BLEACH(ブリーチ)の護廷十三隊隊長・副隊長・隊員まとめ

「護廷十三隊」とは、尸魂界の護衛や魂魄の保護、虚の退治などを行う死神による実行部隊である。3000人ほどの死神が在籍しており、十三の部隊に分けられている。それらの部隊を率いる隊長と副隊長は、選りすぐりの実力者たち。隊長や副隊長は『BLEACH』における重要人物ばかりで、一護の仲間となって敵と戦っていく。名前が公開されている隊長・副隊長・席管・隊士のプロフィールや、各隊の隊花などを紹介していく。

『護廷十三隊』の概要

「護廷十三隊」とは、尸魂界の護衛や魂魄の保護、虚の退治などを行う死神による実行部隊である。創設者であり、一番隊隊長及び総隊長である山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)が全権を握る。
13の部隊に分かれ、それぞれの部隊には約200人強の死神が在籍する。死神の総数は3000人にも及ぶ。部隊内には階級(席次)が存在しており、ほとんどの場合で戦闘能力が高い死神が高い席に就く。特に隊長・副隊長は選りすぐりの実力者が選ばれる。ただし、十二番隊のように技術開発も行なっている部隊では戦闘能力が考慮されない場合もある。各隊とも主義、気風が多分に異なっており、これは現・各隊隊長の人柄によるところが大きい。

隊長になる為には「隊首試験に合格する」「複数の隊長からの推薦を受ける」「隊員200人以上の立会いのもと現隊長を1対1の対決で殺す」という条件の中から1つを満たす必要がある。また、原則的に卍解を習得していなければならない(卍解も始解も使えずに隊長になった更木は異質な存在である)。副隊長はほとんどの人物が始解を会得している。
また、隊長職は何らかの職務を兼任することがある。二番隊隊長・砕蜂(そいふぉん)は隠密機動総司令官、十二番隊隊長・涅マユリ(くろつちまゆり)は二代目技術開発局局長を兼任、元十二番隊隊長・浦原喜助(うらはらきすけ)も技術開発局初代局長を務めていた。なお四番隊は治療・補給が専門(雑用も押し付けられているが)であり、後方支援が戦闘時の主体となっている。

一番隊隊長:山本 元柳斎 重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)

プロフィール

身長168センチメートル、体重52キログラム。1月21日生まれ。好きなものは和食全般、嫌いなものは洋食。趣味は月に1度隊士たちを集めて茶会を開くこと。羽裏の色は京紫(きょうむらさき)で、羽織は袖のあるタイプ。
第一番隊の隊長であり、護廷十三隊を取りまとめる総隊長でもある。
額に大きな十字傷がある。頭に頭髪は無く、眉毛と髭が長く伸びて垂れ下がっている。
自身よりも強い死神がいなかった為、1000年もの間、総隊長を務めた。肉体は老人と思えないほど鍛え上げられており、身体中に傷跡が存在する。
2000年前に死神の教育機関である「死神統学院(現在の「真央霊術院」)」を設立した。また「元流」という流派も立ち上げており、「元字塾」という場所でその流派の技を教えていた。かつては「山本重國」という名前であった。額の傷が1つだった時に、傷の形から「ノ字斎(えいじさい)」と呼ばれるようになった。そして傷が十字になると「十字斎」と呼び名が変わった。その後、自ら「元柳斎」という名を使うようになった。
厳格な指導者であり、たとえ教え子であろうとも道を踏み外せば容赦無く断罪する。多大な尊敬を集めているが、とても気軽に接することができるような雰囲気は持ち合わせていない。京楽と浮竹は元柳斎の教え子である。元柳斎にタメ口を聞くのは京楽ただ1人。

一護たちがルキアを救う為に尸魂界に侵入して来た時には、隊長たちに侵入者の討伐を命じた。しかし、ルキアの処刑に疑問を抱いた京楽と浮竹が命令に背いて戦うことになった。戦いの途中に藍染が謀反を起こしたことが明らかになり、戦いは中止された。
「尸魂界救出篇」では、ルールを破る者に容赦がなかったが、一護が現れてからはその態度が軟化している。尸魂界に侵入した一護たちの事も不問としている。

最終章である「千年血戦編」では、敵の首魁であるユーハバッハと対峙した。卍解「残火の太刀」を発動してユーハバッハを追い詰めるが、実はそれは偽物だった。姿を現したユーハバッハにより卍解を奪われ、殺害された。

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斬魄刀

始解:流刃若火(りゅうじんじゃっか)

元柳斎の始解。焱熱系最強の斬魄刀である。解号は「万象一切灰燼と成せ『流刃若火』」。
発動すると、刀が業火に包まれる。その刀で焼き斬ったり、炎を使って一帯を焼き尽くしたり、炎で対象を封じ込めることができる。

卍解:残火の太刀(ざんかのたち)

発動すると始解時に出現していた炎が消え、刀が焼けこげたような姿に変わる。
流刃若火の炎全てがこの刀に込められており、凄まじい熱を発している。その熱は天候を支配するほどで、発動と同時に辺り一帯が異常乾燥に陥る。それにより、日番谷などの氷雪系の斬魄刀は使用ができなくなる。長く使用すれば尸魂界や元柳斎自身も滅ぼしかねない。
四つの方角の名前を冠する特殊能力を持っている。

東:「旭日刃(きょくじつじん)」
流刃若火の炎全てを込めた刀が、触れたもの全てを斬りふせる。

西:「残日獄衣(ざんじつごくい)」
『残火の太刀』の発動と共に、元柳斎が発する高密度の霊圧が千五百万度の炎となり、触れるもの全てを焼き尽くす。それにより元柳斎への攻撃が無効となる。

南:「火火十万億死大葬陣(かかじゅうまんおくしだいそうじん)」
元柳斎がこれまでに葬ってきた亡者に炎を与えて骨だけの状態で復活させる。この亡者たちは元柳斎が敵とする相手を追い詰める。

北:「天地灰尽(てんちかいじん)」
横薙ぎの一閃を放ち、延長線上のもの全てを消しとばす。

一番隊副隊長:雀部 長次郎 忠息(ささきべ ちょうじろう ただおき)

プロフィール

身長179センチメートル、体重66キログラム。11月4日生まれ。好きなものは洋風のもの、嫌いなものは和食。特技はフェンシング。
一番隊の副隊長。銀髪のオールバックにチョビ髭、マントを着用しており、英国紳士のような雰囲気がある。普段は無口で、作中でも会話場面は僅かにしか存在しない。
実は京楽や浮竹が生まれる以前に卍解を修得しており、隊長となるべき死神と言われていた。しかし彼自身は「山本元柳斎在る限り生涯一副隊長である」と総隊長への忠誠を誓っており、護廷十三隊成立後は人前でその力を振るうことは無かった。元柳斎とは古い付き合いである。元柳斎が「ノ字斎」と呼ばれている頃に、右腕となるべく元柳斎に纏わり付いた。元柳斎は「ノ字斎」という呼び名を嫌っていたが、雀部はその名を呼び続けた。その後、元柳斎から卍解を習得するように言われ、1ヶ月でそれを達成する。雀部は元柳斎と手合わせをする事になり、額に傷を負わせるほどの強さを見せる。それにより元柳斎の額の傷が十字となり、元柳斎は「ノ字斎」から「十字斎」と呼ばれるようになった。雀部は自身のせいで元柳斎の呼び名が変わってしまった事を申し訳なく思っていた。元柳斎はそんな雀部を気遣って「元柳斎」と名乗り始めた。

数いる隊員の中でも存在感が薄い。元柳斎に傷を負わせるほどの実力者であるが、これは後付けであり、「尸魂界救出篇」では一護に素手で瞬殺されてしまった。
また藍染との戦いでは、英国風の品がある店の幻覚を見せられ、戦わずして敗北するという失態を犯している。
「千年血戦篇」で敵に卍解を奪われて死亡している。

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斬魄刀

始解:厳霊丸(ごんりょうまる)

雀部の始解。解号は「穿て『厳霊丸』」。
発動すると刀がレイピアのような形状に変化する。刀身から雷撃を放つことができる。

卍解:黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)

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草鹿やちる(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

草鹿やちる(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

草鹿やちる(くさじし やちる)は、久保帯人によって『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『BLEACH』の登場人物で、護廷十三隊十一番隊副隊長。北流魂街79地区・草鹿に生まれ、赤子の頃に剣八に拾われる。無邪気で人懐っこい性格で、よく剣八の肩に乗っている。護廷十三隊の中でも、剣八に唯一指示を出し、わがままを言うことができる。千年血戦篇以降は消息不明となったが、明確な理由は語られていない。斬魄刀は三歩剣獣(さんぽけんじゅう)、解号は「でておいで三歩剣獣」。

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