ラブ ジェネレーション（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ
『ラブ ジェネレーション』とは、1997年にフジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と松たか子。広告代理店の営業部で働く片桐哲平と同じ営業部のOL・上杉理子はナンパで知り合い、翌日に職場で再会をする。意識しつつも反発を繰り返す2人だったが、やがてお互いの存在の大切さに気づき惹かれあっていく。平凡な社会人の恋愛をテーマにしたドラマだが、その普通さと若者特有の恋愛への葛藤が反響を呼んだ。また、松たか子の月9初ヒロインや木村拓哉の「ちょ待てよ！」というセリフが話題となった。
哲平の自宅は、東京都港区芝浦の築60年のアパート。1階がインド料理店で哲平の部屋は3階にある。木造のワンルームでリビング12畳、台所4畳半、ベランダにはテラスが付いている。家賃10万円。
2024年6月現在は、当時の建物はなく駐車場になっている。
哲平と理子が初めて出会った場所は渋谷パンテオン前
現在は閉業した映画館の渋谷パンテオン前。第1話で哲平が終電を逃してしまい、ガードパイプに座っていたところ彼氏と喧嘩をして降ろされる理子と出会った場所。実際に、若者のデートの待ち合わせ場所となっていた。
理子の告白に使われたパーソナルメッセージはドラマのセット
第5話で哲平と理子が待ち合わせをした際、理子が鉄平への想いを電光掲示板に表した。電光掲示板には「スキ」と書かれており、哲平もアンサーメッセージとして「好きだ」と答えた。ロケ地は八景島シーパラダイスの広場で、パーソナルメッセージの電光掲示板は実際にはなくセットを使用した。
世間から注目を浴びた哲平のファッション
ドラマ内で哲平が身につけていた物は注目された。仕事用の腕時計は「ロレックス」のエクスプローラーで、スーツは「ポールスミス」にバッグは「ボーター・タンカー」のブリーフケースを使用。また、プライベートでは「A BATHING APE」のジャケットに、「レッドウイング」のブーツを着用していた。
ドラマで生まれた名セリフは「ちょ待てよ！」
哲平がことあるごとに発しているセリフ。特に、理子が突拍子もない行動をしたときなど日常的に何度も使っている哲平の口癖。のちに、このセリフをものまねタレントのホリが真似たことで、木村拓哉の代名詞になったと言われている。
第10話に出てきた子ども2人のポスターは哲平がクリエイティブ時代にデザインした最高傑作
第10話で理子が長野に帰る当日、哲平がクリエイティブ時代に手がけた街中のポスターを理子に紹介する。ポスターは哲平の中で最高傑作で、デザインは男の子と女の子が向かい合って真ん中のガラスのりんごにキスをしているもの。ポスターのコピーは「I apple you」と書かれている。
本来放送予定だった月9ドラマは『じんべえ』
ドラマ『ラブ ジェネレーション』が放送された1997年10月期のドラマは当初、田村正和と松たか子が主演のドラマ『じんべえ』が予定されていた。しかし、田村正和が体調不良を理由に降板したため急遽、木村拓哉と松たか子の主演で企画された『ラブ ジェネレーション』が放送された。翌年の1998年にドラマ『じんべえ』は月9枠で放送された。
『ラブ ジェネレーション』の主題歌・挿入歌
主題歌：大瀧詠一「幸せな結末」
大滝詠一の通算14枚目のシングルで1997年11月12日にSony Records（現：ソニー・ミュージックレーベルズ）から発売。作詞は多幸福、作曲・プロデュースは大瀧詠一。
主題歌『幸せな結末』は非常に短期間で制作された曲で、ドラマ第1話の放送にギリギリ間に合った。そのため、ドラマの番宣CMでは大滝詠一の名曲『恋するカレン』が代わりに使用された。
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目次 - Contents
- 『ラブ ジェネレーション』の概要
- 『ラブ ジェネレーション』のあらすじ・ストーリー
- 運命の出会い
- 理子が哲平に恋する瞬間
- 雨の誕生日プレゼント
- すれ違う2人
- 結ばれる日
- 哲平の交際宣言
- ワイシャツの口紅
- 間違いのキス
- 突然の帰省
- 東京での最後の時間
- 哲平のプロポーズ
- 『ラブ ジェネレーション』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 片桐哲平（かたぎり てっぺい／演：木村拓哉）
- 上杉理子（うえすぎ りこ／演：松たか子）
- 栄光エージェンシー社員
- 黒崎武士（くろさき たけし／演：平田満）
- 企画部部長（演：中村育二）
- 追手門（おうてもん／演：岸博之）
- よだ（演：井之上隆志）
- ほさか（演：山崎直樹）
- つじ（演：近藤京三）
- ひおき（演：原田修一）
- クリエイティブ部社員（演：山西惇）
- 哲平の同期（演：伊藤和重）
- 金沢（かなざわ／演：黒谷友香）
- 哲平の主要関係者
- 片桐荘一郎（かたぎりそういちろう／演：内野聖陽）
- 水原さなえ（みずはらさなえ／演：純名里沙）
- 吉本民夫（よしもとたみお／演：川端竜太）
- 佐々木大作（ささきだいさく／演：井筒森介）
- 理子の主要関係者
- 高木エリカ（たかぎえりか／演：藤原紀香）
- 上杉謙一（うえすぎけんいち／演：井川比佐志）
- 上杉緑（うえすぎみどり／演：吹石一恵）
- 理子の姉（演： 五十嵐いづみ）
- その他の登場人物
- 白石奈美（しらいしなみ／演：森口瑤子）
- 小笠原是清（おがさわらこれきよ／演：椎名桔平）
- 理子の元カレ（演：堀真樹）
- 理子の元カレの彼女（演：さとう珠緒）
- 哲平の同窓生 （演：藤木直人）
- クライアント社員（演：高橋克実）
- 『ラブ ジェネレーション』の用語
- 栄光エージェンシー
- クラブ「フーラ」
- サボテン
- 東京地方検察庁
- バスケ部
- キティーちゃん
- コンペ
- 哲平スケベ
- 流れ星
- 『ラブ ジェネレーション』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 理子「東京って何かありそうだから。まだ自分を諦めたくないんだ」
- 哲平「無くしたものの大切さって分かりづらいですね」
- 哲平「時間だ。俺たちのキスする時間」
- 黒崎武士「いい仕事だから勝てると思うな。勝ったからいい仕事なんだ」
- 哲平「俺がハゲて腹の出たかっこ悪いジジイになるのを、隣でずっと見ててくれないか」
- 上杉謙一「心配はしていない。向かっていく場所が分かったなら父さんはそれでいい」
- 理子「私、ババアになんかならないの。かわいいお婆ちゃんになるの」
- 『ラブ ジェネレーション』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- あちこちに置かれているガラスのりんごは実際に販売されているもの
- ポスターの女性モデルは女優の市川実和子
- 哲平が1人暮らしをしている自宅は都内のアパート
- 哲平と理子が初めて出会った場所は渋谷パンテオン前
- 理子の告白に使われたパーソナルメッセージはドラマのセット
- 世間から注目を浴びた哲平のファッション
- ドラマで生まれた名セリフは「ちょ待てよ！」
- 第10話に出てきた子ども2人のポスターは哲平がクリエイティブ時代にデザインした最高傑作
- 本来放送予定だった月9ドラマは『じんべえ』
- 『ラブ ジェネレーション』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：大瀧詠一「幸せな結末」
- 挿入歌：meo 「true true」