Da-iCE(ダイス)の徹底解説まとめ

「Da-iCE(ダイス)」とは、日本の5人組ダンス&ボーカルグループである。2011年に結成、クラブで活動をスタートさせ、2014年にメジャーデビューを果たした。
ボーカル2人、ダンサー3人で構成されており、4オクターブの声域を持つツインボーカルが特徴的で話題となった。2021年に『CITRUS』でレコード大賞を受賞し注目を集めるアーティストだ。

Da-iCE(ダイス)の概要

「Da-iCE(ダイス)」とは、日本の5人組ダンス&ボーカルグループである。
2011年1月17日にグループを結成。当時は「BLACK OUT」の名前で活動予定だったが、これには「停電」という意味があり、東日本大震災の影響を考慮して「Da-iCe」に改名し活動を開始した。
この「Da-iCE」は、「DANCE」とサイコロの「DICE」を混ぜて作った造語である。メンバーでありボーカルの花村想太(はなむらそうた)、大野雄大(おおのゆうだい)、そしてダンサーの工藤大輝(くどうたいき)、岩岡徹(いわおかとおる)、和田颯(わだはやて)の5人(5面)にファンを加えた6面になることで「Da-iCE」が成り立つという意味がある。
小文字で表記されている「a-i」については、愛を持ったアーティストでありたいという想いが込められ、ファンの名前はロクメン(6面)と呼ばれている。
花村と工藤は作詞作曲にも携わっていて、それぞれの個性が曲に表現されており、恋愛や友情、夢や希望などの人間的なテーマが多く、聞く人の心に届くメッセージ性の強い曲が魅力的である。
ジャンルはポップス、R&B、ロック、エレクトロニカなど様々だ。
花村と大野による4オクターブの声域を持つツインボーカルが特徴的であり、ダンサーの工藤、岩岡、和田の3人もハイレベルなダンスパフォーマンスが売りの1つだ。
結成当初のキャッチコピーは「顔面偏差値75」とうたっており、メンバーたちのネタの1つとして語られている。
結成してからはインディーズとして活動し、メジャーデビューしてからは様々なヒット曲を作り賞を獲得してきた。

Da-iCE(ダイス)の活動経歴

小さなライブハウスから出発

「Da-iCE」の結成のきっかけとなったのは、avexの男性社員から「男性グループを立ち上げることになったからどう?」と声がかかったことだった。しかし、その男性社員がただの平社員だったためなんの力もなく、結成したといっても社内ですら認知度はなかった。
渋谷の小さなライブハウスを拠点に地道な活動を開始し、渋谷VUENOSにて初ライブを行う。当初の持ち歌は「ToTheLastMan」「NEWDAY」の2曲のみだったが、本人たちの強い希望でステージに立ち続けた。
1stミニアルバム『Da-iCE』をリリースすると、オリコンデイリーチャート15位、レコチョク着うた総合デイリー1位を記録する。その後先輩でもあったAAA(トリプルエー)のオープニングアクトとして出演し徐々に知名度を上げていった。
初のワンマンツアー「Da-iCELIVETOUR2013~PHASE0~」を開催し、インディーズ1stシングル「I'llbeback」をリリースすると、オリコンウィークリーチャート14位、デイリーチャート最高位12位獲得した。
インディーズアーティストとしては異例のレコチョク着うた総合1位を2作連続で獲得した。
この曲は今でも歌われており、ファンの間ではインディーズの代表曲とされている特別な曲である。
ツアーファイナルであるZeppDiverCityTOKYOの公演で2014年にメジャーデビューする事を正式発表した。
ユニバーサルシグマからデビューする事を発表すると、デビュー曲はファン投票によって決定する「デビュー曲国民投票」を実施。
国民投票1位となった「SHOUT IT OUT」がデビュー曲となった。

メジャーデビュー

デビューシングル「SHOUT IT OUT」を発売すると、オリコンウィークリーチャート4位にランクイン。メジャーデビュー記念として、SHOWCASE LIVE「Da-iCEtheSHOWCASE LIVE」をShibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催し、その後も積極的にLIVEを開催していく。
オフィシャルファンクラブ「a-i(エーアイ)」を設立し、メジャー1stアルバム『FIGHT BACK』をリリース。これがオリコンデイリーチャート1位に見事ランクインすると同時に、ツアー映像を収録したDVD『Da-iCE LIVE TOUR 2013 -PHASE2-』を発売する。
2015年3月2日には「第29回日本ゴールドディスク大賞」にて「ベスト5ニューアーティスト賞」を受賞。
17thシングル「BACK TO BACK」をリリースすると、「Da-iCE」初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得した。
2020年6月27日にユニバーサルシグマからavex traxへの移籍を発表。「五感で感じるエンターテインメント」をコンセプトとし、音楽で五感を体感する作品を6ヶ月連続でリリースすることを発表した。移籍後初のシングル「DREAMIN’ON」は、アニメ「ONEPIECE」の主題歌になった。

テレビの主題歌抜擢とレコード大賞受賞

ドラマ『極主夫道』の主題歌で、配信限定21ndシングル「CITRUS」をリリースすると、瞬く間にヒットし「CITRUS」は2021年9月にストリーミング累計再生回数1億回を突破し、12月30日に「第63回日本レコード大賞」を受賞した。
大晦日には、日本武道館で開催された『ももいろ歌合戦』へ初出場したが、NHKの紅白歌合戦への出場には至らなかった。
「イマ」の表題曲「スターマイン」が、MTV「VideoMusicAwardsJapan2022」において「MTVBreakthroughSong」を受賞した。
さらに、第64回日本レコード大賞「優秀作品賞」も受賞し、TikTokで楽曲再生数5億回を記録する大ヒットとなった。
しかし、その年の紅白歌合戦にも出場はできず、メンバー全員悔しい思いをした。
その後もヒット曲をリリースし、メジャーデビュー10周年を記念して7年ぶりの武道館公演「Da-iCE10thAnniversaryLIVE」を開催した。
レコード大賞の受賞をきっかけにテレビやラジオなどの露出が増え、徐々に知名度も上がっていった。

Da-iCE(ダイス)のメンバー

ボーカル

花村想太(はなむらそうた)

1990年8月15日生まれ、兵庫県伊丹市出身。
4オクターブの高音ボイスを持つ。
2008年に行われた「a-motion」というオーディションを受け、ボーカル部門でグランプリを受賞する。
2014年に「Da-iCE」のボーカルとしてデビューし、作詞作曲も手掛けている。
2019年には自身のバンドプロジェクトを始動し「Natural_lag」を結成した。その他にYouTuberヒカルと「UPSTRAT」としても活動している。
他にもミュージカル俳優として、2020年に「RENT」、2021年に「きみはいいひと、チャーリー・ブラウン」で主演を務めた。
2022年、出身地の伊丹市の伊丹大使に就任した。

大野雄大(おおのゆうだい)

1989年4月1日生まれ。愛知県豊橋市出身
花村と共に「Da-iCE」のメインボーカルを務める。
2009年にテレビ番組『ハモネプ』に「腹筋学園」というグループで出演。
学生時代はサッカークラブに所属しており、サッカー推薦で高校に入学するほどの実力だ。
釣りと料理と裁縫が趣味で、釣り専門チャンネルのMCも務める。
2019年からは大野雄大(fromDa-iCE)としてソロ活動も始めた。

パフォーマー

工藤大輝(くどうたいき)

1987年6月28日生まれ。北海道小樽市出身。
「Da-iCE」のリーダー兼パフォーマー。
作詞作曲も手掛けており「Da-iCE」はもちろん西島隆弘(Nissy)、「天才凡人」、「GENIC」へ楽曲提供を行っている。
TBSラジオ「TALKABOUT」のパーソナリティーも務める。
2020年にはサントリー烏龍茶と、ファッションブランド「niko and…」のコラボ作品のイメージモデルを務めた。
2021年10月に自身が立ち上げたアパレルブランド「ITEM」が始動する。
今自分がどんなアイテムが欲しいかを考え、それを形にしたときに「他の誰かが必要となるアイテムになり得るのか」を妥協無く突き詰めていく物作りがテーマとなっている。

岩岡徹(いわおかとおる)

1987年6月6日生まれ。千葉県千葉市出身。
「Da-iCE」のパフォーマー。法政大学国際文化学部を卒業し、メンバー唯一の社会人経験者である。
2018年にヘア&ボディミスト・ハンド&ネイルクリーム「Diario」を、2019年には飲む日焼け止めサプリ「SolWhite」を販売。
2021年にはブランドを全面リニューアルし「GRANDiario」(グランティアリオ)として販売した。
高学歴を生かし「東大王」などの番組にも出演している。
俳優としても活動をしており、舞台『ちるらん新撰組鎮魂歌』で主演を務め、2021年にはテレビドラマ『サレタガワのブルー』に出演。
映画「居る場所」では主演として活躍している。
2021年6月に自身のオンラインコミュニティ「岩岡徹チャンネル」を開設した。

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