天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
杉山(すぎやま/演:渡邊衛)
華族会館の魚係を担当するシェフ。荒木が篤蔵に暴言を吐いた際、止めようとしていた。
宇佐美鎌市(うさみかまいち/演:小林薫)
華族会館の料理長。料理に対しては神経質で厳しい。篤蔵にとって、人生の師のような存在で「料理は真心」だと信条を教えた。料理を真剣に学ぼうとする篤蔵の姿勢を認め、彼をシェフに任命しようとしていた。だが、篤蔵が密かに英国公使館で働いていたことを知り、やむを得ず彼をクビにする。その後も篤蔵のことを気にかけ、彼が仕事で迷ったときは相談に乗ったり、俊子が病気になった時は手助けしていた。
秋山家
秋山周太郎(あきやましゅうたろう/演:鈴木亮平)
秋山家の長男。幼い頃から学業が優秀で、東京の大学に進学し、弁護士になるという夢を抱いていた。穏やかで優しく、篤蔵の良き理解者でもある。だが、病魔に冒されていることが分かり、実家に戻って静養することになる。自由に夢を追いかける篤蔵を羨ましく思っているが、自分の分まで夢を追いかけてほしいという思いから、彼のことを後押ししていた。しかしその後、病気により他界した。
秋山蔵三郎(あきやまくらさぶろう/演:森岡龍)
秋山家の三男。兄思いの素直で真面目な青年。だらしない篤蔵のことは、兄とは思っておらず「とくやん」と呼んでいた。しかし、周太郎が篤蔵をパリに行かせてもらえるよう周蔵に頭を下げた際は、一緒に頭を下げて父に頼んでいた。
秋山耕四郎(あきやまこうしろう/演:佐藤和太、瀬戸利樹)
秋山家の四男。年の離れた兄たちに可愛がられていた。篤蔵が会わないうちに大きくなっていたので、彼に再会した際に「誰だ?」と聞かれていた。
秋山ふき(あきやまふき/演:美保純)
秋山家の母で、周蔵の夫。のんきで朗らかな性格。母親として子供たちを見守っている。
秋山周蔵(あきやましゅうぞう/演:杉本哲太)
秋山家の父、ふきの妻。普段は無口だが、癇癪を起こすと手に負えない。やんちゃで無鉄砲な篤蔵の身を案じており、度々彼に怒っていた。
高浜家
高浜金之介(たかはまきんのすけ/演:日野陽仁)
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目次 - Contents
- 『天皇の料理番』の概要
- 『天皇の料理番』のあらすじ・ストーリー
- 料理人の道を志す篤蔵
- 日本一の料理人への第一歩
- 篤蔵が天皇の料理番へ
- 料理人としての人生に幕を閉じる篤蔵
- 『天皇の料理番』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 秋山篤蔵(あきやまとくぞう/演:佐藤健)
- 高浜俊子(たかはまとしこ/演:黒木華)
- 松井新太郎(まついしんたろう/演:桐谷健太)
- 山上辰吉(やまがみたつきち/演:柄本佑)
- 華族会館
- 奥村(おくむら/演:坪倉由幸)
- 荒木(あらき/演:黒田大輔)
- 関口(せきぐち/演:大西武志)
- 佐々木正志(ささきまさし/演:西沢仁太)
- 藤田(ふじた/演:大熊ひろたか)
- 鈴木(すずき/演:城戸裕次)
- 杉山(すぎやま/演:渡邊衛)
- 宇佐美鎌市(うさみかまいち/演:小林薫)
- 秋山家
- 秋山周太郎(あきやましゅうたろう/演:鈴木亮平)
- 秋山蔵三郎(あきやまくらさぶろう/演:森岡龍)
- 秋山耕四郎(あきやまこうしろう/演:佐藤和太、瀬戸利樹)
- 秋山ふき(あきやまふき/演:美保純)
- 秋山周蔵(あきやましゅうぞう/演:杉本哲太)
- 高浜家
- 高浜金之介(たかはまきんのすけ/演:日野陽仁)
- 高浜ハル江(たかはまはるえ/演:大島さと子)
- 高浜光子(たかはまみつこ/演:石橋杏奈)
- 高浜鈴子(たかはますずこ/演:田中芽衣)
- 高浜静子(たかはましずこ/演:山田紗椰)
- 篤蔵・俊子夫妻の子供たち
- 秋山一太郎(あきやまいちたろう/演:藤本飛龍、大八木凱斗)
- 秋山初江(あきやまはつえ/演:杉田理央、大塚れな)
- 秋山周二郎(あきやましゅうじろう/演:庵原匠悟)
- 洋食屋「バンザイ軒」
- 森田仙之介(もりたせんのすけ/演:佐藤蛾次郎)
- 森田梅(もりたうめ/演:高岡早紀)
- 小柳(こやなぎ/演:片山享)
- フランス・パリ
- フランソワーズ・ファルメール(演:サフィラ・ヴァン・ドーン)
- シモーヌ(演:中井ノエミ)
- ジャン・バトゥル(演:グレッグ・デール)
- アレベール(演:ロイック・ガルニエ)
- オーギュスト・エスコフィエ(演:レベル・アントン)
- 粟野慎一郎(あわのしんいちろう/演:郷ひろみ)
- 宮内省大膳寮
- 黒川正雄(くろかわまさお/演:林泰文)
- 城田(しろた/演:森田哲矢)
- 町山(まちやま/演:東口宜隆)
- 福羽逸人(ふくばはやと/演:浅野和之)
- 宮前達之助(みやまえたつのすけ/演:木場勝己)
- 黒田長治(くろだちょうじ/演:篠田三郎)
- 宮内省その他
- 入沼秀政(いりぬまひでまさ/演:天野義久)
- 杉村(すぎむら/演:大鷹明良)
- 滝川(たきがわ/演:伊藤かずえ)
- 皇室
- 皇后→皇太后(演:和久井映見)
- 昭和天皇(演:梶原善)
- その他
- 桐塚尚吾(きりづかしょうご/演:武田鉄矢)
- 田辺祐吉(たなべゆうきち/演:伊藤英明)
- 茅野(かやの/演:芦名星)
- お吉(およし/演:麻生祐未)
- 五百木竹四郎(いおぎたけしろう/演:加藤雅也)
- 小林(こばやし/演:東根作寿英)
- 倉木(くらき/演:野間口徹)
- 満州国官吏(演:張天翔)
- バンザイ軒の客(演:山谷初男)
- 『天皇の料理番』の用語
- カツレツ
- 華族会館
- 宇佐美の牛刀
- バンザイ軒
- オテル・マジェスティック
- 大膳寮
- 『天皇の料理番』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 宇佐美鎌市「一緒に日本人の真心を見せつけてこい」
- 秋山篤蔵「天皇陛下の料理番になることになりました。大日本帝国一のシェフになるべく、戻ってまいりました」
- GHQに侮辱された篤蔵が道化となる場面
- 『天皇の料理番』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 3回のテレビドラマ化
- 1980年版と2015年版の違い
- 作品やキャスト陣への高い評価
- 20キロもの減量をして役に挑んだ鈴木亮平
- 『天皇の料理番』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):エドワード・エルガー「威風堂々」
- ED(エンディング):さだまさし「夢見る人」