ゴジラ対ヘドラ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラ対ヘドラ』とは、1971年(昭和46年)に公開された日本のアクションパニック映画である。ゴジラシリーズ第11作品目となる本作の監督を板野義光、主演を山内明が務めた。駿河湾で公害による魚への影響を調べていた海洋生物学者の矢野徹(矢野 とおる/演:山内明)は海の中でヘドラと遭遇する。汚染物質と海のヘドロから誕生したヘドラは、海から陸へと上がり飛行できる姿へ進化し上空を飛び回る。飛行中、硫酸ミストをふりまき人間たちを白骨化させていく。そこにゴジラが現れ、ヘドラと死闘を繰り返すのであった。

『ゴジラ対ヘドラ』の概要

『ゴジラ対ヘドラ』とは、1971年(昭和46年)に公開された日本のアクションパニック映画である。ゴジラシリーズ第11作品目となる本作の監督を板野義光、主演を山内明が務めた。特撮の神様と呼ばれた特撮監督である円谷英二は、『ゴジラ』シリーズにてその特殊撮影技術で世界的な評価を得ている。そんな円谷英二の没後、初めて作られた東宝製作作品が『ゴジラ対ヘドラ』だ。
アニメーションや、マルチスクリーンを駆使した映像表現、グロテスクなシーンなどを用いたそれまでの『ゴジラ』シリーズとは違った異色作品として、カルト的人気がある。当時日本を騒がせていた公害問題を取り入れた作品でもある。公開時のキャッチコピーは「流れ星でやって来た公害怪獣ヘドラ! 街を森をふみつぶし 二大怪獣が大決戦!」だった。
1978年に刊行された書籍『世界最悪の50本(英語版)』では、そのうちの1本として本作が選ばれている。坂野監督は素直に喜べないと評したうえで、「100年の映画の歴史の中から『最悪』の50本に選ばれたのは名誉なことである」と自著に記している。
公開当時は非難され、『世界最悪の50本』でも「Z級の愚作」と評されたが、時代経過と共に風刺アニメやマルチスクリーンを駆使した映像表現などが注目され、反公害映画の社会風刺映画として評価が高まってきた。
2014年に雑誌『映画秘宝』(洋泉社)で行われた「秘宝ゴジラ総選挙!」では、本作品は『キングコング対ゴジラ』、『ゴジラ』(初代)に次ぐ3位となった。

海洋汚染が進む駿河湾で、オタマジャクシに似た生物が見つかり、謎のタンカー事故が相次いで発生していた。海洋生物学者の矢野徹(やの とおる/演:山内明)は息子の研(けん/演:川瀬裕之)と調査を始めたが、海中で謎の生物に襲われた徹は顔半分が焼け爛れる重傷を負った。徹が海から上がるのを待っていた研も、巨大な生物に襲われそうになるのだった。
汚れた海から生まれた怪獣ということでヘドラと命名された謎の生物は、ある夜上陸し工場のスモッグを吸い始める。ゴーゴー喫茶で踊っていた徹の義理の弟である毛内行夫(けうち ゆきお/演:柴本俊夫)と富士宮ミキ(ふじのみや みき/演:麻里圭子)はヘドラに遭遇し、そこへゴジラが出現する。ゴジラとヘドラは死闘を繰り返すが、決着は付かなかった。
更に飛行能力を手に入れたヘドラは、硫酸ミストを上空からばら撒き人々を白骨化させていく。徹はヘドラの研究を続け、ヘドラの細胞から特徴的な生態を暴いていた。ヘドラの出現に、ゴジラも再び現れるがヘドラを取り逃がしてしまう。
ヘドラによる被害が大きくなっていく中、徹は研のアイディアからヘドラを倒す方法を思いつく。ヘドラは巨大化し、富士山麓に出現する。ゴジラも再び現れ、ヘドラとの最終決戦が始まる。徹は自衛隊に巨大電極版を用意するように指示した。ヘドラは乾燥に弱い事を発見したのだ。ヘドラはゴジラの左目を潰して右腕を白骨化させ、自衛隊が建造した巨大電極板も損傷させる。しかし車のヘッドライトに引き寄せられたヘドラが電極板の間に入り、ゴジラが放射能火炎を放ったことで電流が流れ始める。高圧電流を受けてヘドラは乾燥するが、それは表面だけで体内から小さなヘドラが出現する。逃げるヘドラを、ゴジラは捕まえ再び電極板の間に連れて行き高圧電流と放射能火炎で完全に乾燥させた。その後、海へと帰るゴジラに別れを告げる研であった。

『ゴジラ対ヘドラ』のあらすじ・ストーリー

ヘドラ登場

ある日、海洋生物学者である矢野徹(やの とおる/演:山内明)の元に、漁師の伍平(ごへい/演:吉田義夫)が訪ねて来る。伍平は珍しい魚が捕れたと言い、大きなオタマジャクシの様な生物を持って来たのであった。徹は、駿河湾で捕れたというその生物を自宅の研究室に持ち込んでいた。最近奇妙な魚ばかりが駿河湾で捕れていることもあり、徹はそのオタマジャクシを研究する事にしたのだった。
昼間徹は、妻の敏江(としえ/演:木村俊恵)や息子の研(けん/演:川瀬裕之)や義理の弟である毛内行夫(けうち ゆきお/演:柴本俊夫)と食事をしていた。テレビのニュースでは、駿河湾のタンカー事故について報道されており、しかも事故現場には謎の怪物が現れたと言うのである。そのニュースを見ていた研は「オタマジャクシのお化けだ」と言い出す。
伍平が持って来た謎の生物と何か関りがあると思った徹は、研をつれ海岸に来ていた。徹が研に「30分で帰る」と言い、調査の為海に潜ると、海中はゴミや生物の死骸が散乱していた。研は徹を待つ間海岸で遊んでいたが、海の中から巨大なオタマジャクシのような生物が現れ襲われそうになる。一方徹は、海の中で謎の生物に襲われてしまう。なんとか怪我もなく無事だった研は、いつまでたっても海から上がってこない徹を心配するのであった。
暫くすると矢野家に、テレビの取材が来ていた。何とか助かった徹は、謎の生物の攻撃によって顔半分が焼け爛れ布団の上で寝ている。研は「ヘドロから生まれた怪獣だからヘドラだ」と言い、謎の生物はヘドラと名付けられたのだった。更に研は「ヘドラは大きいのや小さいのがいる」と言うのであった。
それから、駿河湾ではタンカーの事故が相次いでおり、生存者は海坊主のような怪物に襲われたと証言していた。
研は小学校の作文に「げんばく すいばく しのはいは うみへ どくがす へどろ みんなみんな うみへすてる おしっこも ゴジラがみたら おこらないかな おこるだろうな」と書いた。
研の作文通り、海はどんどんと汚染されていく。海の中から現れたゴジラは、汚染された汚い海に向って、火を吐くのであった。
一方徹は、研究室で伍平が持って来たオタマジャクシのような生物の研究を続けていた。そしてこの生物の正体は鉱物であることを突き止めたのだった。それはヘドロから誕生したもので、乾燥している時は鉱物であるが、水につけると再び生物として活動し始めるのである。尚且つ、初めは小さなオタマジャクシ状であっても、仲間を見つけると合体し大きくなっていく特徴を持っていた。

ゴジラ対ヘドラ

ある夜、行夫はゴーゴー喫茶で酒を飲んでいた。踊っている若者たちの中で、行夫の恋人である富士宮ミキ(ふじのみや みき/演:麻里圭子)が歌っていたのであった。その間ヘドラは、海のヘドロを吸収し巨大化していた。巨大化したヘドラは陸へと上がり、工場の排煙を吸収し始め更に巨大化していく。そこにゴジラが現れ、ゴジラはヘドラの体を振り回すのだった。
一方行夫は、幻覚作用で踊る人々が魚人に見えていた。そこにヘドロが流れ込んでくるのだった。行夫とミキは車まで逃げるが、ゴジラとヘドラの姿を目撃し見に行くことにした。死闘を繰り返すゴジラとヘドラであったが、やがてヘドラは海の中へ逃げていきその後を追うように、ゴジラも海の中へと姿を消すのだった。
翌朝のニュースで、田子の浦に上陸したヘドラとゴジラとの闘いによって死者35名、負傷者81名、倒壊家屋320戸を出した事がお茶の間に流れた。ヘドラが通過した後は、金属がボロボロに腐食し硫酸を掛けられたようになっていた。
徹や敏江、研や行夫やミキは昨夜ゴジラとヘドロが戦った、田子の浦に来ていた。そこで何かの残骸を見つけると、家に帰って五人でその残骸について調べていた。そしてヘドラはオタマジャクシのような生物と同じものだとわかる。そしてヘドラは、工場の煙を吸い膨大な硫酸ミストを排出すれば、強烈な光化学スモックが発生すると仮説を立てるのであった。
翌朝、研と行夫、ミキは遊園地でジェットコースターに乗っていた。そこでゴジラの姿を見た研は、慌てて電話ボックスへと走るのだった。徹にゴジラ出現を伝える研であったが、電話ボックスの窓が突然割れ通話は途中で切れてしまう。しかし奇跡的に研は無事であった。
一方中学の体育教師である敏江は、運動場で体育の授業をしていた。運動場の上空をヘドラが飛行すると、生徒たちは突然苦しみだすのだった。その後巨大ヘドラは、車を次々と飲み込んでいった。危うく車に乗っていた行夫やミキも飲み込まれそうになるが、何とか脱出することが出来た。どこからともなく現れたゴジラと再び戦うヘドラだったが、突如その場から飛び去っていくのだった。上空を飛んでいるヘドラは硫酸ミストをまき散らし、真下にいる人間は次々と死んで白骨化していく。こうしたヘドラの攻撃により、富士市西南部はほぼ壊滅していた。死者1600人、怪我や発病者が3万人を超えていると推定された。
一方で何とか被害を免れた敏江や研、徹はヘドラの弱点を探していた。ヘドラは金属で出来た宇宙生物で、核爆発のエネルギーで飛ぶようになったと推測した。考え込む徹に研は「乾かしちゃったら?ヘドロだから」と言うのであった。

公害反対、100万人運動(ゴーゴー)

日本青年連盟に所属している行夫は、ヘドラを育てたのは人間だと言い集会を開いていた。全国の若者たちを集め、ヘドラに占領される前に富士の裾野でぱぁーとやる計画を立てていたのである。

テレビではヘドラを取り上げた番組が流され、根拠もなく酸素をまけば退治できるのではないかと言われていた。その頃徹と敏江、研は電流を通すとその間にあるものをたちまち乾かすという、陰陽電極板を用意していたのである。そしてヘドラのオタマジャクシを使って実験する。大きな陰陽電極板があれば、ヘドラを退治できると確信した徹は自衛隊に電話するのだった。
夕方枯れた植物の広がる富士の裾野で、日本青年連合の若者たちが集まっていた。そこには行夫やミキ、研も参加していたが、集まったのはたったの100人であった。夜になっても踊り続ける若者たちの元へ、60メートルの巨大ヘドラがやって来た。
家に居た徹は、部屋の水槽の魚たちが死んでいるのを見て敏江に自衛隊に電話するように言う。電極板が間に合うか聞く為である。そして徹は研の危険を察知し、敏江を連れて富士に向かうことを決心した。
一方研は、ゴジラのテレパシーを感知し近くにヘドラがいる事をミキに伝える。程なくして若者たちの元にヘドラが現れるとゴジラもまた、ヘドラを追ってやって来るのだった。ゴジラとヘドラの激しい戦いが始まり、若者たちは逃げ惑う。しかし体を円盤型へと変えたヘドラは、逃げる若者たちの上空を飛行して硫酸ミストをかけて殺していく。ヘドラは体を光らせると、二足歩行の姿に変化させた。生き残っている若者たちはたいまつを投げて抵抗するが、次々とヘドラの餌食となって行く。ついには行夫も硫酸ミストを浴び、息絶えてしまうのだった。再びゴジラとヘドラとの闘いとなり、ヘドラは光線でゴジラの左目を潰し右腕を白骨化させた。大ダメージを食らったゴジラに対し、更にヘドロを吐きかけ苦しめるヘドラであった。ヘドラを倒すための巨大電極板を設置した自衛隊の元へ、徹と敏江がやって来る。うまくヘドラをおびき寄せたいが、もみ合うゴジラとヘドラによって送電線が破壊されてしまい電気を流せない状態になってしまう。送電線の修理に向った自衛隊も、ヘドラの餌食となる。その間もゴジラはヘドラからの攻撃を受け続けていた。ヘドラをなんとかして電極板の方におびき寄せる間に、送電線の修理を試みる為自衛隊は、車のヘッドライトを使ってヘドラを誘導させる事に成功した。しかし電極板の間に入ったものの、修理が終わっておらず、電流を流すことが出来ない。だがゴジラが放射能火炎を放ったことで電流が流れ始める。高圧電流を受けたヘドラは乾燥するが、乾燥していたのは表面だけであった。体内からは小さなヘドラが出現する。飛行して逃げるヘドラを、ゴジラは放射能火炎を利用した飛行で追跡してヘドラを捕まえるのであった。再びヘドラを電極板の間に押し込み、高圧電流と放射能火炎で完全に乾燥させるのであった。全て乾燥させたところを見届けたゴジラは、ヘドラを作った人間たちを睨みつけ汚染させた海や汚い空を見ながら雄たけびをあげるのであった。ゴジラを追ってきた研の「ゴジラ!」の呼びかけに唸り声で答えるゴジラは、その場を去っていく。再び平和が訪れたが、どこかの海の中から新たなヘドラが顔を出していたのであった。

『ゴジラ対ヘドラ』の登場人物・キャラクター

怪物

ゴジラ(演:中島春雄)

ヘドラの攻撃で右腕を負傷するゴジラ

身長50メートルの巨大怪獣である。
海洋生物学者の矢野徹の息子である矢野研と、テレパシーの様なものでつながっており研の望み通りに、ヘドラに立ち向かう。
ヘドラのヘドリューム光線などの攻撃に苦戦し、左目を潰されたうえ、右腕も骨が露出するほど溶かされる。
最終的にはヘドラの弱点を見つけた自衛隊の隊員たちと協力して倒すが、海を汚染しヘドラを作り出した人間を許してはいない。

ヘドラ(演:中山剣吾)

車をのみ込むヘドラ

宇宙より隕石に付着して海に降って来たと推測される、鉱物起源の宇宙生命体である。公害による汚染物質、カドミウム、コバルト、水銀、鉛などの鉱物を食糧としている。
体を自由に変化させ、駿河湾の中から出現後二足歩行で上陸し飛行することも可能である。
飛行時、硫酸ミストをまき散らし多大な被害を出した。乾燥に弱いと言う弱点を矢野徹が発見し、巨大電極板によって駆除されてしまう。

矢野一家

矢野徹(やの とおる/演:山内明)

海中でヘドラの攻撃をうけた徹

海洋生物学者である。
漁師の伍平が持ち込んだ奇妙な生物を研究中にヘドラと遭遇し、顔半分を負傷する。
重症を負いながらも、ヘドラの研究を続け弱点を見つける。

矢野研(やの けん/演:川瀬裕之)

ゴジラと通じ合える研

ゴジラが大好きな小学二年生の男の子である。
徹の一人息子である。
ゴジラとテレパシーの様なもので繋がっている。
頭のいい子供で、ヘドラの弱点のヒントを父親の徹に与えた。

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