僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ
『僕の歩く道』とは、2006年10月からフジテレビで放送されていたドラマである。脚本は橋部敦子。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。先天的な障害により、10歳程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年、大竹輝明は幼馴染の勧めで動物園で働くことになる。輝明と周囲の人々の交流や、輝明の真っすぐに生きる姿が描かれており、淡々と心に響く作品となっている。本作は「僕シリーズ3部作」の完結作で、平均視聴率18.3%を記録し、最終回は20.5%の最高視聴率を獲得した。
『僕の歩く道』の概要
『僕の歩く道』とは、2006年10月10日から12月19日まで毎週火曜日22時に、フジテレビ系の火曜22時枠で放送されていたテレビドラマである。脚本は『僕の生きる道』や『僕と彼女と彼女の生きる道』を手掛けた橋部敦子で、本作は「僕シリーズ3部作」の完結作となる。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。31歳の自閉症の青年が動物園で働くことになり、周囲の人々と触れ合いながら、真っすぐに生きる姿を描く。純粋な主人公の輝明の言葉や行動によって、周囲が変化していくところが見どころで、心が温まる作品となっている。本作は平均視聴率18.3%を記録し、最高視聴率は20.5%の高視聴率をマークした。
先天的な障害により、10歳児程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年・大竹輝明(おおたけてるあき)は、これまで職場の人から理解してもらえずなかなか定職に就けていなかった。そんな時、幼馴染の松田都古(まつだみやこ)の勧めで、彼女が獣医として働く動物園に飼育係の面接を受けに行くことになる。そして園長の久保良介(くぼりょうすけ)からの提案で、お試しで2週間働いてみることとなった。輝明が仕事を覚えるまで周囲の人々も戸惑いを隠せなかったが、都古がフォローしながら徐々に理解を得られるようになっていく。
『僕の歩く道』のあらすじ・ストーリー
輝明が動物園に就職
先天的な障害により、10歳児程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年・大竹輝明(おおたけてるあき)は、これまで職場の人に理解してもらえずなかなか定職に就けずにいた。
そんな中、輝明の幼馴染で20年以上親しくしている松田都古(まつだみやこ)が、自分が獣医として勤めている動物園に飼育係の面接に行ってみたらどうかと彼に提案する。今まで嫌な経験をして仕事に対して後ろ向きだった輝明だが、都古が勤めている動物園には頻繁に訪れており、彼女もいることから動物園で働くことを決意した。そして輝明は母の大竹里江(おおたけさとえ)と共に緊張の面持ちで面接に向かい、動物園の園長である久保良介(くぼりょうすけ)から試しに2週間ほど働いてみてほしいと提案された。
それから輝明は動物園で働くことになったが、若手飼育係で輝明に仕事を教えることになった三浦広之(みうらひろゆき)は、自閉症の彼の対応に困惑してしまう。しかし都古が「仕事の指導は具体的に伝える」「カレーはチキンカレーしか食べない」など、輝明の対応や行動について丁寧に教え、輝明のことをフォローし続けた。そして何事もなく1週間が経過したある日、輝明はパフォーマンスをしているピエロが持っていた風船が割れる音に驚き、世話をしていたテンジクネズミを逃がしてパニックに陥ってしまう。都古が何とか輝明を落ち着かせ、他の職員たちと共に脱走したテンジクネズミを探し回って元の場所へと戻したが、ミーナだけ見つからなかった。だが他の職員たちが探している間に帰宅時間となった輝明は、いつの間にか1人だけ帰ってしまっており、都古が謝罪して彼の行動を説明するも職員たちは呆れてしまった。
その夜、都古は広之から電話で「ミーナが見つかったけど、体調が悪そうだから様子を見に来てほしい」と呼び出される。そのため都古は動物園に向かい、ミーナを治療した。一方、輝明は里江から1人だけ帰ってきたことを注意されて反省し、ミーナを探しに動物園にやって来る。都古は「見つかったからもういい」と言うが、輝明は「夜なのに仕事しに来たの?」としつこく尋ねる。恋人に約束をドタキャンされたこともあり、イライラが募っていた都古は輝明に「テルのせいでしょ!」と怒って、八つ当たりしてしまった。輝明はショックを受けてパニックになり、ツール・ド・フランスの歴代優勝者を復唱し始めた。
都古は翌日、輝明に謝罪し、仲直りする。しかし輝明は広之から、テンジクネズミには触れないよう言われてしまう。だが都古に「輝明に何か担当させてほしい」と頼まれた広之は、仕方なく輝明にテンジクネズミの中で1番大人しいジンジンの世話をするよう指示した。その後、輝明がジンジンの世話をしていると、客が彼に質問をしてきた。質問の答えが分からず「分かりません」と答えた輝明に、客がムッとして食ってかかる。広之は何とかその場を収めた後、輝明に客と話さないよう指示した。ところが輝明は客から質問されても無視するようになり、ますますトラブルとなってしまう。久保に呼ばれた輝明は、広之から客と話さないように言われたことを正直に伝え、広之は久保から注意されることとなった。しかし広之は自分の名前を出した輝明に怒り、「チクってんじゃねぇよ」と吐き捨てる。輝明はその言葉の意味が分からなかったが、嫌な気持ちになってストレスを感じ、眠れない日々を送るようになった。
そんなある日、ついに輝明が過労で倒れてしまう。里江は「数日間仕事を休む」と動物園に連絡したが、輝明はいつも通りに動物園にやって来て、仕事を始めようとする。ジンジンの世話をしたがっている輝明を見た都古は、久保に「輝明をここで働かせてほしい」と頼むが、久保は彼の正式採用に難色を示す。しかし広之が、輝明がテンジクネズミの解説を全て記憶していることを久保に教え、輝明はテンジクネズミの解説を披露する。久保は驚き、輝明を正式に動物園の飼育係として採用することを決意した。
動物園で変化を見せる輝明
動物園に正式採用された輝明はテンジクネズミの解説を任されるが、子供たちを前にして緊張してしまい、失敗を繰り返してしまう。そんな中で、二世帯住宅で輝明らと一緒に暮らしている兄夫婦の息子の大竹幸太郎(おおたけこうたろう)は、輝明が1人でいる時に彼にお金を要求する。輝明がお昼代として持っていた5000円を渡すと、幸太郎は「僕に5000円くれたこと誰にも言わないで」と彼に約束させた。それから輝明は動物園でお昼代を出すことができなくなり、不思議に思った都古は、そのことを里江に伝える。それを知った兄の大竹秀治(おおたけひではる)は輝明に小遣い帳を持ってこさせ、そこに「あげたお金5000円」と書かれていることに気づく。「誰にあげたんだ?」と秀治は尋ねるが、輝明は「約束は守らなきゃいけません」と答え、頑なに幸太郎の名前を出さなかった。幸太郎は輝明に約束を守ってくれたことを感謝し、反省して少しずつお金を返すと決意する。その後、輝明は無事にテンジクネズミの解説ができるようになった。
ある日、都古は高熱を出して仕事を休む。里江は都古の家に見舞いに行き、彼女が1人暮らしで頼る人がいないことを心配する。都古は里江が帰った後、悩みながらも恋人の河原雅也(かわはらまさや)に電話をかけ、「今日はどうしても来てほしい」と頼む。しかし既婚者の河原は、妻の両親に会うことを理由に都古の頼みを拒否した。都古は河原と結婚したいという気持ちがあったが、彼と不倫関係にあるため、辛い思いばかりしていた。
河原と会うことをやめると決意した都古は彼からの連絡を無視し、輝明と仕事場から一緒に帰る。輝明に家まで送ってもらった都古は「渡すものがあるから3分待ってて」と彼を外に待たせ、マンションの部屋に向かうが、そこには河原の姿があった。そして河原は都古に妻と別れたことを伝え、突然プロポーズする。驚き困惑する都古だが、輝明を外で待たせていたことを思い出し、慌てて外に出る。ところが輝明は3分以上待たされていたことからパニックになって、以前都古が怒った時の記憶がフラッシュバックし、彼女から言われた「テルのせいでしょ!」という言葉を連呼し始めた。輝明は混乱した時に昔のことがフラッシュバックして、その時の感情に陥ることもあるようだ。都古は輝明に怒ったことを深く反省した後、改めて河原に「結婚する」とプロポーズの返事をするのだった。
輝明の話から河原の存在を知った里江は都古に、輝明にはいつまでも都古に頼らず生きて行ってほしいと思っていることを伝える。都古は河原と結婚することや、いずれは同業者である河原の動物病院を手伝おうと思っていることを里江に話した。だがその一方で、輝明にそのことを話したら、彼の気持ちが不安定になるのではないかという不安も抱えていた。
それから輝明は飼育係として成長していき、ヤギの世話もできるようになる。広之を始め他の職員たちも輝明の対応に慣れ、職場にも馴染めるようになっていた。そんな輝明の様子を見た都古は安心し、彼に結婚して仕事を辞めることを伝える決意をする。その決意を聞いた里江は、輝明に結婚の意味について教える。すると輝明は「僕も結婚するの?」と聞いてきた。里江は言葉に詰まってしまったが、「結婚する人もいればしない人もいる。自分ができることを一生懸命やればいい」と涙ぐみながら伝えた。
後日、都古は輝明に結婚して仕事を辞めることを伝える。輝明は特に変わった様子はなく、里江や妹の大竹りな(おおたけりな)と一緒に都古の結婚パーティーへと向かった。そこで輝明は都古に花束を渡す係を務めるが、顔も見ずに無表情で彼女に花束を渡す。何を考えているのか分からない彼の態度に、都古は少し戸惑いながらも、笑顔で花束を受け取る。しかし河原の最後の挨拶後、感極まって涙を流す都古に対し、輝明は「どうして良いことなのに泣いてるの?僕が代わりに笑ってあげる」と言い微笑んで見せた。そんな彼に都古は感謝し、泣きながら笑顔を見せるのだった。
その後、都古が動物園を辞める日が来る。輝明は特に変わった様子はなかったが、休みになると彼女の家に行くと言い出した。里江は「結婚したから今までのように家に行ったらいけない」と止めたが、輝明は理解できず、りなに都古の新居への行き方を教わり彼女の家に向かう。都古は驚きながらも帰ってきたばかりの河原と共に輝明を迎え入れる。そして昼食後に河原の動物病院に行くと言う都古に、輝明は「どうして?」と繰り返し尋ねる。そんな彼に、都古は「結婚っていうのは、ずっと仲良くしようって約束することなの」と説明した。
その日から輝明は都古の家に行かなくなった。だが仕事から帰宅するのが遅くなり、食事中に何度もうがいしたり都古に毎日出している葉書が1日2通になったりと、輝明の行動が変化するようになる。里江やりなは輝明の行動について、彼が新居に行ったことで都古の結婚をようやく理解し、ストレスを感じてこだわりが強くなっているのではないかと推測する。その後、突然輝明が仕事中に姿を消してしまう。動物園から輝明の行く場所に心当たりはないかと連絡を受けた都古は、輝明とよく遊んでいた広場へと向かう。すると輝明は、そこで居眠りをしていた。都古は「動物たちが元気に過ごせるように一生懸命世話をしてください。約束です」と書いた葉書を輝明に渡した。
それから輝明は都古との約束を果たすように、一生懸命仕事に励んだ。そんな中、園長の久保は本社の常務から来園者が減っていることを咎められ、プレッシャーをかけられる。そこで久保は来園者アップのため、レッサーパンダの双子の赤ちゃんの名前をクッピーとマーボに決め、マスコミ発表を行うことを決める。しかしマスコミ発表当日、クッピーの元気がなかったため、ベテラン飼育係の古賀年雄(こがとしお)はマスコミ発表を延期すべきだと久保に求める。だが久保は「死ぬわけじゃない」と強引にマスコミ取材を行ってしまい、クッピーの容態は心配な状況となる。1度帰宅していた輝明も「動物たちが元気に過ごせるよう世話をしてください」という都古との約束を思い出し、動物園に戻って職員たちと共にクッピーの回復を見守った。
この出来事をきっかけに、里江は輝明が職員たちに受け入れられていることを知り、久保に感謝の手紙を記す。これまで輝明に理解を示す振りをして本社に戻ることだけを考えていた久保だったが、里江の手紙や輝明の姿を見て改心し、動物園の仕事に愛情を持って取り組むようになった。
家を飛び出す都古
ロードバイクが欲しかった輝明は毎月5万円ずつ給料を貯め、ついに目標金額の60万円を達成する。そしてロードバイクを購入し、練習して乗れるようになった。
そんな折、都古が久しぶりに輝明の元を訪れ、夕食を共にすることになる。輝明は都古と会えることをとても楽しみにしていた。その一方で都古は、体裁を気にしすぎる河原との結婚生活に悩んでいた。それでも都古は輝明らとの食事の席で明るく振る舞い、悩んでいる素振りを見せなかったが、後日輝明から届いた葉書に「都古ちゃんが元気じゃありませんでした」と書かれており思わず涙を流す。さらにロードバイクで都古の家にやって来た輝明に、都古は泣きながら抱きついた。その夜、いつもと変わらず帰宅した輝明だが、ベッドに入ってから涙をこぼすのだった。
後日、都古は河原から離婚しないために、子供やマイホームが欲しいと言われる。そんな彼の言葉に絶望した都古は、翌日突然結婚指輪を置いて家を飛び出していった。
一方、輝明は夕食の際に突然涙を流し始める。これまでも突然涙を流すことがあったため、りなは「食欲もあるみたいだし心配しなくても大丈夫」と言うが、心配になった里江は動物園に行って久保や古賀に話を聞きにいく。輝明に特に変わった様子はないと知り、安心した里江が帰宅したりなにそのことを伝えると、りなは「そんなの最初から分かってたじゃん」とイラ立ったように叫んだ。りなは幼い頃から輝明にかかりっきりで、全く自分に目を向けてくれない里江に不満を抱いており、甘えたい気持ちを我慢してきたのだ。そのことを輝明の主治医である堀田丈二(ほったじょうじ)に話したりなは、その場で号泣した。そして秀治も里江に、りなが寂しい思いをしていることや、自分が子供の頃に輝明が原因でいじめを受けたことなどを打ち明けた。反省した里江は、りなに「ごめんね」と謝り、りなは里江に抱きついて甘えるのだった。
家を飛び出した都古は旅館に身を寄せていたが、眠ることができず、安心できる場所を求めて母親に電話をかける。しかし河原から連絡を受けていた母は都古の話も聞かず、「早く河原さんの元に戻りなさい」と突っぱねた。都古は傷つき、涙を流す。その後、都古は動物園を訪れ、輝明と遭遇する。都古はそこで輝明と過ごしているうちに、安心して眠りについていた。その出来事をきっかけに、都古は輝明が自分を必要としているのではなく、自分が輝明を必要としているのだと気付くのだった。
ロードレースに出場する輝明
都古は輝明の家に泊まらせてもらいながら、新しい部屋を見つけ、改めて河原に離婚を申し出た。そして都古は離婚したことを輝明に伝え、動物園の獣医として戻ることになった。
久保は動物園の来場者数がアップしたことから、常務から本社に戻ってこないかと打診される。以前は本社に戻りたかった久保だが、現在は動物園に愛着があるため、本社に戻るつもりはなかった。しかし古賀を始めとした職員たちは、動物に愛情がある人が本社にもいてほしいという理由から、久保に本社へ戻ってほしいと説得する。そのため久保は来年から本社に勤めることとなった。
一方、輝明は道端で出会ったロードバイク仲間の亀田達彦(かめだたつひこ)からロードバイクで走る素晴らしさを聞いて、40kmを走るロードレースに出たいと言い出す。家族は反対したが、輝明の強い意思を尊重し、彼をロードレースに出場させることとなった。輝明は練習を重ね、ロードレース当日は家族や動物園の職員たちも応援に来る中でスタートを切った。順調に自分のペースでコースを走っていた輝明だが、ゴール直前にトビの声を聞いてそちらに気を取られ、コースを外れてしまう。秀治は輝明を追いかけようとするが、里江は彼を止め、輝明が戻って来るのを待つ。そして山の中で飛び去って行くトビを見送った輝明は、元のコースに戻ってきて無事にゴールをした。その直後、輝明は里江に「グループホームに行く」と告げる。
実は里江は堀田から、輝明を自立させるためにも、他の自閉症の人たちが集まるグループホームで生活してはどうかと提案されていた。里江は悩んでいたものの、輝明は自ら進んでグループホームに行くことを決意したのだ。そして家を出てグループホームで生活を始めた輝明は、無事にそこでの生活に馴染み、楽しく暮らすのだった。
『僕の歩く道』の登場人物・キャラクター
主要人物
大竹輝明(おおたけてるあき/演:草彅剛)
本作の主人公。先天的な障害により、10歳児程度の知能までしか発達しなかった32歳の自閉症の青年である。人とコミュニケーションを上手く取れないため周囲から理解してもらえず、定職に就けないでいたが、幼馴染の松田都古(まつだみやこ)から勧められて動物園の飼育係として働くことになる。初めは他の職員たちに理解してもらえなかったが、都古のサポートのおかげで徐々に馴染んでいき、動物園の飼育係にも正式採用されて仕事を続けられるようになる。家族以外では唯一都古のことをとても信頼しており、毎日葉書で3行のメッセージを書いて彼女に出していた。また黄色を好んでおり、服装や道具などはほとんど黄色を使っている。ロードバイクが好きで、いつも部屋のテレビでロードレースのツール・ド・フランスを見ており、ツール・ド・フランスの歴代優勝者を暗記している。そのためパニックになると、ツール・ド・フランスの歴代優勝者を復唱する。カレーはチキンカレーしか食べず、他のカレーが出ると「カレーはやっぱりチキンカレー」と連呼する。最終的に自らの意思で、自立支援施設であるグループホームに住むことを決めた。
松田都古(まつだみやこ/演:香里奈)
本作のヒロインで、動物園の獣医である。輝明と20年以上親しくしている幼馴染で、「テル」と呼んでいる。幼い頃から輝明の良き理解者として仲良くしており、彼をサポートしている。両親は離婚して兄弟はおらず、1人暮らしをしている。同業者で既婚者の河原雅也(かわはらまさや)と不倫していたが、離婚したため、再婚して彼の動物病院を手伝うこととなる。しかし体裁ばかり気にする河原との関係が次第に冷めていき、離婚しないためにマイホームや子供を作ろうとする彼に絶望して家を飛び出した。そして家出している期間に、輝明が自分を1番理解してくれている大切な友人だと気付き、河原と離婚して動物園に復職した。
大竹家
大竹秀治(おおたけひではる/演:佐々木蔵之介)
輝明の兄である。結婚していて息子が1人おり、二世帯住宅で母や輝明らと同居している。輝明がなかなか定職に就けなかった際は、健常者と一緒に仕事をさせることに反対していた。幼い頃に輝明が原因で同級生からいじめられたり、輝明の担任から文句を言われたりと苦い思い出があり、同じく複雑な思いを抱える妹の大竹りな(おおたけりな)に同情していた。そのため輝明がロードレースに出たいと言った時は反対し、「人の手を借りて当然だと思うな」と突き放したが、輝明から感謝の気持ちを伝えられて心境が変化。輝明がロードレースに出ることを応援するようになり、レースのスタート時には輝明のことをフォローしていた。
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『六番目の小夜子』とは恩田陸の小説と、それを原作としたNHKで放送されたTVドラマ、および舞台作品である。恩田陸のデビュー作であり、新潮社の第3回日本ファンタジーノベル大賞にて最終選考まで残った作品だ。とある高校(ドラマでは中学校)に伝わる「サヨコ」という言い伝えを軸に、少年少女たちの瑞々しい青春とファンタジーホラーの一面も持つ。2000年にNHK教育『ドラマ愛の詩』でドラマ化された。また2022年1月、乃木坂46の鈴木絢音の主演で舞台化もされている。
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MIU404(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。
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HERO(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『HERO』とは、第1期が2001年に、第2期が2014年にフジテレビ系で放送された、検察をテーマにした日本のテレビドラマシリーズ。木村拓哉が主演を務め、自身の正義と価値観で捜査を行う型破りな検事・久利生公平と彼を支える検察事務官、同僚検事たちの活躍を描いている。その他、2006年にドラマ特別編が、2007年には劇場版がそれぞれ制作され、2015年には劇場版第2作が制作された。第28回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した。
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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう(いつ恋)のネタバレ解説・考察まとめ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(いつ恋)とは、東京という街で必死に生きる若者たちの恋愛を描いた日本のテレビドラマである。フジテレビ系列で2016年1月から3月まで放送された。坂元裕二によるオリジナル脚本作品。主演を有村架純と高良健吾がつとめた。東日本大震災が発生する2011年前後と、5年後の2016年からの2部構成で描かれている。第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞作品賞・脚本賞などを受賞した。
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HERO(2015年の映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「HERO」とは2015年7月18日に公開された日本の映画作品。2001年に第1期、2014年に第2期としてフジテレビ系で連続ドラマとして放送された同作の劇場版2作目。監督は鈴木雅之。脚本は福田靖。2015年の日本映画興行収入第3位 (実写映画では第1位) を記録 (46.7億円)。木村拓哉演じる主人公・久利生検事が不審な交通事故を通して大使館の疑惑に関わることになる。
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やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。
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極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。
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君と世界が終わる日に(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『君と世界が終わる日に』とは、2021年1月から3月まで日本テレビでドラマ放送された、竹内涼真主演のゾンビサバイバルドラマである。物語は主人公の間宮響が恋人の小笠原来美を探しながら、生存者たちと一緒にウイルスに感染した人間のゴーレムと戦い、ゴーレムのいない安全な場所を目指して旅するストーリーである。人間を襲うゴーレムを倒しながら、生存者たちの仲間の絆が深まっていき、みんなで助かろうと一生懸命に生きる姿を見られるドラマ。主人公の間宮響の諦めの悪い性格や襲ってくるゴーレムとの闘いも見どころのひとつ。
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新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。
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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
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仮面ライダー1号(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。
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箱入り息子の恋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『箱入り息子の恋』とは、2013年公開の日本の恋愛映画。この物語の主人公、天雫(あまのしずく)健太郎、35歳は市役所勤務で性格は内気。そして、彼女いない歴=年齢という持ち主。結婚願望がない健太郎を見て、心配した両親は代理見合いに出席する。代理見合いをきっかけに健太郎は奈穂子と出会うが、奈穂子は目が見えなかった。健太郎との恋愛を反対する奈穂子の父と、立ちはだかる障害という壁。もどかしい恋と2人の純粋な気持ちに胸を打たれた人が続出。日本映画監督協会新人賞を受賞した市井昌秀が送る感動のラブストーリー。
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ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。
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コンフィデンスマンJP(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。
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ガリレオ(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。
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目次 - Contents
- 『僕の歩く道』の概要
- 『僕の歩く道』のあらすじ・ストーリー
- 輝明が動物園に就職
- 動物園で変化を見せる輝明
- 家を飛び出す都古
- ロードレースに出場する輝明
- 『僕の歩く道』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 大竹輝明(おおたけてるあき/演:草彅剛)
- 松田都古(まつだみやこ/演:香里奈)
- 大竹家
- 大竹秀治(おおたけひではる/演:佐々木蔵之介)
- 大竹りな(おおたけりな/演:本仮屋ユイカ)
- 大竹真樹(おおたけまき/演:森口瑤子)
- 大竹幸太郎(おおたけこうたろう/演:須賀健太)
- 大竹里江(おおたけさとえ/演:長山藍子)
- 動物園
- 三浦広之(みうらひろゆき/演:田中圭)
- 古賀年雄(こがとしお/演:小日向文世)
- 久保良介(くぼりょうすけ/演:大杉漣)
- 青木大輔(あおきだいすけ/演:澤田俊輔)
- 水野楓(みずのかえで/演:星野奈津子)
- 高野(たかの/演:山田明郷)
- その他
- 大石千晶(おおいしちあき/演:MEGUMI)
- 河原雅也(かわはらまさや/演:葛山信吾)
- 堀田丈二(ほったじょうじ/演:加藤浩次)
- 亀田達彦(かめだたつひこ/演:浅野和之)
- 山本武(やまもとたけし/演:滝直希)
- 『僕の歩く道』の用語
- 自閉症
- 動物園
- テンジクネズミ
- 葉書
- ロードバイク
- 『僕の歩く道』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 大竹輝明「僕が代わりに笑ってあげる」
- 都古が輝明からの手紙に涙する場面
- ロードレースを終えた輝明が自立を決意する場面
- 『僕の歩く道』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 草彅剛や小日向文世など僕シリーズ3作で共通した出演者
- 自閉症の理解を深め多くの反響を集めた作品
- 随所に散りばめられたありがとうの隠しネタ
- 『僕の歩く道』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:SMAP「ありがとう」