ムコ殿(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ムコ殿』とは、2001年4月にフジテレビで放送されたドラマである。脚本はいずみ吉紘。主演は長瀬智也で、竹内結子や篠原涼子などが出演する。プライベートはダサくて馬鹿で純粋な男だが、芸能界ではクールキャラで甘いルックスのトップスターである桜庭裕一郎が、世間に内緒で婿養子として結婚する。裕一郎が7人の個性豊かな家族と楽しい生活を送りながら、家族の問題や芸能活動に奮闘する物語である。本作は最高視聴率17.5%を記録し、長瀬智也がザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞を獲得した。
『ムコ殿』の概要
『ムコ殿』とは、2001年4月12日から6月28日まで毎週木曜日の22時からフジテレビ系の木曜劇場枠で放送されたホームドラマである。全12話。脚本は『ROOKIES』や『セーラー服と機関銃』などを手掛けたいずみ吉紘。主演は長瀬智也で、竹内結子や篠原涼子などが出演する。プライベートではダサくて熱い男、芸能界ではクールキャラと2つの顔を持つシンガーソングライターが、世間に秘密で婿養子として結婚する。個性豊かな7人家族との共同生活を通して、家族の問題を解決しながら絆を深めていく物語。二面性のある桜庭裕一郎を演じる長瀬智也の演技や妻のさくらとの微笑ましいやり取り、裕一郎の熱い言葉などが見どころとなっている。本作は最高視聴率17.5%を記録し、長瀬智也がザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞した。2003年にはストーリーや設定を一新し、キャストも一部変更した『ムコ殿2003』も放送された。
甘いルックスとクールなキャラで、抱かれたい男ナンバー1を獲得する大人気シンガーソングライターの桜庭裕一郎(さくらばゆういちろう)。しかしそれは世間に見せる顔で、プライベートではダサいジャージを着て過ごすおバカで純粋な熱い男だった。そんな彼は新井さくら(あらいさくら)という女性と出会って恋に落ち、温かい家庭を築くという夢を叶えるため、彼女と結婚する決意をした。早速新井家に出向いた裕一郎は、さくらの父の新井真澄(あらいますみ)に「お嬢さんと結婚させてください」と頭を下げる。だが真澄は、裕一郎が芸能人であることを理由に、彼の申し出を断ってしまった。それでも両親がおらず寂しい幼少期を過ごしたため、温かい家庭に憧れる裕一郎の熱い思いを聞いた真澄や新井家の人々は、彼を受け入れることを決意する。しかし所属事務所の社長である小峰卓郎(こみねたくろう)は、世間には結婚を秘密にするという条件をつける。それを聞いた真澄は再び結婚を反対し始めるが、さくらの姉で三女の新井さつき(あらいさつき)が、婿養子になって同居すればいいと言い出す。その提案に他の家族たちは反対するが、裕一郎はみんなに認めてもらうため、婿養子になると決意。そうしてさくらと結婚した裕一郎は、婿養子として新井家の人々と同居を始めるのだった。
『ムコ殿』のあらすじ・ストーリー
新井家の婿養子となる裕一郎
甘いルックスとクールなキャラで、抱かれたい男ナンバー1を獲得する大人気シンガーソングライターの桜庭裕一郎(さくらばゆういちろう)。しかしそれは世間に見せる顔で、プライベートではダサいジャージを着て過ごすおバカで純粋な熱い男だった。
そんな彼は新井さくら(あらいさくら)という女性と出会って恋に落ち、温かい家庭を築くという夢を叶えるため、彼女と結婚する決意をした。早速新井家に出向いた裕一郎は、さくらの父の新井真澄(あらいますみ)に「お嬢さんと結婚させてください」と頭を下げる。だが真澄は、裕一郎が芸能人であることを理由に、彼の申し出を断ってしまった。それでも両親がおらず寂しい幼少期を過ごしたため、温かい家庭に憧れているという裕一郎の熱い思いを聞いた真澄や新井家の人々は、彼を受け入れることを決意する。しかし所属事務所の社長である小峰卓郎(こみねたくろう)は、世間には結婚を秘密にするという条件をつけた。それを聞いた真澄は再び結婚に反対し始めるが、さくらの姉で三女の新井さつき(あらいさつき)が、婿養子になって同居すればいいと言い出す。その提案に他の家族たちは反対するが、裕一郎はみんなに認めてもらうため、婿養子になると決意。そうしてさくらと結婚した裕一郎は、婿養子として新井家の人々と同居を始めたのだった。
新井家の問題を解決していく裕一郎
新井家には末っ子で裕一郎の婚約者のさくらと、数年前に妻を亡くした父の真澄と、夫と喧嘩して実家に出戻り中の長女の武山かえで(たけやまかえで)。さらにかえでの高校生の息子の武山亮(たけやまりょう)や男性アレルギーの次女・新井あずさ(あらいあずさ)、あずさの小学生の息子の新井努(あらいつとむ)、ラジオ局ディレクターのさつきが同居している。そんな新井家に婿入りした裕一郎は憧れの家族での食卓に喜び、さくらとラブラブな新婚生活を過ごす。しかし家のルールも守らなければならず、裕一郎は新井家の人々に認められたい一心で、どんなルールも受け入れた。そんな中で裕一郎とさくらは日本で挙式を挙げると秘密がバレてしまうため、ハワイで結婚式を行うことに決める。そのために4日間休みを取ることになったが、多忙な裕一郎は無理やりスケジュールを開けなければならないので、これまで以上に仕事を詰め込んで精力的に働いた。ところがハワイへ出発する日、裕一郎は熱を出して寝込んでしまい、結婚式をキャンセルせざるを得なくなる。すると次女のあずさは、「ハワイに行けなくなったということは、結婚を認めるなということだ」と言い出す。あずさは未だ裕一郎を婿養子と認めておらず、長女のかえでも同意する。口々に自分勝手なことを言い出す姉たちに対し、激怒したさくらは「裕ちゃんと一緒に家を出る」と怒鳴る。そこへ裕一郎がやって来て、「みんなに認めてもらう方が先だ」「俺のガッツは半端じゃないから」とさくらをなだめた。
4日後、裕一郎は熱が下がったため、さくらと一緒に改めて家族に謝罪しようとする。しかし家族たちはサプライズでさくらと裕一郎の結婚式を行い、あずさがまだ籍を入れていなかった2人に婚姻届を渡してくれた。さらにかえでや真澄、マネージャーの箱崎乙彦(はこざきおとひこ)も彼らに結婚祝いをプレゼントする。こうして裕一郎は新井家の一員として認められるようになった。
ある日、裕一郎はあずさの息子の努が自転車に乗れないことで、小学校の同級生にいじめられている姿を目撃する。そこで裕一郎は努に自転車をプレゼントし、彼に乗り方を教えることにした。だがそんな矢先、裕一郎が変装してさくらとデートしているところを週刊誌に撮られてしまう。それでも裕一郎は記者会見を開き、写真は別人だとしらばっくれて何とか事なきを得た。しかし裕一郎は、今日努に自転車を教えると約束していたことを忘れてしまっていた。夜まで待たされていた努は怒って部屋に閉じこもってしまうが、裕一郎は彼が来るまで、毎朝約束の場所で待ち続ける。努は中々来てくれなかったが、裕一郎の熱い思いが届き、ついに彼は約束の場所に来てくれた。そして裕一郎は1日中、努に付きっきりで練習に付き合い、努は無事自転車に乗れるようになった。
一方、さつきは家族に内緒でマンションを購入し、自立することを考える。そのことを知られ、家族に問い詰められたさつきは、「いい歳して実家で暮らす方がどうかしてる」「親に頼らず1人で生きていきたい」と本音をぶちまける。さらにさつきは普段から結婚しろと言ってくる真澄に対しても怒りをぶつけ、彼と喧嘩になって家を出ていってしまう。
その後、裕一郎はさつきがディレクターをしているラジオ局で、若い女性アイドルを怒らせて土下座している姿を目撃する。それを聞いた家族たちはさつきに同情し、あずさはさつきが結婚に関して、婿養子を取らなければならないというプレッシャーを感じていたのではないかと推測した。
さつきはゲストを予定していた女性アイドルが出演をキャンセルしたことで、ゲストのキャスティングに難航する。生放送に大物ゲストを呼べなければ、さつきはクビになってしまうため、裕一郎に出てもらおうと小峰に交渉するがスケジュールが合わず断られてしまう。ついに生放送がスタートし、ピンチとなったさつきだが、そこへ突然裕一郎が現れた。実は小峰から連絡を受けた裕一郎は予定していた撮影をスタッフに頼み込んで徹夜で済ませ、さつきの元へ駆けつけたのだ。おかげでさつきはクビを免れ、家に帰って来ることになったのだった。
そんな中、かえでの息子の亮は、好意を持っている担任教師の遠山千鶴(とおやまちづる)が風俗店に入っていく姿を偶然見かける。亮から事情を聞いた裕一郎は彼と一緒に店に確かめに行ったが、そこで千鶴が働いていることが判明した。その後、亮は千鶴が病気の父親の入院費のために風俗で働いていることを知る。亮は自分が出しゃばることじゃないと身を引こうとするが、裕一郎に「先生が好きって気持ちをぶつけて目を覚まさせてやれ」と言われ、風俗店に出向いて千鶴を連れて行こうとする。店員が彼らの前に立ちはだかり亮をボコボコにするが、亮は「好きだからこんなところにいてほしくない」と叫びながら、立ち向かっていった。そんな彼の姿に千鶴は涙を流す。亮の思いが通じた千鶴は教師を辞め、実家に戻って父のそばで働ける場所を探すことに決めた。
あずさは家族に「努は人工受精で産んだ」と伝えていたが、実際は元恋人の隅田幸作(すみだこうさく)が父親であることが判明する。8年前、あずさはアメリカに留学する隅田を縛りたくなかったため、努を妊娠していることを言えなかった。それでも愛している隅田の子を産みたいと思い、努を産んで1人で育ててきたのだ。そんなあずさに裕一郎は日本に帰ってきている隅田に、努のことを話した方が良いと説得する。裕一郎に背中を押されたあずさは隅田に話をする決意をするが、隅田が子供や妻と一緒に家から出てくる姿を目撃してしまう。隅田に会わずにその場を去ったあずさは涙を流し、裕一郎は彼女を必死に慰めた。これをきっかけに、男性アレルギーで裕一郎に拒否反応を示していたあずさは、彼への拒否反応がなくなったのだった。
以前さつきがディレクターを務める番組に裕一郎が生出演したのが好評だったことから、裕一郎は彼女の番組のパーソナリティとして出演するようになる。しかしさつきはスポンサーの部長の村瀬(むらせ)と不倫関係にあり、その噂が広まってしまったことから、彼女は村瀬の意向で強引に番組を降ろされてしまう。すると裕一郎はさつきを庇って、村瀬に激怒した。さつきはクールキャラを崩してまで、自分を庇ってくれた裕一郎に感動して涙を流す。箱崎は裕一郎にこの仕事を続けさせたいなら、さつきをディレクターに戻してほしいとラジオ局の部長に要求し、さつきは無事ラジオ番組を続けられることとなる。そしてさつきは村瀬と会うことを止めたのだった。
裕一郎とさくらが離婚
裕一郎はサイン会や映画撮影などが重なってなかなか家に帰れなくなり、さくらは寂しい思いをしていたが、誰にも悩みを相談できなかった。そんな中でさくらは裕一郎の母親の命日に、1人で墓参りに訪れる。そこでさくらは、結婚を秘密にしていることを少し寂しいと思っていると愚痴る。さらに周囲に誰もいないことを確認したさくらは、自分が裕一郎の妻であることや、世界一彼を愛していることを叫んだ。するとそこへ裕一郎が突然現れ、「俺だってさくらを愛してる」と叫び返す。そして裕一郎はさくらの元へ走り、謝罪しながら彼女を抱きしめた。実は裕一郎はかえでから、母親の命日も忘れてさくらを独りぼっちにしたことを叱られたのだ。裕一郎とさくらは互いの思いを伝えて和解し、抱きしめ合ってキスをした。
真澄の誕生日に温泉旅行に行くことになったが、裕一郎がバレたら困るため、かえでの別居中である夫の実家の旅館に泊まることとなった。
そんな中で以前週刊誌に裕一郎のデート写真を売ったカメラマンの矢島柾(やじままさき)は、再び裕一郎のスキャンダルを狙って彼を付けまわしていた。そしてついに裕一郎が住んでいる新井家を突き止める。だが実は、柾は真澄に勘当された新井家の長男だった。過去に柾は犯罪を繰り返して何度も逮捕されたことがあり、真澄に激怒されて揉み合いになった際にやかんがひっくり返り、まだ幼かったさくらの腕に熱湯がかかって火傷痕が残ってしまった。それ以来、真澄に勘当されて新井家と疎遠になっていた柾だが、役所で戸籍謄本を取り寄せて裕一郎がさくらと結婚して婿養子になっていることを知る。
一方、さくらは自分が火傷をしたことで真澄が柾を勘当し、柾も家を飛び出していったと責任を感じていた。そのためさくらは両親を心配させないよう気丈に振舞い、柾がいつでも帰って来やすいように明るく過ごしていたのだ。その一方で真澄は、さくらが火傷したことや、その時に妻を泣かせたのは自分の責任だと後悔する。だがさくらや母親に一切謝罪せず、家を出ていった柾のことを真澄は許すことができなかった。そのことを酒を飲みながら裕一郎に話した真澄は、さくらの幸せを誰より願っていると語る。すると密かにその話を聞いていたさくらが、「私幸せだよ。だってお父さんとお母さんの娘だもん」と泣きながら真澄に伝える。真澄は「私もお前のような娘を持てて幸せだ」と涙ぐみながら言った。その後、一同はケーキを用意して真澄の誕生日を祝ったのだった。
ところが後日、柾がスクープした裕一郎とさくらの写真に加え、裕一郎が新井家に婿入りしたことやその家族構成まで週刊誌に掲載されてしまった。そのため新井家にマスコミが殺到し、一同は外に出られなくなってしまう。裕一郎は家族の協力もあって何とか家を出られたものの、しばらくホテルに滞在することとなる。そして新井家の人々や裕一郎は柾がスクープしたことを知り、大きなショックを受ける。さくらはいつか戻ってきてくれると信じていた兄に裏切られたような気持ちになったが、柾を信じたい裕一郎は彼と会って話をすることにした。しかし柾と話している最中、さくらから裕一郎の元に、努が命にかかわる病気で入院したと連絡が入る。裕一郎はすぐにでも駆け付けたかったが、箱崎に「翌日の記者会見で全てを打ち明けてからにしろ」と止められた。
しかし翌朝、前日に裕一郎とさくらの会話を聞いていた柾が努の病気をリークしたことで、スポーツ紙に努の記事が掲載されてしまう。激怒した裕一郎は出版社にいる柾の元へ行き、「金のためなら家族を売っても平気なのか」と彼を殴り飛ばした。スタッフが制止するも怒りが収まらず暴れ続けた裕一郎はマスコミがカメラを回す中、駆けつけた警察に逮捕されてしまった。その様子をテレビで見たさくらは愕然とする。裕一郎はすぐに釈放されたものの、イメージが落ちたことから仕事が全てなくなってしまい、休業することとなった。絶望して意気消沈した裕一郎を、箱崎は「このまま終わるわけにいかない」と鼓舞した。
その後、かえでや亮の協力で裕一郎はさくらと再会する。裕一郎はさくらを抱きしめながら、「もう少し辛抱してほしい」と伝える。しかしさくらは自分たちのせいで、周りのみんなが不幸になっていることが耐えられないと語り、彼に別れを告げた。こうして裕一郎とさくらは離婚してしまった。
再出発する裕一郎
1ヶ月後、努のドナーが見つかり、彼は助かることとなった。実は毎日のように裕一郎が柾にドナー検査を受けるよう手紙を送り、彼の熱意に負けた柾が検査を受けて、ドナーになってくれたのだ。そして真澄やさくらと病院で再会した柾は、母が亡くなった際に火葬場に行って心の中で謝罪したと語る。真澄は柾に「母さんの命日くらい帰って来なさい」と言い、柾も「そうさせてもらうよ」と答えた。
一方、裕一郎はさくらとの離婚後、再出発するためにデビューしたライブハウスで復帰ライブを行ってファンに直接謝罪することになった。さつきのラジオ局でその模様が生中継される中、裕一郎は久しぶりにステージに立つが、客席には10人程度のファンしかいなかった。裕一郎はショックを受けながらも、休業中に自分が新井裕一郎なのか桜庭裕一郎なのか分からなくなっていたことや、ファンに対しての思いを打ち明ける。そして裕一郎は涙ながらに、今もさくらを愛していることや、新井家の家族を大切に思っていることを正直に語った。謝罪する裕一郎に対し、ファンたちが「正直に話してくれてありがとう」「どっちの裕一郎も好き」と口々に声を上げる。さらに生中継を聞いていたファンたちも、続々と駆け付けて会場は満員となる。ファンは裕一郎に歌ってほしいとリクエストし、裕一郎コールで彼に声援を送った。その声に背中を押され、裕一郎は弾き語りで自分の曲を熱唱するのだった。
その後、ライブを終えた裕一郎の元に、突然さくらや新井家の人々が現れる。裕一郎はさくらに「もう1度結婚して、世界一温かい家族を作ってほしい」と再度プロポーズする。さくらは「おかえり」と返し、新井家の人々も彼を受け入れた。そして裕一郎とさくらは喜んで抱き合った。
それから裕一郎は活動を再始動し、新井家の婿養子に戻って幸せに暮らしたのだった。
『ムコ殿』の登場人物・キャラクター
新井家
桜庭裕一郎(さくらばゆういちろう/演:長瀬智也)
抱かれたい男ナンバー1の大人気シンガーソングライターである。世間では孤独なクールキャラでミステリアスな雰囲気だが、実際はダサいジャージを好み、おバカで純粋な熱い性格。明るく人懐っこいお人好しで、喜怒哀楽が激しい。父親が女を作って蒸発したため、母親が1人で喫茶店を切り盛りしながら女手一つで育ててくれたが、彼が小学生の頃に体を壊して亡くなってしまった。そのため中学を卒業するまで、所属プロダクションの社長である小峰卓郎(こみねたくろう)に世話をしてもらい、歌手の道に進むことになる。その後、痔の手術で入院した際に父の病室と間違えて見舞いに来た新井さくら(新井さくら)と知り合い、自分をスター扱いしない素朴な彼女に惹かれて交際を始める。そして温かい家庭を作るという夢を叶えるため、さくらと結婚し、新井家の婿養子になった。初めは家族に認めてもらえなかったものの、家族の悩みを解決したり、認めてもらえるよう奮闘したりするうちに家族の一員になっていった。努の病気をスクープした新井家の長男に激怒して暴力事件を起こし、一時活動休止となってさくらと離婚したものの、復帰ライブで本音を伝えてファンに受け入れてもらいさくらと再婚して新井家の婿養子に戻った。
新井さくら(あらいさくら/演:竹内結子)
新井家の末っ子で、四女である。新井家の家事全般を担うしっかり者で、明るく優しく素直な性格。父の入院している病室と間違えて裕一郎の病室に入ったことがきっかけで裕一郎と出会ったが、彼のことは知らなかった。裕一郎と結婚後はダサいトレーナーやパジャマのペアルックを着るなど、家族の前でも構わずイチャイチャし、バカップルと言われていた。その一方で結婚を世間に秘密にしなければならないことに寂しさも感じていたが、裕一郎と愛を確かめ合って和解した。しかし裕一郎が暴力事件を起こして休業に至った際、自分たちのせいで周りが不幸になっていることに耐えられなくなり、離婚を決意する。だが裕一郎が復帰ライブでファンに向けて自分への愛を語り、受け入れてもらえたことで思い直し、彼の再プロポーズを受けて再婚することとなった。
新井あずさ(あらいあずさ/演:鈴木杏樹)
新井家の次女である。食品会社の研究員で、シングルマザー。冷静で頭が良いが、男性アレルギーで、家族以外の男性には拒否反応を示す。そのため裕一郎にも拒否反応を示し、婿養子になることを認めていなかったが、家族に認められようと奮闘する彼を見て気持ちが変化する。息子のことは人工受精で産んだことにしているが、実際は過去に唯一愛した隅田幸作(すみだこうさく)という男性が父親である。8年前にアメリカ留学する隅田を縛りたくないという思いから、妊娠を隠して彼を見送り、自然消滅した。その後、隅田が日本に戻ってきたことを知り、裕一郎に説得されて彼に息子のことを伝えようとする。だが隅田が妻や子供と一緒にいるところを見てしまい、断念した。しかしこのことをきっかけに裕一郎への拒否反応がなくなった。だがその後、努の病気が柾のスクープネタにされたことに対し、裕一郎が芸能人だから巻き込まれたとさくらに怒りをぶつける。それでも裕一郎の思いが詰まった手紙を受け取ったことで思い直し、彼に心から感謝していた。
新井さつき(あらいさつき/演:篠原涼子)
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『すずめの戸締まり』(すずめのとじまり)とは、災いを封じる旅を続ける少女の成長と再生を描いた、新海誠によるアニメ映画。 高校生の少女岩戸鈴芽は、ある日宗像草太という青年と出会い、彼が地震を起こすミミズという存在を封じて回っていることを知る。その封印に必要な要石を抜いてしまった鈴芽は、イスに姿を変えられた草太と共に、ネコの姿になって逃げ出した要石を追って日本中を旅していく。その旅の果てに待っていたのは、過去の巨大な災いと、鈴芽自身の再生の物語だった。
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アンフェア(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『アンフェア』とは、2006年にフジテレビ系列で放送が開始された、女性が主人公のハードボイルド系の刑事ドラマ。硬派なストーリー展開が特徴である。主人公の女性刑事・雪平夏見(ゆきひらなつみ)が、刑事だった父が殺害された事件の真相を追いつつ、数々の難事件を解決していく姿を描いた。テレビドラマ放送終了後も幅広い層から高い人気を集め、スピンオフも含めてスペシャルドラマ4作品と映画3作品が公開された。原作は奏建日子の『推理小説』。主人公の雪平夏見役を篠原涼子が演じた。
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ダウンタウンのごっつええ感じ(ごっつ)のネタバレ解説・考察まとめ
「ダウンタウンの伝説の番組」といえば「ごっつええ感じ」を抜きには語れない。1991年12月~1997年11月まで放送されたこのバラエティー番組は、見ないと学校で月曜日の話題に取り残されたものだった。この番組の人気は、ダウンタウンだけではなく、メインキャストの名を一気に全国区に押し上げていくこととなる。90年代に少年時代を過ごした人達にとっては、忘れられない衝撃だった。
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借りぐらしのアリエッティ(ジブリ映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『借りぐらしのアリエッティ』とはメアリー・ノートン著書の『床下の小人たち』を原作として、米林宏昌が監督のスタジオジブリ制作アニメーション映画である。最終興行収入は92億5000万円で2011年に日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞。とても美しい映像は劇中の音楽とよく合い、見ている人を夢中にさせた。人間に見られてはいけない小人が、人間の家で物を借りながらどのように隠れて暮らすのか、そして短い間に築かれていく小人であるアリエッティと少年の翔との友情と絆を描く。
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ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ
『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。
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ラスト・シンデレラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ラスト・シンデレラ』とは2013年4月に22時からフジテレビで放送されたドラマ。脚本を中谷まゆみ、主演を篠原涼子が務めている。彼氏いない歴10年の39歳独身・遠山桜は自分のことに無頓着なおやじ女子だった。そんな彼女の人生は、佐伯広斗との出会いをきっかけに変化し、恋に落ちていく。不器用な桜と肉食系男子の広斗の恋愛や、彼女を取り巻く人々の人間関係を明るく描いており、気軽にみられる大人なラブコメディーである。
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桐島、部活やめるってよ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
男子バレーボール部のキャプテンだった桐島が部活をやめた。その噂はあっという間に学校中に広まるが、肝心の桐島は恋人の前にも、親友の前にも姿を現さない。桐島はなぜ部活を辞めたのか、そしてどこへ行ってしまったのか。突然の出来事は、あらゆるところで小さな波を立てていき、やがて映画部の前田の所にもやってくる。第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を、吉田大八が映画化した青春群像劇。
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マイ☆ボス マイ☆ヒーロー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』とは、2006年7月から日本テレビで放送されていたコメディドラマ。韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』のリメイク。脚本は大森美香。主演は長瀬智也で、共演は新垣結衣や手越祐也など。ヤクザの若頭である榊真喜男は、まともに学校に通ったことがなく、勉強が全くできなかった。そのため、ボスである父に組を継ぐために、高校を卒業するよう命じられる。初めは嫌々学校に通っていた真喜男だが、徐々に青春の楽しさを感じていく。本作は平均視聴率が19.1%と高視聴率を記録した。
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残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。
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バクマン。(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『DEATH NOTE』のコンビ、原作・大場つぐみ、作画・小畑健によって、2008年から2012年まで「週刊少年ジャンプ」に連載された大ヒットコミックの実写映画化作品。監督は大根仁、音楽はサカナクションが担当。漫画家を志す二人の高校生、作画担当の最高(佐藤健)と原作担当の秋人(神木隆之介)がコンビを結成し、週刊少年ジャンプ連載の頂点を目指して悪戦苦闘する日々を描く。2015年10月東宝系公開。
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silent(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『silent』とは、2022年10月から12月まで放送された、聴力を失ったかつての恋人との関係が主題のテレビドラマ。恋人同士だった青羽紬(あおばつむぎ)と佐倉想(さくらそう)だが、想が病気で耳が聞こえなくなってしまい、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまう。久々に想に再会した紬は、想への思いに戸惑いながらも現実に向き合っていくというストーリー。スピッツの楽曲がテーマになっているのが特徴。TVerのお気に入り登録が全番組で最多の246万人を突破し、若い女性を中心に大きな話題となった。
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カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
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アットホーム・ダッド(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『アットホーム・ダッド』とは、2004年にフジテレビの火曜22時枠で放送されたドラマ。脚本は旺季志ずかと尾崎将也が手掛ける。主演は阿部寛。その他、篠原涼子や宮迫博之などが出演している。大手広告会社に勤める山村和之は、念願のマイホームを手に入れ、妻と娘と幸せに暮らしていたが、突然リストラされ、失業してしまう。和之は仕事が見つかるまで、専業主夫として家事をすることになった。家事は女の仕事だと馬鹿にしていた和之だが、妻の大変さを思い知り、家族について考え直すのだった。
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トドメの接吻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『トドメの接物』とは、日本テレビ系で2018年に放送されたテレビドラマ。主人公の堂本旺太郎が、謎の女とキスをする度にタイムリープをする現代ファンタジーである。主演は山崎賢人、共演は門脇麦や新田真剣佑、新木優子、菅田将暉など、人気俳優が名を連ねた。タイムリープのためだけだったキスが、愛のあるものに変化していくところが見どころである。
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すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)のネタバレ解説・考察まとめ
『すずめといす』とは、マクドナルドのハッピーセットのおまけとして期間限定で配布された、『すずめの戸締まり』を題材とする絵本。『すずめの戸締まり』の前日譚を描いている。 母子家庭で育つ少女すずめは、仕事や勉強で忙しいあまりに机に突っ伏して寝てしまった母のためにごちそうを作ってあげようと思い立つ。1人で料理を作れるだろうかとすずめが不安に思ったところで、母お手製の“すずめのいす”が動き出し、自分も手伝うと言い出す。
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るろうに剣心 伝説の最期編(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心 伝説の最期編』(るろうにけんしん でんせつのさいごへん)とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とする実写映画。国家転覆を目論む武装組織との戦いを描いた「京都編」の後半を、オリジナルの展開を交えて映画化したもの。前作と合わせて100億近い興行収入を達成する大ヒットとなった。 明治政府打倒を目論む志々雄真実を倒すため、奥義を修得する緋村剣心。その志々雄は明治政府を脅し、剣心を処刑させることを画策。剣心は否応なく人斬りとして犯してきた罪との対峙を迫られる。
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今日も嫌がらせ弁当(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『今日も嫌がらせ弁当』とは、シングルマザーの母親と反抗期の娘がお弁当を通じて交流する実話に基づくヒューマンストーリー。原作は人気ブロガーKaori(ttkk)の2015年に出版されたエッセイ『今日も嫌がらせ弁当』である。監督・脚本を塚本連平が担当し、篠原涼子主演で2019年6月に映画化された。舞台は東京・八丈島。シングルマザーの持丸かおり(演:篠原涼子)が、反抗期の娘である持丸双葉(演:芳根京子)に対抗して始まった嫌がらせ弁当によって、気持ちが通じ合っていく心温まる物語。
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の“追憶編”と呼ばれる中編エピソードを原作とする実写映画。剣心の人斬り時代の苦悩と絶望と喪失が描かれている。2012年から始まった「実写版るろうに剣心」の最後を飾る作品。 時は幕末。維新志士の剣心は幕府要人を次々と暗殺し、最強の人斬りと称されるも、「自分の行いは本当に正義なのか」と悩み続けていた。そんな折、剣心は雪代巴という少女と出会い、彼女との交流の中で本来の己を取り戻していく。
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目次 - Contents
- 『ムコ殿』の概要
- 『ムコ殿』のあらすじ・ストーリー
- 新井家の婿養子となる裕一郎
- 新井家の問題を解決していく裕一郎
- 裕一郎とさくらが離婚
- 再出発する裕一郎
- 『ムコ殿』の登場人物・キャラクター
- 新井家
- 桜庭裕一郎(さくらばゆういちろう/演:長瀬智也)
- 新井さくら(あらいさくら/演:竹内結子)
- 新井あずさ(あらいあずさ/演:鈴木杏樹)
- 新井さつき(あらいさつき/演:篠原涼子)
- 新井努(あらいつとむ/演:神木隆之介)
- 矢島柾(やじままさき/演:野島宏伸)
- 新井真澄(あらいますみ/演:宇津井健)
- 武山家
- 武山かえで(たけやまかえで/演:秋吉久美子)
- 武山亮(たけやまりょう/演:相葉雅紀)
- 武山太一(たけやまたいち/演:おかやまはじめ)
- オフィス・ガッツ
- 小峰卓郎(こみねたくろう/演:つんく♂)
- 箱崎乙彦(はこざきおとひこ/演:段田安則)
- その他関係者
- 遠山千鶴(とおやまちづる/演:小雪)
- 幸子(さちこ/演:末永遥)
- 遠藤友明(えんどうともあき/演:遠山俊也)
- 望月加奈(もちづきかな/演:内藤陽子)
- 村瀬(むらせ/演:長谷川初範)
- 千原剛(ちはらつよし/演:遠藤憲一)
- 隅田幸作(すみだこうさく/演:谷原章介)
- 国枝まゆみ(くにえだまゆみ/演:矢作美樹)
- 平本恵美(ひらもとめぐみ/演:宮崎優子)
- 『ムコ殿』の用語
- オフィス・ガッツ
- ラジオ局
- ギター
- 『ムコ殿』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 新井さくら「私新井さくらは世界一裕ちゃんのこと愛してます」
- 裕一郎が書いた手紙をあずさが読む場面
- 裕一郎が復帰ライブでファンの前で本心を語る場面
- 『ムコ殿』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 長瀬智也やつんく♂など豪華な出演者の共演
- 現実世界でも人気だった桜庭裕一郎
- 2001年版とは異なるストーリーの『ムコ殿2003』
- 『ムコ殿』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:松任谷由実「7 TRUTHS 7 LIES~ヴァージンロードの彼方で」
- 挿入歌:桜庭裕一郎「ひとりぼっちのハブラシ」