嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。
松子の父親。厳格な性格で、滅多に笑うことがない。病気がちな久美を可愛がるあまり、あまり松子に構うことがなかったが、松子が家を飛び出した後はいつも彼女を気にかけていた。松子が家をでて3か月後に自宅で亡くなる。
川尻久美(かわじりくみ/演:市川実日子)
松子の妹。病気のため、ほとんど寝たきりの生活を送っていた。病気を理由に父親に可愛がられていたことから松子に嫉妬されるが、姉である松子のことが好きである。死ぬ前の最期の言葉は「お姉ちゃんお帰り」であった。
川尻紀夫(かわじりのりお/演:香川照之)
松子の弟であり、笙の父親。家を飛び出した松子のことを恨んでいる。死んだ松子のアパートの整理を笙に頼む。
川尻悦子(かわじりえつこ/演:濱田マリ)
紀夫の妻であり、笙の母親。松子が一度だけ実家に戻ったときに顔を合わせる。松子の存在は一応知っていた。
川尻多恵(かわじりたえ/演:キムラ緑子)
松子、紀夫、久美の母親で、恒造の妻。本作ではほとんど出番がない。
現代の登場人物
龍洋一(りゅうよういち/演:伊勢谷友介、幼少期:広川淳)
松子の元教え子。修学旅行の時に旅館の金を盗み、松子を退職に追い込んだきっかけとなった。大人になると、ヤクザの世界に足を踏み入れ、松子と再会する。組の金を使い込んだために殺されそうになるが、自ら警察を呼ぶことで服役することとなる。自分と一緒にいると不幸になるという理由で自身の出所を待っていた松子を拒絶するが、松子を忘れることができずに彼女の行方をずっと探していた。
沢村めぐみ(さわむらめぐみ/演:黒沢あすか)
AV制作会社の社長で、元AV女優。松子が服役したときに知り合い、後に親友となる。松子のことをずっと気にかけており、部下に松子のアパートを見張らせていた際、笙の存在を知る。笙に昔の松子について話し、「あんたの叔母さんはあたしよりもずっといい女だった」と語る。また、笙との別れ際に濃厚なディープキスを彼にプレゼントする。
大倉修二(おおくらしゅうじ/演:ゴリ)
松子の隣の部屋の住人。派手な見た目をしているが、初対面の笙にきさくに話しかけたり松子殺人事件について調べている刑事と仲良さげにするなど、社交的な人物である。
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目次 - Contents
- 『嫌われ松子の一生』の概要
- 『嫌われ松子の一生』のあらすじ・ストーリー
- 松子の死と転落人生
- トルコ嬢(ソープ嬢)としてのデビューと殺人
- 沢村めぐみとの出会い
- 龍洋一との再会
- 松子の死の真相
- 『嫌われ松子の一生』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 川尻松子(かわじりまつこ/演:中谷美紀、幼少期:奥ノ矢佳奈)
- 川尻笙(かわじりしょう/演:瑛太)
- 川尻家の人間
- 川尻恒造(かわじりこうぞう/演:柄本明)
- 川尻久美(かわじりくみ/演:市川実日子)
- 川尻紀夫(かわじりのりお/演:香川照之)
- 川尻悦子(かわじりえつこ/演:濱田マリ)
- 川尻多恵(かわじりたえ/演:キムラ緑子)
- 現代の登場人物
- 龍洋一(りゅうよういち/演:伊勢谷友介、幼少期:広川淳)
- 沢村めぐみ(さわむらめぐみ/演:黒沢あすか)
- 大倉修二(おおくらしゅうじ/演:ゴリ)
- 渡辺明日香(わたなべあすか/演:柴咲コウ)
- 後藤(ごとう/演:マギー)
- 片平なぎさ(かたひらなぎさ/演:本人)
- 本田博太郎(ほんだひろたろう/演:本人)
- 田中要次(たなかようじ/演:本人)
- 松子の恋人たち
- 八女川徹也(やめかわてつや/演:宮藤官九郎)
- 岡野健夫(おかのたけお/演:劇団ひとり)
- 小野寺保(おのでらたもつ/演:武田真治)
- 島津賢治(しまづけんじ/演:荒川良々)
- その他の登場人物
- 佐伯俊二(さえきしゅんじ/演:谷原章介)
- 杉下教頭(すぎしたきょうとう/演:竹山隆範)
- 田所文夫(たどころふみお/演:角野卓造)
- 宿屋売店の男(演:甲本雅裕)
- 岡野芳江(おかのよしえ/演:大久保佳代子)
- マネージャー・赤木(演:谷中敦)
- 綾乃(あやの/演:斉藤スミ子)
- 汐見(しおみ/演:渡辺哲)
- 女囚A(演:AI)
- 女囚B(演:山下容莉枝)
- 女囚C(演:土屋アンナ)
- 女囚D(演:山田花子)
- 婦警(演:木野花)
- 係官(演:あき竹城)
- 牧師(演:嶋田久作)
- 超人気シンガー(演:木村カエラ)
- アイドル歌手(演:阿井莉沙)
- 『嫌われ松子の一生』の用語
- 『火曜サスペンス』
- トルコ嬢
- 光GENJI
- 『嫌われ松子の一生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 松子の心情を表現する楽曲のシーン
- 明日香「人生って大事なのは、人に何をしてあげたかだよね」
- 牧師「愛とは神である」
- 『嫌われ松子の一生』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 監督のあまりの厳しさに主演の中谷美紀が撮影をボイコット
- 原作と映画との違い
- 『嫌われ松子の一生』の主題歌・挿入歌
- テーマ・ソング:BONNIE PINK「LOVE IS BUBBLE」
- ED(エンディング):「Matsuko Medley」
- 挿入歌:木村カエラ「トゥリル トゥリル リカー」
- 挿入歌:ch feat. B-BAND「faker」
- 挿入歌:及川リン「Candy Tree」
- 挿入歌:中谷美紀「Happy Wednesday」
- 挿入歌:阿井莉沙「USO」
- 挿入歌:AI「What Is A Life」
- 挿入歌:中谷美紀「まげてのばして」