小さいおうち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『小さいおうち』とは、中島京子の同名小説を元に2014年に映画化された日本の恋愛映画である。山形から東京に女中奉公に上がった布宮タキ(ぬのみや)は、赤い屋根のちいさなおうちに住む平井時子(ひらいときこ)の元で働いていた。時子はその外見と内面から、誰でも虜にしてしまう女性だった。そして時子は夫の部下である板垣正治(いたがきしょうじ)と道ならぬ恋をしてしまい、日本も戦争への道を着実に進み始めていた。この作品は昭和という激動の時代を生きていた人々の、血の通った温かい生活と小さな秘密を描いた物語である。

画像中央が和夫

タキのお見合い相手で、50歳過ぎ。女中奉公は花嫁修業の一環でもあるため、タキの奉公先の平井が紹介してきた。教師という職業と年齢から戦争に行く可能性が低いとして選ばれたが、タキはどうしても受け入れることが出来ず、結局時子が見合い話を断ることになる。子供が3人に孫もおり、タキと初対面の際もジロジロと見てぶしつけな様子だった。

花輪の叔母(演:松金 よね子)

画像右が和夫の叔母

タキのお見合い相手である、花輪の叔母。花輪とともに平井家での見合いの席にやってきた。花輪同様、タキと初対面であるにも関わらずジロジロとタキを値踏みするような態度をとる。「和夫は子供が大好きで」と、しきりに早く子供を作るようにタキに促す。

酒屋のおやじ(演:螢雪 次朗)

平井家に出入りする業者。タキのことがお気に入りで、「タキちゃんのために、完全に配給制になる前に必要なものを揃えてやるよ」と手を握って言う。板倉の下宿に出入りする時子を見かけており、そのことでどこか下心があるようにタキに忠告をする。

治療師(演:林家 正蔵)

恭一が小児麻痺になった際、マッサージを行っていた治療院の治療師。小太りで汗かき。半年間毎日治療院に通ってきたタキを褒め、マッサージの手ほどきをする。「(マッサージは)タキちゃんの方がいい」と言う恭一に、「まいっちゃうなぁ」と笑う。

『小さいおうち』の用語

尋常小学校

明治維新後から第二次世界大戦前まで存在していた、教育機関の名称。成立当初は4年制だったが、後に6年制に変更になる。尋常小学校の1~6年生は、現代の小学生と同じく6歳~12歳が通っていた。

女中奉公

平井家で奉公するタキ

明治時代以降に中流家庭以上で住み込みの女中の雇用が広がり、奉公に上がった女性は雇用先で花嫁修業の一環として働いた。女中は家事全般を担う労働者のことで、料理や掃除から雇用者の身の回りの世話、外出のお供などを行った。第二次世界大戦頃から女中奉公は徐々に減少し、女性の就学率上昇や権利向上もあって現代では女中奉公はほぼ消滅している。

関東大震災

1923年(大正12年)9月1日に発生した、大きな地震。死者・行方不明者は推定で10万人以上とされ、明治以降の日本における地震被害として最大のものである。被害は神奈川県及び東京都、その近隣の県にまで及んだ。地震の発生時間が昼食の時間と重なったことと、折からの強風で多くの火災が発生。実際、亡くなった被災者の多くが焼死だった。

二・二六事件

1936年(昭和11年)2月26日の早朝に発生した、陸軍皇道派(天皇のもとで改革を進める派閥)青年将校約1500人によるクーデター。二・二六事件の前年から陸軍統制派(陸軍内の規律統制を目指す派閥)との陸軍内抗争があり、クーデターの直接の原因となった。このクーデターにより、岡田啓介首相の秘書であった松尾伝蔵や高橋是清などが殺害された。

軍国主義

出征する人を見送るタキ

政治や行政、教育、経済など、あらゆる面で軍事強化を優先したり、軍事が強い影響力をもつ国家体制のこと(思想のことも言う)。ミリタリズムともいう。また、軍国主義では軍隊の充実こそが国家発展の基とされ、しばしば軍人はその中核として尊敬の対象になる。1973年の内閣官房副長官は、「軍国主義思想とは一国の政治、経済、法律、教育などの組織を戦争のために準備し、戦争をもって国家威力の発現と考え、そのため、政治、経済、外交、文化などの面を軍事に従属させる思想をいう」とした。

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