陰陽師(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『陰陽師』とは、陰陽師安倍晴明の活躍を描いた野村萬斎主演の映画。平安時代の日本を舞台に、善と悪の対立や人間と妖怪の関係を描く。清明と彼の仲間たちがさまざまな困難に立ち向かう様子を描いている。
ゴールデングロス賞銀賞と第56回毎日映画コンクール録音賞を受賞。滝田洋二郎監督は優秀監督賞を受賞。野村萬斎はブルーリボン賞主演男優賞、日本アカデミー賞と新人俳優賞、優秀主演男優賞を受賞している。小泉今日子も優秀助演女優賞を受賞している。

『陰陽師』の概要

『陰陽師』とは、日本の伝統的な陰陽道を題材にしたファンタジー映画である。原作者は夢枕獏で単行本は1988年に第1作『陰陽師』が刊行されて以降シリーズ作品となっている。夢枕獏は脚本づくりにも参加している。本作品は平安時代の京都を舞台に、陰陽師である安倍晴明とその弟子たちが様々な妖怪や怪異と戦いながら、陰陽道の真理を追求していく姿を描く。
物語は平安時代の京都を舞台に展開していく。主人公である安倍晴明は、陰陽師の家に生まれた少年であり、その才能が人々の目に留まり、陰陽師・藤原道長に弟子入りすることになった。彼はその後、弟子たちと共に妖怪や怪異を退治しながら、陰陽道の奥深さを学んでいくことになる。

本作は陰陽道を中心に展開されるため、妖怪や怪異が豊富に登場する。妖怪たちの姿や能力は霊的な要素を含んでおり、陰陽道の理論と相まって独特な世界観が生み出されている。さまざまな妖怪たちの個性や特技、またそれぞれが抱える闇などが、物語に彩りを添えている。
陰陽道の基本的な考え方や術の運用方法が具体的に描かれている。また、陰陽道の背景にある日本の伝統文化に触れることができる。

本作は豪華なキャスト陣が演じるキャラクターたちが物語を盛り上げている。主演の野村萬斎をはじめ、伊藤英明、真田広之、小泉今日子など実力派俳優陣が個性豊かなキャラクターを演じている。彼らの演技力によって、物語の人間ドラマやアクションシーンが一層鮮やかに描かれている。原作者である夢枕獏氏は、安倍晴明役は野村萬斎と決めていたそうで狂言師として培われたスペシャルな才能にほれ込んだようだ。また普通の役者さんがあの衣装を着たら負けてしまうが野村萬斎であれば衣装にも負けずゆったりと背筋を伸ばして演じられると思ったそうだ。

『陰陽師』は、幅広いジャンルの要素を取り入れた壮大なストーリーが魅力の一つだ。人間ドラマ、アクション、ファンタジーといった様々な要素を絶妙に組み合わせている。また、映像美や音楽にもこだわりがあり、視覚と聴覚を刺激する魅力的な映画体験を提供している。陰陽道の探求や豪華キャスト陣の演技力、感動とスリルが交錯する壮大なストーリーなど、数々の魅力がある。日本の伝統的な文化にも触れることができる。

映画『陰陽師』の受賞歴
第56回毎日映画コンクール録音賞
第19回ゴールデングロス賞銀賞
第44回ブルーリボン賞主演男優賞(野村萬斎)
第25回日本アカデミー賞:最優秀録音賞 (小野寺修/柿澤潔)
第25回日本アカデミー賞:新人俳優賞(野村萬斎)
第25回日本アカデミー賞:優秀主演男優賞(野村萬斎)
第25回日本アカデミー賞:優秀助演女優賞(小泉今日子)
第25回日本アカデミー賞:優秀監督賞(滝田洋二郎)
第25回日本アカデミー賞:優秀撮影賞(栢野直樹)
第25回日本アカデミー賞:優秀照明賞(長田達也)
第25回日本アカデミー賞:優秀編集賞(冨田功/冨田伸子)
第25回日本アカデミー賞:優秀美術賞(部谷京子)
第25回日本アカデミー賞:優秀音楽賞(梅林茂)

『陰陽師』のあらすじ・ストーリー

平安京の設立と陰陽師たちの議論

平安時代、怨霊となった早良親王(さわらしんのう)の呪いから逃れるために、桓武天皇(かんむてんのう)は長岡から京都へ都を移し、それを平安京と名付けた。
それから150年後、人間を脅かす鬼が現れ、暗闇に潜む妖怪や亡霊に怯える人々がいる時代になる。

この時代では、悪さをする鬼や妖怪を退治する陰陽師(おんみょうじ)が活躍している。陰陽師たちをまとめる陰陽頭・道尊(どうそん)は、星の占いから「都を守る者が現れる」と帝に進言した。
左大臣の藤原師輔(ふじわらのもろすけ)は、それが自身の娘である藤原安子(ふじわらのあんし)と帝の間に生まれる御子(みこ)のことだろうと考えた。

議会が終わった後、右近衛府中称(うこんえのちゅうじょう)である源博雅(みなもとのひろまさ)は、他の陰陽師たちから参加していなかったことを咎められている男、安倍清明(あべのせいめい)と出会う。

清明は優れた呪術の力を持つ陰陽師だった。彼は博雅と一緒にいたとき、官吏から「飛んでいる蝶を手で触れずに殺してみせよ」と言われた。清明は一枚の草の葉を操り、蝶を両断する術を見せた。
そして、2人は清明の屋敷で蝶と出会う。蝶は人間の形をとっていた式神で、蜜虫(みつむし)と呼ばれていた。
蝶が殺されたのではなく、生まれ変わったのだと分かった博雅は喜んだ。

その後、主任・藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の庭に生えた奇妙な瓜の調査のために、博雅は晴明の家を訪れる。晴明は博雅からの依頼を受け、兼家の庭に出ている瓜を見て、それが「呪い」を受けたものだと直感した。博雅と共にその呪いの正体である「蛇」を追い、川に捨てられた女性の遺体から蛇が現れたことを突き止める。

敦平親王の呪いと道尊の陰謀

夜に雷が鳴る中、師輔の娘である安子が帝との間に男児を授かった。この男児は敦平親王(あつひらしんのう)と名付けられた。師輔は自分の地位が安泰になることに喜んだ。
しかし、右大臣・元方は男子が産まれた所為で娘の佑姫が産んだ広平親王(ひろひらしんのう)が、帝になる道が絶たれてしまったことに憤り、身を震わせていた。
ある日、敦平の体に異変が生じて黒く歪むという事件が起きた。同じ頃、宮廷では右大臣・元方が陰陽頭・道尊と顔を合わせ話していた。元方をそそのかし、敦平に呪いをかけ、呪殺を企てたのは道尊だったのだ。

敦平親王の回復が一向に進まず心配していた博雅は、晴明に助けを求めた。晴明は青音(あおね)と一緒に敦平親王のもとを訪ね、敦平親王の体が強力な呪いで侵されていることを確認する。
敦平親王を救うために解呪の呪文を唱える晴明だが、呪いを解かせまいとする道尊が対抗する呪文を唱えた。結局、晴明が道尊に勝ち、青音の体に呪いが移された。
晴明は庭で青音の体から呪いを吐き出させ、博雅に呪いを切り伏せるよう太刀を持たせた。しかし、初めて見るほどの強力な呪いを目の前にした博雅は怖気づき、驚いた晴明に叱られても呪いを切り伏せることができなかった。
呪いはどこかへ逃げ去り、晴明は呆れながらも青音に呪いの正体を尋ねたが、青音は「何もわからなかった」と答えた。

一方、道尊は敦平親王にかけた呪いが解かれたことを報告し、晴明に怒りを抱く元方を見て嫌らしい笑みを浮かべた。
その頃、元方の指示で道尊が再び呪いをかけるために呪法を唱えた。翌日、青音と晴明が談笑していると、突然屋敷に武官たちが現れ、宮廷へ連行される。そこで清明は敦平親王への呪いの罪を着せられた。しかし、晴明は元方の証言に疑問を呈し、現れた師輔によって元方が叱責され、青音と晴明は解放される。しかし、道尊は呪法を使って隣にいた武官を操り、晴明を襲わせた。武官は晴明を斬りつけようとしたが、青音はその攻撃を受け止めようと身を挺して庇い青音は倒れ込んだ。

祐姫の怨念と怨霊の解放

青音は死んだと思われていたが、しばらくして目を覚ます。晴明は青音に、彼女が早良親王を鎮めるための儀式を行うために人魚の肉を食べていると話した。
早良親王は謀反の罪を着せられて不遇の死を遂げ、怨霊となって帝の周りや都に呪いをかけた。
青音は、自分が早良親王の兄である桓武天皇から授けられた像と剣の塚によって150年間生き延びていたことを語った。

博雅は、毎夜自分の笛を聞きに現れる「望月の君」に想いを寄せていたが、彼女は博雅の想いに応えることはなかった。望月の君は右大臣の娘・佑姫だったのだ。
左大臣・師輔から、再び安子と敦平親王が怪異に巻き込まれたと報せが入る。帝を渡せと響く声と共に、女の生首と藁人形が部屋に落ちて来たと話を聞いた清明は、犯人を捕える為帝に直接協力を申し入れた。
人の大きさで作られた藁人形を囮に結界の中で待っていると、鬼の顔を持った女性が現れる。帝は目の前の女性が祐姫だと気付くが結界が解かれ、そのまま襲い掛かって来た。
道尊に操られていた佑姫は共にいた博雅も殺そうと牙をむくが、博雅の優しさに人の心を取り戻した佑姫は、首を切って自害し命を絶つ。

最終決戦と友情の絆

道尊は都の支配を企んでおり、それに利用された元方と祐姫の助けを借りて早良親王の墓を荒らし、封じられていた怨霊を解放してしまった。
早良親王の怨霊を取り込んだ道尊は、他の怨霊たちも解放し、共に都に攻撃を仕掛けるため進撃していった。

晴明は都の未来に興味がないため、都がどうなっても構わないと思っていた。しかし、彼の唯一の友人である博雅に助力を求められ、「都のためではなく、博雅のために行こう」という気持ちで行動を始める。
晴明は再び結界を張ろうとするが、失敗してしまう。その後、青音から都の守りは博雅と晴明のことだと告げられ、どちらか一人を失えば都は滅びると聞かされ、青音と蜜虫を連れて都に戻ることになる。

一方、道尊と対峙した博雅は、祐姫が鬼に変えられたのは道尊の仕業だと知り、さらに祐姫を嘲笑されてしまう。博雅は怒りを覚え、道尊に斬りかかるが、逆に返り討ちに合う。
さらに、晴明から託された札が付いた矢も跳ね返され、博雅は殺されてしまう。晴明はあと一歩の所で博雅を救えなかったことに悲しみ嘆くが、その時青音から「泰山府君の祭」と呼ばれる儀式を行い、自分の命を博雅に与える提案をされる。
儀式の後、博雅は息を吹き返し、青音は任務を果たして150年の生涯を終えられたことを喜び、消えてしまった。

帝を探していた道尊の前に立ち塞がった博雅と晴明は、博雅に宿った青音と共に鈴の音を響かせながら道尊に対峙する。かつて青音と愛し合っていた早良親王は、青音から伝えられた桓武天皇の謝罪を受け入れ、青音と共に天に昇る。
これによって他の怨霊も消え去り、怨霊の力を失った道尊は、晴明と手を組んで都を手中に収めることを提案する。しかし晴明はそれを一蹴し、仕掛けた五芒星の結界で道尊を封じ込める。
やがて、道尊は逃れることができず、早良親王を解放してきた剣で自らの首を斬った。そして、最期の瞬間には勝ち誇ったような微笑みを浮かべながら自決する。物語は終わり、都の中の屋敷で晴明と博雅は酒を注ぎながら楽しく会話を交わし、幕を閉じた。

『陰陽師』の登場人物・キャラクター

主人公

安倍晴明(あべの せいめい/演:野村萬斎)

出典: ameblo.jp

安倍晴明は、平安時代の陰陽師であり、陰陽道の特異な力を持っている。彼は天皇直属の陰陽師として占いやお祓いを行い、従四位下という陰陽師としては異例の高位まで上り詰める。映画では都の政治にはまるで無関心で、飄々とした人物に描かれている。同じく権力や出世にまるで無関心の好青年源博雅に興味を持ち二人で力を合わせ都の危機を乗り越えていく。野村萬斎は、この映画で安倍晴明を演じるために、物語の背景やキャラクターの特徴を熟知し、個性的な演技を披露している。

主人公と関係が深い人物

源博雅(みなもとの ひろまさ/演:伊藤英明)

出典: ameblo.jp

源博雅は、平安時代の公家であり、安倍晴明の友人でありライバルでもある人物だ。彼が陰陽師である安倍晴明とともに、様々な事件や妖怪との対決に挑む姿が描かれている。博雅は知識豊かで洞察力があり、晴明と共に謎解きや異界との戦いに挑むことで物語を進めていく。彼は政治や権力に無関心で純朴な好青年だ。
俳優の伊藤英明の演技によって、キャラクターの人間味や魅力が引き立ち、映画の魅力を高める一翼を担っている。

道尊(どうそん/演:真田広之)

出典: ameblo.jp

道尊は、陰陽頭であり、安倍晴明の上司として登場する。しかし映画の中で道尊は、都の平和を脅かす悪役として描かれている。藤原元方をたぶらかし、佑姫を操り敦平親王を呪いにかけたり、早良親王の墓を暴き怨霊を開放し都を恐怖に陥れる。しかし青音の協力と安倍晴明の呪術により最後は倒されてしまう。真田広之が演じている。

蜜虫(みつむし/演:今井絵理子)

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2013年の上半期に大ヒットしたNHKの朝の連続ドラマ『あまちゃん』。2013年4月1日~同年9月28日にかけて全156話放送され、「じぇじぇじぇ」というセリフが2013ユーキャン新語・流行語大賞年間大賞に輝いた。社会現象も引き起こした『あまちゃん』は、2013年大晦日の『NHK紅白歌合戦』で特別編・第157回「おら、紅白出るど」を披露。小泉今日子や薬師丸ひろ子らも出演するオールスターの『あまちゃん』企画は大成功に終わった。

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紅白2014だけでなくカウントダウンイベントまでジャックした小泉今日子が話題!【あまちゃん】

紅白2014だけでなくカウントダウンイベントまでジャックした小泉今日子が話題!【あまちゃん】

2014年、連続テレビ小説『あまちゃん』が大ブームを起こし、小泉今日子を含めたキャストが『NHK紅白歌合戦』に出演する企画が行われた。それだけでなく、大規模なクラブのカウントダウンイベント「liquidroom presents 2014LIQUID」にも小泉今日子が登場し、大きな話題になった。

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狂言師「野村萬斎」の完璧すぎる仕事ぶりを紹介!伝統芸能からシン・ゴジラまで大活躍!

狂言師「野村萬斎」の完璧すぎる仕事ぶりを紹介!伝統芸能からシン・ゴジラまで大活躍!

狂言師の野村萬斎の仕事ぶりが「完璧すぎる」と話題になっている。黒澤明監督の『乱』で映画デビュー以来、『陰陽師』や『のぼうの城』、『花戦さ』など大ヒットを連発。宮崎駿の『風立ちぬ』では声優、『シン・ゴジラ』ではゴジラの“中の人”に挑戦し、いずれも高い評価を得た。

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1980年代の小泉今日子の魅力を画像で紹介!『あまちゃん』天野春子役で注目集める

1980年代の小泉今日子の魅力を画像で紹介!『あまちゃん』天野春子役で注目集める

本記事では女優・小泉今日子がアイドルとして活躍した1980年代の画像をまとめて紹介している。1981年、日本テレビで放送されていたオーディション番組『スター誕生!』で合格して芸能界デビューした小泉。彼女は、当時のアイドルらしからぬ個性的なファッションや髪型、自分のスタイルを貫く姿勢が「カッコイイ」と注目されて絶大な人気を誇った。2013年にはNHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』に出演し、注目を集めている。

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