グランメゾン東京(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『グランメゾン東京』とは、2019年に放送された、天才シェフが東京で三ツ星レストランを目指すテレビドラマ。尾花夏樹は経営するパリの店で事件を起こして全てを失ってしまう。そんな中、女性シェフ早見倫子に出会い、共に「グランメゾン東京」を開店させ、三つ星獲得を目指すストーリー。『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』というスピンオフドラマも放送された。
尾花は平古をグランメゾン東京に誘うが、彼は「無理だ」と断る。倫子たちの前で3年前のことを謝るが、平古が加入することに相沢はあまり納得していない。平古自身も葛藤していた。結局裏方としてメニュー開発を尾花と平古で担当することになり、キジバトのメインを考えることになる。一方のgakuでは、丹後の料理に感動する江藤だったが、裏で彼は新たなシェフを採用していた。平古がいなくなり自信を失った丹後には三ツ星は取れないと判断したのだ。そしてすでに自分のポジションがなくなっていた丹後はgakuを去って行った。
その頃グランメゾン東京には平古の彼女の美優が現れ、平古を探していると言う。尾花はコース料理を振舞い、彼女は料理に感動。平古はグランメゾン東京で働くべきだという美優に、彼にもそれは伝わっていると告げた。するといきなりリンダが現れ、店内で平古を探し始めた。平古は冷蔵庫に隠れ、尾花は3日後、新メニューを食べに来て欲しいとリンダに言う。しかし、リンダは「平古がいる店には星はつけない」と改めて忠告した。自分がいると迷惑がかかると言う平古に、メニュー開発は最後までやれと言う尾花。そして3日後、リンダがやって来る。実は平古にはリンダが来る時間をわざと遅めに伝えていて、まだ平古が厨房にいる時間にリンダが来ていた。そしてメインを平古に運ばせた。驚いたリンダは一口試食し、この料理では三ツ星は取れないと断言。やはり平古のいる店には星はつけないと言うのだった。
尾花に「料理でリンダを納得させられなかったことが悔しくないか」と聞かれた平古は、「ここで料理が作りたい」と涙する。そして京野は「最高のチームができた」と尾花に話すのであった。
三つ星獲得
尾花はミシュランの審査のためにマグロを取り入れたメニューを考えていた。一方でパリの名店・ランブロワジーからは、東京に姉妹店を出すためシェフをやらないかと尾花にオファーがあった。しかし尾花は、そこには行かないと話す。刻一刻と審査の日が迫る中、マグロ料理は未だ完成せず。そこで、尾花はマグロに集中するためスーシェフを平古に任せ、倫子はマグロに代わる魚料理を自ら考え始めた。
一方gakuでは江藤が新しいシェフを呼んだことによって、丹後は店を去ることとなった。しかし、新シェフ結月は使えない奴はクビ、パリ時代の手下をスーシェフに任命し、柿谷をアシスタントに降格と傍若無人な振る舞いをする。やりたい放題の結月についていけないgakuの従業員たちは、とうとうストライキを行った。営業停止寸前に追い込まれて項垂れる江藤。結月は手下のスーシェフと共に「ストライキするなんて非常識。契約内容と違うから辞める」と出て行ってしまった。しかもレジから退職金を勝手に持っていく。悔し涙を流す江藤の前に丹後が現れ、「全部無くした時の気持ちは俺も知ってる。俺が救ってやる」と、ストライキをした他の従業員たちのことも柿谷が呼び戻す。そして再起を誓うのであった。
ついに倫子のハタを使った料理が完成する。みんなが絶賛する中、尾花は涙ぐみながら食べ「マグロやるわ」とまたマグロに戻る。
その頃京野はミシュランの調査員と思われる予約が入ってないことを疑問に思う。それを聞いた尾花はリンダの元へ。リンダに詰め寄り必ず食べに来るよう伝えた。翌日来店したリンダに、さっそく新しいコースを出す。するとリンダはみるみる笑顔になり、涙を流す。そして「今までのベスト」と告げた。その後リンダはフーディーとして自分の舌に嘘はつけない、この舌で再び戻ってくると言い業界を去って行った。
そしてマグロ料理を完成させた尾花。みんなが尾花のマグロに感動する中、倫子は浮かない顔をしていた。そしてミシュランの調査員と思われる予約の際、魚料理に倫子は自分のハタを出すと言い出す。尾花は「好きにしろ」と出ていってしまう。
いざミシュランの発表日、三ツ星の発表でグランメゾン東京が呼ばれた。会場の外にいた尾花は涙を流し、みんなも大喜び。一方gakuは星を獲ることができなかった。尾花は倫子を試しており、三ツ星を獲るためには自分を信じる気持ちが必要だということを倫子に知ってほしかったのである。そして尾花は、倫子のハタは死ぬほどうまかったと伝えた。
後日、尾花は「二人で世界一のグランメゾンを作ろう」と倫子と世界中の星をかっさらうことを約束したのであった。
スピンオフ『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』
『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』は、動画配信サービスParaviにて本編終了後の深夜から毎週配信されたスピンオフドラマ。平古祥平を主人公に、料理人としての成長と苦悩、そして蛯名美優・松井萌絵との三角関係の恋愛模様が描かれている。TVerでは『グランメゾン東京』本編のおまけとしてダイジェスト版が配信されていた。
出演者:
料理人1 - 加賀翔(かが屋)
料理人2 - 賀屋壮也(かが屋)
杉山胡桃 - 長井短
バーテンダー - 江口直人(どぶろっく)
バーのマスター - 休日課長
『グランメゾン東京』の登場人物・キャラクター
グランメゾン東京
尾花夏樹(おばななつき/演:木村拓哉)
本作の主人公。元二つ星シェフで、自分の腕と舌とセンスに絶対的な自信を持ち、料理のためならどんな犠牲もいとわない型破り所もある。パリ時代は「エスコフィユ」というレストランで、シェフとして絶大な人気を博しており、パリに自分の店を構える日本人シェフとして初の三つ星を獲れると期待されていた。しかしナッツ混入事件によって「日本人シェフの恥」として尾花の名は地に落ち、墜落人生を送ることになる。3年後に早見倫子と出会ったことで、再び料理人としてやり直す決意をする。彼女に三つ星を獲らせるべく「グランメゾン東京」をオープンし、スーシェフとして三つ星を獲得することを目指す。
早見倫子(はやみりんこ/演:鈴木京香)
食べるとその料理の素材と調理工程がわかる絶対の味覚の持ち主。闘病中だった母親に尾花の記事を紹介され、「エスコフィユ」でその料理を食べて衝撃を受ける。フランスの三つ星レストランで面接を受けているときに、憧れの料理人尾花と出会った。それをキッカケに「グランメゾン東京」をオープンして、オーナーシェフとして三つ星を目指す新たな挑戦を始める。自宅は母親が愛人からもらったもので、レストラン事務所にも使用されている。
平古祥平(ひらこしょうへい/演:玉森裕太)
パリ時代は、エスコフィユで尾花の見習いとして働いていた。我が強い性格で頑固ではあるが腕は最高のシェフ。ナッツ混入事件は、自分の調理中の不手際によるものと尾花に告白する。スーシェフとして「gaku」で働くが、その後、尾花にグランメゾン東京に来るように催促される。
相沢瓶人(あいざわかめひと/演:及川光博)
尾花がエスコフィユを立ち上げる際にシェフとして働いていた。その後は娘アメリーを連れて日本に戻り母の実家で暮らしている。家にいながらできるレシピサイトへの動画投稿を始め、ウェブレシピの貴公子と呼ばれて話題になるまでに人気を博すようになる。グランメゾン東京をプレオープン準備までサポートしたあと、定時に帰ることを条件にグランメゾン東京で働くことを決意する。グランメゾン東京が三つ星を獲得したのを機にエリーゼとアメリーが待つフランスへ帰る。
京野陸太郎(きょうのりくたろう/演:沢村一樹)
かつてライバルであった丹後に誘われ、借金を肩代わりしてもらうかわりに「gaku」のギャルソンになった。その後、倫子に借金を清算してもらったことでグランメゾン東京のギャルソンになることを決意する。倫子に思いを寄せていて、彼女と仲良くしている尾花に嫉妬している。倫子の自宅で彼女と尾花が仲良く料理しているところを我慢しきれず、倫子に告白し尾花に一刻も早く家から出てほしいと口走ってしまう。
芹田公一(せりた こういち/演:寛一郎)
Related Articles関連記事
鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
Read Article
小さな巨人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『小さな巨人』とは、警察組織と戦いながら事件解決をしていく、エンターテインメントドラマである。優秀な刑事・香坂真一郎(こうさかしんいちろう)が所轄に異動になり、警察の上層部と戦いながら、所轄の刑事と共に事件解決をしていくストーリー。主演の長谷川博己の他に、岡田将生、安田顕、芳根京子、香川照之らがドラマ出演している。プロデューサーは伊與田英徳たち、脚本は丑尾健太郎たちが担当した。キャッチコピーは「敵は味方のフリをする」であり、警視庁と所轄の確執や警察内部の裏切者など、警察同士の戦いが描かれている。
Read Article
青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
Read Article
御手洗家、炎上する(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『御手洗家、炎上する』とは、Netflixで配信されているサスペンスドラマで、原作は藤沢もやしによる漫画作品。主演は永野芽郁。その他、鈴木京香、中川大志などが出演している。 村田杏子は代々病院を経営する御手洗家の長女だったが、火事で家が全焼するという事件が起こり、両親が離婚してしまう。だが、杏子は後妻の御手洗真希子が火事を起こしたのではないかと疑っていた。そのため、杏子は御手洗家に家政婦として潜入し、火事の真相を暴く決意をする。杏子が家庭を壊した真希子に復讐する、復讐劇が繰り広げられる。
Read Article
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!(ウチカレ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』とは、2021年1月より日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。シングルマザーで売れっ子恋愛小説家の水無瀬碧を菅野美穂が、碧の娘でオタク女子大生の水無瀬空を浜辺美波が演じている。オタ活一筋で彼氏が出来ない娘を心配する碧と、いい歳して世間知らずな母を放っておけない空。そんな2人に突如恋の嵐が吹き荒れる。暴走しがちな天然母としっかり者のオタク娘が友達のように語り合い、悩み、時には喧嘩もしながら自分の幸せを選んでいくラブコメディ。
Read Article
JUDGE EYES:死神の遺言(ジャッジアイズ)のネタバレ解説・考察まとめ
『JUDGE EYES:死神の遺言』とは、2018年に発売されたリーガルサスペンス巨編のコンシューマーゲームである。本ゲームは、極道モノのアクションアドベンチャーゲームとして地位を築いている『龍が如く』シリーズ初の派生作品でもある。 主役は木村拓哉が務める。舞台は『龍が如く』でお馴染みの「神室町」で、関東一帯を束ねるヤクザ「東城会」の人間も登場する。猟奇殺人や、現代の日本の課題である「認知症」がテーマとなり、ストーリーを展開していく。
Read Article
LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は、2021年にセガから発売されたリーガルサスペンスアクションゲーム。『龍が如く』シリーズの派生作品で、2018年に発売された『JUDGE EYES:死神の遺言』の続編となっており、主演は引き続き木村拓哉が務める。 前作から3年。「神室町」の探偵である八神隆之は、「横浜・伊勢崎異人町」に潜む「闇」に直面する。「法とは何か」「正義とは何か」時代を問わず、どこにでもあり得る「イジメ問題」をテーマにサスペンスフルなストーリが繰り広げられていく。
Read Article
LIAR GAME(ライアーゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『LIAR GAME』とは2005年より甲斐谷忍が『週刊ヤングジャンプ』で連載していたサスペンス漫画、およびそれを原作としたテレビドラマ作品。「バカ正直のナオ」と呼ばれる女子大生・神崎直(かんざきなお)が、巨額の金を賭けた騙し合いのゲーム「LIAR GAME(ライアーゲーム)」に巻き込まれ、天才詐欺師・秋山深一(あきやましんいち)とともにライアーゲームを戦い抜く姿を描いている。2007年4月にフジテレビ系列でドラマ化され、2009年11月にシーズン2が放送された。
Read Article
検察側の罪人(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『検察側の罪人』とは、雫井脩介によって書かれた日本の小説が基になっている日本のサスペンス映画である。木村拓哉と嵐のメンバーである二宮和也がダブル主演で魅せるサスペンスストーリー。老夫婦殺人事件と時効を迎えた事件がきっかけとなり自分の正義に固執する最上と事件の真相に対する正義を追い求める沖野の対立が描かれた本作。脇には吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人などが固める。映画のキャッチコピーは「一線を超える」。
Read Article
HERO(2007年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「HERO」とは2007年9月8日に公開された日本の映画作品。2001年にフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の映画版。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2007年の日本映画興行収入第1位 (81.5億円)を記録した。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が傷害致死事件を通して大物代議士の疑惑に関わることになる。
Read Article
君たちはどう生きるか(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『君たちはどう生きるか』とは、義母を救うために不可思議な世界を旅する少年の姿を描いた、宮崎駿によるアニメ映画。宮崎が「これで本当に最後」と明言して制作した作品で、宣伝も無く、公式HPも無く、一切情報を隠したまま公開されるという独特の手法で話題となった。 太平洋戦争が激化する最中、牧眞人は父と共に郊外へ引っ越し、そこで叔母で新たに自身の義母となるナツコと再会。どう接すればいいのか互いに戸惑う中、ナツコはいずこかへと姿を消し、眞人は彼女を連れ戻すために謎のアオサギに導かれて異界へと旅立っていく。
Read Article
ロングバケーション(ロンバケ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ロングバケーション』とは、1996年4月から6月まで毎週月曜日21:00から、フジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と山口智子で、その他松たか子や竹野内豊など、人気俳優が脇を固める。ピアニストを目指す瀬名秀俊と、モデル崩れの葉山南がひょんな事から一つ屋根の下に住むことになり、互いに惹かれていくストーリー。脚本は人気脚本家の北川悦吏子。略称は「ロンバケ」。最高視聴率36.7%を記録し、第34回ギャラクシー賞選奨にも選出された。
Read Article
半沢直樹(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『半沢直樹(Hanzawa Naoki)』とは俳優・堺雅人主演、池井戸潤の原作小説を元にしたドラマである。2013年にシーズン1、2020年に続編としてシーズン2が放送された。メガバンクで中間管理職の立場にいる銀行員・半沢直樹が組織のなかで生まれる不正を真っ向から暴いていく姿を描く。主人公・半沢の決め台詞「やられたらやり返す。倍返しだ!」の台詞は、ドラマの大ヒットとともに2013年流行語大賞に選ばれた。幅広い年代の視聴者に支持され、平成の歴代1位の視聴率を記録した国民的人気ドラマである。
Read Article
リバース(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『リバース』とは、2017年4月から6月まで放送された湊かなえのミステリー小説が原作のテレビドラマである。主人公の深瀬和久は、10年前に大学時代の友人たちと卒業旅行に行った際、親友・広沢由樹が失踪し、遺体となって発見された。10年前の事件について深瀬たちに何者かが告発文を送りつけられ、その犯人を突き止めていくミステリー。現在と過去を交互に描いていくストーリーが、人気を博した。
Read Article
心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)のネタバレ解説・考察まとめ
『心が叫びたがってるんだ。』とは、2015年公開のアニメ映画。社会的ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のスタッフにより作成され、様々なメディアに展開していった青春群青劇。幼い頃のトラウマでしゃべれなくなった高校生・順。地域交流会でミュージカルを披露することとなり、「歌なら言いたいことが言えるかも」とやる気になった彼女は、仲間たちとの様々な交流の中で成長していく。青春の爽快感と切なさが詰まった物語と、ミュージカルとして生まれ変わる懐かしいメロディーの数々を楽しめる映画作品である。
Read Article
相棒 season20(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。
Read Article
マスカレード・ホテル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。
Read Article
僕のヤバイ妻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕のヤバイ妻』とは、2016年にフジテレビで放送されていた、脚本・黒岩勉、主演・伊藤英明のサスペンスドラマだ。その他、木村佳乃や相武紗季などが出演している。カフェを経営する望月幸平は、妻の望月真理亜との結婚生活に嫌気がさしていたが、別れられない事情があった。そんなある日、幸平は愛人の北里杏南に妻の殺害を持ち掛けられる。そこで幸平は真理亜の飲むワインに毒を仕込んで殺そうとするが、突然彼女が誘拐されてしまった。しかしその誘拐事件には、真理亜の思惑が潜んでいた。
Read Article
相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。
Read Article
HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。
Read Article
王様のレストラン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『王様のレストラン』とは、三谷幸喜脚本、松本幸四郎(現:松本白鸚)主演のテレビドラマである。1995年にフジテレビ系列で放送された。オーナーシェフの死によって経営難に陥り、スタッフもやる気がない、料理も不味い散々な状態の三流フレンチレストラン「ベル・エキップ」。新しくオーナーになった原田禄郎(演:筒井道隆)に頼まれて、かつて伝説のギャルソンとして活躍していた千石(演:松本幸四郎)が「ベル・エキップ」で復活し、スタッフや客を巻き込みながら一流レストランへの再建を目指すドラマである。
Read Article
Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)のネタバレ解説・考察まとめ
『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』とは、2000年1月にTBS系列で毎週日曜に放送された日本のテレビドラマ。腕はあるが人気のない美容師・沖島柊二と、病に侵され車椅子で生活する図書館司書・町田杏子の出会いと別れを描いた、切ないラブストーリー。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。第26回放送文化基金賞本賞受賞し、主演の木村拓哉と常盤貴子の演技が高く評価された、平成中期の最大のヒット作である。
Read Article
HERO(2015年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。
Read Article
相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。
Read Article
謎解きはディナーのあとで(謎ディ)のネタバレ解説・考察まとめ
『謎解きはディナーのあとで』とは、東川篤哉による同名小説を原作とした、フジテレビ系列の連続推理テレビドラマである。2011年10月から火曜21時枠で放送され、最高視聴率18.1%を記録した。世界有数の大企業の令嬢・宝生麗子は、お嬢様であることを隠し国立署の新人刑事として日々奮闘していた。麗子の新たな執事となった影山は毒舌を吐きながら、麗子から聞く捜査内容だけで事件を推理し解決に導いてゆく。毒舌執事を嵐の櫻井翔が、お嬢様刑事を北川景子が演じ話題となった。
Read Article
夜行観覧車(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『夜行観覧車』とは、2010年6月に単行本が発行された原作者・湊かなえによる小説で、2013年にテレビドラマ化されている。主演は平凡な主婦・遠藤真弓を演じた鈴木京香。憧れの高級住宅街であるひばりヶ丘に一軒家を建てて引っ越してきた遠藤一家と、向かいに住む高橋一家。家族ぐるみで親しくなっていく内に起こった事件をきっかけに崩壊していく家族の様子を描いた主婦の愛憎劇。読み終わったあとにイヤな気分になるミステリー「イヤミス」の女王と称される湊かなえの代表作の一つである。
Read Article
新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
Read Article
大奥(2023年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『大奥』とはNHK総合の「ドラマ10」枠で放送された、よしながふみ原作のテレビドラマで、男女逆転した大奥を描く物語である。2023年1月10日から3月14日まで放送。2023年3月度のギャラクシー賞月間賞を受賞している。原作はよしながふみによる漫画『大奥』で、2004年から2021年まで白泉社『Melody』にて連載されていた。舞台は謎の疫病により男の数が激減した江戸時代の日本。世の権力が男から女へと移っていく様、女将軍と支える大奥の男たちの物語を描いている。
Read Article
祈りのカルテ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『祈りのカルテ』とは、 2018年に刊行された知念実希人の医療ミステリ小説原作で、2022年に放送されたドラマ作品である。研修医の諏訪野良太(すわのりょうた)は医者としてはひよっこだが、顔色を伺うことが抜群にうまい。問題を抱えた患者達に向き合い、心の謎を解き明かしていく。医者として成長していく姿や、カルテを見て患者の問題を暴いていくミステリー要素、コミカルな演技などがみどころの一つとなっている。
Read Article
ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラヂオの時間』とは三谷幸喜が脚本を手掛けたコメディ映画である。この映画は三谷幸喜の映画監督初作品で、1997年11月に映画公開されている。第21回日本アカデミー賞を受賞した作品で、三谷幸喜は脚本賞を受賞している。ストーリーはラジオ局の収録スタジオに集まったスタッフや出演者たちが、生放送のラジオドラマで二転三転するシナリオに対応していくドタバタコメディである。ラジオ局のディレクターの工藤学役に唐沢寿明、自分で書いたシナリオがラジオドラマ化された主婦の鈴木みや子役を鈴木京香が演じている。
Read Article
相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『相棒 season22』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。十数年の時を経て特命係に出戻った亀山薫とのコンビを復活させた杉下は、次々に起こる難事件の調査に乗り出していく。
Read Article
ATARU(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ATARU』とは、2012年にTBSで日曜21時に放送された、櫻井武晴が脚本を手掛けたドラマ。主演は中居正広。その他、北村一輝や栗山千明などが出演している。サヴァン症候群で特殊な能力を持った謎の青年・アタルが、警察と一緒に難事件を解決していく推理ミステリードラマである。2013年に公開された映画では、アタルと同じサヴァン症候群の女性が現れ、アタルが彼女の起こした事件に巻き込まれていく。
Read Article
Night Doctor(ナイト・ドクター)のネタバレ解説・考察まとめ
『Night Doctor(ナイト・ドクター)』とは、2021年6月から9月にフジテレビ系”月9”枠で放送された、若き医師達の葛藤と成長を描いた医療系テレビドラマである。主演は本作が月9初出演・初主演の波瑠が務めた。医師の働き方改革に伴い、柏桜会あさひ海浜病院では試験的に夜間勤務専門の救急医”ナイト・ドクター”制度を始めた。ナイト・ドクターとしてそこに集まったのは年齢も性格も価値観も異なる5人の医師だった。夜は医師として命に、昼はそれぞれの人生に向き合う医師達を描いた青春群像医療ドラマ。
Read Article
忍者に結婚は難しい(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『忍者に結婚は難しい』とは横関大による小説、およびそれを原作としたテレビドラマである。小説は2022年に講談社から刊行、ドラマは2023年1月から3月までフジテレビ系で全11話が放送された。主人公である草刈蛍と草刈悟郎は、忍者である秘密をお互いに隠して結婚している夫婦である。任務をこなしていくうちにお互いに違和感を覚えていき、2人の間には不穏な空気が流れる。忍者として生きるのか、ただの人間として生きるのかを迫られていく、ヒューマンラブコメディーである。
Read Article
引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
Read Article
ナミヤ雑貨店の奇蹟(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは東野圭吾の長編小説および、それを基に2017年に制作された日本映画。監督は廣木隆一、脚本を斉藤ひろしが手がけ、主演は山田涼介と名優・西田敏行が務めた。なんとなく悩み相談窓口を始めたナミヤ雑貨店の主・浪矢雄治は手紙のやり取りを通じ、様々な悩みを持つ人たちの人生を変えていく。雑貨店は過去と現在が繋がる不思議な場所となり、現実から逃げ続けてきた青年・矢口敦也を感化させていく。雄治と敦也の奇蹟の一夜の交流を描いた、心温まるファンタジー・ドラマである。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『グランメゾン東京』の概要
- 『グランメゾン東京』のあらすじ・ストーリー
- グランメゾン東京の始動
- 融資の決定
- ジビエ勝負
- プレオープン当日
- フードフェスへの出店
- 魚料理
- エリーゼの来日
- グランメゾン東京の忘れていたこと
- ノロウイルス事件
- 平古の加入
- 三つ星獲得
- スピンオフ『グラグラメゾン♥東京 〜平古祥平の揺れる思い〜』
- 『グランメゾン東京』の登場人物・キャラクター
- グランメゾン東京
- 尾花夏樹(おばななつき/演:木村拓哉)
- 早見倫子(はやみりんこ/演:鈴木京香)
- 平古祥平(ひらこしょうへい/演:玉森裕太)
- 相沢瓶人(あいざわかめひと/演:及川光博)
- 京野陸太郎(きょうのりくたろう/演:沢村一樹)
- 芹田公一(せりた こういち/演:寛一郎)
- 松井萌絵(まついもえ/演:吉谷彩子)
- 久住栞奈(くずみ かんな/演:中村アン)
- 岩城淳(いわきかつや/演:池岡亮介)
- 金井勝也(かないかつや/演:池田航)
- レストラン「gaku」
- 丹後学(たんごまなぶ/演:尾上菊之助)
- 結月聡(ゆづきさとし/演:馬場徹)
- 柿谷光(かきたにひかる/演:大貫勇輔)
- 江藤不三男(えとうふみお/演:手塚とおる)
- 相沢家
- 相沢百江(あいざわももえ/演:木野花)
- 相沢アメリー(あいざわアメリー/演:マノン)
- その他
- 蛯名美優(えびなみゆ/演:朝倉あき)
- リンダ・真知子・リシャール(リンダ まちこ リシャール/演:冨永愛)
- ゲスト
- 汐瀬智哉(しおせともや/演:春風亭昇太)
- 蛯名西堂(えびなせいどう/演:岩下尚史)
- 峰岸剛志(みねぎし つよし/演:石丸幹二)
- 峰岸春代(みねぎし はるよ/演:椿鬼奴)
- 大宮(おおみや/演:三浦獠太)
- 並木(なみき/演:佐藤タダヤス)
- 記者(演:坂田聡)
- フードフェスの客(演:ドロンズ石本)
- フードフェスの運営スタッフ(演:六角慎司)
- 魚市場の大将(演:六平直政)
- 司会者(演:クリス・ペプラー)
- エリーゼ(演:太田緑ロランス)
- 潮卓(うしおすぐる/演:木場勝己)
- 遠藤凪子(えんどうなぎこ/演:伊藤歩)
- フェルナン・文則・ベルナール(演:マイケル富岡)
- 寿司屋の大将(演:塚地武雅)
- 『グランメゾン東京』の用語
- グランメゾン
- ジビエ
- スーシェフ
- パティシエ
- gaku
- エスコフィユ
- ランブロワジー
- ギャルソン
- 『グランメゾン東京』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 尾花夏樹「もったいねいな!2人で一緒にグランメゾンを作ってはどう?俺が3つ星取らせてやる」
- 尾花夏樹「三ツ星、狙うなうんだったら、自分で本物を生み出すしかねえんだよ。」
- 尾花夏樹「今やるべきことは、お客さまのために出来ることをする。」
- 『グランメゾン東京』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 黒澤明の『七人の侍』にインスパイアされた
- 料理の映像にこだわっている
- ドラマ放送後、日本人がミシュラン三つ星を獲得した
- 『グランメゾン東京』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):山下達郎『RECIPE』
- 『グランメゾン東京』のサウンドトラック