お~い!竜馬(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『お~い!竜馬』とは、武田鉄矢(原作)・小山ゆう(作画)による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。1986年から『少年ビッグコミック』、1987年からは『ヤングサンデー』で連載された。幕末の英雄・坂本龍馬(竜馬)の生涯を描く歴史漫画である。少年期から青年期は土佐の身分制度を背景に、竜馬、武市半平太、岡田以蔵を中心とした若者たちの友情と成長が描かれる。成年期以降は、幕末の風雲の中で薩長連合や大政奉還などを主導し、時代を動かしていく竜馬の姿を虚実ない交ぜて描く。1992年にテレビアニメ化された。
『お~い!竜馬』の概要
『お~い!竜馬』とは、武田鉄矢(原作)・小山ゆう(作画)が1986年より『少年ビッグコミック』に連載した漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。1987年からは『少年ビッグコミック』の後継誌である『ヤングサンデー』で連載され、1996年に完結した。連載終了後に原作の武田と作画の小山による特別対談本『THE MAKING OF おーい!竜馬』が発売された。
幕末の英雄、坂本龍馬(竜馬)の生涯を、その誕生から死までを虚実ない交ぜて描く歴史作品。土佐の郷士として生まれた竜馬は泣き虫で弱虫の少年だったが、家族の愛や幼馴染の武市半平太・岡田以蔵らとの交流を経て、たくましく成長していく。
少年時代から青年時代にかけては、竜馬と坂本家の人々、武市、岡田を中心に、上士との軋轢やアメリカ人ジョン・エリックとの交流など、大胆にフィクションを取り入れた内容となっている。
成長した竜馬は尊王攘夷運動へと身を投じ、激動の時代の中で仲間を次々に失いながらも、薩長同盟や大政奉還といった時代を動かす大仕事を成し遂げていく。
成年時代以降は、史実に沿いながらも独自の設定を違和感なく盛り込み、竜馬の英雄的な働きを魅力的に描き出すことに成功している。
竜馬の生涯をコミカルに描きながらも、幕末から明治維新にいたる世の中の動きを史実に基づいて網羅する。そのため、歴史の勉強になるとして図書館に置かれることも多かった作品である。この作品によって日本史や幕末史に興味を持ったという声も多く、学習漫画的な価値も高い。
1992年にNHK総合テレビでテレビアニメ化され、オープニングテーマとエンディングテーマは原作者の武田鉄矢が自ら担当した。また、2005年、2006年には舞台化もされた。
『お~い!竜馬』のあらすじ・ストーリー
竜馬誕生
天保(てんぽう)6年(1835年)11月15日、土佐の郷士(ごうし)、坂本家に男の子が誕生する。
縮毛で背中にたてがみのような毛が生えたこの男の子は、姉の乙女(おとめ)によって「竜馬(りょうま)」と名づけられた。
数年後、乙女の「強いサムライにしてみせる」という思いも虚しく、竜馬は泣き虫で弱虫の少年に成長した。岡田以蔵(おかだいぞう)をリーダーとする近所の悪童たちからいじめられ、剣術には身が入らず、塾からも見放されるが、姉の栄(えい)と乙女は竜馬を見捨てず、厳しくしつけるのだった。
ある日、竜馬は母の幸(さち)と花見に出かけた。そこに出くわして幸から握り飯をもらった以蔵とその仲間たちは、体が弱い幸のためにボロ傘で即席の日傘を作る。しかし、これが通りがかった上士(じょうし)たちの目に留まり、難癖をつけられてしまう。身分制度が厳しい土佐では、郷士には日傘を差すことが許されていないのだった。
日傘は壊され、竜馬は殴られ、刃向かった以蔵は半殺しにされる。興奮した幸は血を吐いて倒れた。
これが竜馬が身分制度の理不尽さにふれた最初の出来事だった。それから竜馬は「強くなろう」と心に決め、嫌がっていた剣術にも真剣に打ち込むようになる。
後日、このときの上士の子弟である後藤象二郎(ごとうしょうじろう)、乾退助(いぬいたいすけ)らと竜馬は町で喧嘩になるが、危ないところを城代家老(じょうだいがろう)の娘、佐々木加代(ささきかよ)に助けられた。
竜馬たちに遺恨を持った後藤と乾は、竜馬と武市が通う剣術道場に他流試合を申し込んできた。竜馬の活躍で団体戦には勝利するが、個人の試合に敗れた武市の評判は落ち、武市は落ち込む。そこで竜馬は、潮江(うしおえ)の里に住み着いたという天狗を捕まえることで武市の評判をあげようと提案する。この話に以蔵ものり、3人は天狗退治に出かけた。
天狗の正体はジョン・エリックというアメリカ人の漂着者だった。
エリックから世界地図を見せられた竜馬は、初めて世界の広さを知り、エリックと仲良くなった。しかし、エリックを奉行所に突き出すと殺されてしまうかもしれない。そこで竜馬たちは「天狗は殺して海に捨てた」と嘘をつき、密かにエリックを坂本家に連れ帰る。そしてこれを知った加代と幸の協力も仰ぎ、ジョンを海上に逃がすことに成功した。
「天狗退治」の一件を機に、竜馬と加代は仲良くなった。しばらくして、竜馬は土佐の若殿・山内容堂(やまうちようどう)の行列に、加代の家来として一時的に加わることになる。
それに気づいた竜馬の友達が行列に近づこうとし、持っていた魚を行列の前にぶちまけてしまう。友達は容堂の命によって無礼討ちにされてしまった。これを見た竜馬は怒りにかられ容堂に斬りかかる。容堂は難を逃れるが、竜馬は罪人として坂本家の土蔵に軟禁されることになった。食事を与えることも禁止されるが、幸はさし入れしようとして奉行所に連行されてしまう。4日後、軟禁を解かれた竜馬は、幸が奉行所で亡くなったことを知る。幸は三日三晩の間、食事もしなければ眠りもせず、血を吐いても座り続けたという。その死によって竜馬の罪が許されたのだった。
4年後、竜馬は16歳になり、たくましい青年に成長した。しかし理不尽な世の中に対する怒りは大きくなるばかりだった。
以蔵は遊郭の用心棒をしており、竜馬は以蔵に会いに行き、そこで遊女の櫂(かい)と知り合う。竜馬と櫂は互いに恋心を抱くが、櫂は上士に身請けされ、まもなく労咳(ろうがい)になる。それを知った竜馬は櫂に会いに行くが、なにもしてやることができず、自分の無力さを思い知らされるのだった。
加代と竜馬は互いに想いを寄せていたが、身分の差があってその想いは叶わない。やがて江戸の旗本のもとに嫁ぐことになった加代は、未練を断つため竜馬に「夜這いに来い」と誘う。加代への想いをあきらめていた竜馬だが、危険をおかして夜這いをかけ、加代を抱く。竜馬と加代は身分の違いををこえて一つになれた喜びを感じるのだった。
江戸での剣術修行
嘉永(かえい)6年(1853年)、18歳になった竜馬は剣術修行のため江戸へと旅立ち、江戸の三大道場の一つといわれる北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)の桶町(おけちょう)・千葉道場(ちばどうじょう)に入門した。
江戸で佐々木加代と再会した竜馬は、2人で訪れた神社で、長州の吉田松陰(よしだしょういん)とその弟子の桂小五郎(かつらこごろう)、高杉晋作(たかすぎしんさく)、久坂玄瑞(くさかげんずい)、伊藤俊輔(いとうしゅんすけ)と出会った。
その頃、アメリカのペリー率いる4隻の黒船が浦賀沖に現れていた。人々は戦慄し、幕府は慌てふためく。
土佐藩の海岸防備にかり出された竜馬は、逃げ出した他の藩士たちを尻目に、もっと黒船を近くで見たいとそばまで行こうとする。そこで黒船に乗り込もうと目論む松蔭を探す、桂、高杉、久坂、伊藤と再会した。5人は小舟で黒船に近づこうとして、その大きさに驚愕する。
翌年、再びペリーは8隻の黒船を率いて浦賀沖にやってきた。
幕府は日米和親条約(にちべいわしんじょうやく)に調印し、下田と箱根を開港する。ついに徳川幕府の鎖国政策が崩壊した。
松陰は再び黒船への密航を企てて幕府に捕縛され、長州へと送られることになった。
一方、剣術修行を終えた竜馬は、土佐に戻るため江戸を出発し、その道中で萩(はぎ)へと護送される松蔭と出くわす。竜馬は役人の松蔭へのひどい仕打ちを見かね、松蔭を助け出そうとする。結局、松蔭を助け出すことはできなかったが、その姿を見ていた桂たちは感激し、あらためて友情が芽生えた。
土佐に戻った竜馬は、姉・乙女の夫である岡上新輔(おかのうえしんすけ)から攘夷の無謀さを説かれ、開国派の絵師・河田小竜(かわたしょうりゅう)について教えられる。小竜はアメリカ帰りのジョン万次郎からアメリカについて聞き、本に記したという。小竜の家を訪ねた竜馬は、子どもの頃に潮江の里で知り合った漁師の万次郎がジョン万次郎であり、漂流した万次郎を助けたのがジョン・エリックであることを知る。竜馬は子どもの頃にジョンからもらった航海用磁石と小竜が書いた本とを交換し、その本を読んでさらに見聞を広めるのだった。
安政(あんせい)3年(1856年)、竜馬は再び剣術修行のため江戸に旅立つ。これが父・八平(やへい)との今生の別れとなった。先に武市と以蔵も剣術修行で江戸に出ており、やがて竜馬は北辰一刀流・桶町千葉道場の塾頭、武市は鏡心明智流(きょうしんめいちりゅう)・桃井道場(もものいどうじょう)の塾頭となる。
安政4年(1857年)、土佐藩主・山内容堂は、江戸の土佐藩邸にえりぬきの剣士を集め、御前試合を催した。
北辰一刀流・桶町千葉道場からは竜馬が、神道無念流(しんとうむねんりゅう)・斎藤道場からは桂小五郎が代表として出場する。ともに名だたる強敵を退け、決勝は竜馬と桂の対決となった。この試合に勝った竜馬の剣名は江戸中に鳴り響いた。
翌日、土佐郷士の仲間である山本琢磨(やまもとたくま)が竜馬の祝勝会を開く。しかし、その資金は琢磨が商人から奪った高級時計を質に入れて捻出したものだった。それが土佐の上士(じょうし)・山田広衛(やまだひろえ)の耳に入り、祝勝会の現場に乗り込んでくる。山田を前にして武市は琢磨に腹を切らせようとするが、機転を利かせた竜馬は切腹したと見せかけて琢磨を逃す。この一件により竜馬の株はますます上がった。
尊王攘夷と土佐勤王党の結成
世の中は黒船の来航によって騒然とし、幕府は将軍世継問題で揺れていた。
一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)を推す革新派の大名たちと、徳川慶福(とくがわよしとみ)を推す保守派の大名たちが対立する中、彦根藩主・井伊直弼(いいなおすけ)が大老に就任する。井伊は勅許なしでアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスと通商条約を調印し、徳川慶福を14代将軍にすえた。そして猛反発する大名や尊王攘夷派に対し、徹底的に弾圧を加え始める。この「安政の大獄(あんせいのたいごく)」で、佐々木加代の夫は切腹させられ、吉田松陰は斬首となった。竜馬は幕府に対していいしれぬ怒りと疑問を感じる。
北辰一刀流の免許皆伝となった竜馬は土佐に帰国する。土佐においても若者たちは勤王の志に燃えていた。
そんな中、大老・井伊直弼が桜田門外(さくらだもんがい)で勤王の志士らによって討たれたという知らせが入る。これを知った土佐郷士たちは、勤王の志士となって戦おうという決意を新たにするのだった。
竜馬を慕う郷士・池田虎之進(いけだとらのしん)は、竜馬から北辰一刀流の手ほどきを受けていた。
ある日、虎之進の兄・忠一郎(ちゅういちろう)が、上士の山田広衛と松井繁斉(まついしげなり)によって殺されるという事件がおこる。自分が出世できないことに腹を立てた山田は泥酔し、たまたま道ですれ違った忠一郎に因縁をつけ、切り捨てたのだった。土佐では上士が郷士を斬っても罪に問われない。恨みに思った虎之進は山田・松井を斬り、兄の仇を討つ。これにより上士と郷士は一触即発となる。責任を感じた虎之進は切腹し、岡田以蔵によって介錯された。上士と郷士の戦いは回避されたが、その溝はますます深まっていく。
その頃、各地では日本人による外国人殺傷事件が次々と起こり、世の中は騒然としていた。
江戸に出て長州、薩摩の勤王派志士たちと交わり、土佐に帰国した武市は、土佐を勤王一色に染め、攘夷に立ち上がろうと「土佐勤王党(とさきんのうとう)」を結成する。武市は参政(さんせい)として土佐を動かす吉田東洋(よしだとうよう)との会見に臨み、土佐藩を勤王藩にしようと説得を試みる。しかしすげなく拒否された。
このような状況の中、郷士の中に土佐藩に見切りをつけ、脱藩する者が現れる。武市は土佐勤王党を引き連れ、東洋に最後の説得を試みるが失敗に終わり、東洋を討つことを決意する。竜馬はこの企てに反対するが、それが原因で武市と決別し、土佐勤王党から離れることになった。
脱藩〜上海へ
後家となった佐々木加代が、土佐に帰ってきた。加代は江戸でジョン万次郎から預かったという手紙を竜馬に渡す。それはジョン・エリックからの手紙で、近々長崎に立ち寄るので竜馬を世界の海へ連れて行ってやると書かれていた。それを見た竜馬は脱藩を決意する。しかし竜馬の脱藩を警戒する兄の権平(ごんぺい)は、刀を隠してしまう。刀がないと脱藩できないと途方にくれる竜馬だが、夫と離縁して坂本家に出戻っていた姉の栄はそれを察し、竜馬に刀を渡す。それは夫の柴田(しばた)から形見としてもらった名刀「陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)」だった。刀を受け取った竜馬は脱藩を決行するが、栄はこの責任をとって自害した。
吉田東洋暗殺を狙う武市半平太は、土佐勤王党の同志である那須信吾(なすしんご)、大石団蔵(おおいしだんぞう)、安岡嘉助(やすおかかすけ)の3人に実行を命じる。しかし、東洋は新影流(しんかげりゅう)の達人であり、この3人の実力では心もとない。そこで武市は岡田以蔵を助っ人に向かわせた。
東洋を待ち伏せた那須、大石、安岡は3人で斬りかかるが、3人がかりでもまったく歯が立たない。そこへ追いついた以蔵によってようやく東洋は討ち取られ、首は河原にさらされた。
一方、長崎に着いた竜馬はジョン・エリックとの再会をはたした。
竜馬は世界を航海するというジョンの船に乗せてもらい、清国・上海に向かう。上海では高杉晋作と再会し、高杉に案内されて西欧列国に支配された清国の悲惨な現状を知る。ひとつの国が他の国を支配することの理不尽さを目の当たりにした竜馬は、ジョンとの世界への旅を断り、日本を守るために帰国することを決意した。
竜馬は日本に戻ると京都に向かった。
京都では土佐脱藩の沢村惣之丞(さわむらそうのじょう)、吉田東洋を暗殺した那須信吾、大石団蔵、安岡嘉助の3人と再会する。さらに同じく土佐脱藩の吉村寅太郎(よしむらとらたろう)より、高名な志士である清河八郎(きよかわはちろう)に引き合わされる。
清河は幕府の金で集めた浪士集団を、逆に倒幕の兵に転じさせようという策略を披露した。竜馬はその隊長にと誘われるが断り、それよりも戦争をせずに幕府を倒すために圧倒的な黒船艦隊を作りたいと話す。そんな竜馬に一同はあきれ、喧嘩別れとなった。のちにこの浪士集団の一部は新撰組(しんせんぐみ)となる。
吉村らと別れた竜馬と沢村は金もなく、あてもなく京都をさまよううち、伏見の船宿である寺田屋(てらだや)の女将・お登勢(おとせ)と出会い、寺田屋に身を寄せる。これ以降、寺田屋は竜馬の京都における定宿となった。
勝海舟との出会い〜海軍操練所の塾頭へ
竜馬は江戸に向かい、千葉道場に腰を落ち着けた。江戸では高杉晋作と再会し、幕府軍艦奉行の勝海舟を斬れとけしかけられる。当時、勝は異国かぶれで開国論をとなえる大奸物だとされていた。
竜馬は千葉道場の若先生である千葉重太郎(ちばじゅうたろう)とともに勝を斬りに行く。重太郎もまた、開国に反対する尊王攘夷論(そんのうじょういろん)にかぶれていたのである。勝と対面した2人だが、世界と日本の情勢について教えられた竜馬は感動し、その場で勝に弟子入りしてしまう。後日、沢村惣之丞も成り行きで勝の弟子にされてしまった。
竜馬は勝に、開国に反対する公卿たちを幕府の軍艦に乗せ、攘夷の無謀さを説くことを提案する。この案により、朝廷内の尊王攘夷派のリーダー的存在である姉小路公知(あねがこうじきんとも)が軍艦に乗ることになった。姉小路は送迎役をつとめた竜馬のことを気に入り、軍艦に乗ったことで攘夷の無謀さに気づく。しかし、何者かによって暗殺されてしまった。
幕府は神戸に海軍操練所を作ることになり、竜馬らはそのために京都に滞在する。
海軍操練所への呼び込みをしていた竜馬は、近藤勇(こんどういさみ)や沖田総司(おきたそうじ)ら新撰組と遭遇し、一触即発となった。その場はなんとか収まったが、竜馬の言動に惹かれた沖田は後日竜馬を訪ねてくる。連れ立って歩いていた竜馬と沖田、岡田以蔵は、ひょんなことから妹を借金のかたに連れ去られそうになっていた楢崎竜(ならさきりょう)を助けた。これがのちに竜馬の妻となるおりょうとの出会いとなった。
その頃、京都では長州藩が有力な公卿のほとんどを手中におさめ、一気に倒幕を進めようと独走を始めていた。長州のライバルである薩摩藩はそれが面白くない。そこで薩摩は佐幕派である会津藩と手を組み、長州を京都から追放することに成功する。これにより長州と薩摩は犬猿の仲となり、時勢は勤王倒幕から公武合体へと流れが変わった。
土佐藩の山内容堂は、本来は公武合体派であったが、時勢が勤王倒幕のため不本意ながら勤王派の武市半平太を重宝していた。だが時勢が公武合体となった以上、もはや勤王派には用はない。かねてから武市に藩を動かされることを苦々しく思っていた容堂は、用済みとなった武市を罪に問うため、土佐に帰国するように促す。
竜馬は土佐に帰れば命が危ないとみて武市に帰国しないように勧めるが、容堂を盲信する武市は土佐に帰り、捕縛されてしまう。
一方、土佐勤王党の吉村寅太郎や那須信吾、安岡嘉助らは「天誅組(てんちゅうぐみ)」を名乗り、大和で倒幕の兵をあげた。
天誅組は逆賊の汚名を着せられ、幕府からの追討を受ける。那須信吾は戦死、安岡嘉助は捕らえられて斬首、吉村寅太郎は自刃して果てた。
土佐では武市が獄につながれていた。清岡道之助(きよおかみちのすけ)を中心とする郷士23名は、武市の釈放と藩論を再び勤王にするという要求をかかげ、決起する。
清岡らの目的は戦いではなく、裁きの場で堂々と自説を主張することにあった。そのため清岡らは大人しく上士に投降するが、その願いもむなしく、川原に引き出されて辞世を読む間も与えられずに斬首された。
その頃、追い詰められた長州系の過激な志士たちは、京に火をかけ、天皇を奪回して長州に連れ去るという計画を立てていた。それを知った竜馬は、この暴挙に加わろうとする仲間を止めるため、桂小五郎とともに京都へ向かう。
過激派の志士たちは普段、旅籠の池田屋と四国屋を集合場所として使っていた。京都に着いた竜馬は四国屋に張り込む。しかし志士たちは池田屋に集結しており、この情報をつかんだ新撰組は、わずか5人で池田屋に斬り込んだ。世にいう「池田屋事件」である。これにより肥後の宮部鼎蔵(みやべていぞう)や長州の吉田稔麿(よしだとしまろ)ら、有力な志士が多数死亡する。この事件により、新撰組の名は天下に鳴り響いた。
池田屋事件に怒った長州は軍勢を京都に集結させる。長州軍は嵯峨、伏見、山崎の3方面から京都に攻め込み、幕府側の軍と戦闘となった。「禁門の変」である。
長州軍は幕府側の会津軍を圧倒するが、薩摩軍の攻撃によって形成が逆転し、壊滅、敗走する。この戦いで久坂玄瑞らが戦死し、京都は焼け野原となった。
神戸海軍操練所は、池田屋事件、禁門の変に塾生が参加したことが問題視され、廃止されることになる。竜馬ら土佐郷士たちは行くあてもなく、路頭に迷うが、勝の口利きで薩摩に身を寄せることになった。
亀山社中の結成と薩長同盟
武市半平太とはぐれて京都に潜伏していた岡田以蔵は、後藤象二郎や乾退助ら上士に見つかり、捕縛された。以蔵は土佐に送られ、拷問にかけられる。竜馬が来るまではなにも吐かず、拷問に耐えぬくと決意する以蔵だが、竜馬は薩摩に庇護されており、土佐に来ることはない。それを聞かされると心が折れ、これまでの武市の指示による要人暗殺について白状する。これによって武市は切腹、以蔵は斬首と決まった。武市は横三文字に腹を切り、誇りと意地と無念さを上士たちに見せつける。以蔵は河原で斬殺され、さらし首となった。
竜馬たちは、薩摩のリーダー的存在である西郷吉之助(さいごうきちのすけ)とともに薩摩にむかう。そのころ竜馬は、貿易や海運などを行いながら倒幕運動を進める浪人による結社「浪人カンパニー」を構想していた。
薩摩に着いた竜馬は、西郷とともに薩摩を動かす小松帯刀(こまつたてわき)や大久保一蔵(おおくぼいちぞう)に会い、幕府や長州の動静について説明する。その見識に薩摩の首脳たちは驚き、竜馬が構想する浪人カンパニーに船と資金を提供することを決めた。
その頃、幕府は第二次となる長州征伐を考えていた。幕府が長州を潰せば、次は薩摩が狙われる。そこで竜馬は薩摩と長州が手を結び、竜馬の浪人カンパニーが購入した船と武器で幕府に立ち向かう「薩長同盟(さっちょうどうめい)」を思いつく。浪人カンパニーは長崎を本拠地とし「亀山社中(かめやましゃちゅう)」と名乗った。
竜馬は薩長同盟を成立させるため、長州に向かう。同じ頃、土佐脱藩の志士で武市や竜馬らとは別行動をとっていた中岡慎太郎(なかおかしんたろう)も独自に薩長同盟を構想しており、実現のために薩摩に向かっていた。その結果、中岡が西郷を連れて長州を訪れ、同盟を結ぶ手筈となる。
竜馬は長州で桂小五郎、高杉晋作を説得し、中岡と西郷の到着を待つ。しかし、薩摩の重臣たちを説得することができなかった西郷は長州に来なかった。長州側の面目はつぶれ、薩摩に対する不信感はさらに深まってしまう。
あきらめない竜馬は京都で西郷を、長州で桂を説き伏せ、再び薩長同盟を結ぶ約束をとりつける。
桂は同盟締結のため、西郷のいる京都へと向かう。竜馬は長崎、大阪と経由して京都に入る。すでに薩長同盟は成ったと思っていた竜馬だが、双方が意地を張り合うことで同盟は決裂寸前となっていた。激怒した竜馬は薩摩編邸に駆け込み、薩摩の首脳たちを必死に説得する。この竜馬の言葉に心動かされた西郷は、薩摩側から折り合い、同盟を結ぶことを約束した。ここにようやく薩長同盟が結ばれ、これが歴史の分岐点となり、時勢は一気に倒幕へと動いていく。
この頃になると竜馬の名は幕府側にも知られるようになり、命を狙われる危険があった。そのため高杉は、鎗の達人である三吉慎蔵(みよししんぞう)を竜馬の護衛につける。
薩長同盟の締結を見届けた竜馬は、三吉とともに定宿の寺田屋に入った。しかしその姿を幕府側に探知されており、幕吏による襲撃を受ける。竜馬と三吉はなんとか寺田屋から逃げ延びるが、竜馬は親指を斬られて重症を負う。竜馬、三吉、おりょうは難を逃れるが、幕府から追われる身となったため、薩摩藩邸にかくまわれることになった。傷が癒えると竜馬はおりょうを連れ、長崎を経て薩摩へと向かう。これが2人にとって新婚旅行となった。この間に亀山社中は「海援隊(かいえんたい)」へと名を変える。
海援隊の活躍と大政奉還
長州で第二次長州征伐が始まり、竜馬ら海援隊は救援のため長州に向かう。
幕府軍は圧倒的な兵力で攻めよせる。だが長州は指揮官・大村益次郎(おおむらますじろう)の卓越した指揮に加え、奇兵隊(きへいたい)や海援隊の活躍もあって連戦連勝し、ついに幕府軍を退けた。
その頃、時勢にとり残された土佐はようやく勤王倒幕へと舵を切り、遅れを取り戻そうとあせり始めていた。これをみた中岡慎太郎は、薩長同盟に土佐を加えようと画策する。土佐藩の家老となった後藤象二郎はそれに乗り、竜馬に会うために長崎へやってきた。長崎で会見した竜馬と後藤は、長年の私怨を乗り越え、手を握ることに同意する。
京では、薩摩の島津久光(しまづひさみつ)、土佐の山内容堂、越前の松平春嶽(まつだいらしゅんがく)、宇和島の伊達宗城(だてむねなり)の四賢候(しけんこう)が集まり、四賢候会議が行われていた。
薩摩の西郷吉之助と大久保一蔵らは、公卿の岩倉具視(いわくらともみ)を抱き込み、四賢候会議の場で倒幕の勅命を出させようと画策するが、容堂が会議をすっぽかして土佐に帰ったために失敗に終わる。これで土佐の面目がつぶれ、あせる後藤は竜馬にすがる。そこで竜馬は、徳川幕府が朝廷に政権を返上する「大政奉還」を、土佐藩が主導する形で実現させるという案を思いつく。
さらに竜馬は、のちに「五箇条の御誓文(ごかじょうのごせいもん)」へとつながる新政府構想「船中八策(せんちゅうはっさく)」を起草する。竜馬と中岡の説得によって薩摩と土佐は薩土盟約(さつどめいやく)を結ぶことになるが、大政奉還を実現させて平和に幕府を倒すことを目指す竜馬と、あくまでも武力倒幕を目指す薩摩・長州の面々は次第に対立していく。竜馬は倒幕派にとって最も邪魔な存在となっていった。
竜馬と後藤は、大政奉還実現のため、幕閣を説いてまわる。やがて幕府が在京諸藩の重役を二条城に集め、会議が開かれた。そこで将軍・徳川慶喜は政権を朝廷に返す号令を発する。ついに竜馬の悲願である大政奉還が成ったのだった。
竜馬の死
竜馬は京都の近江屋という醤油屋を隠れ家としていた。
その日、竜馬は中岡慎太郎とともに近江屋にいて、十津川郷士を名乗る者たちの訪問を受ける。しかし、これは竜馬と中岡を狙った刺客だった。取り次ごうとした下僕の藤吉(とうきち)は背後から斬られ、部屋に飛び込んできた刺客たちによって竜馬は額を、中岡は後頭部を斬られる。必死で応戦する2人だが、竜馬はその場で絶命し、深手を負った中岡もこの2日後に死亡した。ちょうどこの日は竜馬の誕生日だった。
その頃、土佐では乙女が竜馬の誕生日に気づき、竜馬が生まれた日のことを思い出していた。乙女は空を見上げ、竜馬に思いを馳せるのだった。
『お~い!竜馬』の登場人物・キャラクター
主要人物
坂本 竜馬(さかもと りょうま)
CV:高山みなみ(幼年期)、関俊彦(青年期)
土佐郷士・坂本家の次男。
少年時代は泣き虫で弱虫だったが、母の死を乗り越え、たくましく成長する。
卓越した剣の才能を持ち、江戸の三大道場・北辰一刀流で剣を学び、土佐藩主・山内容堂が催した御前試合で優勝し、免許皆伝を受ける。土佐に帰国後は盟友である武市半平太が結成した土佐勤王党に名を連ねるが、参政・吉田東洋を暗殺しようとする武市と決別し、独自の道を進み出す。
やがて土佐を脱藩し、子どもの頃に知り合ったアメリカ人のジョン・エリックと再会して上海へ向かう。そこで西欧列国に国を支配された清国の悲惨な状況を目の当たりにし、国を守りたいという気持ちを強くする。
日本に帰国後は、長州の高杉晋作から勝海舟を斬るようにけしかけられるが、勝に会ってその考えに触れると感動し、その弟子となる。やがて勝によって神戸に海軍操練所(神戸海軍塾)が作られると塾頭となった。
海軍操練所が閉鎖されたあとは薩摩藩の庇護を受け、日本初の株式会社となる「亀山社中」、のちの「海援隊」を結成。薩長同盟や船中八策、大政奉還など、日本を動かす大仕事を成し遂げていく。
最期は京都の近江屋で中岡慎太郎とともに暗殺された。
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『リバース』とは、2017年4月から6月まで放送された湊かなえのミステリー小説が原作のテレビドラマである。主人公の深瀬和久は、10年前に大学時代の友人たちと卒業旅行に行った際、親友・広沢由樹が失踪し、遺体となって発見された。10年前の事件について深瀬たちに何者かが告発文を送りつけられ、その犯人を突き止めていくミステリー。現在と過去を交互に描いていくストーリーが、人気を博した。
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白夜行(東野圭吾)のネタバレ解説・考察まとめ
『白夜行』とは、1999年に刊行された東野圭吾の推理長篇である。発行部数は2010年12月時点で200万部を超えている。1973年、大阪で起きた殺人。犯人は小学5年生の被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂。未解決のまま時は流れていく。そして成長した2人は犯罪行為で互いに助け合うようになり、周囲で不可解な事件が次々と起きる。 疑念を抱く刑事が2人の関与に気づき、証言や調査で真相に迫っていくというストーリー。2006年にはテレビドラマ化、2011年には映画化されている。
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天皇の料理番(2015年のドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。
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TANG タング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『TANG』とはデボラ・インストール作の小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を原作とした、三木孝浩監督による実写映画作品。 ゲーム三昧で家から追い出されたダメ男・健(二宮和也)は、ある理由から、妻・絵美(満島ひかり)との未来も諦め、人生を一歩も進めずにいた。しかし記憶も感情もないはずのロボット・タングが「ともだち」や「優しい気持ち」を少しずつ学習する姿を見るうちに、次第に昔の自分を取り戻していく。 映画満足度は驚異の97%となっており、日本中を笑顔と感動と温かな涙で包み込む作品だ。
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【元芸能記者暴露!】実は性格が悪い芸能人まとめ【武田鉄矢・ローラなど】
テレビではいい人そうな顔をしているのに、実は性格が悪い・性根が腐っている芸能人を元芸能記者が大暴露!温和そうに見えたあの人が実は…。見た目やイメージに騙されてはいけません。
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【朝ドラ】NHK連続テレビ小説「純と愛」のロケ地画像まとめ【沖縄・宮古島&大阪・大正区】
NHK連続テレビ小説『純と愛』のロケ地、沖縄・宮古島&大阪・大正区の画像をまとめました。沖縄の美しい自然に癒される画像や、大阪なのに沖縄の文化が漂う地域、大正区の独特の雰囲気が楽しめる画像などを網羅しました。「純と愛」の世界観に浸れるロケ地画像をどんどん紹介していきます。
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世間で話題を集めた名作ドラマを紹介!キャスト・ストーリー・音楽など魅力が沢山
過去に放送されたドラマの中から、「流星の絆」や「JIN-仁-」など、キャストもストーリーも素晴らしいドラマをまとめました。各作品のあらすじやレビューを交えながら隠れた名作と呼ぶにふさわしい作品をどんどん紹介していきます!
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2015年ドラマ視聴率ランキング
みなさんは、普段ドラマなど見られていますか? 今回は、2015年のドラマ視聴率ランキングを紹介していきます。 年末年始にゆっくりしたい。 という方はぜひこのランキングを参考にして年末年始はドラマを鑑賞してみてください。 ※10月スタートのドラマについては12月1日時点での平均視聴率となっています。
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【半沢直樹】名作だらけ!超面白かったテレビドラマまとめ!【白夜行 など】
あまり連ドラを見ない方でも知ってるであろう過去の懐かしい話題作や脚本演出が光る最近の名作ドラマをあらすじとともにまとめました。半沢直樹や白夜行など名作だらけですのでぜひ最後までご覧ください!『半沢直樹』は、TBS系列「日曜劇場」枠で放送された、池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」を原作としたテレビドラマである。
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2015年版『天皇の料理番』のキャスト・あらすじ・ネタバレ・感想まとめ!佐藤健・黒木華が出演
ここでは2015年のドラマ『天皇の料理番』のキャスト・あらすじ・ネタバレ・感想などをまとめた。主演を佐藤健が、その妻となるヒロインを黒木華が演じた。原作は杉森久英の小説で、2015年版も含めて3回ドラマ化されている。
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目次 - Contents
- 『お~い!竜馬』の概要
- 『お~い!竜馬』のあらすじ・ストーリー
- 竜馬誕生
- 江戸での剣術修行
- 尊王攘夷と土佐勤王党の結成
- 脱藩〜上海へ
- 勝海舟との出会い〜海軍操練所の塾頭へ
- 亀山社中の結成と薩長同盟
- 海援隊の活躍と大政奉還
- 竜馬の死
- 『お~い!竜馬』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 坂本 竜馬(さかもと りょうま)
- 武市 半平太(たけち はんぺいた)/武市 瑞山(たけち ずいざん)
- 岡田 以蔵(おかだ いぞう)
- 中岡 慎太郎(なかおか しんたろう)
- 坂本家
- 坂本 乙女(さかもと おとめ)
- 坂本 八平(さかもと やへい)
- 坂本 幸(さかもと さち)
- 坂本 権平(さかもと ごんぺい)
- 坂本 千鶴(さかも とちず)
- 坂本 栄(さかもと えい)
- 坂本 伊予(さかもと いよ)
- 坂本 千野(さかもと ちの)
- 坂本 春猪(さかもと はるい)
- 源おんちゃん(げんおんちゃん)
- 土佐藩(とさはん)
- 山内 容堂(やまうち ようどう)
- 吉田 東洋(よしだ とうよう)
- 後藤 象二郎(ごとう しょうじろう)
- 乾 退助(いぬい たいすけ)
- 福岡 藤次(ふくおか とうじ)
- 山本 卓馬(やまもと たくま)/山本 琢磨(やまもと たくま)
- 岩崎 弥太郎(いわさき やたろう)
- 那須 信吾(なす しんご)
- 大石 団蔵(おおいし だんぞう)
- 安岡 嘉助(やすおか かすけ)
- 吉村 寅太郎(よしむら とらたろう)
- 田中 顕助(たなか けんすけ)
- 北添 佶摩(きたぞえ きつま)
- 望月 亀弥太(もちづき きやた)
- 池田 寅之進(いけだ とらのしん)
- 忠一郎(ちゅういちろう)
- 清岡 道之助(きよおか みちのすけ)
- 木下 慎之助(きのした しんのすけ)
- 那須 俊平(なす しゅんぺい)
- 井上 佐一郎(いのうえ さいちろう)
- 島村 寿之助(しまむら じゅのすけ)
- 土方 楠左衛門(ひじかた なんざえもん)/土方久元(ひじかたひさもと)
- 溝渕 広之丞(みぞぶち ひろのじょう)
- 佐々木 三四郎(ささき さんしろう)/佐々木 高行(ささき たかゆき)
- 岡内 俊太郎(おかうち しゅんたろう)
- 佐々木 加代(ささき かよ)
- 山田 広衛(やまだ ひろえ)
- 松井 繁斉(まつい しげなり)
- 福富 健次(ふくとみ けんじ)
- 日根野 弁治(ひねの べんじ)
- 楠山 庄助(くすやま しょうすけ)
- 岡上 新輔(おかのうえ しんすけ)
- 河田 小竜(かわた しょうりゅう)
- 武市 富(たけち とみ)
- 中浜 万次郎(なかはま まんじろう)/ジョン万次郎(じょんまんじろう)
- 櫂(かい)
- 綾(あや)
- 清岡 静子(きよおか しずこ)
- 海援隊(亀山社中)(かいえんたい(かめやましゃちゅう))
- 陸奥 陽之助(むつ ようのすけ)
- 沢村 惣之丞(さわむら そうのじょう)
- 近藤 長次郎(こんどう ちょうじろう)
- 岡本 健三郎(おかもと けんざぶろう)
- 池 内蔵太(いけ くらた)
- 長岡 謙吉(ながおか けんきち)
- 高松 太郎(たかまつ たろう)
- 楢崎 太郎(ならさき たろう)
- 幕府
- 勝 海舟(かつ かいしゅう)
- 井伊 直弼(いい なおすけ)
- 徳川 家茂(とくがわ いえもち)/徳川 慶福(とくがわ よしとみ)
- 一橋 慶喜(ひとつばし よしのぶ)/徳川 慶喜(とくがわ よしのぶ)
- 大久保 一翁(おおくぼ いちおう)
- 永井 尚志(ながい なおむね)
- 小栗 上野介(おぐり こうずけのすけ)
- 和宮(かずのみや)
- 新撰組(しんせんぐみ)
- 近藤 勇(こんどう いさみ)
- 土方 歳三(ひじかた としぞう)
- 沖田 総司(おきた そうじ)
- 山南 敬介(やまなみ けいすけ)
- 藤堂 平助(とうどう へいすけ)
- 近藤 周助(こんどう しゅうすけ)
- 長州藩(ちょうしゅうはん)
- 吉田 松陰(よしだ しょういん)
- 桂 小五郎(かつら こごろう)
- 高杉 晋作(たかすぎ しんさく)
- 久坂 玄瑞(くさか げんずい)
- 伊藤 俊輔(いとう しゅんすけ)
- 山縣 有朋(やまがた ありとも)
- 井上 聞多(いのうえ もんた)
- 周布 政之助(すふ まさのすけ)
- 吉田 稔麿(よしだ としまろ)
- 来島 又兵衛(きじま またべえ)
- 入江 九一(いりえ くいち)
- 寺島 忠三郎(てらしま ちゅうざぶろう)
- 毛利 敬親(もうり たかちか)
- 村田 蔵六(むらた ぞうろく)
- 三吉 慎蔵(みよし しんぞう)
- おうの
- お松(おまつ)
- 薩摩藩(さつまはん)
- 西郷 吉之助(さいごう きちのすけ)/西郷 隆盛(さいごう たかもり)
- 大久保 一蔵(おおくぼ いちぞう)/大久保 利通(おおくぼ としみち)
- 小松 帯刀(こまつ たてわき)
- 中村 半次郎(なかむら はんじろう)
- 五代 才助(ごだい さいすけ)/五代 友厚(ごだい ともあつ)
- 田中 新兵衛(たなか しんべえ)
- 島津 久光(しまづ ひさみつ)
- 木場 伝内(こば でんない)
- 越前藩(えちぜんはん)
- 松平 春嶽(まつだいら しゅんがく)
- 三岡 八郎(みつおか はちろう)
- 橋本 左内(はしもと さない)
- 松平 源太郎(まつだいら げんたろう)
- 出淵 伝之丞(でぶち でんのじょう)
- 肥後藩(ひごはん)
- 宮部 鼎蔵(みやべ ていぞう)
- 河上 彦斎(かわかみ げんさい)
- 朝廷
- 姉小路 公知(あねがこうじ きんとも)
- 岩倉 具視(いわくら ともみ)
- 京都の人々
- お登勢(おとせ)
- 楢崎 竜(ならさき りょう)
- お虎(おとら)
- 藤吉(とうきち)
- 峰吉(みねきち)
- おたる
- 江戸の人々
- 千葉 定吉(ちば さだきち)
- 千葉 重太郎(ちば じゅうたろう)
- 千葉 佐那子(ちば さなこ)
- 千葉 八寸(ちば やす)
- 島田 駒之助(しまだ こまのすけ)
- 上田 馬之助(うえだ うまのすけ)
- 長崎の人々
- 小曽根 英四郎(こぞね えいしろう)
- トーマス・グラバー
- 上野 彦馬(うえの ひこま)
- お元(おもと)
- その他
- ジョン・エリック
- マーガレット
- ペリー
- 佐久間 象山(さくま しょうざん)
- 佐久間 順子(さくま じゅんこ)
- 清河 八郎(きよかわ はちろう)
- 本間 精一郎(ほんま せいいちろう)
- 真木 和泉(まき いずみ)
- 伊達 宗城(だて むねなり)
- 戸田 雅楽(とだ うた)
- 松平 容保(まつだいら かたもり)
- 『お~い!竜馬』の用語
- 土佐の身分制度
- 上士(じょうし)
- 郷士(ごうし)
- 幕末の出来事
- 日米和親条約(にちべいわしんじょうやく)
- 安政の大獄(あんせいのたいごく)
- 池田屋事件(いけだやじけん)
- 八月十八日の政変(はちがつじゅうはちにちのせいへん)
- 禁門の変(きんもんのへん)
- 長州征伐(ちょうしゅうせいばつ)
- 幕末の思想・立場
- 尊王攘夷(そんのうじょうい)
- 公武合体(こうぶがったい)
- 勤王(きんのう)
- 佐幕(さばく)
- 団体
- 土佐勤王党(とさきんのうとう)
- 浪人カンパニー(ろうにんかんぱにー)
- 亀山社中(かめやましゃちゅう)
- 海援隊(かいえんたい)
- 陸援隊(りくえんたい)
- 天誅組(てんちゅうぐみ)
- 新撰組(しんせんぐみ)
- 見廻組(みまわりぐみ)
- 奇兵隊(きへいたい)
- 政策
- 薩長同盟(さっちょうどうめい)
- 薩土盟約(さつどめいやく)
- 大政奉還(たいせいほうかん)
- 船中八策(せんちゅうはっさく)
- その他
- 鎖国(さこく)
- 脱藩(だっぱん)
- 天誅(てんちゅう)
- 天狗(てんぐ)
- 『お~い!竜馬』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 坂本竜馬「強くなってやる!!」
- 坂本竜馬「俺は今 加代さんと一つになっちょる!!絶対なれないはずの身分を超えて一つになっちょる!!」
- 陸奥陽之助「あの人ら…はなから死ぬ気なんだな…志士だぜ…」
- おりょう「ひとりで泣くな!!」
- 坂本竜馬「わしゃ、日本人坂本竜馬じゃ!!」
- 坂本竜馬「まだまだ途上じゃが、必ずわしはやっちゃる!!わしに付いちょって、見ちょってくれ!!」
- 坂本竜馬「世界の海援隊でもやりますかいのう…」
- 『お~い!竜馬』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『竜馬がゆく』の影響を受けた名前の表記
- 英雄としての竜馬を描く今作の歴史認識
- 史実と違う作品独自の設定
- オリジナルの最終回を迎えるアニメ
- 原作者・武田鉄矢の竜馬愛
- 『お~い!竜馬』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):武田鉄矢『くそったれの涙』
- ED(エンディング):武田鉄矢『風の一歩』