嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。

松子が服役した刑務所の女囚。プライドを守るために喧嘩を繰り返す。

女囚D(演:山田花子)

松子が服役した刑務所の女囚。服役中は思い出にふける。

婦警(演:木野花)

小野寺を殺害した松子の取り調べを担当する。

係官(演:あき竹城)

刑務所の職員。松子に出所後の希望を尋問する。

牧師(演:嶋田久作)

刑務所で教誨の授業を行う牧師。龍に、「神とは愛である」と教える。

超人気シンガー(演:木村カエラ)

本作の冒頭で、歌っている映像が流れる。

アイドル歌手(演:阿井莉沙)

デパートの屋上で歌っているアイドル。八女川と同棲中の松子が紀夫と再会した時、パフォーマンスをしていた。

『嫌われ松子の一生』の用語

『火曜サスペンス』

登場人物たちが視聴しているテレビドラマである。片平なぎさが犯人に思いとどまるよう説得するシーンは、その時の笙や松子の心情を表わしており、笙は犯人役を自分に置き換えて妄想していた。

トルコ嬢

現代でいうソープ嬢である。八女川と死別した松子はトルコ嬢として働く。マネージャーの赤木に「男を悦ばすために、とにかく足腰を鍛えろ」と言われた松子は筋トレに励む。

光GENJI

実際に活躍したアイドルグループである。龍と別れ妹の久美が死に、絶望した松子の救いとなっていた。松子はメンバーの内海光司のファンとなり、グッズを買い漁るなどの押し活に励む。今までの自分の人生をつづった原稿何百枚にも渡るファンレターを送ったが、返事が来ることはなかった。

『嫌われ松子の一生』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

松子の心情を表現する楽曲のシーン

本作はシリアスな物語であるが、それを中和させてくれているのが美しくコミカルなミュージカルシーンである。CGも多様し、きらびやかなものに仕上がっている。木村カエラやAIなど、豪華アーティストが歌唱を担当しているシーンもある。

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