場II』が放送されている。 本作の主人公である風間公親(かざまきみちか)が様々な事件を通して犯人と指導していく新人刑事たちの本質を見抜いていくものであり、風間が新人刑事たちとどう向き合うかが注目となっている。 適性のない人間を容赦なく切り捨てる最恐の教官はなぜ誕生したのか、風間公親の刑事時代と過去が描かれる。
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目次 - Contents
- 『SUPER RICH』の概要
- 『SUPER RICH』のあらすじ・ストーリー
- 衛と亮の信頼関係崩壊
- 衛と優の出会い
- 「スリースターブックス」の縮小と問題
- 宮村と優が衛への想いをぶつける
- 心の距離が近づく衛と優
- トラブル続出の社員たち
- 優の昇進と優の両親の借金
- 衛の体調の変化
- 宮村の作戦
- 『SUPER RICH』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 氷河衛(ひょうが まもる/演:江口のりこ)
- 春野優(はるの ゆう/演:赤楚衛二)
- スリースターブックス社員
- 宮村空(みやむら そら/演:町田啓太)
- 今吉零子(いまよし れいこ/演:中村ゆり)
- 東海林達也(しょうじ たつや/演:矢本悠馬)
- 鮫島彩(さめじま あや/演:菅野莉央)
- 一ノ瀬亮(いちのせ りょう/演:戸次重幸)
- 碇健二(いかり けんじ/演:古田新太)
- 鬼頭流星(きとう りゅうせい/演:嘉島陸)
- インターンの学生
- 田中リリカ(たなか リリカ/演:志田未来)
- 豪徳尊(ごうとく たける/演: 板垣瑞生)
- 高橋みゆ(たかはし みゆ/演:野々村はなの )
- 優の家族
- 春野良次 (はるの りょうじ/演:上島竜兵)
- 春野桜(はるの さくら/演:美保純)
- 春野真子(はるの まこ/演:茅島みずき)
- その他
- 島谷聡美(しまたに さとみ/演: 松嶋菜々子)
- 小村勉(こむら つとむ/演:大村わたる )
- 城戸密(きど ひそか/演:結木滉星)
- 大河一郎(たいがいちろう/演:田山涼成)
- 『SUPER RICH』の用語
- スリースターブックス
- プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー
- さくらヒルズ
- 春野印刷
- 『SUPER RICH』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 氷河衛「金なんてなんぼあってもいいですからね」
- 氷河衛「今西が責任を感じることはない、何も今西は悪い事をしていない、少し人と違っただけだ」
- 春野優 「うちでは父さんが作ってましたよ。手があいたり、得意な方がやればいいって」
- 『SUPER RICH』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他作品にも登場した優の家
- プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤーの授賞式会場として使われた横浜迎賓館
- 優とおにぎりはベストマッチ
- 『SUPER RICH』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:優里「ベテルギウス」