Woman（ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ
『Woman』とは、2013年7月から日本テレビで放送された社会派ドラマ。脚本は坂本裕二。主演は満島ひかりで、田中裕子や小栗旬などが出演する。夫を不慮の事故で亡くした青柳小春は、2人の子供を1人で育てることとなる。生活は困窮し、様々な困難に見舞われるも、周囲に支えられながら我が子のために強く生きていく女性の物語。親子愛や現代社会で起こる問題などが描かれており、若者たちへ送る応援歌をテーマとしている。本作は平均視聴率13.6％を獲得し、ドラマの内容や役者の演技が評価され、様々な賞を受賞した。
『Woman』の用語
再生不良性貧血
小春が患った病気。血液中の白血球や赤血球、血小板が減少する病で、めまいや頭痛などの症状が現れる。小春は栞がドナーとして骨髄を提供してくれたおかげで、病気を治すことができた。
遠き山に日は落ちて
小春が街に流れていたメロディーに合わせて駅で歌っていた曲。これをきっかけに、小春と信が出会った。
テーラーウエスギ
健太郎が営む仕立て屋。ほとんど客は来ず、廃業寸前である。そのため暇な健太郎が、いつも望海たちの世話をしていた。
都立渋谷病院
小春が検診に訪れていた病院。澤村や藍子が勤めている。
『Woman』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
青柳小春「助けてよ、お母さん」
第9話、紗千に助けを求める小春
小春は自分を捨てて出ていった紗千のことが許せないものの、病気になったことから、彼女に頼らざるを得なくなった。そんな中で、紗千が骨髄適合検査で不適合の結果が出たことが判明し、小春は「助けてよ、お母さん」と涙ながらに訴えた。紗千のことを母親だと認めていなかった小春が初めて彼女を「お母さん」と呼び、助けを求める姿が心を打つ名台詞だった。
小春が栞に感謝する場面
第11話、骨髄ドナーとなる栞に感謝する小春
小春は信に痴漢の濡れ衣を着せ、彼を死なせるきっかけを作った栞を許せなかった。強い自責の念から自殺も考えていた栞だが、紗千や健太郎の説得で骨髄適合検査を受け、小春と適合することが判明する。それでも小春は栞を許せるかどうかわからなかったが、子供たちが事故の真実を知った時に栞を憎む気持ちに変わるのは辛いと感じた。そのため栞の骨髄提供を受け入れることにした小春は、「検査を受けてくれてありがとう」「あなたのおかげで生きられる。あなたも生きてください」と彼女に伝えた。葛藤しながらも子供たちのことを何より大切に思い、生きたいと強く願う小春の栞への優しさや感謝の気持ちが胸に響く名場面だった。
小春と紗千が思い出話をする場面
第11話、紗千（左）と思い出話をする小春（右）
20年ぶりの再会後もずっとギクシャクしていた小春と紗千だが、一緒に過ごすうちに少しずつ信頼関係を取り戻していく。そして栞の検査結果が出た日の夜、小春と紗千はワインを飲みながら思い出話を始める。小春が「思い出があったから大きくなったの。ずっと大きくなったのを見せたかった」と語ると、紗千は彼女の手を握りながら「小春、また会えてよかった。良い1日だった」と話す。そんな彼女に、小春は「ただいま」と告げる。紗千は涙ぐみながら「おかえり」と返した。一時は疎遠状態になり、紗千への恨みが消えなかった小春。しかし紗千と一緒に過ごすうちにわだかまりが少しずつなくなっていき、親子の信頼関係を取り戻して、笑顔で会話ができるようになった。そんな小春の穏やかで優しい笑顔と、長い間苦しんだ紗千の安堵の涙に心が温まる名場面だった。
『Woman』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
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目次 - Contents
- 『Woman』の概要
- 『Woman』のあらすじ・ストーリー
- 小春と紗千の再会
- 小春と紗千の関係に変化
- 信の4年前の行動が判明
- 小春の病気が完治
- 『Woman』の登場人物・キャラクター
- 青柳家
- 青柳小春（あおやぎこはる／演：満島ひかり）
- 青柳望海（あおやぎのぞみ／演：鈴木梨央）
- 青柳陸（あおやぎりく／演：高橋來）
- 青柳信（あおやぎしん／演：小栗旬）
- 植杉家
- 植杉紗千（うえすぎさち／演：田中裕子）
- 植杉健太郎（うえすぎけんたろう／演：小林薫）
- 植杉栞（うえすぎしおり／演：二階堂ふみ）
- 植杉真希（うえすぎまき／演：柊瑠美）
- 蒲田家
- 蒲田由季（かまたゆき／演：臼田あさ美）
- 蒲田直人（かまたなおと／演：巨勢竜也）
- 蒲田将人（かまたまさと／演：高田愛斗）
- 砂川家
- 砂川藍子（すながわあいこ／演：谷村美月）
- 砂川良祐（すながわりょうすけ／演：三浦貴大）
- 砂川舜祐（すながわしゅんすけ／演：庵原匠悟）
- 都立渋谷病院
- 澤村友吾（さわむらゆうご／演：高橋一生）
- 中野（なかの／演：おかやまはじめ）
- 藤田（ふじた／演：矢島弘一）
- その他
- 松谷高生（まつたにたかお／演：井之上隆志）
- 『Woman』の用語
- 再生不良性貧血
- 遠き山に日は落ちて
- テーラーウエスギ
- 都立渋谷病院
- 『Woman』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 青柳小春「助けてよ、お母さん」
- 小春が栞に感謝する場面
- 小春と紗千が思い出話をする場面
- 『Woman』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 豪華な役者陣と演技の高評価
- 難しいセリフは歌にして覚えていた鈴木梨央
- 満島ひかりの言い回しを反映させた脚本
- 『Woman』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：androp「Voice」