天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
篤蔵の友人。華族会館の見習いで、篤蔵や辰吉と同じ部屋で住み込みで働いていた。常に飄々としている貧乏人で、不真面目でいい加減な性格。篤蔵とは華族会館を辞めてからも交流を続け、後に生涯の友となる。元々画家になりたいと思っていたことから、篤蔵がパリに渡ったと同時に華族会館を辞め、幼馴染のお金でパリへと向かった。そして、自分の絵をお金にすることを目標にしながら、篤蔵と一緒に暮らしていた。篤蔵が日本に帰る際は絵をプレゼントし、パリに残って夢を追い続けた。しかし、結局夢を諦めて日本に帰ってきて、俊子が病気になった際に子供の面倒を見るという条件で、篤蔵の家で暮らすことになった。
山上辰吉(やまがみたつきち/演:柄本佑)
篤蔵の友人。華族会館の見習いとして、篤蔵や新太郎と同じ部屋で住み込みで働いていた。真面目で面倒見の良い優しい性格で、篤蔵が華族会館で働き始めた際も彼に優しく接していた。また荒木の命令で篤蔵を尾行し、彼が英国公使館に内緒で通っていることを知った際は、彼を庇ってそのことを黙っていた。しかし、料理で評価を上げる篤蔵を見て嫉妬し、結局彼が嘘をついていることを暴露してしまう。篤蔵が華族会館をクビになった後、新太郎から彼の話を聞いていたが、罪悪感から会いに行くことはできなかった。しかし篤蔵に申し訳が立たないからと、より一層料理に精進し、腕を上げて上野精養軒のコックになる。その後、篤蔵が天皇の料理番となってから再会し、生涯の友となった。
華族会館
奥村(おくむら/演:坪倉由幸)
華族会館のチーフ。優しく面倒見が良い。篤蔵の兄の体調を心配したり、落ち込む辰吉を励ましたりしていた。後に篤蔵の料理の腕を認め、野菜係に任命した。篤蔵と荒木が華族会館を辞めた後は野菜係になった。
荒木(あらき/演:黒田大輔)
華族会館の野菜係。要領が悪いため、野菜係になるまで4年かかった。暴力的で口が悪く、始めから篤蔵にきつく当たっていた。篤蔵の評価が上がって野菜係になってからは、より一層彼を嫌うようになった。そのため辰吉を焚き付けて篤蔵を尾行させ、篤蔵がこっそり英国公使館に通っていることを知り、彼をクビにさせた。篤蔵が華族会館を辞めた後は、荒木も店を去っていった。
関口(せきぐち/演:大西武志)
華族会館の肉係を担当するシェフ。
佐々木正志(ささきまさし/演:西沢仁太)
華族会館の事務方。篤蔵が初めて華族会館に来た際、厨房に案内するなどしていた。
藤田(ふじた/演:大熊ひろたか)
スープ係。他の店で相当働いていたため、華族会館では初めからスープ係を任されている。
鈴木(すずき/演:城戸裕次)
華族会館のデザート係を担当するシェフ。
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目次 - Contents
- 『天皇の料理番』の概要
- 『天皇の料理番』のあらすじ・ストーリー
- 料理人の道を志す篤蔵
- 日本一の料理人への第一歩
- 篤蔵が天皇の料理番へ
- 料理人としての人生に幕を閉じる篤蔵
- 『天皇の料理番』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 秋山篤蔵(あきやまとくぞう/演:佐藤健)
- 高浜俊子(たかはまとしこ/演:黒木華)
- 松井新太郎(まついしんたろう/演:桐谷健太)
- 山上辰吉(やまがみたつきち/演:柄本佑)
- 華族会館
- 奥村(おくむら/演:坪倉由幸)
- 荒木(あらき/演:黒田大輔)
- 関口(せきぐち/演:大西武志)
- 佐々木正志(ささきまさし/演:西沢仁太)
- 藤田(ふじた/演:大熊ひろたか)
- 鈴木(すずき/演:城戸裕次)
- 杉山(すぎやま/演:渡邊衛)
- 宇佐美鎌市(うさみかまいち/演:小林薫)
- 秋山家
- 秋山周太郎(あきやましゅうたろう/演:鈴木亮平)
- 秋山蔵三郎(あきやまくらさぶろう/演:森岡龍)
- 秋山耕四郎(あきやまこうしろう/演:佐藤和太、瀬戸利樹)
- 秋山ふき(あきやまふき/演:美保純)
- 秋山周蔵(あきやましゅうぞう/演:杉本哲太)
- 高浜家
- 高浜金之介(たかはまきんのすけ/演:日野陽仁)
- 高浜ハル江(たかはまはるえ/演:大島さと子)
- 高浜光子(たかはまみつこ/演:石橋杏奈)
- 高浜鈴子(たかはますずこ/演:田中芽衣)
- 高浜静子(たかはましずこ/演:山田紗椰)
- 篤蔵・俊子夫妻の子供たち
- 秋山一太郎(あきやまいちたろう/演:藤本飛龍、大八木凱斗)
- 秋山初江(あきやまはつえ/演:杉田理央、大塚れな)
- 秋山周二郎(あきやましゅうじろう/演:庵原匠悟)
- 洋食屋「バンザイ軒」
- 森田仙之介(もりたせんのすけ/演:佐藤蛾次郎)
- 森田梅(もりたうめ/演:高岡早紀)
- 小柳(こやなぎ/演:片山享)
- フランス・パリ
- フランソワーズ・ファルメール(演:サフィラ・ヴァン・ドーン)
- シモーヌ(演:中井ノエミ)
- ジャン・バトゥル(演:グレッグ・デール)
- アレベール(演:ロイック・ガルニエ)
- オーギュスト・エスコフィエ(演:レベル・アントン)
- 粟野慎一郎(あわのしんいちろう/演:郷ひろみ)
- 宮内省大膳寮
- 黒川正雄(くろかわまさお/演:林泰文)
- 城田(しろた/演:森田哲矢)
- 町山(まちやま/演:東口宜隆)
- 福羽逸人(ふくばはやと/演:浅野和之)
- 宮前達之助(みやまえたつのすけ/演:木場勝己)
- 黒田長治(くろだちょうじ/演:篠田三郎)
- 宮内省その他
- 入沼秀政(いりぬまひでまさ/演:天野義久)
- 杉村(すぎむら/演:大鷹明良)
- 滝川(たきがわ/演:伊藤かずえ)
- 皇室
- 皇后→皇太后(演:和久井映見)
- 昭和天皇(演:梶原善)
- その他
- 桐塚尚吾(きりづかしょうご/演:武田鉄矢)
- 田辺祐吉(たなべゆうきち/演:伊藤英明)
- 茅野(かやの/演:芦名星)
- お吉(およし/演:麻生祐未)
- 五百木竹四郎(いおぎたけしろう/演:加藤雅也)
- 小林(こばやし/演:東根作寿英)
- 倉木(くらき/演:野間口徹)
- 満州国官吏(演:張天翔)
- バンザイ軒の客(演:山谷初男)
- 『天皇の料理番』の用語
- カツレツ
- 華族会館
- 宇佐美の牛刀
- バンザイ軒
- オテル・マジェスティック
- 大膳寮
- 『天皇の料理番』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 宇佐美鎌市「一緒に日本人の真心を見せつけてこい」
- 秋山篤蔵「天皇陛下の料理番になることになりました。大日本帝国一のシェフになるべく、戻ってまいりました」
- GHQに侮辱された篤蔵が道化となる場面
- 『天皇の料理番』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 3回のテレビドラマ化
- 1980年版と2015年版の違い
- 作品やキャスト陣への高い評価
- 20キロもの減量をして役に挑んだ鈴木亮平
- 『天皇の料理番』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):エドワード・エルガー「威風堂々」
- ED(エンディング):さだまさし「夢見る人」