大病院占拠(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『大病院占拠』とは、日本テレビで放送された嵐の櫻井翔主演のサスペンスドラマである。心の病で刑事を休職している武蔵三郎が、界星堂病院を占拠した鬼のテロリストから人質を救出しようとするストーリーとなっている。櫻井翔の他に、比嘉愛未、白洲迅、渡部篤郎など豪華キャストがドラマ出演している。ドラマの脚本は福田哲平、音楽はベイリー芦屋が担当する。鬼のテロリストによって次々と犯罪者の罪が暴かれていくシーンや犯行に及んだ理由も、ドラマの見どころのひとつである。

『大病院占拠』の概要

『大病院占拠』とは嵐の櫻井翔が主演したサスペンスドラマである。2023年1月14日から3月18日まで、日本テレビのテレビドラマとして放送されている。ドラマには櫻井翔の他に、比嘉愛未、菊池風磨、ベッキー、白洲迅、ソニンなど豪華メンバーが出演する。ドラマの脚本は福田哲平、音楽はベイリー芦屋、演出は大谷太郎が担当している。

ガソリンスタンド立てこもり人質事件をきっかけに心に傷を負った武蔵三郎(むさしさぶろう)は、刑事の仕事を休職中に鬼のテロリストの病院占拠事件に遭遇する。人質の中には妻の裕子(ゆうこ)がおり、その他にも病院関係者が何名も人質になっていた。病院内にいた三郎は、鬼のテロリストに見つからないように、病院内の人質を救出しようと行動に出る。

『大病院占拠』のあらすじ・ストーリー

病院を鬼のテロリストたちが占拠

界星堂病院の心療内科の診察を受けた茶色いジャケットを着た三郎(中央)

神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(むさしさぶろう)が現場に行くと、ガソリンスタンドに立てこもった犯人は人質の女性にナイフをつきつけて、興奮状態だった。人質を助けるために三郎が立てこもり犯の肩を拳銃で撃ったことにより、たばこの火がガソリンに引火する。人質は助けることができたが、立てこもり犯は助けられなかった。この事件がきっかけで三郎は心に傷を負ってしまい、現在、警察官を休職中だった。その日、三郎は心療内科の診察を受けるために、妻の武蔵裕子(むさしゆうこ)が勤務する界星堂病院に来る。『ガソリンスタンド立てこもり事件』から1年が経っていたが、三郎の心の傷はまだ癒えていなかった。そのことが原因で三郎は妻と娘の武蔵えみり(むさしえみり)と別々に暮らしていた。三郎は心療内科医で担当医の常陸潔(ひたちきよし)先生の診察を受ける。『ガソリンスタンド立てこもり事件』での三郎の判断は人質を助けるための正当な判断だったが、三郎自身は立てこもり犯を死なせてしまったことで未だに自分を責めていた。一方、界星堂病院に病院の視察としてに知事の長門道江(ながとみちえ)が来る。心臓外科医の裕子はオペ中で、病院の地下駐車場では動画チャンネル『イナバウアーチャンネル』を運営している因幡由衣(いなばゆい)が、タレコミ情報からスクープを撮るためにそこにいた。その時、界星堂病院の電波が遮断され、心療内科の診察を終えた三郎がスマホで裕子にメールを送ったが圏外になってしまった。三郎は薬を飲むために入ったトイレで、時限爆弾を見つける。三郎は慌てて逃げ出したが、時限爆弾が爆発し、爆風に巻き込まれてしまう。界星堂病院内のあちこちでは、仮面をつけたテロリストが銃を乱射して病院内にいる人々を威嚇していた。界星堂病院はロックダウンされて病院の入り口はシャッターが降り、病院内にいた人たちは閉じ込められた。

三郎は鬼のテロリストに見つからないように病院内の様子を探りながら、裕子を探し始める。界星堂病院は鬼の仮面のテロリストに制圧され、病院内にいた人々はロビーに集められる。神奈川県警は事件発生後に捜査本部を立ち上げ、捜査一課の管理官の和泉さくら(いずみさくら)が指揮官になる。三郎は警備員から借りていた無線で病院内から警察と連絡を取り、病院内の様子を報告した。テロリストは鬼の仮面をつけていて、人数は6~7人、銃器の扱いに慣れていることを伝える。オペ中の裕子は仮面のテロリストに脅されながらも手術を終え、ロビーに連れていかれる。三郎はロビーにいる人質の中に裕子を見つけ、病院内の様子をスマホで撮影し始めた。心療内科医の潔は「まだ、引き返せる」と仮面のテロリストを説得したが、銃で撃たれてしまう。三郎は撃たれた光景に、警察は無線から聞こえた銃声に驚く。裕子は勇気を出して仮面のテロリストに、「患者を開放してほしい」と頼む。仮面のテロリストは「あなたの命と引き換えに開放する」と約束し、裕子に向けて銃の引き金を引いたが、弾は出なかった。患者は解放され、人質は医者と知事と清掃員の14名になった。三郎は病院内の様子を撮影したスマホを警察に渡すために、解放される患者に紛れて病院を出るように和泉に指示されるが、病院内に残ることを選ぶ。医者と知事はICUに連れていかれ、スマホなどの所持品を取られる。ICUは監視カメラで鬼のテロリストに監視され、入り口はロックされ、逃げられない状態だった。病院内の様子がおかしいことに気づいた因幡は、カメラで動画を取りながらこっそりと病院内の様子を探る。三郎は連れていかれた医者たちを探している内に鬼のテロリストに見つかったが、その場を逃げ出した。

ドローンのスキャン機能により、三郎の身元が鬼の仮面のテロリストにバレる。一方、鬼の仮面のテロリストたちは自分たちの動画配信チャンネル「百鬼夜行ちゃんねる」の配信を始めた。チャンネル登録者数が10万人以上になったら、病院内のライブ配信をすると告知する。神奈川県警の方では警察官で情報分析官の駿河紗季(するがさき)が、鬼の手ロリストたちは盗んだ救急車で界星堂病院に侵入したことを突き止める。その間も百鬼夜行ちゃんねるの登録者数がどんどん増えていく。三郎はエアダクトの中をICUの真上まで這っていく。三郎は14人の人質が無事なことを和泉に報告する。三郎は心療内科で処方された錠剤をエアダクトから落として、ICUにいる裕子に自分がいることを知らせる。その直後、ドローンがエアダクトに現れて、三郎はエアダクトの中を逃げる。ドローンが爆発し、三郎はエアダクトから部屋に転落する。三郎は白い鬼の仮面をつけた白鬼の日向ゆり子(ひゅうがゆりこ)に捕まり、無線を壊されてしまう。院内アナウンスで白鬼と一緒にリハビリ室に来るようにと鬼の仮面のテロリストに呼び出される。三郎がリハビリ室に行くと、鬼の仮面のテロリストと裕子がいた。鬼の仮面のテロリストは銃で窓ガラスを割り、裕子の足が繋がれているストレッチャーを窓の外に蹴りだした。取っ手に捕まっている裕子がストレッチャーの重さで徐々に窓の外に引っ張られていく。三郎は助けようとしたが、鬼の仮面のテロリストに邪魔されて助けに行けない。薬品に火をつけて鬼の仮面のテロリストを阻み、三郎は裕子を助ける。しかし、青い鬼の仮面をつけた大和耕一(やまとこういち)に蹴られて、三郎は窓の外に落ちてしまう。

生垣に落ちた三郎は運よく命が助かり、そのまま神奈川県警の捜査本部に行く。一方、動画チャンネルで放送するために、因幡は鬼の仮面のテロリストに見つからないように、界星堂病院内で動画撮影をしていく。百鬼夜行ちゃんねるの登録者数が10万人以上になり、ライブ配信が始まった。その頃、保護されたえみりはスマホで百鬼夜行ちゃんねるを見つけ、母親の裕子が人質になっていることを知る。仮面のテロリストたちは百鬼夜行ちゃんねるのライブ配信に、界星堂病院の清掃員で人質になっている岩代晋平(いわしろしんぺい)を連れてくる。制限時間の108秒以内に解答を見つけないと岩代を射殺すると、神奈川県警と交渉を開始する。三郎は鬼の仮面のテロリストたちが警察を使って、岩代の罪を暴こうとしていることに気づく。制限時間になり殺されたくなかった岩代は、自分で2年前に女子小学生暴行事件を起こし、服役していたことを話してしまう。罪を告白した岩代は界星堂病院から外へ開放されたが、日本国民からネット上でバッシングにあう。

タレント医師の土佐大輔の罪

次に百鬼夜行ちゃんねるのライブ配信に連れてこられたのは、呼吸器内科医でタレント医師の土佐大輔(とさだいすけ)だった。三郎は青鬼から交渉人に指名される。土佐の罪を午後8時20分までに明らかにしなければ、土佐は殺害されるため、三郎は青鬼が出したヒントから『クラブ・タンゴ』に向かう。一方、ICUでは看護師の安芸しおり(あきしおり)が倒れて、すい臓がんだと判明する。神奈川県警宛てに、去年のハロウィンの時に撮影されたクラブ・タンゴの映像が送られてくる。クラブ・タンゴでは週末にドラッグパーティーが行われていて、土佐も参加していたことがわかる。去年のハロウィンの時に薬物の過剰摂取により、女性客2人が界星堂病院に搬送されていたことが判明する。女性客2人の診察をしたのは土佐だった。その女性客の1人で大学生の周防あかり(すおうあかり)は死亡し、急性心筋梗塞と偽の診断をされて処理された。土佐はドラッグパーティーのことを隠蔽していた。三郎は警察官の相模俊介(さがみしゅんすけ)と一緒に、その証拠をつかむためにもう1人の女性客で周防あかりと同じ大学の信濃めぐみ(しなのめぐみ)に会いに行く。一方、外科部長の佐渡稔(さどみのる)はすい臓がんの治療に必要な薬をトイレに流す。裕子の助手で外科医の若狭昇(わかさのぼる)がそのことに気づいたが、佐渡から逃げる計画のためだと言われる。佐渡の計画では薬を取りに薬品庫に行き、麻酔で鬼の仮面のテロリストを眠らせるとのことだった。界星堂病院の中をこっそりと移動していた因幡は観葉植物の鉢植えにある装置を見つけ、スイッチを切る。電波が復活し、因幡はそれまでに病院内で撮影していた動画をイナバウアーチャンネルの動画スタッフの能登奈々子(のとななこ)に送信する。三郎は自分がつかんだ土佐の罪を話すが、土佐は認めなかった。三郎は罪を認めないと土佐の隣にいる緑色の鬼の仮面をつけた緑鬼の周防誠(すおうまこと)に殺されると教える。誠は周防あかりの父親だった。誠は鬼の仮面を外して銃を土佐に向ける。土佐は罪を認めたために人質から開放された。

界星堂病院の播磨貞治院長の罪

警察の取調室で尋問しようとしている茶色いジャケットの三郎(左)と椅子の下に爆弾を仕掛けられた白衣の播磨(右)

鬼の仮面のテロリストのアジトと思われる廃ビルに行った三郎は、爆発に巻き込まれたが軽症で済む。三郎が青鬼との交渉時間に数分遅れてしまい、代わりに和泉が応対する。怒った青鬼は裕子をライブ配信に連れてきて銃で殺そうとする。三郎が捜査本部に到着し、青鬼は裕子に銃を向けながら「奥さんを愛してますか」と聞く。裕子を殺されたくない三郎は「愛してる」と本心を答える。三郎は別居している理由も言わされる。裕子は助かり、代わりに長門がライブ配信に連れてこられる。青鬼は午後11時5分までにある人物の死の真相を突き止めるようにと三郎に指示する。ある人物は界星堂病院で働いていた感染症専門医の甲斐正美(かいまさみ)だと突き止める。甲斐は地下駐車場で倒れていた所を界星堂病院に運ばれ、急性心筋梗塞で死亡と診断されていた。診断したのは土佐で、三郎が土佐に確認に行くとドラッグパーティーのことで脅されて、甲斐の死因を改ざんしたことを認める。土佐の話によると、甲斐は筋弛緩剤を大量に打たれていて、素人に刺された注射の針の跡が体に残っていた。警察が調べていくと、界星堂病院の院長の播磨貞治と甲斐が口論をしていたことが判明する。しかし、甲斐の死亡推定時刻に播磨は、院長の秘書の石見カナ(いわみかな)とレストランで食事をしていたアリバイがあることがSNSで証明される。

ICUでは安芸が再び発作で倒れたが、佐渡がトイレに薬を捨てたために薬が見つからない。計画通りに佐渡は、3階にある薬品庫に薬を取りにいきたいと鬼の仮面のテロリストに申し出る。計画を知っている若狭も一緒に行こうとするが、裕子が若狭の代わりに行くことになる。鬼の仮面のテロリストとの交渉時間になり、三郎は甲斐が播磨に殺された可能性を話す。三郎が解答したことにより長門は連れていかれ、代わりに播磨がライブ配信に連れてこられる。三郎は石見も連れてくるようにと青鬼に要求した。オレンジ色の鬼の仮面をつけた加賀流星の橙鬼と一緒に、3階の薬品庫に行った裕子は薬を手に入れる。佐渡が計画通りに麻酔の注射を橙鬼の足に刺した。ライブ配信の方では石見がカメラの前に連れてこられていた。三郎はSNSに投稿された写真から播磨のアリバイを崩す。播磨は「自分が甲斐を殺した」と言ったが、甲斐を殺したのは石見だった。甲斐が播磨と石見の不倫を暴露しようとしていると勘違いし、薬を注射して殺してしまっていた。最初は播磨が甲斐を注射で殺害しようとし、それを見た石見が落ちた注射器を拾い甲斐に刺した。薬品庫では隠れていた佐渡が、橙鬼と茶色の鬼の仮面をつけた加賀雄吾(かがゆうご)に見つかり、連れて行かれる。三郎は青鬼に自分が人質になる代わりに、病院内にいる人質を解放するようにと要求する。青鬼は了承し、4人の人質を界星堂病院の入り口に立たせる。SATが病院の入り口に現れた青鬼を狙撃するが、その青鬼は青い鬼の仮面をつけた佐渡だった。因幡はトイレで桃色の鬼の仮面をつけた桃鬼の常陸亜里沙をこっそりと撮影する。桃鬼の後を追ってきたのは灰色の鬼の仮面をつけた灰鬼の常陸潔だった。潔は死んでおらず、鬼の仮面のテロリストの仲間だった。

えみりが鬼の仮面のテロリストに拉致される。拉致現場に行った三郎は現場にある血痕から、シャッターの中で血を流して倒れている相模を発見した。界星堂病院の外にいた紫の鬼の仮面をつけた紫鬼に、えみりが拉致されたことがわかる。冷凍庫のモニターから振動音を感じ、冷凍庫が移動している冷凍車だと判明する。界星堂病院の方では青鬼と間違われて撃たれた佐渡を裕子と若狭が手術をすることになり、看護師を連れてきてほしいと裕子は鬼の仮面をつけたテロリストに頼む。三郎の方は冷凍庫にある段ボールのロゴから会社名を割り出し、若狭と車でえみりがいると思われる冷凍車を追う。一方、神奈川警察署では元看護士で警察官である淡路れいな(あわじれいな)が、病院内に盗聴器をしかけるために界星堂病院に潜入することになる。ライブ配信の方では鬼の仮面をつけたテロリストたちが、イナバウアーチャンネルが界星堂病院の中で撮影した映像を配信していることに気づく。鬼の仮面をつけたテロリストたちは因幡を探し始める。淡路は無事に手術室に潜入し、三郎はホテルオシマの地下駐車場でえみりを無事に保護した。鬼の仮面をつけたテロリストの所に、えみりが保護されたこと、看護師が警察官で盗聴器をしかけようとしていることを知らせるメールが入る。裕子たちが看護師と一緒に佐渡の手術をしていると、青鬼たちが乗り込んできて手術を中止するように指示する。青鬼は盗聴器の場所を教えない淡路の肩を銃で撃つ。淡路は思わず盗聴器の場所を見てしまい、輸血用のパックに入っていた盗聴器を青鬼に壊されてしまう。手術は無事に終わり、淡路と佐渡は界星堂病院から解放された。

三郎は播磨がホテルオシマで犯した罪を午前5時までに突き止めるようにと青鬼に言われる。ホテルオシマで相模と一緒に防犯カメラを見た三郎は、紫鬼が映っていたことから紫鬼の捜索を開始した。一方、界星堂病院では潔の灰鬼が鬼の仮面を外して、裕子に顔を見せる。桃鬼も仮面を外して自分が潔の娘の亜里沙だということを教える。甲斐は潔の内縁の妻で、甲斐が亡くなった真相を突き止めるために、鬼の仮面をつけたテロリストの計画に加わったと説明した。灰鬼と桃鬼は人質たちを守るために裕子に協力してほしいと頼む。和泉の指示で1年前の防犯カメラを見た三郎と相模は、その日に3回、播磨が何かをリネンカートで運び出していたことがわかる。百鬼夜行ちゃんねるとイナバウアーチャンネルのコラボ配信がされることになり、因幡は青鬼にインタビューをする。その間にICUにいる人質を助けるために、灰鬼と桃鬼は院長室にあるシェルターに人質と向かう。三郎の方ではホテルオシマ内の映像は消去されていて、播磨がリネンカートで何を運び出したのかわからなかった。しかし、ホテルの3つの部屋の宿泊記録が削除されていることが判明する。ホテルオシマの副支配人の対馬勝見(つしまかつみ)が防犯カメラと宿泊記録を削除していた。捕まえた対馬から、紫鬼の面が届いて、えみりを誘拐するようにと削除の件で脅迫されたと聞く。三郎は捜査本部に戻る車内で、3つの部屋の宿泊客が医科大学感染症研究センターの研究員の加賀大輝(かがだいき)、小学生の日向聡介(ひゅうがそうすけ)、大学院生の山城琴音(やましろことね)だということを吐かせる。その頃、病院内にいた他の鬼の仮面をつけたテロリストたちに、ICUから人質を移動させていることが知られて、灰鬼や桃鬼と他の鬼の仮面のテロリスト同士で銃撃戦になる。何とかシェルターに人質全員が避難できたが、院長室に安芸に必要な薬を落としてしまう。神奈川県警が調べると、3つの部屋の宿泊客3人は同じ日に交通事故で亡くなっていた。青鬼のインタビューでは、因幡を界星堂病院に来るように仕向けたのは自分だと青鬼が明かす。能登は因幡に送っておいた撮影動画を配信するように指示されるが、配信すれば因幡を殺すと青鬼に言われて、能登は配信できなかった。青鬼との交渉の制限時間になり、三郎は播磨の罪を突き止められなかったが、青鬼は播磨を病院から解放する。神奈川県警は播磨を捕まえて取調室で尋問する。しかし、播磨が座る椅子の下には爆弾が設置されていた。1時間以内に播磨が自供しなければ爆弾を爆発させるとのことだった。

立ち上がっても爆発するので、播磨は恐怖で震えてまともに会話ができないでいた。播磨に自供させたい内容は加賀大輝、日向聡介、山城琴音の3人の本当の死因、隠蔽した理由だった。一方、警察の方ではSISが病院内に侵入しようとする。神奈川警察署で調査した結果、24歳の加賀大輝は医科大学感染症研究センターの研究員で、加賀雄吾と加賀流星の弟だと判明した。10歳の日向聡介は小学生で、離婚した摂津公明(せっつきみあき)と日向ゆり子の息子であることも判明し、24歳の山城琴音は大学院生で、里子に出されて家族はいなかったこともわかる。病院にSISが侵入したと気づいた鬼のテロリストたちはシェルターの回線を切る。シェルター内にいる病院関係者たちは、パソコンに表示されている「F4」という文字に気づく。鬼のテロリストとSISが銃撃戦になり、桃鬼が銃で撃たれそうになったのを茶鬼がかばって撃たれしまう。

その頃、神奈川警察署では加賀大輝と日向聡介の家族が、鬼のテロリストの一員だと推測していた。取調室の映像は監視カメラを使って、百鬼夜行ちゃんねるで配信されていた。駿河が映像を差し替えて、その間に三郎は爆弾を解除しようとする。病院の方では鬼のテロリストたちがシェルターに閉じこもっている裕子に、茶鬼の治療をしてもらいたいと助けを求めてくる。安芸が発作を起こしたため、裕子がシェルターの外にある院長室に薬を取りに行くと、鬼のテロリストたちが現れて、シェルター内に逃げ込んでいた全員が捕まってしまう。神奈川警察署の取調室の方では、入手した爆弾の設計図を元に三郎が爆弾を解除していたが、爆弾の設計図が偽物だと判明する。さらに青鬼に映像がループ再生されていることが知られ、取調室の本当の映像が流れた。爆弾が爆発すると思った播磨は「全部、P2計画のためだった!」と叫ぶ。三郎は爆弾にハサミを挟んで、取調室から脱出するまで爆弾のタイマーが作動しないように、時間稼ぎをする。播磨は三郎に証拠のSDカードの暗証番号を教える。三郎は播磨と取調室を脱出したが、爆弾は爆発しなかった。病院の方では、裕子と若狭が茶鬼の手術をしたが、茶鬼は助からなかった。鬼のテロリストたちは茶鬼のためにも、目的を果たすことを改めて誓う。裕子は病院関係者の人質の中に鬼のテロリストの仲間がいることを知る。取調室に播磨といた三郎は後頭部を殴られて意識がなくなる。気が付くと、手に銃が握られていて播磨が死んでいた。

警察官の相模の正体

鬼のテロリストの要求に従わないように指示するスカーフの長門(左)と罪を暴こうと拳銃を突きつける青鬼(右)

播磨殺害の容疑で拘束された三郎は、トイレに行くふりをして刑事の隙をついて逃げ出す。青鬼から携帯電話がかかってきて、午前8時までに播磨を殺害した犯人を突き止めろと三郎は指示される。青鬼の話によると、播磨を殺害したのは警察内部の人間だということだった。一方、界星堂病院のICUでは若狭が爆弾を見つけて騒ぎになる。神奈川県警本部長の備前武(びぜんたけし)は、三郎を鬼のテロリストの仲間だと判断し、和泉に三郎を確保するように命じる。三郎の方は協力するという相模と合流し、播磨が言い残したSDカードがある場所に向かう。三郎は神奈川県警にいる、警察官で情報分析官の志摩蓮司(しまれんじ)に内密に連絡を取り、協力してほしいと頼む。志摩の協力で警察の包囲網をくぐりぬけ、播磨の車で三郎と相模はSDカードを手に入れる。神奈川県警の方では和泉がSDカードのことを突き止め、播磨の車に警察官を向かわせたが三郎はいなかった。捜査本部の部屋に戻ってきた志摩の様子に気づいた和泉は、志摩を問い詰める。志摩は三郎に協力したことを白状し、事件捜査から外される。界星堂病院のICUでは、播磨のIDカードを持っていた若狭が、鬼のテロリストのスパイとして拘束されていた。裕子と因幡はIDカードを使って、みんなで地下4階(F4)に隠れようと考える。地下4階への行き方は病院の事務長の大隅史郎(おおすみしろう)が知っていた。しかし、長門が地下4階へ行くことをやめさせる。午前8時の配信で、三郎は警察内部の人間が5年前に播磨が起こした事件のもみ消しをしたことを話す。「その人物はこの人だ」と神奈川県警本部長室にいる備前の部屋に入った。備前は認めなかったが、播磨が残したSDカードにはホテルオシマで亡くなった3人の死の隠ぺいを備前が播磨に指示した映像が映っていた。そこに青鬼が、播磨が死んだ時に着ていた白衣のポケットに仕掛けておいた盗聴器の録音を流す。備前と播磨のやりとりや銃声が録音されていた。備前はP2計画を頓挫させないために播磨を殺害していた。一方、界星堂病院の方では黒鬼が青鬼に協力者がパスワードを入手したことを報告する。鬼のテロリストの協力者とは安芸だった。安芸は大隅がいつも持っている手帳から、エレベーターのパスワードを入手していた。そのパスワードを元に青鬼は長門と一緒に病院の地下4階に向かう。青鬼は配信で「この病院のすべての罪を明らかにしてほしい」と警察に指示する。青鬼に銃を突き付けられた長門は警察に応じないように言う。三郎の方は備前の犯罪を暴くために和泉と共にある罠をしかける。その罠にかかったのは相模だった。相模は紫鬼で、鬼のテロリストの仲間だった。

三郎は紫鬼になりすまし、界星堂病院の中に入る。和泉は現場の指揮を警察本部長の丹波一樹(たんばかずき)に任せ、相模の取り調べをする。界星堂病院の方では、三郎は病院内の一室に閉じ込められていた、因幡、大隅、若狭を見つけ、裕子と長門が地下4階にいることを知る。神奈川県警の調べで、山城琴音が相模の婚約者だと判明した。相模の話から行方不明になった時にはお腹に相模の子供がいたことがわかる。青鬼は界星堂病院の地下4階にある冷凍保管庫に行き、山城琴音の冷凍保存された遺体を見つけ、P2計画が原因でそうなったことを長門に話すように要求する。P2計画の話を大隈から聞いた三郎は、鬼のテロリストの橙鬼の所に戻り、全てを話すように説得した。配信が始まり、捜査本部に戻ってきた三郎はP2計画について話し始める。事の発端は3年前に起こったプレミアム・パナケイア号で発生した新型ステルウイルスが原因だった。長門はワクチン開発のために、プレミアム・パナケイア計画をP2計画と名付け、反対を押し切って計画を進めた。大輝は新型ステルウイルスのワクチン開発をしていた。不眠不休で仕事をしていたため、誤って新型ステルウイルスに感染してしまう。意図せず、感染したままホテルオシマで聡介と琴音に接触してしまい、3人は新型ステルウイルスに感染して亡くなった。それを知った備前がP2計画のために、播磨に大輝、聡介、琴音の遺体を処理させた。播磨がしたことを知った甲斐がそのことを公表すると播磨に言ったために、甲斐は殺害された。琴音の遺体が冷凍保存されたのは、新型ステルウイルスのワクチン開発をするために、遺体をサンプルとして使うようにと長門が指示していたためだった。青鬼の話を聞いた長門は全てを認めたが、日本国民を救うためだと主張した。青鬼は新型ステルウイルスを長門に注射し、自分にも注射する。新型ステルウイルスが体内で発症するまで残り約1時間だった。「ワクチンがひとつある、どちらの命を救うことが正義か」、青鬼は愛する人の命を優先する青鬼と、1億2000万人の命を優先する長門のどちらの正義を救うべきか、国民に判断を求めた。

ガソリンスタンド立てこもり事件が始まり

安芸は長門に拳銃を突き付けて、界星堂病院の外に出る。配信では国民がふたつの正義のどちらかに投票した数がカウントされていく。青鬼は鬼のお面を取る。青鬼の正体は大和耕一(やまとこういち)だった。大和は半年前に売却したアプリ開発会社の社長で、会社の共同経営者である美作孝(みまさかたかし)が赤鬼、伊予みさき(いよみさき)が黒鬼だった。大和、美作、伊予、琴音は里親に預けられた者同士だった。琴音と相模の結婚、琴音の妊娠の報告を受けた時は、大和、美作、伊予は自分のことのように喜び合う。琴音の失踪、父親のように思っていた人の死があったことから、大和は界星堂病院を占拠することを決める。三郎はSISと一緒に地下4階に向かい、三郎だけ別ルートで地下4階に向かう。配信では鬼のテロリストたちが素顔を現わして、亡くなった大輝、聡介、琴音にあてたビデオメッセージを流す。界星堂病院内では鬼のテロリストたちが次々とSISに捕まっていく。相模の琴音にあてたビデオメッセージも流れ、その配信を三郎は地下4階に向かいながら聞いていた。三郎が大和に出頭するように説得すると、交換条件として大和は和泉を連れてくるように言う。その話を知った和泉はSISと三郎と一緒に界星堂病院の地下4階に向かう。地下4階には裕子と因幡がいた。大和は三郎たちの背後から銃を突き付けて、三郎たちに銃を捨てるように要求する。大和は和泉に手錠を投げて、手首と近くの棒に手錠をかけさせる。大和は和泉に「どちらの正義を選ぶのか」と聞く。和泉は「選べない」と答えた。大和は3年前に和泉が選んでいたことを知っていた。警察官の和泉の夫の和泉義行(いずみよしゆき)は長門の警護でプレミアム・パナケイア号に乗ってい、新型ステルウイルスに感染して亡くなっていた。和泉の想いの後押しで、長門はP2計画を実行することを決断する。しかも、和泉は大輝、聡介、琴音の死が隠蔽されたことも知っていたが、鬼のテロリストたちがP2計画に関係していることに気づかずに、事件の捜査をしていた。途中から関係していることに気づいたが、そのまま事件捜査を続けていた。配信では愛する人の命を優先する正義の方を選んだ国民投票が多かった。大和が長門に注射したものは食塩水だった。長門が保護されて安芸が警察に捕まる。大和たちが界星堂病院を占拠する計画を立てたのは、三郎が立てこもり犯を撃って死なせてしまった、1年前のガソリンスタンド立てこもり事件が発端だった。立てこもり犯の尾張耕太郎(おわりこうたろう)は、大和たちが父親のように慕っていた人だった。尾張がガソリンスタンドに立てこもったのは、ホテルオシマの元支配人の薩摩直美(さつまなおみ)に、琴音の行方を聞き出そうとしたからだった。全てを話した大和は自殺しようとするが、三郎が大和を捕まえる。こうして、界星堂病院の占拠事件は解決したのだった。

『大病院占拠』の登場人物・キャラクター

神奈川県警の人たち

武蔵三郎(むさしさぶろう/演:櫻井翔)

神奈川県警の捜査一課強行犯係の刑事。1年前のガソリンスタンド立てこもり事件で、自分が原因で立てこもり犯を助けられなかったことが原因で、精神科に通うようになる。現在、妻の裕子と娘のえみりとは病気が原因で別居中。鬼のテロリストが界星堂病院を占拠した時、たまたま、精神科の診察を受けた後で病院にいた。トイレで時計の音が聞こえ、トイレの個室を開けて調べてみたところ時限爆弾があり、慌てて逃げたが爆風に巻き込まれる。鬼のテロリストから身を隠し、病院の警備員の無線を使って、界星堂病院が鬼のテロリストに占拠されたことを神奈川県警に知らせる。

和泉さくら(いずみさくら/演:ソニン)

神奈川県警の捜査一課の刑事で、役職は管理官。三郎の上司で、界星堂病院の人質立てこもり事件の現場指揮をとる。優秀な警察官で、三郎とは警察学校の同期。夫をプレミアム・パナケイア号で起きた新型ウイルスの感染で亡くしている。三郎と一緒に、界星堂病院立てこもり事件を解決しようと事件捜査をする。長門知事にP2計画の推進を勧める。

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『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。

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青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

青天を衝け(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

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君が心をくれたから(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

君が心をくれたから(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『君が心をくれたから』とは、2024年1月からフジテレビ「月9枠」で放送されたファンタジー恋愛ドラマである。根暗な主人公、逢原雨(あいはら あめ)が高校時代に唯一友達だった、朝野太陽(あさの たいよう)と再会する。その後、太陽は交通事故で命の危機にさらされる。そこで雨が「奇跡」を受け入れることで、自分の五感を3か月間で全て失うことを条件に、太陽の命を助けたのであった。話が進んでいくにつれて、次々に五感を失っていく雨と、太陽の悲しい恋の行方が描かれている。

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うみべの女の子(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

うみべの女の子(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『うみべの女の子』とは、『マンガ・エロティクス・エフ』(太田出版)にて2009年から2013年にかけて連載された浅野いにおによる成人向け恋愛漫画作品である。本作は、田舎で暮らす中学生たちの性や葛藤を描いている。憧れの先輩にフラれた中学2年生の女の子・小梅は、その腹いせに同級生・磯辺と初体験を済ませてしまう。はじめは自分に好意を抱いている磯辺を利用していた小梅だったが、1枚の写真をきっかけに2人の立場は逆転していく。

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わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

わたしを離さないで(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『わたしを離さないで』とは、日系イギリス人のカズオ・イシグロが2005年に発表した長編小説で、日本ではTBS系列で放送された脚本・森下佳子によるテレビドラマである。「臓器提供」を目的としてこの世に誕生した「クローン人間」の子供時代から始まり、成長とともに人生を受け入れ、全うしていく姿がドラマの中で主人公の恭子、友彦、美和の姿を映しながら描いていく。見どころは、作品の中では、現実の人物に近いキャラの恭子が自分の人生を振り返りながらすべてを受け入れ「生きる」ことに前向きになるという作品になっている。

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愛の渦(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

愛の渦(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛の渦』(映画)とは劇団「ポツドール」の主宰者であり劇作家として活躍中の三浦大輔が監督を務めた、セックスが題材の成人向け映画作品である。戯曲『愛の渦』は岸田國士戯曲賞受賞。待望の映画化に注目が集まった。舞台はとあるアパートの一室。そこはセックスを目的に集まった男女が乱交パーティーを行う裏風俗だ。集まったのはニートや女子大生、保育士にサラリーマンと見ず知らずの男女10名。肉欲に溺れる男女と交錯する人間模様を浮き上がらせた、セックスがテーマの映画となっている。

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白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

白夜行(東野圭吾)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『白夜行』とは、1999年に刊行された東野圭吾の推理長篇である。発行部数は2010年12月時点で200万部を超えている。1973年、大阪で起きた殺人。犯人は小学5年生の被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。未解決のまま時は流れていく。そして成長した2人は犯罪行為で互いに助け合うようになり、周囲で不可解な事件が次々と起きる。 疑念を抱く刑事が2人の関与に気づき、証言や調査で真相に迫っていくというストーリー。2006年にはテレビドラマ化、2011年には映画化されている。

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秒速5センチメートル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

秒速5センチメートル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『秒速5センチメートル』とは、2007年に公開された日本のアニメーション映画作品およびそれを原作とした小説・漫画などの派生作品。「君の名は。」(2016年)で有名な新海誠監督の劇場公開長編第3作目。思春期から成人までの男女の心の距離と速度をテーマとした3つの短編の連作。現実の現代日本を舞台に、少年・少女を主人公とした恋模様や葛藤が描かれる。

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愛がなんだ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

愛がなんだ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛がなんだ』とは、角田光代による恋愛小説、およびそれを原作とした今泉力哉監督による実写映画作品。 映画作品では、岸井ゆきのが主役のアラサーOL・テルコを、成田凌がテルコの片思い相手であるマモルを演じ、独立系の低予算作品としてはあまり例を見ないロングランヒットを記録した。テルコはマモルに一目惚れをしてからマモル一筋の毎日を送るが、マモルはテルコのことを都合のいい女と思っている。テルコとマモルのどうしても埋まらない距離感がリアルに描かれている。

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コンセント(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンセント(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

田口ランディ原作の小説が中原俊監督によって映画化、2002年に公開された。ねじれた家族愛と男女の関係、愛とはいったいなんなのか、男と女のサガについて、霊的なものと精神的なものの両方の面から描く。兄の失踪から「死の臭い」を嗅ぎ分けるようになった主人公がめくるめく変身を遂げて、男を癒すシャーマンになる話で、自らの感応力について考えさせられる作品。

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仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

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マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

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銭の戦争(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銭の戦争(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『銭の戦争』とは、2015年1月から3月まで放送された、復讐劇をテーマとした日本のテレビドラマ。主人公・白石富生は、順風満帆の日々を送っていたが、父が借金を残して自殺し、さらに連帯保証人であった白石は金も職も婚約者も全て失う。そして人生のどん底から復讐を果たしていくというストーリー。韓国で2007年に制作されたテレビドラマ『銭の戦争』を原作として、舞台を日本の東京に置き換えて制作された。

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ゴールデンスランバー(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴールデンスランバー(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴールデンスランバー』とは、堺雅人主演のミステリー・ハードボイルド映画である。2010年1月に公開された映画で、日本の小説家の伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を映画化した作品。仙台運送で働く青柳雅春(あおやぎまさはる)が総理大臣を殺害した事件の犯人に仕立て上げられていくストーリー。映画のロケは全て仙台で行われた。映画のキャストは堺雅人の他に、竹内結子、浜田岳、香川照之、吉岡秀隆などが出演している。2018年2月にはカン・ドンウォン主演の韓国映画版『ゴールデンスランバー』が公開された。

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シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは、過去と現在が無線機による通信で繋がり、その無線機を使ってそれぞれの時代の刑事が事件を解決していくという刑事ドラマである。2018年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、韓国で数々の賞を受賞したドラマ『シグナル』の日本版リメイクとなっている。過去と現在が同時進行で描かれ、未解決事件を解決する現在の長期未解決事件捜査班と、その事件が実際に起こっている過去が繋がり、事件解決だけでなく謎や秘密が明らかになっていく。

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彼らが本気で編むときは、(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

彼らが本気で編むときは、(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『彼らが本気で編むときは、』とは、家族の在り方やLGBT差別の問題について扱った、萩上直子監督のオリジナル脚本によるハートフル映画である。物語は、小学生のトモの母親が家出をしてしまうところから始まる。トモは母が帰ってくるまで面倒を見てもらおうと、叔父であるマキオの元へ向かうが、マキオは恋人であるトランスジェンダーのリンコと一緒に住んでいた。トランスジェンダーであるリンコにとまどうトモだったが、リンコの優しさやリンコを取り巻く人々との触れ合いを通して、心を開いていくストーリーとなっている。

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極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

極主夫道(漫画・ドラマ・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。

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Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜(ビューティフルライフ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』とは、2000年1月にTBS系列で毎週日曜に放送された日本のテレビドラマ。腕はあるが人気のない美容師・沖島柊二と、病に侵され車椅子で生活する図書館司書・町田杏子の出会いと別れを描いた、切ないラブストーリー。平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%を記録。第26回放送文化基金賞本賞受賞し、主演の木村拓哉と常盤貴子の演技が高く評価された、平成中期の最大のヒット作である。

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映画刀剣乱舞(黎明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

映画刀剣乱舞(黎明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『映画刀剣乱舞 -黎明-』(えいがとうけんらんぶ れいめい)とは、EXNOA(旧DMMゲームズ)とニトロプラスが共同開発したPCブラウザ、及びスマートフォン向けゲーム『刀剣乱舞』を原作とした実写映画の第二弾。歴史に名を残す名刀を擬人化させた刀剣男子(とうけんだんし)と、歴史の改変を目論む時間装甲軍(じかんそこうぐん)の戦いを描いた物語である。物語の舞台は2012年。この時代に未来の繋がる重大な分岐点が隠されていた。刀剣男士・三日月宗近は仮の主である鈴木琴音と共に、事態解決のために奮闘していく。

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謎解きはディナーのあとで(謎ディ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

謎解きはディナーのあとで(謎ディ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『謎解きはディナーのあとで』とは、東川篤哉による同名小説を原作とした、フジテレビ系列の連続推理テレビドラマである。2011年10月から火曜21時枠で放送され、最高視聴率18.1%を記録した。世界有数の大企業の令嬢・宝生麗子は、お嬢様であることを隠し国立署の新人刑事として日々奮闘していた。麗子の新たな執事となった影山は毒舌を吐きながら、麗子から聞く捜査内容だけで事件を推理し解決に導いてゆく。毒舌執事を嵐の櫻井翔が、お嬢様刑事を北川景子が演じ話題となった。

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ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ネメシス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。

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最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜(最上の命医)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

最上の明医〜ザ・キング・オブ・ニート〜(最上の命医)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『最上の明医~ザ・キング・オブ・ニート~』とは橋口たかしにより2008年1号~2010年13号の期間、週刊少年サンデーにて連載していた医療漫画作品。主人公、最上義明(もがみよしあき)は高校時代に交通事故で瀕死状態に追い込まれた同級生、伊達正宗(だてまさむね)の命を救い医者を志すようになる。最上たちは人命救助を通して立ちふさがる医者の世界に蔓延るしがらみを乗り越えるための葛藤、仲間たちとの熱い思いともに人として、医者として成長していくストーリーが展開していく。

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エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。

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愛のむきだし(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

愛のむきだし(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛のむきだし』とは園子温監督の23作目の作品として製作されたヒューマンドラマ映画である。実話を元にした作品であり、盗撮、レズビアン、女装、自慰行為、新興宗教団体による洗脳等、アブノーマルな題材を軸に、物語が進行していく。237分の大長編映画で、国内外からの評価は高く、2009年のベルリン映画祭での「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」を始めとして、数々の権威ある賞を受賞している。過激なシーンが多いため、Rー15指定。

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仮面ライダーセイバー(SABER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーセイバー(SABER)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーセイバー』とは、2020年より放送された東映制作の特撮テレビドラマ作品。今作は令和仮面ライダーシリーズの第2作目。キャッチコピーは「文豪にして剣豪!!」。異世界に飛ばされた街や人々を救うため、主人公・神山飛羽真たちは救世主・仮面ライダーとなって悪に立ち向かう。異世界を舞台に、セイバーをはじめブレイズ、エスパーダなど多人数のライダーの活躍を描いている。

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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)』とは、2019年に公開された特撮ヒーロー映画である。特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』の単独映画作品。興行収入11.7億円、観客動員数78.0万人を記録した。ソウゴは仮面ライダージオウとして平成ライダーの力であるライドウォッチを集めていた。全てのライドウォッチを集めた時、平成をやり直そうとする集団クォーツァーが現れた。平成に築いた人々の暮らしを守るため、ソウゴと仲間達がクォーツァーに立ち向かう。

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呪怨(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

呪怨(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『呪怨』(映画)とは2003年に公開された日本のホラー映画作品である。監督・脚本は清水崇。かつて殺人事件が起きた家に関わった人間が、その家に巣食う伽椰子と俊雄の霊に襲われていく様が恐ろしい心霊現象として映像化されている。仁科理佳はその家を訪問してから、深夜に自分を見下ろす伽椰子やテーブルの下に潜む俊雄を目撃するなどの恐怖体験に襲われ続けることとなる。あまりの恐ろしさに、伽椰子は『リング』の貞子と並んで日本を代表するホラーキャラクターとなった。キャッチコピーは「総毛立つ快感」。

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マルモのおきて(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マルモのおきて(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マルモのおきて』とは、2011年4月からフジテレビで放送されたファンタジック・ホームドラマ。脚本は櫻井剛と阿相クミコ。主演は阿部サダヲと芦田愛菜で、鈴木福や比嘉愛未などが出演する。文具メーカーに勤める高木護は、ひょんなことから双子の笹倉薫と笹倉友樹を預かることになる。そして、双子が拾ってきた人間の言葉を話す犬のムックも一緒に家族として暮らしながら、絆を深めていく。最終話の視聴率は23.9%を超え、主題歌の「マル・マル・モリ・モリ!」がダンスと共に話題となり大ヒットした。

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推しの王子様(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

推しの王子様(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『推しの王子様』とは2021年夏にフジテレビ系木曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は比嘉愛未である。主人公は乙女ゲームを作ったベンチャー企業の社長である日高泉美。自分の理想を詰め込んだ王子・ケント様と恋をするゲームを作ると、それが大ヒット。一躍時の人になる。そんな時、中身は全く違うものの見た目はケント様そっくりな五十嵐航に出会う。しかし中身はケント様とはまるで違いすぎて落胆。航を理想の王子様に近づくように育てていく泉美。お互いに刺激を受け生活するうちに、二人の間には恋が芽生えてゆく。

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リコカツ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リコカツ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。2021年4月にTBSで放送された。主人公は水口咲(みずぐちさき)と緒原紘一(おばら こういち)で、2人は運命的な出会いをして結婚するが、価値観などが合わずに離婚を意識する。現代ならではの離婚の多さや、その理由や家族間の思いなども描写されている。様々な夫婦や家族の絆を描いた心温まるストーリーだ。

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仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)』とは2020年に劇場上映、BD/DVDが発売された特撮ヒーローオリジナルビデオ作品である。『仮面ライダージオウ』のテレビシリーズの後日談で、主人公は仮面ライダーゲイツに変身する明光院景都。普通の高校生・明光院景都は謎のロボットに襲われ、戦いに巻き込まれてゆく。”守るために戦う”ことを決めた景都は仮面ライダーゲイツに変身した。景都が”救世主”を目指すきっかけとなった物語が描かれる。

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ザ・トラベルナース(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ザ・トラベルナース(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ザ・トラベルナース』とは、テレビ朝日にて放送された、トラベルナースを主人公とした医療ドラマ。コロナウイルスによるパンデミックや高齢化社会における看護がテーマとなっている。 アメリカ帰りの那須田歩はさまざまな街を渡り歩き、医療現場を改革していくトラベルナースである。その相棒は伝説の看護師・九鬼静。2人は良きパートナーとして、勤務先である天乃総合メディカルセンターに変革を起こす。 テレビ朝日の大ヒットシリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の産みの親である中園ミホが脚本を担当している。

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あいの里(リアリティ番組)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

あいの里(リアリティ番組)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あいの里』とは、2023年5月からNetflixで配信されている恋愛リアリティ番組。司会者はロンドンブーツ1号2号の田村淳とベッキー。様々な経歴を持つ35歳以上の男女8人が、田舎の古民家で自給自足の共同生活を送りながら、パートナーを探す。人生最後の恋愛を探すというのがテーマである。これまでの恋愛リアリティ番組にあったようなキラキラ感が全くない、リアルな恋愛バラエティとして話題となり、6週連続で日本のNetflix週間TOP10入りを果たした。

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秒速5センチメートルの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

秒速5センチメートルの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

美しすぎる映像表現と、アニメーションながら何か大事な事を気づかせてくれる何気ない日常の精緻な表現。 アニメファンのみならず様々な人々を魅了する作品を世に送り出す新海誠監督作品の中でも、「秒速5センチメートル」は片想いの心情を表現する詩的な名言・名セリフによって「切なすぎるラブストーリー」として今でもネット上で語り継がれている。今回はそんな新海誠監督代表作の名言・名セリフを振り返る。

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