ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』とは、2000年公開の日本の怪獣映画である。ゴジラシリーズ第24作品目となる。
物語は、ゴジラ打倒に執念を燃やすGグラスパーの隊長で主人公の辻森桐子が、マイクロマシンの天才エンジニア工藤元の協力を得てゴジラを倒す話である。辻森は、完成した武器「ディメンション・タイド」を使って命を懸けてゴジラに挑む。そんな中、メガギラスがゴジラの前に現れ、大規模な戦いを繰り広げる。
見所は、メカギラスとゴジラの白熱した戦いと、命を懸けてゴジラに突っ込んでいく辻森の勇姿である。

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の概要

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』とは、2000年公開の日本の怪獣映画である。監督を手塚昌明、主演を田中美里が務めた。
本作はゴジラシリーズ第24作品目となり、興行収入12億円、観客動員数135万人である。

内容は、1996年のゴジラ出現により上官を亡くした主人公、辻森桐子(つじもりきりこ)が、その後ゴジラ対策部隊のGグラスパー隊長としてゴジラ消滅に力を尽くす話である。そんな中で、何でも小型化させることが可能な天才エンジニアである工藤元(くどうはじめ)の力を借り、ゴジラを消滅させるディメンション・タイドを完成させた。しかし実験による時空の亀裂から現れた巨大昆虫メガニューラが卵を産み落としていく。たまたま実験を目撃した少年・早坂淳(はやさかじゅん)が、卵を持ち帰ったことで、卵から孵化したメガニューラの幼虫・メガヌロンが人間を襲いはじめる。大量に孵化したメガヌロンは、1個体を残してメガニューラに羽化し、Gグラスパーにより奇岩島に誘導されたゴジラの元に飛来する。そしてメガニューラたちはゴジラのエネルギーを奪い、そのエネルギーを羽化せず湖底で眠っていた巨大なメガヌロンに与える。これにより巨大メガヌロンはメガギラスへと変貌し、ゴジラとの死闘が繰り広げられる。
見所は、メガギラスへと変貌を果たした太古の巨大昆虫と、ゴジラとの白熱した戦いである。また、心に傷を抱えながらもゴジラに戦いを挑む辻森と、お調子者な天才エンジニア工藤とが、ぶつかりながらも互いを信頼し、ゴジラ消滅に力を尽くす所である。

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』のあらすじ・ストーリー

辻森の過去

1954年東京にゴジラが出現し、東京を壊滅させて以降日本の首都は大阪になっていた。そして1966年、東海村原子力発電所はゴジラによって破壊された。その後、ゴジラが原子力発電所の放射能を狙っている事がわかり、日本は原子力永久放棄を決定した。
1996年日本は電力をまかなう為、原子力に変わるクリーンエネルギーの開発が行われ、重水素を燃料としたプラズマ発電が開始された。しかし再びゴジラが大阪に出現し陸上自衛隊・対ゴジラ特殊部隊は激しい襲撃に合う。陸上自衛隊はゴジラを迎撃したが、歯が立たなかった。この出撃で、対ゴジラ特殊部隊隊長である宮川卓也(みやがわたくや)は、部下の辻森桐子(つじもりきりこ)をかばい命を落としたのであった。これによりクリーンエネルギーの研究所であるクリーンエネルギーファクトリーがゴジラによって破壊された。
時は流れ2001年、辻森はゴジラ対策機関である特別G対策本部(特G対)の戦闘部隊であるGグラスパーの隊長になっていた。辻森は部下である奥村知治(おくむらともはる)と、秋葉原で部品屋をやっている工藤元(くどうはじめ)の元に現れる。工藤は天才エンジニアで、何でも小型化できるという才能を持っていた。工藤はゴジラ対策本部に連れてこられ、そこでかつての恩師である吉沢佳乃(よしざわよしの)と再会した。吉沢は対ゴジラ兵器として、マイクロブラックホール装置「ディメンション・タイド」を開発していた。ゴジラをブラックホールで消滅させるには、ディメンション・タイドを2メートルに小型化し、人工衛星に搭載して打ち上げなくてはならず、工藤に開発の参加を求めたのだった。工藤は技術者として、これを快諾した。

ゴジラに襲い掛かるメガニューラ

工藤がディメンション・タイドの開発に加わってから3ヵ月後、ディメンション・タイドの試験機による発射実験が、山梨県の廃校を使って行われた。現場にいた吉沢は、G対策本部長である杉浦基彦(すぎうらもとひこ)にディメンションタイドが悪用されないように、ゴジラを倒した後は設計図と一緒に廃棄処分するように念を押した。その後試射は成功するが、時空の亀裂によって巨大昆虫メガニューラが現れ卵を産み落とす。この時、近所に住む小学生の早坂淳(はやさかじゅん)は、実験を隠れて見ていた。奥村と辻森に見つかった淳は、実験の事を誰にも言わない約束をする。その夜、淳は自室の窓に大きな影を見つけ外に出ると、そこで謎の大きな卵を手に入れる。
翌日東京に引っ越して行った淳は、持ち帰った卵から液体が漏れている事に気が付くと、気味が悪くなって卵を捨てようと下水に流してしまう。そして下水から地下水源に流れ着いた卵は分裂を繰り返し個数を増やす。やがて卵から孵化すると、メガニューラの幼虫・メガヌロンは、次々と人間を襲いはじめる。淳は、下水から水が噴き出しているのを見て、自分のせいだと辻森に相談をした。辻森は落ち込んでいる淳に対し、「辛かったり怖かったりする時こそ逃げるな、戦え」という宮川上官の言葉があるから、今もゴジラと戦っている事を話し、逃げずに正直に話した淳を慰める。辻森の言葉に気を取り直した淳は辻森に図鑑を見せ、昨夜卵から孵化したメガヌロンが、成虫メガニューラとなり飛んでいく所を見たと言う。これにより人々を襲っている怪物がメガニューラであることが明かされた。
メガヌロンが渋谷の地下水脈を崩壊させ、周辺一帯を水没してしまう。さらに孵化したメガヌロンの大群はメガニューラへと羽化し飛び立った。しかし水没によってできた湖の中には、羽化していない巨大なメガヌロンが眠っていた。
辻森が本部に戻ると、ゴジラの放射能反応が太平洋で確認されたと情報が入る。衛星写真にはゴジラがメガニューラに熱線をはいている所が写っていた。辻森が戦闘機グリフォンでゴジラの調査に向かうと、海上でメガニューラの死体が見つかった。辻森がメガニューラの死体を調査中、ゴジラが出現した。現れたゴジラにしがみついた辻森は、発信器を打ち込み無人島に誘導する。しかし渋谷で羽化したメガニューラの大群が現れ、ディメンション・タイドの照準が定まらない。メガニューラたちはゴジラに襲い掛かり、ゴジラの体内の高エネルギーを餌として吸収しようとしていた。メガニューラの猛攻撃にあったゴジラは、メガニューラに反撃をはじめ、メガニューラの数が減った所で、辻森がディメンション・タイドをゴジラに発射したものの失敗に終わる。

ゴジラvsメガギラス

ゴジラとの戦いで生き残ったメガニューラたちは、再び水没した渋谷に戻ると湖底で眠る巨大なメガヌロンに、自分たちが吸収したゴジラのエネルギーを与えて死んでいく。そしてそのエネルギーを吸収した巨大なメガヌロンは羽化し、メガギラスになるのだった。メガギラスは渋谷の街を破壊しながら飛び立っていく。その場にいた工藤は逃げ遅れ、瓦礫の下敷きになり目を覚ますとベッドの上であった。。
一方ゴジラは東京に向かっており、関東地域に警戒宣言が出され、パニック状態になっていた。その後ゴジラはお台場に上陸したが、ゴジラの眼の前にメガギラスが現れる。杉浦はディメンション・タイドで、ゴジラとメガギラスを同時に消滅させるように命じたが、メガギラスの超高周波でディメンション・タイドのプログラムが破壊されてしまう。工藤は、怪我をおして特別G対策本部からディメンション・タイドのプログラム復旧に取り掛かる。そんな中ゴジラとメガギラスは死闘を繰り広げ、ゴジラはメガギラスとの戦いに勝利したのだった。しかし、種子島宇宙センターから打ち上げられていたディメンション・タイドは、燃料切れにより大気圏に向けて落下を始めた。その後、科学研究所を狙うゴジラを見た辻森は、杉浦になぜゴジラが科学研究所を襲うのかを訪ねた。科学研究所では、5年前にゴジラを誘引するとして開発中止になったプラズマエネルギーを極秘に開発していたのである。杉浦は、自分の地位と名誉のため開発を続けていたのだ。杉浦はいずれ研究所をゴジラが狙う事を想定してGグラスパーを作っていたのである。そして杉浦はGグラスパーの事を「とんだ役立たずだった」と言い放ち、辻森は思わず杉浦を殴ってしまう。そんな中、工藤からディメンション・タイドの修復が終わったことを聞いた辻森は、自分の乗るグリフォンを大気圏の近くに飛ばすことでディメンション・タイドにグリフォンをロックオンさせる事を提案。そしてグリフォンごとゴジラに突っ込み、ディメンション・タイドを発射させると言い出す。グリフォン目掛けて発射されたディメンション・タイドをギリギリで回避できれば成功だが、よけられずにゴジラもろともディメンション・タイドをくらえば辻森の命はない。辻森は死を覚悟し、今は亡き上官である宮川の形見のペンダントに別れと感謝を込めて敬礼するのだった。そして残り時間あと僅かな所でディメンション・タイドが、辻森のグリフォンをロックオンし、ゴジラに衝突する寸前に辻森は無事脱出を果たすのだった。
その後工藤はもとの秋葉原の店に戻ったが、辻森に協力するのだった。

『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』の登場人物・キャラクター

登場怪獣

ゴジラ

海中から現れるゴジラ

1954年に東京に上陸し、壊滅的被害をもたらせた個体と同じゴジラである。その後1966年に茨城県東海村の原子力発電所、1996年に大阪のクリーンエネルギーファクトリーを襲撃している。
2001年にブラックホール砲「ディメンション・タイド」によって消滅したとされているが、その後早坂淳が小学校で、激しい揺れの後ゴジラの鳴き声を聞いている為生存の可能性がある。
ゴジラは、別名「魔獣」または「怪獣王」と呼ばれている。

メガギラス

お台場にやって来たメガギラス

水没した渋谷で一匹だけ眠っていたメガヌロンが、全メガニューラからエネルギーを与えられて成長し、変態した姿。
動きが素早く、羽根の超振動で発生する超高周波や、ハサミのような腕や尻尾の針が武器である。
針は相手の体に突き刺し、エネルギーを吸収することが可能な上、吸収したエネルギーを光球として撃つこともできる。

メガヌロン

壁に張り付いたメガヌロン(左)がメガニューラ(右)に羽化している

ディメンション・タイドの地上試験によって時空が歪み、古代昆虫メガニューラが現れ巨大卵を産卵した。その後一万個に分裂し、卵から孵化したのがメガヌロンである。
人間を捕食し、繫殖した挙句地下の水脈を決壊させ、渋谷を水没させた。

メガニューラ

ゴジラを襲うネガニューラの大群

メガヌロンが成虫となった姿である。
尻尾についている針を刺すことで、ゴジラの高エネルギーを奪うことができる。
メガニューラはこれを使い、ゴジラと戦いエネルギーを奪った。多くの個体がこの戦いで命を落とし、生き残った個体も巨大メガヌロンにエネルギーを与えたことで絶命した。
一見自死的だが、これによって巨大メガヌロンはメガギラスへと変貌し、ゴジラ相手に善戦した。メガニューラたちは脅威となるゴジラを倒すため、個の生存より種の強化・存続を選んだと言える。

Gグラスパーの隊員たち

2zsouma1531
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@2zsouma1531

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『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。

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ゴジラ(1954年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴジラ(1954年の映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラ』とは、1954年に公開された日本の特撮怪獣映画である。ゴジラシリーズの一作目にあたる。 ある日、大戸島に巨大生物ゴジラが現れ、破壊の限りを尽くした。そんな中、芹沢大助がゴジラを倒せる酸素破壊剤オキシジェン・デストロイヤーを発見した。芹沢博士は、オキシジェン・デストロイヤーが悪用されないよう、それに関する全ての資料を破棄し、ゴジラと共に泡となり消えるのだった。 見所は、ゴジラを研究対象として守りたい山根恭平の心の葛藤や、悪魔の兵器を完成させたことで苦悩する芹沢博士の最期である。

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ゴジラシリーズの怪獣一覧!昭和シリーズから2014年版『GODZILLA』まで徹底紹介!

ゴジラシリーズの怪獣一覧!昭和シリーズから2014年版『GODZILLA』まで徹底紹介!

ゴジラとは、もっとも有名な特撮怪獣であり、日本が生んだ世界的銀幕スターである。半世紀以上に及ぶシリーズの中で、数多くのライバル怪獣と戦い、これを倒してきた。 ここでは、そんな『ゴジラシリーズ』に登場する怪獣たちを、昭和シリーズから2014年版『GODZILLA』まで詳しく紹介していく。

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ゴジラの生まれた理由と原爆問題について

ゴジラの生まれた理由と原爆問題について

1954年に映画『ゴジラ』が初めて上映されてから現在まで、ゴジラは幅広い年代に親しまれている。 個体は複数居てその誕生の理由ははどのシリーズにおいても環境破壊が原因となっている。 それぞれの個体の特徴と、ゴジラ誕生の原因の変遷をシリーズごとに解説。 なぜ人間を襲うのかという疑問と、初代ゴジラ誕生の原因に込められた監督の思いを解説する。

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ゴジラにまつわる都市伝説・豆知識まとめ!緊急地震速報の音との関連・プロフィールなどを紹介!

ゴジラにまつわる都市伝説・豆知識まとめ!緊急地震速報の音との関連・プロフィールなどを紹介!

日本の特撮を代表する怪獣「ゴジラ」は世界中にファンがおり、ハリウッドでもゴジラの映画が作られるほどの知名度を誇る。ここではそんなゴジラにまつわる都市伝説や裏話、トリビア、豆知識を紹介する。意外と知られていないゴジラのプロフィールも掲載している。

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