やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。
『やまとなでしこ』の概要
『やまとなでしこ』とは、2000年10月9日から12月18日まで、毎週月曜日21時にフジテレビ系の月9枠で放送されたテレビドラマ。脚本は連続テレビ小説『花子とアン』や大河ドラマ『西郷どん』を担当した中園ミホなどが手掛けている。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子、筧利夫などが出演している。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。これは2000年以降のフジテレビのドラマの中で歴代2位の高視聴率である。
モデル並みの美貌とスタイルを持つ客室乗務員の神野桜子(じんのさくらこ)は、貧乏が何より嫌いで、玉の輿に乗るために合コンを繰り返していた。そんな彼女の前に、小さな魚屋を営む貧乏な中原欧介(なかはらおうすけ)が現れる。桜子に一目ぼれした欧介は、自分のことを金持ちの医者だと嘘をついて彼女にアプローチし、交際に発展した。その後、嘘がばれてしまうが欧介の人柄に触れて、桜子が本物の愛に気づいていく。
『やまとなでしこ』のあらすじ・ストーリー
桜子と欧介の出会い
モデル並みのスタイルと美貌を持つ神野桜子(じんのさくらこ)は、幼い頃に極貧生活を送ったことで大の貧乏嫌いとなり、「女を幸せにするのはお金だけ」と考えていた。そして高校卒業後はお金持ちとの出会いを求めて客室乗務員となり、給料の9割は高級ブランドに費やしている。合コンで知り合った大病院の御曹司・東十条司(ひがしじゅうじょうつかさ)が本命の彼氏だが、他にもすごい男がいるのではないかと考え、合コンを繰り返している。司に「高級マンションに住んでいる」と嘘をつき、ボロアパートでカップラーメンを食べる生活を送っていた。
一方、中原欧介(なかはらおうすけ)はマサチューセッツ工科大学で数学者を目指して勉強していたが、父親が亡くなったため挫折。実家の魚屋「魚春」を母親の中原富士子(なかはらふじこ)と共に営んでいる。しかし父親が多額の借金を残しており、経営は厳しく貧乏生活を送っている。恋愛については元恋人である雪子のことを、7年間忘れられずに引きずっていた。そんな欧介の友人で外科医の佐久間為久(さくまためひさ)は、彼を失恋から立ち直らせるため、強引に合コンに誘う。そして欧介を始め男性メンバーは全員医者と偽り、桜子を含む客室乗務員を相手に合コンを行った。すると欧介は雪子にそっくりな桜子を見て、一目ぼれしてしまった。さらに桜子も欧介が中央競馬の馬主のピンバッジをつけていたことで、彼に目をつける。そのピンバッジは、店に訪れる金持ちの客が忘れたものを預かっていただけで、欧介のものではなかった。しかし桜子は欧介が馬主だと勘違いしてしまい、彼に電話番号を教えた。その後、桜子は司にプロポーズされるが、欧介と天秤にかけて返事を保留にする。そして桜子は欧介とデートに出かけて意気投合し、司のプロポーズを断った。欧介は貧乏人であることを話そうとするが、桜子は彼が金持ちだと思い込み、「私のずっと探してた人」と言ってキスをした。舞い上がった欧介はますます本当のことを言えなくなり、自らを医者だと偽り続けて嘘の上塗りをしてしまった。すっかり欧介に惚れこんだ桜子は彼を再びデートに誘い、レストランで食事をする。そこで司と遭遇し嘘がバレそうになった欧介だが、何とか誤魔化して乗り越えた。しかしそのレストランが魚春の仕入れ先だったことから、司は欧介が嘘をついていることに気づいてしまう。そのため司は桜子を呼び出して欧介の真実を伝え、再びプロポーズした。桜子は欧介が魚屋で働いていることを確かめると、彼に「嫌いになりました。さようなら」と別れを告げる。そして司のプロポーズを受け、結婚を決意した。しかし欧介に好意を持つ客室乗務員の塩田若葉(しおたわかば)は真実を知ってもなお、彼を嫌いになることはなく、魚春を訪れて彼と距離を縮めた。
桜子と欧介の恋
桜子は司の両親に挨拶を済ませ、結婚の準備を始めるが、再び新たな出会いを求めて合コンに出かける。その後、欧介は魚を届けるためにレストランに向かったが、そこでは桜子と司の婚約を祝う食事会が開かれていた。欧介に気づいた司は彼を食事の席に誘い、蟹をさばかせた。家に帰る途中、欧介は桜子を待ち伏せしている男と遭遇する。彼は桜子と合コンで出会って貢がされたものの、会社が倒産してしまったため、彼女につきまとっていた。欧介は男に説教するが、殴られてしまう。そこへ桜子がやって来るが、男はいつの間にかいなくなっていたため、欧介がストーカーだと誤解されてしまった。桜子と口論になった欧介は立ち去ろうとしたものの、彼女が突然過労で倒れてしまう。欧介は佐久間の病院に桜子を連れて行き、朝まで彼女を看病した。桜子は王子様が自分を救ってくれる夢を見るが、その間欧介は彼女の手を握り続けた。しかし桜子は欧介と入れ違いで病室にやってきた司を、夢の中で見た王子様だと勘違いしていた。司のいる病院に移った桜子は数日入院することになったが、こっそり抜け出し、複数の男性と食事する。桜子は27歳の現在がピークと考え、最高値の男を見つけるために躍起になっていた。退院後、同僚の結婚式に参加することになった桜子だが、新郎側の出席者として欧介もやって来る。それまで何度も欧介と偶然遭遇していた桜子はうんざりしていた。しかし欧介のスピーチを聞いて感動し、彼のことを少し見直す。その後、飲んで酔っ払った欧介を若葉が介抱し、ホテルに連れて行く。酔いが覚めた欧介はホテルから出たところ、桜子と遭遇。桜子は倒れた時に助けてもらったお礼を、欧介に伝えようとするが、後からホテルから出てきた若葉と彼がデキていると勘違いし、怒ってしまった。若葉は事情を説明して桜子の誤解を解くが、桜子は「あんないい加減な男はやめたほうがいい」と忠告する。それでも若葉は魚春を手伝って客から評判となり、母の富士子にもすっかり気に入られていた。
そんな中、桜子は出会いを求めて中学校の同窓会に出席。貧乏で地味だった中学時代とは見違えるように変わった桜子は、男たちからモテモテになり、女たちは嫉妬する。かつて桜子が恋をしていた宮脇祐也(みやわきゆうや)は、中学時代は彼女のことをバカにしていたが、現在の彼女には興味を示してきた。桜子も祐也が洋服ブランドの社長であることを知り、アプローチを仕掛ける。しかしその後、桜子の外出中に住んでいるボロアパートが火事になってしまう。偶然居合わせた欧介は、桜子がそこに住んでいたことを知る。欧介は中に入ろうとする桜子を止めるが、彼女は「洋服は私の命だ」と訴える。そこで欧介は火事の中、桜子の部屋に向かい、何とか一着だけ洋服を回収した。住む場所を失った桜子は、佐久間の家に泊まることになる。そこで桜子は妻の佐久間真理子(さくままりこ)から、欧介の優しすぎる性格や桜子のおかげで欧介が元カノの雪子を忘れられそうなことを聞いた。
欧介のピンチ
桜子は自身の部屋の電気の漏電が出火の原因だったことから、大家に85万円を請求される。さらに部屋にあった服は全て燃えてしまっており、桜子は愕然とする。そんな中、真理子の計らいで欧介と桜子が佐久間の家で食事をすることになった。しかし欧介と口論になった桜子は「あなたは数学から逃げた意気地なしだ」と言い放つ。欧介は「顔が良いだけで中身は最低だ」と言い返すが、彼女の言葉は図星だった。さらに魚春に3000万円の請求書が届き、払えなければ差し押さえのピンチに陥る。そんな中で若葉は欧介に告白したが、欧介はそれどころではなかった。その後、欧介は信用金庫に勤務している友人の粕屋紳一郎(かすやしんちろう)から、司の父親が魚春の土地を差し押さえて東十条司病院を建てようとしていることを聞く。桜子も司を通してそのことを聞き、複雑な気持ちになった。それから欧介は金融機関を回って3000万円を貸してくれる場所を探すが、なかなか見つからなかった。そんな中、欧介は金持ちの客が買った馬が勝つ確率を得意の数学で計算し、それを見事的中させる。そこで欧介は一か八か万馬券を当てる賭けに出る。しかし欧介が1位を予想した馬は先頭でゴールしたものの、不正行為で失格となってしまう。ショックを受けた母の富士子は脳梗塞で倒れて、入院してしまった。欧介は司に土下座し、「大切な店を取り上げないでくれ」と懇願するが、司は「父親のプランなので取り消すことはできない」と断る。その姿を見ていた桜子は、富士子が入院したことを知り見舞いに行く。すると欧介が眠っている富士子に「店を守れなくてごめん」と謝罪していた。その時、富士子が目を覚まし、欧介は佐久間を呼びに行く。その間、桜子が病室に入ると、富士子は彼女を欧介の元カノの雪子だと勘違いした。桜子は雪子のふりをして、富士子と話をする。富士子は桜子に「欧介は貧乏だけど、お金では買えないものであなたを幸せにしてくれる」と伝える。桜子が「お金では買えないものとは何か」と尋ねると、富士子は「欧介と一緒にいたらわかる」と答えた。翌日、桜子は司に突然「病院の建設地を代官山から別の場所に変えてほしい」「してくれなければ結婚を白紙にする」と要求する。焦った司はその要望を受け入れ、病院の建設計画は白紙となった。その結果、信用金庫は魚春の差し押さえを延期してくれることになり、欧介たちはホッと胸をなでおろした。
その後、欧介は粕屋を通して桜子が建設地を変更してほしいと要求したことを知る。そこで欧介は桜子に会いに行き、お礼を言った。桜子は「あなたのためではない」と言いつつも、欧介がいつも行っているところに連れて行ってほしいと要求した。欧介は彼女を連れて自分がよく行く居酒屋やパチンコ店などに向かう。桜子は文句を言いながらも楽しんでいた。しかし欧介と桜子が一緒に家に帰ると、彼女の家の前に司が立っていた。ついに司は桜子の家が高級マンションではないことを突き止めてしまったのだ。桜子を問い詰める司だったが、欧介は「自分が迷惑をかけたお礼に強引に誘った」と彼女を庇い、事なきを得た。後日、桜子は欧介に司との絆を守ってくれたお礼を伝え、握手を交わした。次の日、欧介は若葉をデートに誘う。すると若葉は欧介にキスをした。
そんな中、桜子は司から「お父様に挨拶したい」と言われる。桜子の父親である神野勝(じんのまさる)は漁師だったが、桜子は司に「豪華客船の船長だ」と嘘をついており、9年間会っていなかった。それでも桜子は致し方なく、勝を東京に呼ぶ。勝は空港で桜子と会えなかったため、若葉を通じて欧介が彼を家に連れて行く。翌日、桜子は勝を迎えに行くが、用意した質疑応答のマニュアルを彼に渡し、暗記しろと要求する。しかし勝はそれを拒否し、桜子は「父親を取り換えられたらいいのに」と不満を言う。すると欧介は桜子を引っ叩き、「このままで最高のお父さんだ」と怒った。それでも東十条家との顔合わせの日、勝は桜子のマニュアル通りに豪華客船の船長になり切った。別れ際、勝は桜子に「お父様は海に落ちて死んだと先方に言っておけ」と言って、寂しそうに別れを告げる。すると桜子は「父ちゃん、嘘つかせてごめん」と謝った。勝が去った後、桜子は欧介に泣きながら、「今の私には東十条さんとの結婚以外、大切なものは何もない」「もう後ろは振り返らない」と告げる。そんな彼女に欧介は「あなたの辛いことを忘れられる日が来る」と声をかける。桜子はその言葉を聞き夢の中で見た王子様のことを思い出すが、欧介に「王子様はあなたじゃない」と言い放つ。それでも桜子は少しの間、欧介の胸にもたれかかって涙を流した。
恋の結末
欧介は大学時代の恩師である黒河教授から、「もう一度数学をやらないか」と誘われるが断る。それでも教授はアプローチを続けた。桜子と司の結婚は一週間後に迫り、二人は佐久間家に挨拶に行く。そこへ欧介と若葉もやってきて、一同は食事会を開く。しかし欧介が桜子とバス停で会っていたことなどを知った若葉は、自分は彼の何なのか分からなくなり不安になった。欧介も若葉との関係は分からなかったが、一緒に過ごしていれば彼女を好きになるかもしれないと考えていた。そして桜子は客室乗務員の仕事を寿退社した。結婚式当日、桜子は真理子から欧介が頭をぶつけて、病院に運ばれたと聞く。そのまま式は開始するが、佐久間が欧介の容態が急変したと連絡を受け、病院に戻っていった。その姿を見た桜子はドレスを着たまま式場を飛び出し、病院へと向かう。しかし欧介の容態が急変したのは誤報だったらしく、怪我はかすり傷だったため、すぐに退院できるとのこと。佐久間からそのことを聞いた桜子は病院を出ていき、行方をくらます。司は必死に桜子を探したが、見つからなかった。次の日、桜子は欧介の元を訪れる。そして桜子は欧介に「お金持ちじゃない人は、いてもいなくても一緒だと思っていた。でもあなたはいつの間にか私の中にいた」と告白した。しかし欧介は、「自分はあなたにはふさわしくない」と断った。
その後、桜子が結婚式を抜け出したことで司の両親は「末代まで続く恥だ」と激怒し、結婚は破談となってしまう。桜子は欧介からフラれたことで落ち込んでいたが、すぐに吹っ切り、また合コンに参加し始めた。一方、欧介は再び数学を始め、黒河教授のおかげでニューヨークの大学で非常勤講師として働くことが決まる。その後、欧介がニューヨークに留学する前に、佐久間の家で桜子たちを交えて食事会が開かれる。そこで桜子はベロベロに酔っ払い、欧介に憎まれ口を叩きながらも、「今度は絶対逃げんな」とニューヨークに旅立つ彼を応援した。帰り道、若葉は欧介に「数学を始めたのは、桜子を忘れるためじゃないか」と指摘する。欧介は数学を始めたのが桜子のおかげであることを認めるが、若葉は彼が桜子を好きなことを察し、涙を流した。そして欧介はニューヨークに旅立って行った。桜子は司を呼び出し、お金持ちと結婚したかったこと、司を愛していないことを正直に伝えた。その後、佐久間家を訪れた桜子は「全て失い、結局何もつかめなかった」と涙を流す。しかし真理子は「あなたと欧介は何も始まっていない」と告げる。さらに佐久間は桜子に、欧介のニューヨークの住所が書かれたハガキを渡した。桜子はすぐさま家に戻り、旅立つ準備をする。すると司が車で迎えに来て空港まで送ってくれた。桜子は若葉たちにも見送られながら、ニューヨークにいる欧介の元へ向かう。そして桜子は、以前欧介がプレゼントしてくれたカメレオンの置物を「私にとってはお金に変えられない大切なものだ」と言いながら彼に渡し、立ち去ろうとする。すると欧介はカメレオンの置物を桜子に投げ返し、「僕はもう逃げない。あなたが好きです」と告白した。桜子は「十年後も二十年後もあなたのそばには私がいるのが見える。残念ながら、あなたといると私は幸せなんです」と答えた。そして二人は結婚し、ニューヨークで幸せに暮らしたのだった。
『やまとなでしこ』の登場人物・キャラクター
主要人物
神野桜子(じんのさくらこ/演:松嶋菜々子)
本作の主人公。エアドリームに勤務する、スタイル抜群の美人な客室乗務員。幼少期に極貧生活を送ったことから貧乏が大嫌いになり、「心よりお金が大事」という歪んだ考えを持つようになった。そして玉の輿に乗るために大金持ちの男たちと合コンを繰り返す「合コンの女王」となる。大病院の御曹司である東十条司が本命の彼氏であったが、もっとすごい大金持ちを求めて合コンに明け暮れていた。合コンで欧介と出会って恋に落ちるが、彼が貧乏だったことを知り嫌悪感を抱く。しかし欧介の誠実で真っすぐな人柄に惹かれていき、彼と結婚することになった。
中原欧介(なかはらおうすけ/演:堤真一)
お人好しで気弱な35歳。慶明大学理学部数学科を卒業後、数学者になるためにマサチューセッツ工科大学に留学していたが、父親が亡くなったことで挫折。実家の魚屋である「魚春」を母の富士子と営んでいる。しかし父親が多額の借金を残しており、経営は厳しく貧乏生活を送る。さらに留学中に数学にのめり込みすぎてフラれた元恋人の雪子のことを、7年間引きずっていた。しかし佐久間に誘われた合コンで雪子とそっくりな桜子に出会い、恋をする。自身を医者と偽って桜子と付き合うが、本当のことがバレてフラれる。客室乗務員の若葉にアプローチされたが、桜子を忘れることができなかった。その後、ニューヨークの大学で数学の非常勤講師として働き始める。そしてニューヨークまで追いかけてきた桜子に告白し、結婚に至った。
エアドリーム
Related Articles関連記事
MISIA(ミーシャ)の徹底解説まとめ
「MISIA」とは、長崎県出身の女性歌手。1998年に『つつみ込むように…』でデビューをする。5オクターブの音域を持っていて、R&Bのメイン・ストリーム化に大いに貢献した。ドラマ主題歌の「Everything」が大ヒットとなり、国民的人気歌手となる。また、社会貢献活動にも積極的で、アフリカに行ったことがある。平和を願って歌詞を書いている曲「オルフェンズの涙」「明日へ」「希望のうた」などもある。
Read Article
古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。
Read Article
リング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リング』とは1998年より作家鈴木光司が出版した小説を映像化した映画作品。この作品はジャパニーズホラーのブームの火付け役となった。主演は松嶋菜々子、真田広之。主人公・浅川玲子が元夫の高山竜司と共に「一度見たら死ぬ」という呪いのビデオを見てしまう。二人は呪いから逃れるために呪いのビデオの謎に迫る。
Read Article
リング2(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『リング2』とは1992年に公開された日本のホラー映画。前の年の劇場版『リング』の続編であり、映画版オリジナルストーリー。『リング』の正規の続編として『らせん』があるが、本作はもう一つの続編として異なる展開を見せるパラレルワールドとして描かれている。前作『リング』のホラー感を継承し、より恐怖を感じさせる映像が増した。亡くなった恋人、高山竜司の死の謎を解く、高野舞。未だ続く「呪いのビデオ」の呪縛。犠牲者が増える一方で、浅川玲子の遺児・陽一を守り奮闘する。貞子の呪いから逃れることはできるのか。
Read Article
らせん(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『らせん』とは1998年に公開された日本のホラー映画。原作は鈴木光司の同名小説。前作にあたる『リング』の続編として同時上映された作品である。監督と脚本は1995年の単発ドラマ版『リング』の脚本を担当した飯田譲治。「呪いのビデオ」に科学的視点からその謎に迫る。前作のオカルトホラーから雰囲気を変え、原作を忠実に再現したSFサスペンス要素の強い作品になっている。解剖室に送られてきたかつての友人高山竜司の遺体。残された暗号。安藤は第一発見者高野舞とともにその謎に挑む。
Read Article
家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。
Read Article
電車男(Train Man)のネタバレ解説・考察まとめ
『電車男』とは2005年7月から木曜22時にフジテレビで放送されたドラマで、インターネットの電子掲示板から生まれた物語。オタクの山田剛司は電車で酔っ払いに絡まれている青山沙織を目撃し、彼女を助ける。そのことを山田が掲示板に書き込んだ後、沙織からお礼の品が贈られてきた。それをきっかけに2人の交流が始まった。山田がネットの住民に励まされながら様々な試練を乗り越えて成長し、沙織と恋愛関係を築いていく姿が見どころとなっている。本作は多くの人々の感動を呼び、社会現象となった。
Read Article
ランチの女王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ランチの女王』とは、2002年にフジテレビ系の月9枠で放送されたドラマ。主演は竹内結子。その他、妻夫木聡、山下智久、山田孝之などが出演している。ランチタイムに洋食店を訪れた麦田なつみが、ひょんなことからその店で住み込みで働くことになる。洋食店を舞台に、なつみと男四人兄弟の恋愛模様や交流を描いたラブコメディ。脚本は『カバチタレ』や『青天を衝け』を担当した大森美香などが手掛けている。第34回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞や主演女優賞などを獲得した。
Read Article
銀魂(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。
Read Article
HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。
Read Article
王様のレストラン(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『王様のレストラン』とは、三谷幸喜脚本、松本幸四郎(現:松本白鸚)主演のテレビドラマである。1995年にフジテレビ系列で放送された。オーナーシェフの死によって経営難に陥り、スタッフもやる気がない、料理も不味い散々な状態の三流フレンチレストラン「ベル・エキップ」。新しくオーナーになった原田禄郎(演:筒井道隆)に頼まれて、かつて伝説のギャルソンとして活躍していた千石(演:松本幸四郎)が「ベル・エキップ」で復活し、スタッフや客を巻き込みながら一流レストランへの再建を目指すドラマである。
Read Article
銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。
Read Article
舞妓Haaaan!!!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『舞妓Haaaan!!!』とは、宮藤官九郎が脚本を手がけたコメディ映画である。主人公の鬼塚(おにつか)は舞妓の美しさに魅了され、お茶屋遊びにあこがれていた。しかし京都の茶屋はどこも「一見さんお断り」のため、鬼塚はツテを頼ってなんとか茶屋に入ろうとする。そして贔屓の舞妓・駒子(こまこ)やライバルの内藤(ないとう)、元カノの富士子(ふじこ)等、周りの人物を巻き込みドタバタ劇が繰り広げていく。この作品は鬼塚という舞妓へ異常な執着を持った強烈キャラが、日常を忘れて大笑いさせてくれる映画になっている。
Read Article
海街diary(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「海街diary」とは、「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも評価の高い是枝裕和監督により映画化、2015年6月に公開された。原作は吉田秋生による漫画作品である。鎌倉を舞台に、異母妹を迎え4人となった姉妹の、共同生活を通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語。
Read Article
のぼうの城(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『のぼうの城』とは、和田竜の日本の歴史小説を元にして2012年に公開された映画である。犬童一心と樋口真嗣の共同監督で制作された。主人公の長親(ながちか)は忍城(おしじょう)城代の息子である。関白秀吉の家臣である三成によって、忍城は開城を迫られていた。しかし長親は世の理不尽に真っ向から対抗するため、三成に相対する。長親は周りの力を借り、ついには三成軍を退けることになった。この作品は時にはしんみりしつつも、長親という「でくのぼう」の奇策によって観た人を気分爽快にさせる歴史映画となっている。
Read Article
ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラヂオの時間』とは三谷幸喜が脚本を手掛けたコメディ映画である。この映画は三谷幸喜の映画監督初作品で、1997年11月に映画公開されている。第21回日本アカデミー賞を受賞した作品で、三谷幸喜は脚本賞を受賞している。ストーリーはラジオ局の収録スタジオに集まったスタッフや出演者たちが、生放送のラジオドラマで二転三転するシナリオに対応していくドタバタコメディである。ラジオ局のディレクターの工藤学役に唐沢寿明、自分で書いたシナリオがラジオドラマ化された主婦の鈴木みや子役を鈴木京香が演じている。
Read Article
僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の生きる道』とは、2003年にフジテレビ系列で放送されていたドラマ。僕シリーズ3部作の1作目で、死をテーマにした作品。僕生きの愛称で親しまれている。余命宣告された高校教師・中村秀雄の1年間の生き様が描かれている。主人公は草彅剛。その他、矢田亜希子や大杉連などが出演している。脚本は数々のヒットドラマを生み出した橋部敦子が手掛ける。主題歌である『世界に一つだけの花』がドラマの人気と共に大ヒット曲となった。
Read Article
DESTINY 鎌倉ものがたり(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DESTINY 鎌倉ものがたり』とは、2017年に公開された映画で、西岸良平の人気コミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化したファンタジー作品である。監督は、日本アカデミー賞最優秀賞を受賞した山崎貴。主演に堺雅人と高畑充希を迎え、ほかにも大物俳優が勢揃いしている。ストーリーは魔物や幽霊が一緒に生活するという鎌倉が舞台。夫婦の周りでは奇妙な出来事が起こり、自分たちの謎が解き明かされていく作品だ。夫婦の絆を感じることができる温かい映画作品である。
Read Article
さんかく窓の外側は夜(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『さんかく窓の外側は夜』とは、ヤマシタトモコによる、日本の漫画作品。霊が見えるという能力を持つ書店員、三角康介(みかどこうすけ)が、除霊師の冷川理人(ひやかわりひと)と共に除霊をし、殺人事件の謎を解くミステリー・ホラー漫画。除霊師として優秀だが生活能力や人間関係における常識が欠けている冷川と、生真面目で誠実な性格の三角という凸凹コンビが活躍する謎解きミステリーをコミカルなやりとりを交えながら繰り広げつつ、三角や冷川の生い立ちや暗い過去など陰のあるドラマも展開する。
Read Article
フライ,ダディ,フライ(小説・映画・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『フライ,ダディ,フライ』とは2003年に金城一紀によって執筆された、中年サラリーマンと在日朝鮮人の高校生を主人公とした小説、およびそれらを原作とした漫画、実写映画作品である。ある日、中年サラリーマンの鈴木一の愛娘が高校ボクシングチャンピオンの石原に乱暴され、入院することになってしまった。恐怖で外に出ることができなくなった娘を救うため、在日朝鮮人高校生のスンシンとの特訓を経て石原を倒し、迎えに行く決意をする。高校生とサラリーマンのひと夏の友情を描く感動作。
Read Article
青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
Read Article
超高速!参勤交代(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。
Read Article
引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
Read Article
ビギナー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ビギナー』は2003年にフジテレビの月9枠で放送されたドラマ。法律の専門家を目指す司法修習生達が、司法研修所を舞台に成長していく姿を描いている。ストーリー展開は、特定の人物にフォーカスしない群像劇となっている。また、法律を扱う作品で、イラストや専門用語についてのテロップを入れるなど配慮がされている。さらに、登場人物達のコミカルなやり取りによって難解なイメージを払拭している。ヒロインに、演技経験のない新人女優であるミムラが抜擢された事も話題となった。
Read Article
ALWAYS 三丁目の夕日(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ALWAY S三丁目の夕日』とは漫画家・西岸良平の『三丁目の夕日』を原作とし、山崎貴を監督に迎え2005年に公開された実写映画である。キャッチコピーは「携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。」であり、娯楽が少なかった昭和の時代を描き、当時の生活や人情の深さが見事に表現されている。2006年には第29回日本アカデミー賞を受賞するなど高い評価を受けた作品である。
Read Article
SUPER RICH(スーパーリッチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『SUPER RICH』とは2021年秋にフジテレビ系の木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は江口のりこである。主人公はベンチャー企業の破天荒な女性社長である氷河衛(ひょうがまもる)。お金には困ったことがないが家族の愛情をうけてこなかった衛。反対に愛情であふれた家庭で育ったがお金がない春野優(はるのゆう)とともに会社を経営していくなかで、山あり谷ありの経験をしていく。孤独だったキャリアウーマンが信頼している社員たちと共に、いばらの道を次々に乗り越えていく人生を描いた作品である。
Read Article
超高速!参勤交代 リターンズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『超高速!参勤交代 リターンズ』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2016年に公開された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)をはじめとする一行は、元遊女のお咲を側室に迎え湯長谷への帰途についていた。しかし再び老中松平信祝(のぶとき)の陰謀にまきこまれ、城を乗っ取られてしまう。民を傷つけられた政醇は信祝に対抗することを決める。この物語は個性豊かなキャラクターが見せるコミカルな様子の中に、理不尽に強く立ち向かう男たちの姿を見ることが出来る作品となっている。
Read Article
ラブ ジェネレーション(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラブ ジェネレーション』とは、1997年にフジテレビ系の「月9」枠で放送された日本の恋愛ドラマ。主演は木村拓哉と松たか子。広告代理店の営業部で働く片桐哲平と同じ営業部のOL・上杉理子はナンパで知り合い、翌日に職場で再会をする。意識しつつも反発を繰り返す2人だったが、やがてお互いの存在の大切さに気づき惹かれあっていく。平凡な社会人の恋愛をテーマにしたドラマだが、その普通さと若者特有の恋愛への葛藤が反響を呼んだ。また、松たか子の月9初ヒロインや木村拓哉の「ちょ待てよ!」というセリフが話題となった。
Read Article
AI崩壊(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『AI崩壊』とは、2020年1月31日に全国公開された日本のSF・災害映画である。監督・脚本は入江悠、主演は大沢たかおが務めた。映画は主人公である桐生浩介(きりゅう こうすけ)が医療人工知能 AI「のぞみ」の開発に成功したところからはじまる。2030年には全国民の個人情報などを「のぞみ」が管理するようになったが、突然「のぞみ」が暴走し日本中がパニックとなる。その暴走を阻止しようと奔走する姿を描いた映画である。AIが発展する現代で、これからの世界のありかたについて考えさせられる映画だ。
Read Article
鍵泥棒のメソッド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『鍵泥棒のメソッド』とは、2012年に公開された日本映画で、監督と脚本は内田けんじ。仕事も無くうだつの上がらない生活をしていた桜井武史は、たまたま入った銭湯で身なりの良い山崎信一郎と入れ替わることに成功する。しかし山崎は裏の仕事を請け負う便利屋であることがわかる。桜井は記憶をなくした山崎や結婚相手を探す真面目な雑誌編集者の水嶋香苗を巻き込み、危険な仕事へと足を踏み入れていってしまう。この物語は人生の進路を見失った大人たちが、次第に生きる希望を見つけていくヒューマンコメディとなっている。
Read Article
どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
Read Article
セクシー田中さん(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『セクシー田中さん』とは、2023年10月に日本テレビ系で放送されたテレビドラマ。芦原妃名子の漫画作品が原作である。主演は木南晴夏で、生見愛瑠や安田顕などが出演する。派遣OLの倉橋朱里が、ある日立ち寄ったレストランでベリーダンスを鑑賞し、ベリーダンサーの女性に魅了される。そしてその女性が、同じ会社に勤める田中京子であることに気付く。そのことをきっかけに接点のなかった朱里と京子に交友関係が生まれ、2人に絆が芽生えていく。本作は単行本の累計部数が100万部を超える人気作で、実写ドラマが話題となった。
Read Article
僕と彼女と彼女の生きる道(僕カノ)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕と彼女と彼女の生きる道』とは、2004年にフジテレビ系の「火曜22時」枠で放送されたテレビドラマ。主演は草彅剛。銀行員の小柳徹朗は妻から離婚話を切り出され、妻が置いていった一人娘・凛と2人で暮らすことになる。子供にずっと無関心だった徹朗であったが、やがて娘の大切さに気づき親子の関係を築いていく。『僕シリーズ3部作』の2作目であり、親子の絆をテーマにした内容が大きな反響を呼んだ。また、娘役を演じた美山加恋の作中での「はい」というセリフが話題となった。
Read Article
麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。
Read Article
GOOD LUCK!!(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『GOOD LUCK!!』とは、2003年にTBSの日曜劇場枠で放送されたドラマ。木村拓哉演じるパイロットの新海元が、上司や同僚とぶつかりながらも成長していく様子を描いている。また、柴咲コウ演じる整備士の緒川歩実との恋愛模様も見どころのひとつである。撮影には実際の空港が使用され、大手航空会社であるANAが全面協力している。また、今作品の影響により航空業界への就職希望者が続出する現象が起こった。また数々のヒット作を手がけた井上由美子が脚本を担当した。
Read Article
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!(ウチカレ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』とは、2021年1月より日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ作品。シングルマザーで売れっ子恋愛小説家の水無瀬碧を菅野美穂が、碧の娘でオタク女子大生の水無瀬空を浜辺美波が演じている。オタ活一筋で彼氏が出来ない娘を心配する碧と、いい歳して世間知らずな母を放っておけない空。そんな2人に突如恋の嵐が吹き荒れる。暴走しがちな天然母としっかり者のオタク娘が友達のように語り合い、悩み、時には喧嘩もしながら自分の幸せを選んでいくラブコメディ。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『やまとなでしこ』の概要
- 『やまとなでしこ』のあらすじ・ストーリー
- 桜子と欧介の出会い
- 桜子と欧介の恋
- 欧介のピンチ
- 恋の結末
- 『やまとなでしこ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 神野桜子(じんのさくらこ/演:松嶋菜々子)
- 中原欧介(なかはらおうすけ/演:堤真一)
- エアドリーム
- 塩田若葉(しおたわかば/演:矢田亜希子)
- 奥山なみ(おくやまなみ/演:須藤理彩)
- 武藤操(むとうみさお/演:今井陽子)
- 岩村実(いわむらみのる/演:相島一之)
- 梨本安武(なしもとやすたけ/演:林光樹)
- 高石舞(たかいしまい/演:板倉香)
- 蝶野唯(ちょうのゆい/演:望月さや)
- 三沢綾(みさわあや/演:新穂尚子)
- 桜子の関係者
- 東十条司(ひがしじゅうじょうつかさ/演:東幹久)
- 東十条一郎(ひがしじゅうじょういちろう/演:清水章吾)
- 東十条華江(ひがしじゅうじょうはなえ/演:泉晶子)
- 神野勝(じんのまさる/演:小野武彦)
- 神野撫子(じんのなでしこ/演:片岡礼子)
- 高杉祥子(たかすぎしょうこ/演:岩橋道子)
- 宮脇祐也(みやわきゆうや/演:浜田学)
- 安井ゆり(やすいゆり/演:辻香緒里)
- 欧介の関係者
- 粕屋紳一郎(かすやしんいちろう/演:筧利夫)
- 佐久間為久(さくまためひさ/演:西村雅彦)
- 佐久間真理子(さくままりこ/演:森口瑤子)
- 花房礼二(はなふされいじ/演:押尾学)
- 中原富士子(なかはらふじこ/演:市毛良枝)
- 壇六助(だんろくすけ/演:西村淳二)
- 黒河教授(くろかわきょうじゅ/演:柴俊夫)
- 西岡寛平(にしおかかんぺい/演:郷田ほづみ)
- 岡本寛(おかもとひろし/演:井田州彦)
- その他の登場人物
- 立川恵(たちかわめぐみ/演:加賀野泉)
- 榊原(さかきはら/演:梅野泰靖)
- 『やまとなでしこ』の用語
- 魚春
- カメレオン
- ニューヨーク
- 『やまとなでしこ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 欧介が結婚式でスピーチする場面
- 桜子が父親に謝罪する場面
- 欧介が桜子に告白する場面
- 『やまとなでしこ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ドラマの大きな反響
- 特別編の放送
- ドラマの主題歌のヒット
- 『やまとなでしこ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:MISIA「Everything」
- 挿入歌:MISIA「愛の歌」