リコカツ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。2021年4月にTBSで放送された。主人公は水口咲(みずぐちさき)と緒原紘一(おばら こういち)で、2人は運命的な出会いをして結婚するが、価値観などが合わずに離婚を意識する。現代ならではの離婚の多さや、その理由や家族間の思いなども描写されている。様々な夫婦や家族の絆を描いた心温まるストーリーだ。

『リコカツ』の概要

『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。恋愛や家族の絆などを再認識していく物語で、2021年4月にTBSで放送された。平均視聴率は9.1%である。

ドラマ『家売るオンナ』やCMなどで活躍している北川景子と、ドラマ『WATER BOYS』などで活躍している永山瑛太が主演である。

主人公である咲と紘一は運命的な出会いを経て結婚をするのだが、交際3か月の電撃婚なので、お互いをよく知らないまま結婚生活がはじまった。2人の間には価値観の違いや育ってきた環境の違いが目立ち、お互いに戸惑いを感じ離婚を意識し始める。
しかしお互い嫌いにはなれないので、自分の気持ちとの葛藤や相手への思いやりなどを考えながら、お互いの心地いい距離感を探っていく。
紘一のキャラクターや主人公2人のやり取りも笑えるポイントもあり、涙もある内容である。

『リコカツ』のあらすじ・ストーリー

2人の出会いと結婚

結婚式で笑顔で写真撮影に答える紘一(写真左)と咲(写真右)

ファッション雑誌の優秀な編集者・水口咲(みずぐちさき)は5年間付き合っていた青山貴也(あおやまたかや)に「結婚のイメージができない」と言われ、振られてしまう。その怒りを発散したくて登山していると、足を滑らせて落ちてしまう。足を怪我をしてしまい動けなくなり、助けを呼ぶことも出来ずに人生を諦めていた咲だが、航空自衛隊官の緒原紘一(おばらこういち)が救助してくれた。2人はお互いに運命の出会いだと感じ、交際わずか3か月で電撃結婚を決める。しかしお互いをよく知らずに結婚したので、一緒に暮らし始めてからお互いの嫌なところが目立ち、不満が募る。
紘一はとてもまじめで堅いイメージだが、不器用な面もある。毎朝4時に起床し、家訓を読んでランニングに出かけるのが日課。一方咲は紘一とは正反対で、今どきの見た目にこだわりを持ち、インテリアや流行に敏感だ。咲は紘一の亭主関白で時代遅れでファッションにもまるで興味がないところがイヤで、逆に紘一は咲の料理が下手なのに見た目だけ取り繕っているところがイヤなようで、新婚早々二人の中で離婚の文字が浮かんでいるのだ。
咲は結婚生活が我慢できなくなり、家を出て実家に戻っていた。しかし前から紘一の家族と食事会をすることを約束していたので、予定通り仲の良い夫婦を装い、紘一の実家へ行く。そこで2人は離婚を考えていると伝えようとしていたのだが、紘一の母である緒原薫(おばらかおる)が紘一の父親である緒原正(おばらただし)と離婚すると言い出したのだ。驚きを隠せない正と紘一。しかし薫の意志は固く聞く耳をもたない。そんな状況で咲と紘一が離婚の話をできるはずがなく、またの機会にする事になる。
ある日咲は会社で嫌な事があり落ち込んでいた。そこに紘一が駆けつけてくれて、抱きしめてくれた。
一方咲の実家では咲の父親である水口武史(みずくちたけし)は若い女性と連絡をとっており、咲の母親である水口美土里(みずぐちみどり)は離婚について調べていた。水口家もなんだか不穏な空気が流れているのだ。

家族全員で離婚騒動

薫が家を出て行ってしまい、薫を探そうと正(中央)を説得する紘一(左)と咲(右)

紘一の両親の離婚騒動で、2人の離婚報告ができなくなったので、とりあえずは家庭内別居という形をとることになった咲と紘一だが、お互いの職場で夫婦そろって参加するイベントに出席することになる。お互いに相手の為になるように行動をしていこうと改めて考えていたのだが、2人のイベントの予定が同じ日であったことに気が付き、どっちに参加するのかをめぐってまたもや揉める。紘一は予定していた職場のバーベキューを欠席して、咲の職場のパーティーへ出かけた。その思いがうれしかった咲は、職場のパーティーを抜け出して今度は「紘一の職場のバーベキューへ行こう」と提案し、向かう。紘一の職場の集まりに合流した咲は、紘一の後輩である一ノ瀬純(いちのせじゅん)から手伝ってほしいと頼まれ一緒に別の場所へ向かう。一ノ瀬は紘一に好意を寄せており咲の事が気にいらない存在だった。一ノ瀬は咲を困らせようと、わざと山に咲を取り残していく。咲は道が分からなくなりさまよっていたが、しばらくして紘一は咲がいない事に気が付き探しにいく。咲からもらった光るボールペンを使って探していると、咲を発見し衰弱していた咲を抱きしめて介抱した。
2人が家に到着すると、そこには美土里が大きな荷物を持って立っていた。事情を聞くと美土里は「離婚するから」と言い、しばらく3人で住むことになった。
紘一はいつも体づくりの為にジムに通っていた。そこで、偶然にも咲の元彼の貴也と知り合いになった。しかし紘一も貴也もそのことは知らずに、お互いの悩みを相談していたのだ。
一方で母の薫が出て行ったきり帰って来ないので、紘一は薫の足取りを調べていた。すると温泉宿で働いている事を突き止め、咲と向かう。薫と話をするが、薫に「家に帰るつもりはさらさらない」と言われ少しショックを受ける。薫は今まで自分の好きな事もせずに子育て一番に考えていたが、紘一が結婚して親の役目を終えたので、今度は自分の為に何かをしたいと考えての行動だった。母の考えを知った紘一は応援することにした。
ある日、紘一と咲が家に帰ると、そこに貴也がいたので驚いた。貴也の仕事は弁護士で、美土里から離婚の事で相談を受けていたのだ。そこで、紘一と貴也は悩みの相談をしあっていた対象が同じ咲だったと気が付き、気まずくなる。紘一は予め離婚届を役所からもらっていたのだが、そこで貴也は名前の書かれた離婚届けを偶然にも発見してしまい、動揺していた。

家庭か仕事か究極の選択

咲は両親が離婚する話を聞いてショックを受け、落ち込んでいる所に紘一から「離婚せずにもう一度やり直そう」と言われ、2人の離婚は白紙に戻る。そんな中、咲は配属先が異動になり、とても忙しく家にも帰れない日が続いていた。紘一は新居に引っ越してから職場が遠くなり上司から「もう少し近くに越した方がいい」とアドバイスをもらっていた。そんな矢先に紘一はいつも通り朝に家を出ると事故渋滞に巻き込まれてしまい、後輩に急遽出勤してもらう事になってしまう。しかも代わりに出勤してくれた後輩がケガをしてしまい、紘一は自分のせいだと悔やむ。咲に相談しようとしても忙しくて話が出来なかった。お互いすれ違いの生活が多くなり、ついに紘一が咲に怒りを爆発させた。咲も「自分は精一杯頑張ってるのに」と反論し、またもや不穏な空気が流れた。
一ノ瀬は紘一の様子がおかしいので、咲の職場へ出向き「いったい、紘一とはどうなってるのか?ちゃんと尽くしているのか?遅刻したことのない紘一が遅刻している」など怒りをぶつけた。咲は遅刻した話などは紘一から聞いていなかった。今度は咲が紘一に怒りの矛先をむけて、「何で話してくれなかったのか」と口論になった。紘一はそれまで我慢していた「仕事を辞めて家庭に入ってくれ」というお願いを咲にするが、咲は断った。結果2人は離婚する事で合意し、離婚届けに印を押したのだ。
しかし2人ともお互いに未練があったのだが、意地になって「やっぱり離婚は辞めよう」と言えなかった。紘一は離婚届けを役所に提出し、咲は止めに行ったが一足遅く離婚が成立し、泣き崩れた。
離婚が成立しお互いに別々の家で暮らし始め、咲は職場の担当作家である水無月連(みなづきれん)と貴也から告白を受ける。一方で紘一は一ノ瀬から告白される。しかし咲も紘一も未練があるので次の恋には進めなかったのだ。

リコカツの結末

お互いの思いを素直に伝える紘一(左)と咲(右)

武史は美土里に離婚を突きつけられていた。しかし美土里が詐欺にあった事を聞いて、お金を返してもらいにいき、そこで美土里が病気で余命宣告を受けている事を知る。武史は美土里に「ちゃんと治療を受けてまた一からやり直そう」と伝えると美土里はうなずき、治療を受ける事を決意した。
また正は薫が働いている旅館で自分も働く事を決めて、薫の信頼を取りもどそうと熱い思いを薫に伝え、薫も納得した。
一方咲と紘一はお互いに未練があるにも関わらずくすぶっていた。しかし両親が離婚を撤回し、お互いに支えあう姿を見て、自分たちの気持ちに嘘をついていてはダメだと気が付き、会って話をした。2人ともお互いを尊重しあう為に、自分が変わる事が必要だと考えた。
そんな中、咲にパリへの転勤の話が来ていた。咲が昔から夢にみていたパリでの仕事をあきらめたくはないが、紘一と会えなくなるのは嫌だとパリの仕事を断ろうとしていた。その話を聞き、紘一は自分が仕事を辞めてパリについてくと決意。しかしそれではどっちかが犠牲になってしまうので良くないという結論に至り、咲のパリへの転勤期間の3年間は毎日通話をするというルールを設ける事でおさまった。

3年後、咲は無事に帰国し、2人はやっと会うことが出来た。2人は抱き合いキスをした。

『リコカツ』の登場人物・キャラクター

主要人物

水口咲・緒原咲(みずぐちさき・おばらさき/演:北川景子)

泉潮社のファッション誌『marie claire mode』の編集部で働いている。貴也と別れ紘一と結婚する事になるが、価値観が合わない。仕事は出来るが、家事は苦手。紘一のまっすぐな所に惹かれているが素直になれない自分との葛藤もある。編集部から文芸部へ移動になり、担当した作家の水無月連に興味をもたれて紘一とのいざこざに繋がってしまう。

緒原紘一(おばらこういち/演:永山瑛太)

航空自衛隊航空救難団メディック(救難員)の仕事をしていて、咲を助けた事がきっかけで結婚することになった。厳格な家庭で育ったため、昭和的な雰囲気を醸し出しているのだが、咲と出会ったことで考え方が変わっていく。しかし価値観が合わずにリコカツへと進んでいく。

青山貴也(あおやまたかや/演:高橋光臣)

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青の帰り道(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『青の帰り道』とは藤井道人が監督、おかもとまりが原案を務め、2018年に公開された青春群像映画。 歌手を夢見て上京するカナ。東京の大学へ進学しカナと暮らすキリ。浪人生活を送るタツオ。地元でアルバイトをするリョウ。できちゃった婚をするマリコとコウタ。東京で大学デビューを果たすユウキ。群馬県前橋市で高校卒業した仲良し7人グループの、2008年から2018年の10年間が描かれており、実際に起こった政権交代、東日本大震災などの、日本社会の大きな出来事と共に進んでいくリアルなストーリーが魅力。

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御手洗家、炎上する(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

御手洗家、炎上する(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『御手洗家、炎上する』とは、Netflixで配信されているサスペンスドラマで、原作は藤沢もやしによる漫画作品。主演は永野芽郁。その他、鈴木京香、中川大志などが出演している。 村田杏子は代々病院を経営する御手洗家の長女だったが、火事で家が全焼するという事件が起こり、両親が離婚してしまう。だが、杏子は後妻の御手洗真希子が火事を起こしたのではないかと疑っていた。そのため、杏子は御手洗家に家政婦として潜入し、火事の真相を暴く決意をする。杏子が家庭を壊した真希子に復讐する、復讐劇が繰り広げられる。

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過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。

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明け方の若者たち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

明け方の若者たち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『明け方の若者たち』は、カツセマサヒコの長編小説デビュー作となった作品。各界の著名人からの推薦で、発売前から重版が決定していたリアリティ溢れる青春物語である。2021年に映画化され、主演に北村匠海、ヒロインに黒島結菜という豪華キャストで構成された。 学生生活最後の飲み会で出会った「僕」と「彼女」の複雑な恋愛模様と、若者たちが何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いている。

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IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

IQ246〜華麗なる事件簿〜(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『IQ246〜華麗なる事件簿〜』とは、織田裕二主演の本格ミステリードラマである。2016年10月から12月まで、日曜夜9時にTBSで放送された連続ドラマで、IQ246の法門寺沙羅駆が、マリアTが指示した完全犯罪を解決していくストーリー。織田裕二の他に、土屋太鳳、ディーン・フジオカ、中谷美紀など豪華キャストが出演している。脚本は泉澤陽子、栗本志津香、木村涼子、音楽は井筒昭雄が担当する。ドラマには個性的な登場人物が登場し、毎回、法門寺沙羅駆のIQ246の頭脳を使った事件解決の謎解きを楽しめる。

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アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

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