ハリー・ポッターシリーズの本・書物・新聞・教科書・雑誌まとめ
『ハリー・ポッター』シリーズとは、イギリスの作家J・K・ローリング原作の、ファンタジー小説および映画・ゲーム等のメディアミックス作品である。1990年代のイギリスと魔法界を舞台に、主人公ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校での学生生活と、両親を殺害した強大な闇の魔法使いヴォルデモートとの因縁と戦いを描いている。
作中には教科書をはじめとして数多くの書籍・出版物が登場しており、いくつかの書籍タイトルが原作者の言葉遊びになっている他、作中の随所で問題を打開していく重要なアイテムとなっている。
『ハリー・ポッター』の概要
『ハリー・ポッター』シリーズとは、イギリスの女流作家J・K・ローリング原作の、1990年代のイギリスと魔法界を舞台としたファンタジー小説および映画・ゲーム等のメディアミックス作品。
1997年にイギリスのブルームズベリー社から第1巻が刊行されると、瞬く間に大ヒット作となり、世界中で翻訳され出版された。日本では静山社から刊行された。
当初は児童書という分類で出版されたが、読者層は子どもから大人までと幅広い年齢層に親しまれる。
本作のブームを受け、2001年にワーナー・ブラザーズによって映画が製作・公開されると、さらにファンを増やし、シリーズ世界歴代3位の興行収入と大きなヒットを記録した。
本作完結後も人気は衰えず、ゲームなど様々なメディアミックス作品も登場した。
その後、1920年代を舞台として同じ世界観を共有する映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズが製作され、こちらも大ヒットを記録した。
主人公ハリー・ポッターは、幼い頃に両親を強大な闇の魔法使いヴォルデモートに殺害され、預けられたマグルと呼ばれる非魔法族の伯母夫婦の家で虐待されて育てられ、自身が魔法使いと知らずに成長する。11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証を受け取ったことを契機に、自身が魔法使いであることと両親を殺害した闇の魔法使いヴォルデモートを前に生き残った唯一の人物として英雄視されていることを知る。
マグル界から飛び込んだ魔法界の中で直面する様々な困難に立ち向かいながら、徐々に強力な魔法使いへと成長していく。
本・書物・新聞・教科書・雑誌とは
『ハリー・ポッター』シリーズ、およびその派生作品に登場する書籍・出版物。作中の舞台の中心は魔女・魔法使いの教育機関ホグワーツで主人公ハリーが学生であることもあり、教科書をはじめ多数の書籍が登場する。日本語訳では全体を表現しきれていないものもあるが、いくつかの書籍タイトルや著作者名が原作者J・K・ローリングの言葉遊びになっている。
原作者J・K・ローリングが「(作中に起こる問題の)殆どの答えは本の中にある」と明言しており、登場人物たちが書籍類からヒントを得て問題を解決していくシーンも多い。
『ハリー・ポッター』の新聞
日刊予言者新聞(Daily Prophet)
1743年に創刊された、イギリス魔法界で広く読まれている新聞。イギリス・ロンドンの魔法界ダイアゴン横丁に本社がある。編集長はバーナバス・カッフ。
名前は「日刊預言者新聞」となっているが、預言者が記事を書いていたり、予言が載せられていたりしているわけではない。日本語訳の「預言者」は誤記とする説もあるが、「提唱者」や「預言者」の両方の意味を持つ語を選んだ原作者の言葉遊びと考えるべき。
魔法界の写真や文字が動くのは通常のことであるため、この新聞も例に漏れず写真や文字が動く。
現実社会のメディアでも大いにあることだが、政治的言論弾圧を受けることがあり、事実と異なる報道をすることがある。作中では闇の帝王ヴォルデモートの復活を認めなかった当時の魔法省大臣コーネリウス・ファッジの指示のもと、ヴォルデモート復活を宣言したハリー・ポッターと彼を支持するホグワーツの校長アルバス・ダンブルドアの魔法界での発言力を奪うため「虚言癖がある」などして情報操作を行った。
また事実と異なるゴシップ記事を執筆するリータ・スキーターを記者として起用していることもあり、事実の正確さよりも売り上げの方が重要だと考えている節がある。
日刊予言者新聞には朝刊以外に夕刊と日曜版があり、それぞれ夕刊予言者新聞、日曜版予言者新聞と呼ばれている。重大な事件が発生したときは速報が配信される。
ニューヨーク・ゴースト(The New York Ghost)
遅くとも1863年には創刊されている日刊紙。ニューヨークを拠点とするアメリカ合衆国の魔法界の新聞。朝夕の2回発行され、毎週金曜日には占いコーナーが紙面に設けられる。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズで登場し、1926年当時最強の闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドの目撃情報等について取り上げた他、デンマーク・カナダ・韓国など各国でのエンタメ系から学術系まで様々なジャンルについて取り上げている。
デイリー・メール(Daily Mail)
マグル界のイギリスの新聞で、作中ではハリーの叔父バーノン・ダーズリーが読んでいる。現実社会に存在する日刊タブロイド新聞「デイリー・メール」そのもの。
映画『謎のプリンス』でも登場しており、カフェにいたマグルが読んでいた「デイリー・メール」には、ロンドンのミレニアム橋が攻撃されたことが掲載されていた。
『ハリー・ポッター』の雑誌
学術雑誌
変身現代(Transfiguration Today)
魔法界の「変身術」に関する学術雑誌。過去にアルバス・ダンブルドアの論文が掲載されことがあり、それがきっかけでダンブルドアと魔法史研究家バチルダ・バグショットの交流が始まったというエピソードがある。
ハリーが「閉心術」を習得するための特別授業をスネイプから施された際、偶然読んだスネイプの記憶の中でも、ダンブルドアがこの学術誌を読んでいるシーンがある。
呪文の挑戦(Challenges in Charming)
魔法界の「呪文学」に関する学術雑誌。ダンブルドアの死後、彼の旧友エルファイアス・ドージが日刊預言者新聞に寄稿した追悼文にて、ダンブルドアの論文が過去に「変身現代」「呪文の挑戦」「実戦魔法薬」に掲載されたことがあると述べている。
実践魔法薬(The Practical Potioneer)
魔法界の「魔法薬学」に関する学術雑誌。ダンブルドアの死後、彼の旧友エルファイアス・ドージが日刊預言者新聞に寄稿した追悼文にて、ダンブルドアの論文が過去に「変身現代」「呪文の挑戦」「実戦魔法薬」に掲載されたことがあると述べている。
その他の雑誌
スペルバウンド-魅せられて(Spellbound)
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目次 - Contents
- 『ハリー・ポッター』の概要
- 本・書物・新聞・教科書・雑誌とは
- 『ハリー・ポッター』の新聞
- 日刊予言者新聞(Daily Prophet)
- ニューヨーク・ゴースト(The New York Ghost)
- デイリー・メール(Daily Mail)
- 『ハリー・ポッター』の雑誌
- 学術雑誌
- 変身現代(Transfiguration Today)
- 呪文の挑戦(Challenges in Charming)
- 実践魔法薬(The Practical Potioneer)
- その他の雑誌
- スペルバウンド-魅せられて(Spellbound)
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- ザ・クィブラー(The Quibbler)
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- ホグワーツ校指定教科書
- 妖精の魔法/呪文学
- 基本呪文集(The Standard Book of Spells)
- 呪文学問題集(Achievements in Charming)
- 魔法史
- 魔法史(A History of Magic)
- 魔法論(Magical Theory)
- 変身術
- 変身術入門(A Beginner’s Guide to Transfiguration)
- 中級変身術(Intermediate Transfiguration)
- 上級変身術(A Guide to Advanced Transfiguration)
- 薬草学
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- 闇の魔術に対する防衛術
- 闇の力―護身術入門(The Dark Forces: A Guide to Self-Protection)
- ギルデロイ・ロックハート著の教科書
- The Essential Defence Against the Dark Arts
- 防衛術の理論(Defensive Magical Theory)
- 闇の魔術に対する防衛術 初級(Dark Arts Defence – Basics for Beginners)
- 顔のない顔に対面する(Confronting the Faceless)
- 占い学
- 未来の霧を晴らす(Unfogging the Future)
- 夢のお告げ(The Dream Oracle)
- 数占い学
- 数秘学と文法学(Numerology and Grammatica)
- 古代ルーン文字
- スペルマンのすっきり音節(Spellman’s Syllabary)
- 上級ルーン文字翻訳法(Advanced Rune Translation)
- 魔法象形文字と記号文字(Magical Hieroglyphs and Logograms)
- マグル学
- イギリスにおけるマグルの家庭生活と社会的習慣(Home Life and Social Habits of British Muggles)
- ホグワーツ所蔵の書物
- クィディッチ今昔(Quidditch Through the Ages)
- ニコラス・フラメルに関する本
- ドラゴンの飼育に関する本
- ホグワーツの歴史(Hogwarts : A History)
- 最も強力な魔法薬(Moste Potent Potions)
- ヒッポグリフに関する本
- ヒッポグリフの心理(The Handbook of Hippogriff Psychology)
- 鳥か盗りか?ヒッポグリフの残忍性に関する研究(Fowl or Foul? A Study of Hippogriff Brutality)
- 第一の課題の関連書
- ドラゴンを愛しすぎる男たち(Men Who Love Dragons Too Much)
- 忙しいビジネス魔ンのための簡単な呪文(Basic Hexes for the Busy and Vexed)
- 第二の課題関連の本
- 忘れ去られた古い魔法と呪文(Olde and Forgotten Bewitchments and Charmes)
- トリック好きのためのおいしいトリック(Saucy Tricks for Tricky Sorts)
- 奇妙な魔法のジレンマとその解決法(Weird Wizarding Dilemmas and Their Solutions)
- 突飛な魔法戦士のための突飛な魔法(Madcap Magic for Wacky Warlocks)
- 中世の魔術ガイドブック(A Guide to Medieval Sorcery)
- 十八世紀の呪文選集(An Anthology of Eighteenth Century Charms)
- 深い水底の不可解な住人(Dreadful Denizens of the Deep)
- 気づかず持ってるあなたの力、気づいたいまはどう使う(Powers You Never Knew You Had and What To Do With Them Now You've Wised Up)
- 杖あるところに道は開ける(Where There's a Wand, There's a Way)
- 東洋の解毒剤(Asiatic Anti-Venoms)
- 「必要の部屋」所蔵の本
- 通常の呪いとその逆呪い概論(A Compendium of Common Curses and Their Counter-Actions)
- 闇の魔術の裏をかく(The Dark Arts Outsmarted)
- 自己防衛呪文学(Self-Defensive Spellwork)
- 呪われた人のための呪い(Jinxes for the Jinxed)
- 精の探求(Quintessence: A Quest)
- 最も邪悪なる魔術(Magick Moste Evile)
- 深い闇の秘術(Secrets of the Darkest Art)
- フローリシュ・アンド・ブロッツ書店にて販売されている書籍
- 呪いのかけ方、解き方――友人をうっとりさせ、最新の復讐方法で敵を困らせよう (Curses and Counter-Curses Bewitch your friends and befuddle your enemies with the latest revenges)
- 毒きのこ百科(Encyclopedia of Toadstools)
- 透明術の透明本(The Invisible Book of Invisibility)
- 私はマジックだ(Magical Me)
- 占いコーナーにある本
- 予知不能を予知する――ショックから身を護る(Predicting the Unpredictable: Insulate Yourself Against Shocks)
- 球が割れる――ツキが落ちはじめたとき(Broken Balls: When Fortunes Turn Foul)
- 死の前兆――最悪の事態が来ると知ったとき、あなたはどうするか(Death Omens: What to Do When You Know the Worst Is Coming)
- その他登場する書籍
- 主人公「ハリー・ポッター」について言及されている本
- 近代魔法史(Modern Magical History)
- 闇の魔術の興亡(The Rise and Fall of the Dark Arts)
- 二十世紀の魔法大事件(Great Wizarding Events of the Twentieth Century)
- モリー・ウィーズリーが所有する本
- 自家製魔法チーズのつくり方(Charm Your Own Cheese)
- お菓子をつくる楽しい呪文(Enchantment in Baking)
- 一分間でご馳走を―まさに魔法だ!(One Minute Feasts – It’s Magic!)
- ギルデロイ・ロックハートのガイドブック 一般家庭の害虫(Gilderoy Lockhart’s Guide to Household Pests)
- 癒者のいろは(The Healer’s Helpmate)
- マッドなマグル、マーチン・ミグズの冒険(The Adventures of Martin Miggs, the Mad Muggle)
- 権力を手にした監督生たち(Prefects Who Gained Power)
- キャノンズと飛ぼう(Flying with the Cannons)
- 魔法使いのソネット(十四行詩)Sonnets of a Sorcerer
- バース市の魔法使いの老人が持っていた本(Bewitched book owned by witch in Bath)
- 自分でできる箒の手入れガイドブック(Handbook of Do-it Yourself Broomcare)
- 魔法の史跡(Sites of Historical Sorcery)
- よくある魔法病と傷害(Common Magical Ailments and Afflictions)
- ヨーロッパにおける魔法教育の一考察(An Appraisal of European Magical Education)
- 地中海の水性魔法植物とその特性(Magical Mediterranean Water-Plants and Their Properties)
- イギリスとアイルランドのクィディッチチーム(Quidditch Teams of Britain and Ireland)
- 生粋の貴族―魔法界家系図(Nature’s Nobility: A Wizarding Genealogy)
- 実践的防衛術と闇の魔術に対するその使用法(Practical defensive magic and its use for opposing black magic)
- 新数霊術理論(A New Theory of Numerology)
- 血兄弟――吸血鬼たちとの日々(Blood Brothers: My Life Amongst the Vampires)
- 確実に魔女を惹きつける十二の法則(Twelve Fail-Safe Ways to Charm Witches)
- アーマンド・ディペット 偉人か愚人か(Armando Dippet: Master or Moron?)
- 進路指導時の魔法界の職業斡旋冊子
- あなたはマグル関係の仕事を考えていますね?(So You Think You’d Like to Work In Muggle Relations?)
- 君はトロールをガードマンとして訓練する能力を持っているか?
- 魔法事故・惨事部でバーンと行こう
- グリンゴッツ魔法銀行の小冊子
- ビッグフットの最後の抵抗(Big Foot’s Last Stand)
- トム・リドルの日記(Tom Riddle's Diary)
- 吟遊詩人ビードルの物語(The Tales of Beedle the Bard)
- アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘(The Life and Lies of Albus Dumbledore)
- 『幻の動物とその生息地』に登場する本
- マグルは見た(Muggles Who Notice)
- 俗なるものの哲学―なぜマグルは知ろうとしないのか(The Philosophy of the Mundane: Why the Muggles Prefer Not to Know)
- オーグリーが鳴いた時、私はなぜ死ななかったか(Why I Didn't Die When the Augurey Cried)
- 毛深い鼻面、ヒトのハート(Hairy Snout, Human Heart)
- 『吟遊詩人ビードルの物語』に登場する本
- 毒キノコ物語(The Toadstool Tales)
- 毛の生えた心臓――誰にも夢中になれない魔法使いのためのガイドブック(The Hairy Heart: A Guide to Wizards Who Won't Commit)
- 自然死についての形而上ならびに形而下の影響を覆す可能性の研究――特に物質と精神との再結合に関して(A Study into the Possibility of Reversing the Actual and Metaphysical Effects of Natural Death, with Particular Regard to the Reintegration of Essence and Matter)
- ハーマイオニーのオフィスにある本
- 15世紀の悪しき悪霊(Fifteenth-Century Fiends)
- 影と霊(Shadows and Spirits)
- 毒草ベラドンナのネクロマンシー入門(The Nightshade Guide to Necromancy)
- オパール火の玉の真の歴史(The True History of the Opal Fire)
- 服従呪文とその悪用法(The Imperius Curse and How to Abuse It)
- 我が目、そしていかに我が目を通り越して見るか(My Eyes and How to See Past Them)
- ディメンターを出し抜いて支配する――アズカバンの真の歴史(Dominating Dementors: A True History of Azkaban)
- マールヴォロ――真実(Marvolo: The Truth)