坂の途中の家(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『坂の途中の家』とは、角田光代の小説、およびそれを原作としたドラマである。『週刊朝日』で2011年から連載された。主演は柴咲コウで田辺誠一や伊藤歩などが出演する。3歳の娘と夫と3人で平穏な日々を送る専業主婦の山咲里沙子の元に、裁判員候補者に選ばれたと通知が届く。主婦の安藤水穂が生後8か月の娘を浴槽に落として虐待死させたという事件が対象となっており、里沙子は補充裁判員となる。だが徐々に被告の境遇と自らの過去の記憶が重なっていく。本作は第36回ATP賞ドラマ部門で優秀賞を受賞した。

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里沙子が補充裁判員を担当した事件である。専業主婦の水穂が生後8か月の娘を虐待死させた。テレビでも大きく取り上げられていた。

イヤイヤ期

2歳頃から始まる第一反抗期と呼ばれている。何でも自分でやろうとするなどして自己主張が強くなり、イヤイヤを連発する。文香も道路に座り込んでわがままを言ったり、食べ物を床に投げつけたりして里沙子を困らせていた。

『坂の途中の家』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

里沙子が文香を虐待していたことが判明する場面

第5話、精神的に追い詰められる里沙子

里沙子は裁判を終えた後、文香と電車で帰宅していたが考え事をしており、うっかり文香を電車の中に置いてきてしまう。すぐに駅員に助けを求めて無事に文香と再会できたものの、里沙子はこのことを陽一郎に知られて病院に連れて行かれることを恐れ、帰宅後文香に強い口調で「絶対パパには言わないで」と口止めする。だがすごい剣幕の里沙子に恐怖を感じた文香はリビングへと逃げだす。そんな文香を里沙子が追いかけて捕まえ、「またパパに母親失格って言われちゃう」と必死に訴えるが、彼女は泣き出してしまった。その瞬間、里沙子は過去に陽一郎から赤ん坊の文香をあやしている時に小言を言われたことを思い出す。さらに母乳があまり出ず義母から母乳で育てないと頭が悪くなると言われ、必死に母乳を出そうとして精神的に追い込まれて文香を床に落としたことを思い出した。そして里沙子は気づけば泣き始めた文香の顔にクッションを押し当てており、訪問して来た児童福祉士に止められたのだった。穏やかで優しい母だった里沙子が裁判を通して過去のことを思い出し、文香に虐待をしていたことが明らかになる衝撃的な名場面だった。

山咲里沙子「愛しているから間違ってしまう。愛しているから絶望するんです」

第6話、水穂の思いを代弁する里沙子

里沙子は裁判所へと戻り、自分だけが子育てに悩んでいるわけではないと気づかせてくれた水穂のために裁判官や裁判員たちの前で自分の意見を述べる。水穂と同様に夫や実母から精神的な暴力を受けていたことや家族を含む周囲の人々に助けを呼びたくても呼べない状況だったこと、自分がどうしようもなくダメな母親に思えたのではないかと里沙子は語る。「理想の子育てがしてあげたいのにできないのが辛い。周りの人たちの正しい言葉に打ちのめされて子供に申し訳なくて私がお母さんでごめんなさいと自分を責めてしまう」「愛しているから間違ってしまう。愛しているから絶望するんです」と自分に重ね涙をこらえながら彼女は言った。そして被告人に必要だったのは、そのことを理解してくれる誰かの優しい視線と共感だったと思うと話した。子育てが上手くいかず悩んでいた自分に重ねながら、水穂の気持ちを代弁する里沙子の言葉に胸が熱くなる名言だった。

裁判官の言葉に水穂が涙を流す場面

第6話、涙を流す水穂

水穂は乳児虐待死事件で懲役10年の判決を受け、それを淡々と受け入れる。しかし判決を言い渡した裁判官は、初めての育児で戸惑っている中で周囲の人間の心無い言動に自信をなくしてしまったことや助けを呼ぶこともできなかったことは事実であり、根本的な理由は家族を含めた全ての人間の様々な事情が被告人の大きな心理的圧力となったと見るべきだと語る。「その意味においては被告人にとっては避けようのない出来事だった。そのすべての責任を被告人に背負わせるのは必ずしも妥当ではない。本来は関係する全ての人間がこれを分かち合うべきだったと裁判所は記す」と裁判官は告げた。その言葉に水穂は思わず涙を流した。これまで全てに絶望して何の感情も見せなかった水穂が、初めて自分の思いを理解してくれた裁判官の温かい言葉に涙する姿が感動的な名場面だった。

『坂の途中の家』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

現場では娘役と踊ったり話したりして過ごしていた柴咲コウ

本作で里沙子役を演じた柴咲コウは、意見を押し殺してしまう里沙子は物事をハッキリ言う自分のキャラクターとは遠いので、もどかしさを感じる部分があったという。ただ柴咲は公に顔を出して仕事をしているため、言いたくても言えない場面があったり事実とは違うことが世の中に伝わったりすることもあるので歯がゆいという意味では共感できる部分もあり、そこを生かせればいいと思いながら演じたようだ。重い作品であるが、現場には乳幼児や子役がたくさんいたこともあり、終始和やかで撮影は順調だったという。待ち時間には娘役の松本笑花と一緒に踊ったり話したりしながら過ごしていたようだ。また柴咲は高畑淳子が大好きだったため、親子役で共演できたことが嬉しかったという。高畑と芝居をしてみたいという気持ちと純粋に話をしてみたいという思いがあったが、カメラが回っていない時の高畑は少女のような人だったらしく、ますますファンになったと語っていた。

子育て真っ最中に本作を撮影していた水野美紀

子供を産んだばかりで子育ての真っ最中に本作を撮影していた水穂役の水野美紀は、私生活で役に引きずられるということはなかったものの、脚本を読んで他人事じゃないと感じたという。妊娠前や妊娠中も子育てについて色んな事を想像し、結婚前に仕事で母親役をやって役作りもしていたが、そんな想像は全部無駄だったと感じるほどに育児は孤独で大変だと痛感したようだ。切羽詰まった状況の時に夫や実母、義母など周囲からかけられる言葉がナイフのように突き刺さり、それが励ましやアドバイスであっても何気ない言葉に傷ついてしまうことは誰にでも起こりうることだと水野は感じた。また水野の夫は育児に積極的だが、水野が仕事で出かけなければならない時、半日ほど夫に育児を託したところ「こんなに大変なものだとは思わなかった」と夫が語っていたという。水野は子育てに理解があってどんなことも一緒にやってくれていた人でも、ワンオペの大変さを分かっていなかったことに驚いたと語っていた。

監督の思い出し笑いをしてという演出に驚いた水野美紀

水野は本作の監督を務めた森ガキ侑大から、水穂が被告人として刑務所で1人で過ごしている時、「思い出し笑いのようにここで笑ってください」と指示を受けて驚いたという。普通に台本を読んだら自分からは絶対に笑うという発想は出ない場面だったが、深く考えると笑う瞬間があるというのはリアリティがあると感じ、表層的じゃない演出がすごいと衝撃を受けたようだ。また重いヒューマンドラマにもかかわらずワイヤーにつるされて空を飛ぶシーンを撮ったり、水穂と里沙子が出会っていたらという現実とは違う世界線で2人が子供のことを話して共感し笑い合うシーンを入れたりと、森ガキの演出を独創的なセンスで面白いと水野は感じていたようだ。

『坂の途中の家』の主題歌・挿入歌

主題歌:MuseK「silence」

hai0213
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