キングコング対ゴジラ(キンゴジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングコング対ゴジラ』とは、1962年に公開された、日本の怪獣映画である。監督は本多猪四郎、主演を高島忠夫が務めた。
ファロ島でキングコングが目覚めた噂を聞き、テレビ局員の桜井と古江は調査に向かわされた。一方北極海では、ゴジラが復活し、桜井たちは発見したキングコングを日本に連れ帰ろうとするのだった。その後ゴジラとキングコングは出会い、戦いが始まるのであった。
見所はキングコングのお茶目な動きと、ゴジラとの白熱した戦いである。

『キングコング対ゴジラ』の概要

『キングコング対ゴジラ』とは、1962年に公開された日本の怪獣映画である。ゴジラシリーズ第3作目で、ゴジラ映画としては初めてのカラー製作になる。監督は本多猪四郎、主演は高島忠夫である。
アメリカの怪獣キャラクターである、キングコングをゲストに迎えて、7年ぶりにゴジラが復活した。
また、第1作目である「ゴジラ」より反核のイメージはなく、娯楽作品となっている。
ゴジラシリーズ中では歴代1位となる1120万人の大ヒットを記録した。因みにこの記録は、再上映の動員数も合わせたものである。

パシフィック製薬提供のテレビ番組が視聴率不振だった為、宣伝部長の多胡は、ファロ島で目覚めた巨大なる魔神を視聴率アップの為の見世物にと考えていた。提携先のテレビ局員であった桜井と古江は、探検隊としてファロ島へ送られてしまう。
一方北極海では、氷の塊となって眠っていたゴジラが復活し、日本へと向かい始めるのだった。
ファロ島では、大ダコが現れ大混乱となるものの、巨大なる魔神・キングコングが現れ、大ダコを追い払った。その後島民たちはキングコングに赤い汁を飲ませ、踊りと歌を捧げているとキングコングは眠りについてしまう。眠っているすきに桜井たちは、キングコングを船を使って日本へと向かっていたが、キングコングは途中で目覚めてしまうのだった。
キングコングは、日本に上陸したゴジラに引き寄せられるように現れ、激しくぶつかり合ったが、ゴジラの放射能火炎に敵わず、引き下がるのだった。
その後桜井は、破壊を繰り返すゴジラの元に、気球で吊り上げたキングコングを向かわせ、再び激しい戦いとなり両者は海へと落下した。
やがてキングコングだけが浮上し、南方へと帰って行くのだった。ゴジラは姿を現さず、行方不明のままである。

見所は、ユニークなキングコングの動きと、ゴジラとの白熱した戦いのシーンである。

『キングコング対ゴジラ』のあらすじ・ストーリー

ゴジラの復活

パシフィック製薬が提供している番組『世界驚異シリーズ』の視聴率が思わしくなかった。パシフィック製薬の宣伝部長である多胡(たこ)は、社長から入った苦情の電話に頭を痛めて部下の小林に当たり散らしていた。
その頃、北極海の海水温上昇に伴って、調査に原潜シーホーク号が国連派遣の科学者を乗せて、現地へと向かっていた。そこには青白く光っている氷山があったが、その氷山の中にはゴジラが眠っていたのである。
パシフィック製薬の提携先のテレビ局員、桜井修(さくらいおさむ)と古江金三郎(ふるえきんざぶろう)は、多胡から『世界驚異シリーズ』の視聴率を上げろと言われ、牧岡博士の話を聞きに行く事になる。
パシフィック製薬の新薬開発に従事する薬学博士の牧岡は、桜井や古江、多胡に南方から持ち帰った赤い実の話と、ファロ島で巨大な魔神が目を覚ましたと言う噂があると話した。多胡は、視聴率アップのために巨大なる魔神を利用しようと企み、桜井と古江にファロ島へ調査へ行くように命じるのであった。
時を同じくして、桜井と同居している妹のふみ子の恋人の藤田一雄(ふじたかずお)も、東京製綱が新開発した特殊な繊維のテストをしに、日本を離れることになった。藤田は桜井たちと同じ団地に住んでおり、鋼より強く絹糸よりしなやかと称する、特殊繊維の開発に携わっていたのである。
「『世界脅威シリーズ』、海外取材班出発」の祝賀会が行われ、多胡は桜井と古江を激励する。祝賀会にはふみ子や、同じアパートの住人であるたみ江が来ていた。ふみ子は、藤田が特殊繊維のテストのために乗った船が5日も行方不明になっていることを、心配していた。
一方、シーホーク号は氷山に挟まれて、エンジンやスクリューが破損し、SOSを出していた。やがて浸水、火災が起こったと思えば、ゴジラの咆哮が聞こえてくるのだった。

巨大なる魔神「キングコング」の登場

「大安丸」で、ファロ島に到着した桜井と古江は、通訳兼案内人のコンノと共に、ファロ島の原住民たちとコミュニケーションをとろうとするが、中々うまくいかず、持っていたラジオやタバコを贈り、機嫌を取ることに成功した。そして酋長から、滞在の許可をもらうのであった。しかし雷が鳴り出すと、原住民は祈りを捧げはじめ、どこからか怪獣の唸り声が聞こえるのだった。
一方藤田を乗せた第2新盛丸は、北極で異変が起こったため、帰国命令が出ていた。米国の救難航空隊のヘリコプターは、遭難したシーホーク号を探している最中、氷山の中から復活したゴジラに遭遇する。
シベリアのソ連軍基地では、戦車で海上のゴジラを攻撃するが、ゴジラは上陸し熱線で戦車を溶かしていった。
防衛庁では生物学者の重沢(しげさわ)博士が「死んだと言われていたゴジラは、冷凍冬眠で生きていて、帰巣本能で日本に戻って来るだろう」と、新聞記者に述べた。そのせいで、日本はゴジラの話題で持ちきりになり、多胡は焦りを見せていた。
同じ頃、慣れない環境での巨大な魔神探しに古江が高熱を出し、ダウンしてしまう。そこでコンノは、睡眠効果のある赤い実の汁を現地の子供チキロに頼み、チキロは家に取りに帰った。しかしファロ島近海に棲む大ダコが上陸。島は大混乱となる中、チキロは大ダコに襲われる。しかし山の奥から巨大なる魔神と言われているキングコングが現れ、大ダコを見事に追い払うのであった。その後、島の人間が用意した赤い汁を飲んだキングコングは、原住民の歌と踊りで眠ってしまう。
桜井たちは、深い眠りについたキングコングを船で運び、日本に連れて帰ることにした。
翌日、パシフィック製薬ではキングコングの事で、一大旋風を巻き起こしていた。多胡は、このことでご機嫌だったが、女性社員が「ゴジラとキングコングと、どちらが強いかしら」と発言したことで、多胡は次の宣伝アイディアを思いついたのである。
その後、桜井たちは大安丸に乗り、巨大な筏にキングコングを乗せて曳航していると、ヘリコプターで多胡がやってくる。キングコングを見た多胡は浮かれていたが、海上保安庁の船がやってきて国家公安委員会、警視庁、通産省貿易局の命により、キングコングの日本領海侵入を禁止した。多胡はそのまま気を失ってしまう。
その頃、ふみ子の元に同じ団地に住んでいる友人たみ江が、新聞をもって訪れる。新聞記事には、藤田を乗せた貨物船がゴジラの潜航波によって沈没した事が書かれていた。ふみ子は慌てて現地に向かうのであった。
その日の夕方、藤田がふみ子を訪ねて団地にやってくる。藤田を見たたみ江は驚くが、藤田は船を途中で降りたおかげで生きていたのだ。しかし入れ違いで、藤田の元に向かったふみ子の乗る急行列車がゴジラに襲われてしまう。ふみ子は間一髪で、駆け付けた藤田によって救出されるのだった。

ゴジラ対キングコング

自衛隊によってゴジラ対策が行われている中、輸送中のキングコングが目覚めてしまい、暴れはじめる。そして本能に導かれるようにゴジラのいる方へと歩き出す。その後中禅寺湖で対決したが、ゴジラの放射能火炎に惨敗したキングコングは、逃げていくのだった。
一方自衛隊が行った100万ボルト作戦により、電流が苦手なゴジラの首都圏侵攻は食い止められた。しかしゴジラを追ってやって来たキングコングは、高圧線に触れたことで、帯電体質を得ていた。
その後東京へ侵入したキングコングは、避難の最中藤田とはぐれたふみ子を捕まえる。捕まったふみ子は恐ろしさのあまり、悲鳴を上げ続けたが、やがて気を失ってしまう。キングコングは後楽園遊園地を横断し、国会議事堂へ向かった。自衛隊が、キングコングに対する攻撃準備を行っていたが、桜井が妹がキングコングの手の中にいることを訴え、攻撃を食い止めた。桜井は、ファロ島で赤い汁と原住民の踊りや歌で眠り込んだキングコングの姿を思い出していた。そこでキングコングを眠らせる作戦を提案した。多胡は、牧岡博士が持って帰った、赤い実の有効物質を合成する事に成功した物を、キングコングに撃つことを考え付くのだった。キングコングは国会議事堂に登り、桜井たちは国会議事堂周りにスピーカーを準備した。自衛隊は、キングコングの上空に麻酔弾を撃ち、赤い実で作った麻酔薬を降らせる。そして桜井はファロ島の人々がしたように太鼓を鳴らしてキングコングを眠らせ、ふみ子を助け出したのである。

ゴジラとキングコングの再戦

大貫博士は「100万ボルトの電圧に耐えたキングコングは、きっとゴジラともやれる」という発言をする。その発言から、自衛隊はゴジラへの強力な対抗手段である帯電体質を得ていたキングコングと、ゴジラを戦わせる方法を考えていた。そんな中、眠っているキングコングをゴジラの元に運ぶ方法を、桜井は考え付いたのである。それは藤田の開発した特殊繊維を巻き付けて、11個の気球で眠っているキングコングを吊るして運ぶ事だった。
翌朝、キングコングの麻酔が切れかかったところで、自衛隊が富士山麓にゴジラを発見する。自衛隊はキングコングを斜面で落下させた。ゴジラめがけてキングコングは滑り落ち、そのまま衝突した。再びゴジラとキングコングは激しい戦いを繰り広げたが、以前のようにゴジラの熱線はキングコングにはきかなかった。激戦の末、両者海に落下しゴジラは再び海から浮上することはなく、消息を絶つ。しかしキングコングは浮上しそのまま南に向かっていく。空から一部始終を見ていた桜井は重沢博士に指示を仰ぐが、重沢博士は「このまま帰してやるんだ、きっと南の島が恋しいんだよ。そっとしといてやろう」と言い、みんなでキングコングの後姿を見つめるのであった。

『キングコング対ゴジラ』の登場人物・キャラクター

TTVテレビ職員

桜井修(さくらいおさむ/演:高島忠夫)

ファロ島に着いた桜井(中央)と古江(右)とガイド兼通訳のコンノ(左)

TTVのカメラマンで、妹のふみ子と2人で暮らしている。
元ミュージシャンで、CMに出演することもある。
視聴率を上げるために、巨大なる魔神の取材で、ファロ島に派遣された。

古江金三郎(ふるえきんざぶろう/演:藤木悠)

桜井の妹ふみ子(左)と古江(右)

TTVの演出部員で、桜井と共にファロ島に行かされる。
初めは乗り気だったものの、ファロ島での過酷な生活で、ノイローゼになってしまう。

パシフィック製薬社員

多湖部長(たこぶちょう/演:有島一郎)

部下に文句を言う多胡

パシフィック製薬の宣伝部長である。
自社がスポンサーを務める番組『世界驚異シリーズ』の視聴率が悪く、頭を悩ませている。
視聴率アップの為、ファロ島の巨大なる魔神の取材を企画した。

大林(おおばやし/演:堺左千夫)

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