極主夫道の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『極主夫道』とはおおのこうすけによる任侠コメディ漫画である。2018年2月からwebコミックサイト『くらげバンチ』にて連載開始。2020年10月に実写ドラマ化が、2021年4月にNetflixでアニメが配信開始されるなど人気を博している。物語は、元伝説のヤクザ・龍の専業主夫としての一面の中に混じる任侠としての面で、周囲を振り回していくものとなっている。コメディ漫画であるため、インパクトのある台詞や愛妻家の龍ならではの妻を想う名言が読者から評価されている。
商店街で買い物中にかつて龍が潰した平子組の構成員・剛田(ごうだ)に再会した。剛田は龍への恨みを晴らすかのようにフリースタイルラップで勝負を仕掛けてくる。見物人が見守る中、2人のラップバトルは苛烈になって行くが、剛田が「ディスってみろこれはフリースタイル」と攻撃すると龍は「服が変!!」と反撃した。反撃された剛田は傷つき落ち込んでしまった。
ラップバトルの中で繰り出されたシンプルな悪口に、読者は衝撃を受けた。また、インパクトが強いシーンかつ台詞であったため、一部のSNSユーザーがパロディ絵を描いて投稿するなどネットミーム化している。
「ええか… 料理で大事なんは…ここ 真心(タマ)や」
バレンタインに美久に手作りチョコをプレゼントするために料理教室に参加した龍は、そこで明らかにカタギではない男性・広野(ひろの)に出会う。広野は不器用で先生の指示通りにやっても上手くいかないことに腹を立てていたが、龍の「ええか… 料理で大事なんは…ここ 真心(タマ)や」という台詞に持ち直して、無事にケーキを完成させた。
料理は相手を思う気持ちが大事であるという、龍の信念に感服すると同時に顔が強すぎて良いこと言っているのに台無しというシュールさが人気の台詞となっている。
「もう逃がさないお縄をゲットだよ」
おもちゃ屋で『クライムキャッチポリキュア』の劇中の決め台詞「もう逃さないお縄をゲットだよ」を言うと、特典のDVDが貰えることを知った美久。仕事があって行けない美久は、龍に特典のDVDを貰ってきてほしいと頼む。龍は美久から台詞の指導を受けて、忘れないように「もう逃さないお縄をゲットだよ」と繰り返し言いながらおもちゃ屋へ向かった。
いつもの黒いスーツにハットを被り、ジュラルミンケースを持っている姿が恐ろしげなことに対してアニメの台詞を口にしている姿が面白いと読者から人気である。また、商店街を歩く中でどんどん台詞を忘れていき、最終的に台詞の原型がなくなっていくこともシュールとなっている。
「…お前こそ自治会舐めとんのか?」
自治会に所属している龍と雅は、会長から頼まれて自治会費の集金をしていた。そして、2人は地区内にある極道の事務所に集金に訪れるが、龍の風貌のせいで相手から警戒されてしまう。さらに、「極道の仕事は舐められたらお終いだ」と言いながら相手が木刀を龍に向けてきたが、龍は怯むことなく「…お前こそ自治会舐めとんのか?」と言った。そして、龍は自治会が地区の祭り事や清掃管理していることを説明したことで、相手は納得して自治会費を払った。
龍の自治会の取り組みに対する真摯具合が見て取れることや、自治会の取り組みについての説明があったことからこの台詞は勉強になった読者が多くいた。
美久の誕生日を祝う龍
仕事から帰ってきた美久を出迎えた龍。美久が部屋の中を見ると祭壇が用意されていて、それを見た美久は「何じゃこれ!?」と驚いた。すると、後ろからパーティー帽子を被り、バースデイケーキを持った龍が歌いながら現れた。美久は薄暗い室内で、ろうそくの火で下から照らされている龍の顔の強さに「顔!」と突っ込んだ。そして、美久は龍に促されるまま酒坏を貰って、2人で酒を口にした。最後に龍から誕生日プレゼントとして『ポリキュア』のブルーレイを美久に渡した。龍からのプレゼントに大喜びする美久であったが、実はもうすでに持っているものであることを伝えると、龍は「けじめえぇ」と言いながら小指を小刀で落とそうとする。美久がそれをラリアットで阻止しして、美久の誕生日は終わった。
美久のためにアニメショップに合わない容姿の龍が『ポリキュア』のブルーレイを求める姿がシュールなことに加えて、愛する妻の誕生日を祝いと行動する龍の姿は好感が持てるシーンとなっている。また、もう持っているものであるにもかかわらず、龍から貰ったということで嬉しそうにする美久が可愛らしいものとなっている。
美久の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「ばか野郎!!やられっぱなしでいいのか!!漢だろ!」
ビーチに遊びに来ていた龍と美久は、龍が以前にママさんバレーで敗北したくまさんベアーズと再会。龍が敗北したという話を聞いた美久は「ばか野郎!!やられっぱなしでいいのか!!漢だろ!」と言いながら龍の頬にビンタした。
美久の負けん気の強さに圧倒される龍の姿が印象強く、読者から人気となっている。
龍のゴルフの説明が入ってこない美久
会社の取引先の相手とゴルフをすることになった美久が家で練習をしていると、ゴルフが得意だからと龍が教えてくれることになった。ゴルフ場にやってきた龍は「ヤクザといえばゴルフって言うやろ」と自信満々に不安そうにしている美久に言う。そして、龍は「最初の道具はドライバー。足をドスの幅ほど開く。弾(マメ)は左足の前。目ぇ離すな睨みつけろ舐められたら終いや。あとたとえど突かれても頭は動かすな」とゴルフのやり方を説明するが、美久は「説明が入ってこん」と返した。
ゴルフのやり方の説明であるはずが、龍によってヤクザの言葉に変えられているため、言葉だけを聞いてもなにを説明しているかわからない状態であった。そのため、美久の台詞に共感できるシーンとなっている。
雅の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
語彙力のない雅
雅の家に家事抜き打ちチェックと称して龍がやってきた。ズボラな雅は当然家事ができておらず、家の中が臭いと龍に指摘を受けてしまう。雅は臭くないと否定するも、龍はこびりついた生活臭を消すために脱臭効果のあるハーブと重曹を取り出す。そして、ハーブと重曹を混ぜて消臭剤を手作りし始めた龍を見て雅は「で出たで兄貴の十八番。白い粉に何か混ぜるやつ!」と言った。その後も、龍はトイレやキッチン、寝室など場所にあった香りのする手作りの芳香剤を置いていきながら、香りの効能について説明していく。しかし、雅はすべてに「いい匂い」と返すだけだった。
雅は学がないため、語彙力にも乏しく龍の行動を言葉で説明することができないことが多い。雅がない頭をひねって必死に言葉で状況を説明をしようとする姿が面白いシーンとなっている。
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目次 - Contents
- 『極主夫道』の概要
- 龍の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「専業主夫です」
- 「俺はもう足を洗った。今は専業主夫や。俺は俺のやり方で家族を守っとる。暴力では大切なもんは守れへん」
- 「もっと角ん所カチコまんかい!!」
- 「やってもうたんなら埋めたらええ」
- 「こんなヤバいもんどこで手に入れた」
- 「嫁の笑顔が本物の一等じゃあ」
- 「それでも守りたいものがあるんや」
- 「お控えなすってメリークリスマス」
- 「手打和合盃の儀式を執り行わせて頂きます!!」
- 「刃物(ヤッパ)で首を落として腹を裂いて内臓を引きずり出す」
- 「はしゃいでるよ。何日も前から、楽しみにしとった!!」
- 「そしてインスタ映え。それがタピオカや」
- 「ちょっと待ってください!ここから〝終わらない抗争編〟が…」
- 「はっ、見たかぁ!!これが夫婦の力じゃあ!!」
- 「服が変!!」
- 「ええか… 料理で大事なんは…ここ 真心(タマ)や」
- 「もう逃がさないお縄をゲットだよ」
- 「…お前こそ自治会舐めとんのか?」
- 美久の誕生日を祝う龍
- 美久の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 「ばか野郎!!やられっぱなしでいいのか!!漢だろ!」
- 龍のゴルフの説明が入ってこない美久
- 雅の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
- 語彙力のない雅