アンフェア(ドラマ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アンフェア』とは、2006年にフジテレビ系列で放送が開始された、女性が主人公のハードボイルド系の刑事ドラマ。硬派なストーリー展開が特徴である。主人公の女性刑事・雪平夏見(ゆきひらなつみ)が、刑事だった父が殺害された事件の真相を追いつつ、数々の難事件を解決していく姿を描いた。テレビドラマ放送終了後も幅広い層から高い人気を集め、スピンオフも含めてスペシャルドラマ4作品と映画3作品が公開された。原作は奏建日子の『推理小説』。主人公の雪平夏見役を篠原涼子が演じた。

スピンオフスペシャルドラマ 『アンフェア the special ダブル・ミーニング 連鎖』

警視庁に帰任していた雪平(左)と対面する望月(右)。

少女の頃に誘拐事件に巻き込まれた過去をもつ望月陽(もちづきあきら)は、今でもその苦しみを引きずっていた。そのため、警察病院の心療内科医・橘鏡花(たちばなきょうか)の治療を受ける日々を送っている。そんな中、不気味な人形が警視庁に届けられた。その人形の腕には、望月が誘拐事件の際に負ったものと酷似した傷があり、謎のメッセージがついていたのである。

その頃、都内では子供の連続行方不明事件が発生していた。望月は、自分の過去の事件との関連性を疑うが、上司である管理官・浅野義典(あさのよりのり)に捜査を止められてしまう。しかし、第2特殊班に所属する刈谷翔(かりやしょう)の協力を得て、捜査を進めるのであった。そして、望月が被害にあった20年前の誘拐事件に関する調書が、まったく残っていないことに気づくのである。

その頃、山路は代議士・和泉の秘書である笠原連(かさはられん)の不審死現場にいた。事件性を訴える山路の意見は無視され、笠原は自殺として処理されてしまう。しかし、殺人の疑いを捨てきれない山路は、検視官の三上薫(みかみかおる)に調査を依頼するのである。

今回、連続して行方不明になっている少女たちには、ある共通する特徴があった。そしてその特徴は、望月とも一致していたのである。また、望月の事件のときには浅野茜(あさのあかね)という少女も誘拐されている。しかし、その少女は保護された1ヶ月後に、精神的苦痛に耐えきれずに自殺していたのである。その後、行方不明の少女がもつ携帯電話の電波が受信されたことにより、5人の少女が無事に保護されることになる。しかし、犯人にたどり着く情報は何もつかめない。そのうえ、6人目の被害者がまだ見つかっていないことが判明する。

今回の事件と自分の誘拐事件に強いつながりを感じた望月は、過去の事件を調べ始めた。そして、当時の誘拐事件の2人の被害者に接触するが、有力な情報は得られない。その頃、山路の捜査に協力していた三上は、笠原の殺害に、今回の誘拐事件に関係している凶器が使われている事実を突き止める。そして、両方の事件に同じ薬剤が使われていることも。これを聞いた望月と山路は、協力して医療関係者の割り出しを進めるのであった。

捜査を進める望月と山路は、野田という名の看護師を笠原殺害の犯人と断定した。そして、その野田は、20年前の誘拐事件の被害者を名乗っていた梅川(うめかわ)と同一人物だったことが判明する。このため、今回の誘拐事件は、ストックホルム症候群を患っていた梅川が、20年前の犯人を見つけるために計画したものと推測されたのである。

ついに梅川の居所が突き止められ、駆けつけた望月と山路らによって残されていた6人目の少女が救出される。その場所は、20年前の誘拐事件の現場だった。そして、現場に現れた浅野が、過去の事件の真犯人と疑われた。しかし、浅野はそれを否定する。その時、自分が連続誘拐事件の真犯人であると、刈谷が自ら告白したのである。

実は、刈谷は茜が誘拐されたとき、黒い服を着て特徴のある赤い傘をもった犯人を目撃していたが、救うことができなかった。そして、茜を救えなかった罪悪感から逃れるため、20年前に一連の誘拐事件を引き起こしていたのである。事件はすでに時効を迎えていたが、刈谷は責任をとって警察を辞任する。しかし、茜を誘拐した犯人は、判明しないままであった。

日常に戻った望月は、今日も橘の治療を受けていた。今日で治療は終わりだと告げられた望月は、礼を告げて診療室を後にする。その後、橘は服を着替えて外に出た。それは黒い服であり、橘の手には、特徴のある赤い傘が握られていたのだった。

『アンフェア』の登場人物・キャラクター

警察関係者

雪平 夏見(ゆきひら なつみ)/演:篠原 涼子

警視庁捜査一課殺人犯捜査四係主任 警部補→【SP版・the movie】警視庁公安部公安総務課主任 警部補 →【アンフェア the special~ダブル・ミーニング 二重定義】警視庁刑事部捜査一課特殊班 警部補 →【the answer】北海道警西紋別警察署刑事課主任 警部補 →【the end】警視庁刑事部捜査一課 警部補
捜査一課に配属される前は1995年に交通課、1996年に巡査部長昇任後に刑事課、1999年に警部補昇任時に駒沢署の刑事課に配属。1997年に佐藤和夫と結婚、美央を出産した。
15年前に刑事であった父親を殺した犯人を突き止めるために、短大から警察学校を卒業後、警察官になる。大酒飲み。誕生日は1月11日。『パチンコ店従業員殺害・人質立て籠もり事件』で未成年被疑者を射殺して批判を浴びた事をきっかけに、離婚した。失語した娘の美央は元夫に引き取られた。一人暮らしで、女性の部屋とは思えないほど部屋が雑然としていて、寝る時は全裸。推理力や格闘術、射撃術に長けており、検挙率は捜査一課ナンバーワンを誇る。殺人現場の臨場時、被害者と同じ格好になりながら『きらきら星』をハミングし、被害者が最期に見た景色を見る、という独特の儀式を行う。犯罪者を決して許すことのない姿勢で、たとえ犯人が少年であっても人質の身を案じて犯人を撃つ。その為マスコミに追われ、人権擁護団体からは抗議運動を起こされている。

安藤 一之(あんどう かずゆき)/演:永山 瑛太

捜査一課に配属された新人刑事で、雪平の相棒。当初は破天荒な雪平に戸惑っていたが、一緒にいるうちに雪平に対して好意を持つようになる。温厚だが正義感が強い。雪平に意見した時は決まって「馬鹿かお前は」と返される。雪平の娘の美央とも親しくなり、懐かれていた。瀬崎、牧村、蓮見を操って『推理小説型予告殺人事件』、『募金型身代金要求誘拐事件』を起こし、『×マーク連続殺人事件』を実行した黒幕でもある。雪平が射殺したユタカとは施設で兄弟同然のように育ったが、ユタカが雪平に射殺されるのを目撃し、雪平に復讐するため×サイトを立ち上げる。最終話で雪平と対峙後、ユタカが射殺されたパチンコ店へ向かい、店長を殺そうとしたが雪平に射殺された。後日発見されたDVDには、雪平への恋愛感情が芽生え、雪平に殺されることを選んだ、と語るメッセージが残されていた。スペシャル版では、雪平の父の事件についても調べていたことが判明する。

三上 薫(みかみ かおる)/演:加藤 雅也

警視庁刑事部鑑識課検視官 警視。
検視官にもかかわらず捜査会議でよく持論を展開するので、山路ら捜査員からは少々疎まれている。鋭い洞察力を持ち、雪平からの信頼は厚い。愛称『薫ちゃん』。また、特殊任務と言われると何でもしてくれるお調子者。雪平とは逆に下戸で牛乳好き。スペシャル版以降は、雪平の相棒的な存在となっている。

山路 哲夫(やまじ てつお)/演:寺島 進

警視庁刑事部捜査一課管理官 警視→【SP版】警視庁刑事部捜査一課特殊班係長 警部(降格処分)→警視庁刑事部捜査一課特殊班管理官 警視 →【the answer以降】所轄刑事 警視
雪平の上司。部下の行動に目配りが利き、警察上層部からの信頼も厚い男。ジッポのライターの蓋を開け閉めするクセがある。警察の面子を重視する様に見せかけて、雪平や三上のように破天荒で厄介者とされがちな部下を信頼し、捜査を任せられる器がある。蓮見とは愛人関係にあり、連続ドラマ最終回では、蓮見のために全責任を負い、管理官を更迭された。『アンフェア the special~ダブル・ミーニング 二重定義』で部下として配属された望月の影響から、刑事としての熱意を取り戻し、望月とコンビを組んで連続殺人事件の捜査にあたる。この事件後、小久保の策略で所轄に飛ばされた。

小久保 祐二(こくぼ ゆうじ)/演:阿部 サダヲ

画面、右端が小久保

警視庁刑事部捜査一課係長 警部。
出世第一主義。雪平との仲は険悪。連続ドラマ版では捜査に乗じて雪平や山路の邪魔をしていた。スペシャル版で管理官に昇進し、ボールペンをカチカチといじるのが癖となっている。『アンフェア the special~ダブル・ミーニング 二重定義』では理事官に昇進し山路をバカにする態度を取る。その後、警視庁捜査一課課長に内定し、山路に事件の全責任を負わせ、所轄に異動させた。

蓮見 杏奈(はすみ あんな)/演:濱田 マリ

警視庁刑事部捜査一課情報解析係 巡査部長。
雪平の友人。情報解析係としても優秀であり、雪平からは信頼されている。だが、実は牧村と共謀して『募金型身代金要求誘拐事件』を引き起こしていた。美央が彼女の正体に勘付いた為、口封じに殺そうと目論む。その後『×マーク連続殺人』で標的になり、絞殺されかけるが一命を取り留めた。スペシャル版では警察病院にて静養のため入院中であったが、雪平のために公安へのクラッキングを行ったと同時に三上のパソコンにウイルスを仕掛けデータを抜き取り、ラストで斉木に渡した。
山路とは愛人関係だった。極端な拝金主義者で、誰も信じていない。

安本 正広(やすもと まさひろ)/演:志賀 廣太郎

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御手洗家、炎上する(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『御手洗家、炎上する』とは、Netflixで配信されているサスペンスドラマで、原作は藤沢もやしによる漫画作品。主演は永野芽郁。その他、鈴木京香、中川大志などが出演している。 村田杏子は代々病院を経営する御手洗家の長女だったが、火事で家が全焼するという事件が起こり、両親が離婚してしまう。だが、杏子は後妻の御手洗真希子が火事を起こしたのではないかと疑っていた。そのため、杏子は御手洗家に家政婦として潜入し、火事の真相を暴く決意をする。杏子が家庭を壊した真希子に復讐する、復讐劇が繰り広げられる。

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過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

過保護のカホコ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。

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マルモのおきて(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マルモのおきて(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マルモのおきて』とは、2011年4月からフジテレビで放送されたファンタジック・ホームドラマ。脚本は櫻井剛と阿相クミコ。主演は阿部サダヲと芦田愛菜で、鈴木福や比嘉愛未などが出演する。文具メーカーに勤める高木護は、ひょんなことから双子の笹倉薫と笹倉友樹を預かることになる。そして、双子が拾ってきた人間の言葉を話す犬のムックも一緒に家族として暮らしながら、絆を深めていく。最終話の視聴率は23.9%を超え、主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」がダンスと共に話題となり大ヒットした。

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明け方の若者たち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

明け方の若者たち(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『明け方の若者たち』は、カツセマサヒコの長編小説デビュー作となった作品。各界の著名人からの推薦で、発売前から重版が決定していたリアリティ溢れる青春物語である。2021年に映画化され、主演に北村匠海、ヒロインに黒島結菜という豪華キャストで構成された。 学生生活最後の飲み会で出会った「僕」と「彼女」の複雑な恋愛模様と、若者たちが何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いている。

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アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

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キングダム(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。

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死刑にいたる病(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

死刑にいたる病(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『死刑にいたる病』とは、櫛木理宇による小説、およびそれを原作として白石和彌監督によって実写化されたサイコミステリー映画である。鬱屈した日々を過ごす岡田健史(水上恒司)演じる大学生・筧井雅也の元に、阿部サダヲ演じる24人もの少年少女を殺害し世間を震撼させた連続殺人犯・榛村大和からある日突然1通の手紙が届くことから物語がスタートする。PG-12指定。

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