14才の母(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『14歳の母』とは、2006年10月に日本テレビで放送されたドラマで、脚本は井上由美子が手掛ける。主演は志田未来。その他、三浦春馬や田中美佐子などが出演する。中学2年生の一ノ瀬未希は、14歳にして子供を身ごもってしまう。両親や兄妹、友達など周りの人々から猛反対を受けるが、未希は産む決心をする。しかし、そんな彼女を様々な困難が待ち受けていた。どんなに苦しくても産むことを諦めない少女が、苦難を乗り越えて成長していく姿を描く。本作の視聴率は20%を超え、数々の賞を受賞した。

『14歳の母』の概要

『14歳の母』とは、2006年10月11日から12月20日まで毎週水曜日22時に、日本テレビ系の水曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマ。脚本は『白い巨塔』や『GOOD LUCK‼』などを手掛ける井上由美子が担当する。主演は志田未来。その他、三浦春馬や田中美佐子、生瀬勝久などが出演する。未成年の妊娠と出産をテーマにした社会派ドラマで、キャッチコピーは「愛するために生まれてきた」。14歳の少女が子供を身ごもり、多くの苦難を乗り越え、成長していく姿が描かれている。本作は平均視聴率18.7%、瞬間最高視聴率は28.7%の高視聴率を記録。第44回ギャラクシー賞や、平成19年日本民間放送連盟賞などを受賞した。

私立の女子中高一貫校に通う中学2年生の一ノ瀬未希(いちのせみき)は、活発な明るい女の子。別の男子校に通う塾仲間の中学3年生の桐野智志(きりのさとし)と、周囲に内緒で交際していた。そんなある日、未希は智志と一緒にいる時、街の不良集団に絡まれてしまう。不良たちに追いかけられた2人は、夜の公園に逃げ込む。そこで、お互い話をするうちに未希は智志の孤独を感じ、彼と体を重ねた。それから2ヶ月後、学校の教科書で妊娠のことを知った未希は、自分が妊娠しているのではないかと疑い始める。そのため、妊娠検査薬で検査をしたところ、妊娠していることが判明した。その後、両親に妊娠していることを打ち明けて中絶手術をしようとするが、徐々に彼女の心が変化していく。そして、周囲の反対を受けながらも、子供を産むことを決意するのだった。

『14歳の母』のあらすじ・ストーリー

子供を身ごもる未希

第1話、学校をサボって河原で出会う未希(左)と智志(右)

名門の聖鈴女学院中学校に通う一ノ瀬未希(いちのせみき)は、普通の家庭に育った明るい14歳の女の子。学校では放送部に所属していて、校内放送のMCをしている。だが、成績が悪く、品のない言動で一部の教師からあまり好かれていない。そして、彼女は同じ塾に通う私立中学校の3年生・桐野智志(きりのさとし)と、周囲に内緒で交際していた。

そんなある日、未希は智志と一緒に塾をサボって遊びに行く。その際、不良集団に絡まれてしまった2人は、夜の公園へと逃げ込んだ。そこで未希は智志と話しているうち、母親との関係があまり上手くいかず悩んでいる彼の孤独を感じ取り、彼と体を重ねた。それから2ヶ月後、体に異変を感じた未希は自分が妊娠しているのではないかと疑い始める。そして、妊娠検査薬で調べてみたところ、彼女は妊娠していることが判明した。未希は自分の体が自分ではなくなると恐怖を感じ、涙を流した。

子供を産むことを決意する未希

第3話、中絶手術を待つ間、話をする未希(右)と加奈子(左)

未希は妊娠していることを誰にも言うことができず、家族にも心を閉ざすようになり、母の一ノ瀬加奈子(いちのせかなこ)は困惑していた。そんな時、加奈子は未希の部屋で妊娠検査薬を発見する。加奈子に問い詰められた未希は、妊娠していることを打ち明けた。加奈子は戸惑いながらも、何とか妊娠の事実を受け止め、未希と共に父の一ノ瀬忠彦(いちのせただひこ)に妊娠を伝えた。すると、忠彦は怒って感情的になり妊娠をさせた智志に責任を取らせるため、彼を呼び出せと未希に命令する。だが、未希は智志を庇って忠彦と口論になり、部屋にこもってしまった。

その後、未希は智志を外に呼び出して妊娠のことを打ち明け、子供を産みたいという意思を伝える。智志は未希にどうすればいいかと問われたが、すぐには答えを出すことができなかった。それでも、彼は「ちゃんと真剣に考えて明日返事をする」と未希に約束した。だがその後、智志は親が賛成しないことや自分たちで子供を育てられないことなどを理由に、未希に「産まない方が良いと思う」と告げる。智志に「子供のことは忘れるしかない」と言われた未希はショックを受け、涙を流した。それをきっかけに、子供を産むことを諦めた未希は中絶手術を受けるため、加奈子と共に産婦人科の的場クリニックに行く。しかし手術を待つ間、加奈子から「未希が生まれた時この子に会うために産まれてきたと思った」と聞いた未希は手術を受けることはできないと思い直し、病院を飛び出していった。だが、加奈子に追いかけられて逃げる最中、事故に遭って軽傷を負った未希は病院に連れ戻される。それから、加奈子は手術を受けることを拒む未希を新生児室に連れていき、赤ちゃんを育てることがどれだけ大変かを言い聞かせる。それでも、赤ちゃんを産みたいという未希に対し、加奈子は強く反対した。

ある日、学校に行った未希は、クラスメイトで親友の久保田恵(くぼためぐみ)に妊娠していることを打ち明ける。恵は「産まない方が良い」と説得するが、未希の産みたいという気持ちは変わらなかった。すると、恵は未希が自分の意見を聞き入れてくれなかったイラ立ちから、未希の妊娠を教師やクラスメイトにバラしてしまう。そのことで学校に呼び出された加奈子は、教師たちに「出産させることは考えていないので、未希を退学させないでほしい」と懇願した。ところが、未希は恵たちクラスメイトの前で「学校を辞めて子供を産む」と宣言する。恵たちは反対するが、未希は「お母さんが私に会うために生まれてきたと思ってくれたように、私もこの子に会いたい」と自分の思いを語った。その思いを聞いた加奈子は彼女の強い覚悟を知り、出産することを受け止める決意をする。しかし、忠彦は断固反対し、的場クリニックの院長である的場春子(まとばはるこ)に未希を説得してほしいと頼む。春子は出産のリスクを未希に言って聞かせたが、彼女の思いは変わらず「どんなに辛いことがあっても赤ちゃんのために強くなる」と告げた。春子も未希の強い思いを知って納得し、彼女の出産をしっかりサポートすると約束した。

一方、智志の母である桐野静香(きりのしずか)は、未希の妊娠を知り智志を海外に留学させて避難させようとする。しかし、智志は罪の意識に苛まれ、空港で静香の制止を振り切って逃げだした。智志の行方が分からなくなった静香は、彼を探しに未希の家にやってくる。そこで、未希から子供を産むことを聞いた静香は、「智志を父親にはさせない」「二度と彼とは会わせない」と怒って出ていった。その後、家に戻った静香の元に、週刊誌の編集長である波多野卓(はたのすぐる)がやってくる。実は波多野は実業家である静香に取材をドタキャンされたことをきっかけに、彼女やその周辺を調べ上げていた。そして、静香の息子である中学生の智志が未希を妊娠させたことを知り、彼らを特集記事にしてしまったのだ。静香は波多野が週刊誌に記事を掲載することを止めようとするが、彼を止めることはできなかった。

そんな中、未希は智志が加奈子の弟が経営している行きつけの店にいることを知り、彼の元へと向かう。そこで、智志は「自分にできることは何もない」と辛い思いを吐露する。未希は「私は一生懸命子供を産んで育てるから、キリちゃんは一生懸命勉強して」と智志を応援しつつ、彼のことを思って自ら別れを告げた。智志は何もできない自分の不甲斐なさに悔し涙を流したのだった。

一ノ瀬家に待ち受ける過酷な日々

担任教師の遠藤香子(えんどうかおるこ)に自主退学を勧められた未希は、退学を決意。そして、遠藤に頼んで退学前に誰もいない学校で最後の校内放送を行う。すると、遠藤は出産と退学の決意をした未希の思いや、彼女が校内放送で「大好きな学校に来れないのは寂しい」などと語ったことで心境が変化。彼女に「卒業できる方法がないかもう一度考えてみる」と告げた。

その後、未希の妊娠報道が掲載された週刊誌が発売され、すぐさま聖鈴女学院などで話題となる。智志は静香に学校を休むよう勧められたが、一生懸命勉強するという未希との約束を果たすため、学校に行き続けることを選んだ。しかし、智志はクラスメイトに報道が原因でいじめられてしまう。さらに、未希の弟である一ノ瀬健太(いちのせけんた)も、学校で仲間外れにされるようになってしまった。そんな中、加奈子や忠彦は未希の精神的な負担を考えて、週刊誌のことを秘密にすると決める。だが、その間に未希の元に静香がやってきて、週刊誌の記事を見せてしまう。そして、静香は智志の将来を案じて、未希に子供を産むことを考え直すよう説得した。それでも、産む意思を変えようとしない未希に対し、静香は世間の風当たりが強くなることを忠告した。

その後、未希は健太がいじめられたり近所で妊娠のことが噂になっていることを知り、家族に迷惑をかけないよう1人で家を出て親戚の元へ行こうとする。だが、加奈子は「4人で踏ん張るしかない」と未希を励まし、彼女を引き止める。さらに、未希が出産することに、ついに腹を決めた忠彦も「この家で元気な子を産め」と告げた。そのため、家に留まることになった未希だが、家族を巻き込んでしまった罪悪感から人知れず涙を流した。

一方、聖鈴女学院では未希の退学が決定したものの、遠藤は「未希を退学ではなく休学にできないか」と校長に直訴する。その結果、未希の1年間の休学が決定した。未希を裏切ってしまった恵は複雑な思いを抱えていたが、同じクラスの柳沢真由那(やなぎさわまゆな)に「未希に教科書を届けてほしい」と頼まれて、未希と再会。それをきっかけに彼女と仲直りした。

そんな中、静香は一ノ瀬家に「未希の子供が産まれても、智志に子供の認知請求を一生しない」という誓約書を送りつける。誓約書にサインすれば慰謝料を支払うという条件だったが、金で解決しようとする静香のやり方に忠彦と加奈子は反発。2人は「嫌ならサインしなくてもいい」と未希に言うが、彼女は「裁判は嫌だし父親がいなくても頑張れると思う」と、誓約書にサインすることを決意した。そんな未希の思いを聞いた忠彦は、「慰謝料は受け取らずに自分が未希と赤ちゃんを養っていきたい」と父親としての覚悟を口にしたのだった。

だが、未希は誓約書を書いたことで精神的な負担がかかり、子宮が収縮して強い腹痛に襲われて入院することになってしまう。後悔した忠彦は桐野家に向かい、渡した誓約書を返してもらおうとするが、静香たちは忠彦を突き飛ばして逃げ出してしまった。実は週刊誌の影響により、静香の会社の業績が悪化してしまったのだ。そのため、彼女は智志と共に自宅から離れ、ホテルを転々とする生活を始める。後に未希と智志はお互いのことを知って心配になり、親に内緒でこっそり連絡を取り合うが、お互いを心配させないよう気丈に振舞った。だがその後、智志と静香は行方をくらました。

未希の出産

第11話、新しい家族が誕生した記念に写真を撮る加奈子(右端)、未希(右から2番目)、忠彦(左から2番目)、健太(左端)

それから、未希は退院して月日が経過し、出産予定日が1ヶ月後に迫ってきた。だが、外出中だった未希は予定よりも早く陣痛が始まり、偶然居合わせた波多野の助けも借りて的場クリニックに運ばれる。そして、そのまま入院し早産になってしまったが、彼女は激しい痛みで苦しみ始めた。実は未希は胎児が生まれる前に、胎盤が子宮から剥がれ落ちる胎盤早期剥離となっていたのだ。そのため、一刻も早く手術しなければならなくなった未希は設備の整った大学病院へ運ばれ、帝王切開をすることになる。そして、手術室に向かおうとした未希は、朦朧とする意識の中で智志の名前をつぶやいた。その姿を見た忠彦は、未希を智志と会わせてやりたいと考える。そこで、波多野に桐野家の居場所を聞いてその場所に向かったが、そこには小さなアパートの一室で荒れ果てた生活を送る静香と智志の姿があった。忠彦は智志に「未希と一目会ってやってほしい」と懇願するが、智志は彼を追い返してしまった。

その後、手術が終了して女の子の赤ちゃんが無事に産まれる。だが、未希は出血が止まらずショック状態となり、意識がなかなか回復しなかった。そんな中、智志が病院へやってきたが、意識を失っている未希の姿を見て責任を感じて動揺してしまう。その時、未希の意識が回復しそうになったが、智志は今の自分では会うことができないと病室を出ていく。だが、忠彦は「せめて赤ちゃんに会ってやってくれ」と頼み、智志を赤ちゃんと対面させた。それをきっかけに気持ちが変化した智志は、家に帰って静香に「中学を出たら働いて、子供にお金を送りたい。どんなに逃げたってあの子は俺の子だから」と泣きながら訴えた。その後、静香は加奈子の元へやってきて、出産のお祝いを彼女に渡す。加奈子はそれを受け取ることを拒むが、静香は智志が産まれた子に責任を取りたいと言ったことを伝え、誓約書を破り捨てた。そして、静香は加奈子に「どんなにそりが合わなくても、これで他人じゃいられなくなった」と言って、去っていった。

無事に意識を取り戻した未希は、1人で赤ちゃんに会いに行く。ようやく子供と出会えた未希は、感動して涙を流す。そして、彼女は子供に「そら」と名付けた。だが、そらは未熟児のため、しばらく入院することが決まった。

一方、静香の様子が気になった加奈子は彼女の家に向かう。ところが、静香は睡眠薬を飲んで自殺を図っていた。加奈子はすぐさま救急車を呼んで、静香を病院に運んだ。そのおかげで、静香は一命をとりとめる。だが、自分の保険金で智志に借金を返済させ、彼を守ろうとしていた静香は「なぜ助けたのか」と加奈子を責める。すると、加奈子は未希が智志について「お父さんがいなくても真っすぐ育っている」と話していたことを伝え、「あなたがいるから智志くんがいる。どうか死ぬなんて考えるのはやめてください」と静香を説得した。そんな彼女の言葉に、静香は涙を流した。

その後、未希はそらより先に退院することとなった。そんな中、遠藤は未希に子供を育てながら、定期講座を受けることを提案する。だが、未希は聖鈴女学院は高い学費が必要になるため、公立の中学へ転入したいと希望する。未希は子供ができた責任感から、親には甘えられないと考えていた。

しかしその後、そらの呼吸が不安定になり、未希は不安になる。そんな矢先、智志が会いに来て未希に「中学を卒業したら働いて稼いで子供に届けたい」と自らの意志を告げる。そして、2人は互いが大きな存在になっていたことを伝えあった。それから、そらの容体が安定し、未希と智志は安心した。後日、未希と智志は互いの親の前で、「2年後に結婚したい」と伝える。2人は学校へ行かずに働くと言うが、忠彦と加奈子は「学校へ行って勉強をした方が良い」と反対。それでも、未希と智志は「子供が大きくなったら学校へ行くことも考える」と説得する。静香も自らの経験から世間の冷たさを語って反対するが、未希は妊娠を通して周囲の大切さや智志への思いを実感したことなどを伝え、智志と共に頭を下げた。そんな彼らの意志を汲み取った静香は、「認めないし子供とも会わない」と言いつつも、「悔しかったら本気でやって私におめでとうって言わせなさい」と告げる。未希は「子供を抱っこしてもらえるように頑張る」と力強く答えた。

それから1ヶ月後、中学を卒業した智志は働き始め、静香も新たに保険会社のセールスレディの仕事を始めた。そして、そらが退院し、ついに桐野家にやってくる。未希は家の前でそらを抱きながら、家族と共に笑顔で写真を撮るのだった。

『14歳の母』の登場人物・キャラクター

一ノ瀬家

一ノ瀬未希(いちのせみき/演:志田未来)

本作の主人公。名門・聖鈴女学院中学校に通う、中学2年生の14歳。活発な性格で友達も多い。学校では放送部に所属していて、校内放送のMCもしており、将来はラジオのDJになることが夢。しかし、成績があまり良くなく、品のない言動から教師の受けが悪かった。同じ塾に通う桐野智志とコッソリ付き合っていたが、思いがけず妊娠してしまう。初めは中絶しようとしていたが、加奈子から自分が生まれた時の話を聞いて、子供を産みたいという気持ちに変化する。その後は周囲にどれだけ反対されても出産する決心は変わらず、命の危険にさらされながらも、無事に子供を出産した。一度は周囲の迷惑を考えて智志と別れたが、彼の説得により、子供のためにも彼と共に生きていくことを決意した。

一ノ瀬加奈子(いちのせかなこ/演:田中美佐子)

未希の母親。未希の幸せを願って、名門の聖鈴女学院に通わせており、学費の負担を軽減するためファミリーレストランでパートをしている。初めは出産に反対していたが、未希の強い決意を知り、彼女の希望を叶えてやることを決心した。未希が不安な時や弱音を吐いた時など、彼女に寄り添って支えていた。また、智志を守るために無茶な要求をする静香と対峙し、腹の据わったところも見せていた。

一ノ瀬忠彦(いちのせただひこ/演:生瀬勝久)

みけしま
みけしま
@osakana_kan

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相棒 season20(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

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相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒シリーズ(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』とは、超能力などを使った特殊な事件を捜査するために設立された、未詳事件特別対策係を舞台にした刑事ドラマ及び原作をもとにした映画である。IQ201の天才刑事と警視庁特殊部隊 (SIT) 出身の捜査官が特殊能力(SPEC)を持つ犯人と対決する姿が描かれている。ドラマ初期にはミステリーなストーリーが繰り広げられ、後半になるとSPECに関わる陰謀劇が中心となっている。2人の刑事の個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。

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銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

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WATER BOYS 2(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

WATER BOYS 2(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『WATER BOYS 2』とは、2004年7月にフジテレビ系で放送されていた青春ドラマで、2003年に放送されたドラマ『WATER BOYS』の続編である。脚本は橋本裕志と中谷まゆみが手掛ける。主演は市原隼人。その他、中尾明慶や斎藤慶太などが出演している。3年前に共学になったばかりの元女子高に転校してきた元水泳部員の水嶋泳吉が、山本洋介と共にシンクロ部を設立する。彼らは様々な問題に直面するも、夢に向かって奮闘していく。本作の平均視聴率は16.8%を超え、大きな反響を呼んだ。

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シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは、過去と現在が無線機による通信で繋がり、その無線機を使ってそれぞれの時代の刑事が事件を解決していくという刑事ドラマである。2018年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、韓国で数々の賞を受賞したドラマ『シグナル』の日本版リメイクとなっている。過去と現在が同時進行で描かれ、未解決事件を解決する現在の長期未解決事件捜査班と、その事件が実際に起こっている過去が繋がり、事件解決だけでなく謎や秘密が明らかになっていく。

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恋空(小説・漫画・映画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

恋空(小説・漫画・映画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『恋空』とは、美嘉のケータイ小説を映画化した恋愛映画である。女子高生の田原美嘉(たはらみか)が同じ学校に通う男子高生弘樹と出会い付き合うところからはじまるが、ある日美嘉はヒロに突然別れを告げられる。ヒロは末期ガンを患い別れを決意したのだが、それを知り美嘉は看病を続けるのだ。しかしふたりに別れがやってくる。この映画は痛いほど切ないのに、どこか温かいラブストーリーとなっている。映画は2007年11月3日に公開され、監督は今井夏木、主演は新垣結衣と三浦春馬が務めた。

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相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

相棒 season21(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。

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彼らが本気で編むときは、(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

彼らが本気で編むときは、(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

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MIU404(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

MIU404(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。

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借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。

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南極料理人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

南極料理人(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『南極料理人』とは、西村淳の著書『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』を原作とした、2009年の日本映画である。海上保安庁に勤務する「西村」は、同僚スズキの代理で、南極観測隊として派遣されることになった。そこでは、様々な個性やクセを持った7人の隊員と共同生活を送らなければならない。初めは打ち解けずトラブルもある隊員たちだったが、次第に南極での生活を楽しみ始めることとなる。この映画は人との関わりを考えさせつつも、くすっと笑えるポイントが随所にちりばめられた、ヒューマンコメディ作品である。

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プラチナデータ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

プラチナデータ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『プラチナデータ』とは、東野圭吾によるミステリー小説をもとに、2013年に日本で公開された映画作品である。最新のDNA捜査によって検挙率100%、冤罪率0%を目指す近未来の日本を舞台とした作品だ。当初犯人を追う立場だった警察庁特殊捜査機関の天才科学者が突如犯人として追われる立場となり、それをベテラン刑事が追うストーリーとなっている。派手な逃走アクションでは日本映画にはあまり見ない迫力あるシーンも満載だ。ミステリアスな人物達の本当の姿が暴かれていくところも魅力のひとつである。

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新選組!(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新選組!(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

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真夏の方程式(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

真夏の方程式(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『真夏の方程式』とは、2010年から連載されていた東野圭吾の『ガリレオ』シリーズが原作の、2013年公開の日本映画である。監督は西谷弘。夏休みを玻璃ヶ浦の川畑(かわはた)家で過ごすことになった柄崎恭平(つかさききょうへい)は、仕事で来ていた湯川学(ゆかわまなぶ)と出会う。しかし同じ時期に玻璃ヶ浦に来ていた元警視庁の刑事が遺体で見つかったことにより、川畑家が抱える秘密が次第に明るみになっていく。この物語は海を臨む美しい町で湯川が少年とともに事件解決に進む様子と、血を超えた家族の愛が描かれている。

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クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

クローズZERO II(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『クローズZERO II』とは、漫画家の高橋ヒロシの作品『クローズ』を原作とした映画。前作『クローズZERO』で鈴蘭高校の覇権争いを制した滝谷源治たちと、ライバル校・鳳仙学園との間で抗争が発生。鈴蘭をまとめるために苦心する源治、彼に敗れて以降沈黙を貫く芹沢、2年前の仇を討つため虎視眈々と鈴蘭を狙う鳳仙の頭・鳴海の3人を軸にストーリーが展開される。葛藤を抱えながら喧嘩に臨む高校生達を描く。小栗旬や山田孝之、桐谷健太など人気俳優が多数出演したことでも話題となった。監督は三池嵩史。

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