ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』とは、2000年公開の日本の怪獣映画である。ゴジラシリーズ第24作品目となる。
物語は、ゴジラ打倒に執念を燃やすGグラスパーの隊長で主人公の辻森桐子が、マイクロマシンの天才エンジニア工藤元の協力を得てゴジラを倒す話である。辻森は、完成した武器「ディメンション・タイド」を使って命を懸けてゴジラに挑む。そんな中、メガギラスがゴジラの前に現れ、大規模な戦いを繰り広げる。
見所は、メカギラスとゴジラの白熱した戦いと、命を懸けてゴジラに突っ込んでいく辻森の勇姿である。
特別G対策本部とは、ゴジラ対策機関のことである。通称特G対。
ゴジラに対処する為、1997年に防衛庁内に組織され、陸上自衛隊芝浦分屯地の施設の地下に施設がある。
本部長は杉浦基彦である。
組織は4部門に分かれており、ゴジラ探索を行う「S1 (Search)」、ゴジラの研究を行っている「S2 (Study)」、ゴジラが都市に上陸した際、避難誘導のシミュレーションを行う「S3 (Shelter)」、対ゴジラ戦闘部隊である「Gグラスパー」。
対ゴジラ特殊部隊
対ゴジラ特殊部隊は、陸上自衛隊のゴジラ専門のチームで、5年前に大阪にゴジラが出現した際出動した。
隊長は宮川卓也である。
辻森班・武居班・大石班の3つの班に分かれゴジラと戦った。
しかしゴジラの攻撃により、辻森と奥村以外は殉職した。
プラズマエネルギー
1996年に大阪に大阪プラズマ発電研究所(クリーンエネルギーファクトリー)が建設され、研究開発されたのがプラズマエネルギーである。
重水素を原料とし、原子力の代替えや増加し続ける需要に対処できる。
しかしゴジラがプラズマエネルギーに誘引されてしまい、施設は破壊された。
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
宮川卓也「辛かったり怖かったりする時こそ逃げるな、戦え」
対ゴジラ特殊部隊隊長で、辻森らの上官である宮川のセリフ。ゴジラ上陸の際、緊張していた隊員たちに言った言葉が「辛かったり怖かったりする時こそ逃げるな、戦え」である。
宮川はゴジラとの戦いの最中、辻森を庇って命を落とした。辻森はずっと宮川の死について苦しみながらも、宮川の残した言葉通り、逃げずに戦ったのである。
吉沢佳乃「ゴジラを倒した後は、設計図も一緒に廃棄処分にする、これは守ってくださいね」
ディメンション・タイドの試験機による試射実験が山梨県の廃校を使って行われた。その際、G対策本部長である杉浦基彦に吉沢が言ったセリフである。吉沢は「ゴジラを倒した後は、設計図も一緒に廃棄処分にする、これは守ってくださいね」と言い、杉浦にディメンション・タイドの危険性を伝えた。
吉沢はかつて多くの仲間をゴジラによって奪われており、ゴジラを消滅させるためディメンション・タイドを設計し、見事に完成させた。しかしこの兵器がどのくらい危険なものかは作った本人は十分にわかっており、悪用を防ぐために厳命した。
これはかつてゴジラを倒すための兵器、オキシジェン・デストロイヤーを作った芹沢博士も同じように兵器が悪用される事を懸念していた。
ゴジラとメガギラスの戦いのシーン
ゴジラの高エネルギーを吸収した無数のメガニューラによって誕生した巨大メガギラスは、空が飛べる上に高速移動する為ゴジラも押され気味であった。
しかしゴジラの攻撃も負けておらず、メガギラスに飛び掛かり攻撃を加えた。このゴジラとメガギラスの白熱したバトルは圧巻である。
破壊された街を見つめる辻森
ゴジラを倒すことが目的であった辻森の思いは達成され、嘗ての上司の仇も取ることができ達成感に溢れていた。
その一方で街はゴジラにより壊滅的な被害に合っており、複雑な心情も伺える。
しかし辻森の表情からは、これからも日本を守っていくと言う強い意志が感じられるシーンである。
『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
遊び心を取り入れたゴジラのキャラクター作り
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目次 - Contents
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の概要
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』のあらすじ・ストーリー
- 辻森の過去
- ゴジラに襲い掛かるメガニューラ
- ゴジラvsメガギラス
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の登場人物・キャラクター
- 登場怪獣
- ゴジラ
- メガギラス
- メガヌロン
- メガニューラ
- Gグラスパーの隊員たち
- 辻森桐子(つじもりきりこ/演:田中美里)
- 新倉誠(にいくらまこと/演:勝村政信)
- 美馬和男(みまかずお/演:池内万作)
- 細野精一(ほそのせいいち/演:山口馬木也)
- 奥村知治(おくむらともはる/演:山下徹大)
- 特別G対策のメンバー
- 山口剛(やまぐちつよし/演:中村嘉葎雄)
- 杉浦基彦(すぎうらもとひこ/演:伊武雅刀)
- 吉沢佳乃(よしざわよしの/演:星由里子)
- 特G対受付(演:加藤茂雄)
- その他の人々
- 工藤元(くどうはじめ/演:谷原章介)
- 早坂淳(はやさかじゅん/演:鈴木博之)
- 早坂薫(はやさかかおる/演:かとうかずこ)
- 宮川卓也(みやがわたくや/演:永島敏行)
- 自衛隊隊員A(演:坂田雅彦)
- 自衛隊員B(演:高槻祐士)
- 自衛隊員C(演:澤浩男)
- 近所のおばさん(演:しのへけい子)
- 記者A(演:若林久弥)
- アナウンサー(演:井田伸一)
- マスコミ記者(演:松田秀彦)
- ジャンクショップの子供達(演:馬場俊行、秋葉譲、鈴木隼人)
- 渋谷の若者(演:TOMO、梛野素子)
- 特殊部隊(演:山口正義、柄沢功、広沢俊)
- 研究員(演:玉寄兼一郎、叶雅貴、森崎えいじ)
- ナレーション(演:屋良有作)
- ニュースの声(演:花輪英司)
- 水道局の職員(演:極楽とんぼ)
- 政府関係者(演:上田耕一)
- 海上自衛隊幹部(演:黒部進)
- 『おはスタ』の司会者(演:山寺宏一、鴻口可南)
- S1の職員(演:松風雅也)
- アナウンサー(演:村上順子、吉澤一彦)
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の用語
- ディメンション・タイド
- グリフォン
- ゴジラ対策部隊(Gグラスパー)
- 特別G対策本部(特G対)
- 対ゴジラ特殊部隊
- プラズマエネルギー
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 宮川卓也「辛かったり怖かったりする時こそ逃げるな、戦え」
- 吉沢佳乃「ゴジラを倒した後は、設計図も一緒に廃棄処分にする、これは守ってくださいね」
- ゴジラとメガギラスの戦いのシーン
- 破壊された街を見つめる辻森
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 遊び心を取り入れたゴジラのキャラクター作り
- ゴジラシリーズ初の女性作曲家が劇中音楽を担当
- 配役へのこだわり
- セットやCGを駆使した数々のシーン
- 水への恐怖を克服した主演・田中美里
- 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の主題歌・挿入歌
- 挿入曲:大島ミチル「運命の対決」
- OP(オープニング):大島ミチル「メイン・タイトル」
- 挿入曲:大島ミチル「G対策本部へ」
- 挿入曲:大島ミチル「オペレーションエリア」
- 挿入曲:大島ミチル「G消滅作戦開始」
- 挿入曲:大島ミチル「不気味な巨大卵」
- 挿入曲:大島ミチル「悲劇」
- 挿入曲:大島ミチル「よみがえった太古の昆虫」
- 挿入曲:大島ミチル「桐子と少年」
- 挿入曲:大島ミチル「グリフォン出動」
- 挿入曲:大島ミチル「G接近」
- 挿入曲:大島ミチル「湖と化した街」
- 挿入曲:大島ミチル「ゴジラvsグリフォン」
- 挿入曲:大島ミチル「メガニューラ・大量発生」
- 挿入曲:大島ミチル「ディメンション・タイド機動」
- 挿入曲:大島ミチル「凶暴な生物」
- 挿入曲:大島ミチル「切ない生命の営み」
- 挿入曲:大島ミチル「超翔竜・誕生」
- 挿入曲:大島ミチル「究極の戦闘態」
- 挿入曲:大島ミチル「ゴジラxメガギラス」
- 挿入曲:大島ミチル「決死の反撃」
- 挿入曲:大島ミチル「地球最大の死闘」
- 挿入曲:大島ミチル「ディメンション・タイド限界」
- 挿入曲:大島ミチル「桐子の決意」
- 挿入曲:大島ミチル「ブラックホール砲,炸裂」
- 挿入曲:大島ミチル「すべてが終わって」
- ED (エンディング):大島ミチル「エンディング・テーマ」
- 挿入曲:伊福部昭「ゴジラの決意」
- 挿入曲:伊福部昭「ゴジラの猛威」