SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス(Gジェネジェネシス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』(Gジェネジェネシス)は2016年にバンダイナムコエンターテインメントから発売された『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観を追体験できる戦術シミュレーションゲームである。『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズ初のHD化作品で、ユニットのモデリングは全て一新された。また戦闘シーンにおけるCGアニメが全身を使ったものへと進化し、より臨場感のある戦いを楽しめるようになった。

声:古谷徹
ネオ・ジオンとの戦い
29歳。地球連邦軍大尉。アムロとて一部のエリートが地球から宇宙のスペースノイドを支配・管理している独善を決してよしとしているわけではなかったが、彼には内部改革の夢があり人類の叡智も信じてもいた。それが、アムロを地球連邦軍に留まらせている理由だった[30]。ときに宇宙世紀0093年、アムロはロンド・ベルのMS隊隊長として、リ・ガズィやνガンダムを駆り、ブライトらと共に、シャア率いるネオ・ジオンとの最後の戦いを挑む。
第二次ネオ・ジオン抗争が勃発した宇宙世紀0093年3月4日、地球連邦軍本部があるチベットのラサに向け小惑星5thルナの落下を目論むネオ・ジオンを阻止するためにリ・ガズィに搭乗して戦闘に参加。ヤクト・ドーガを駆るギュネイ・ガスを退けるのには成功したものの、サザビーで出撃してきたシャアには圧倒された上に、落下阻止限界点を越えてしまい、5thルナを巡る攻防は惨敗に終わる。その後、いまだフォン・ブラウン市の工場で開発中であったνガンダムを半ば強引に受領し、シャアとの決戦に備える。
その後、サイド1のロンデニオンでハサウェイ・ノア、クェスと共にドライブをしている時に、乗馬していたシャアと遭遇。シャアに掴みかかり取っ組み合いになった後、銃で狙撃しようとするも、クェスに邪魔をされギュネイがホビー・ハイザックで救援に来たために逃げられる。
シャアとの最終決戦
アクシズ落としを目論むシャアの動きを看破したアムロたちロンド・ベル隊は、アクシズへ急行する。宇宙世紀0093年3月12日、アクシズの防衛ラインを単機で突破し、シャアとの決戦では、サザビーとのMS戦だけではなく生身での白兵戦や舌戦も交えた激戦を繰り広げ、再びMSに搭乗して全ての武装を使い果たした後もガンダムの格闘攻撃でサザビーを圧倒し、これによってサザビーからシャアの乗る脱出ポッドが放出される。その時、ブライトたちが行った落下阻止のためのアクシズ分断作戦が裏目に出て、片割れがそのまま地球への落下を開始する。アムロはシャアを逃がすまいと脱出ポッドを捕まえるが、シャアにブライトたちが行った作戦のおかげでアクシズ落下という目的を果たせると、高々と勝利宣告をされる。
これに怒ったアムロは、地球へ落下していくアクシズの片割れを、シャアの脱出ポッドを保持したまま単機で「たかが石ころ一つ、ガンダムで押し返してやる。νガンダム(の能力)は伊達じゃない」と抵抗する。
シャアと共に生死不明
「地球の重力に魂を縛られた人々」に絶望し、大罪を犯してまで人類を次のステージ、いわゆるニュータイプに上げようとしたシャアに対し、アムロは愚直なまでに人類の可能性を信じた。そしてアムロの行動を見た他のMSのパイロットも、連邦、ネオ・ジオンを問わず加勢し、小惑星・アクシズの軌道を逸らすことを試みる。空力加熱でオーバーロードを起こして爆散する機体も出る中、アムロの叫びと共にサイコフレームによって増幅された光に包まれ、生き残ったMS群はアクシズから乖離し、ついにアクシズの軌道は地球への落下コースから逸れていく。しかし、同時にアムロとνガンダム、そしてシャアは閃光に包まれ、行方不明となる。その後、MIA(消息不明、連邦の公式記録には実質的に死亡扱い)となる[注 9]。

チェーン・アギ

声:弥生みつき
地球連邦軍の技術士官で階級は准尉、メカニックマンも務めておりνガンダムの開発プロジェクトで主導人物的な立場にある[2]。開発のサポートのためにアナハイム・エレクトロニクスのフォン・ブラウン工場へと出向する。次第にアムロとは惹かれ合い恋人関係になっていき、公私にわたってサポートする。(チェーンがアムロに憧れていたこともあり)クェスにとっては嫌な女に映っていたようで、彼女がネオ・ジオンへと走る一因となる。サイコフレームの試料(T字型の金属塊として描かれている)の力もあり、ラー・カイラムの砲座の機銃でレズンのギラ・ドーガを撃墜する戦果を上げる。

終盤では、現場にMSの数が足りないとの声を聞き、サイコフレームの数が多い方がアムロに有利であるとの理由から、戦場の真っ只中にいるであろうアムロの元へサイコフレームの試料を届けるため、メイン・エンジンの一つだけを修理した半壊したままのリ・ガズィに搭乗し、アストナージの制止も聞かず無理矢理戦場に出撃する。その時にチェーンを静止しようとしたアストナージは機体から弾き出され出撃カタパルトに敵の攻撃が直撃して戦死した。戦場では、ハサウェイ・ノアがクェスを説得している最中にタイミング悪く出くわしてしまい、危うくジェガンに乗るハサウェイを撃墜しそうになりながらもクェスのα・アジールを撃墜することに成功した。だが、説得の中断を余儀なくされ、クェスを殺された事に激昂したハサウェイは、ジェガンのビーム・ライフルを乱射、リ・ガズィのコックピットにライフルが直撃しチェーンは戦死した。この際に宇宙を漂流することになったサイコフレームの試料はチェーンの固い意思を引き継ぎ、戦場に集う人々の意識が繋ぎ合わされ、ついには地球に落下しつつ有るアクシズを引き戻すほどの力を発揮した[3]。

脚本の第一稿ではアムロの恋人役は『機動戦士Ζガンダム』と同様ベルトーチカ・イルマで継続する予定だったが、スポンサーである『ガンダム映画化委員会』の意見により富野由悠季がこの案をボツにした為[4]、新しく恋人役としてチェーンが登場することになった。初期稿を元にした小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではチェーンは登場しない。

アニメージュに連載された『ハイ・ストリーマー』に加筆した小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではアムロとの出会いも描かれている。チェーンによるνガンダムの図面がアムロの脳内イメージに合致するデザインのため驚かせたが[5]、その直前の会話でアムロが仕上げた改造MSリ・ガズィを「ホビーであり、努力は認めるが悪あがきです」と扱き下ろし、その辛辣で素直すぎる反応はアムロがチェーンを内心嫌いになろうとすることを決意させ、二人が恋人関係になる兆候は見られなかった。しかし、彼女の献身的な性格にアムロは魅かれていった。本来なら聞いてはいけないのだが、サイコミュの増幅したデータを解析する際にアムロの記憶のなかにいるアリョーナ・ペイジの存在に気付き、嫉妬心から恋人か?と訊ねるが、アムロはそれを否定しチェーンへの愛情は変わる事はなく部屋の電気を消して二人はキスした[6]。

ケーラ・スゥ

声:安達忍
地球連邦軍MSパイロット。中尉。アムロ指揮下のモビルスーツ隊で先鋒をつとめる。アストナージと恋人同士である。当初はジェガンに搭乗していたが、アムロがνガンダムに搭乗してからは、リ・ガズィに搭乗した。最終決戦ではギュネイのヤクト・ドーガらの攻撃によって機体から放り出されてしまい、その際ヤクト・ドーガの手に捕まってしまう。最期はνガンダム引き渡しの人質にされた挙句ヤクト・ドーガに握りつぶされ死亡。

ブライト・ノア(U.C.0093)

声:鈴置洋孝
宇宙世紀0093年3月、地球連邦軍・独立新興部隊「ロンド・ベル」の旗艦ラー・カイラム艦長兼艦隊司令(大佐)として、アムロと共にシャア率いるネオ・ジオンと戦う。前作で見せていた柔弱な態度は影を潜め、一軍の指揮官としての厳しさを滲ませる。一年戦争以来の戦友となるアムロとは心を許す間柄となっており、連邦政府議員とのコネクションも持つなど上級将校らしくなっている。

地球から逃れてきた息子のハサウェイを保護し、決戦前には遺書を書かせ軍人としての生き方を見せる。地球に落下する小惑星アクシズを止めるため、核攻撃を行うが失敗。工作部隊を自ら指揮し内部に潜入、アクシズを爆破しようとする。爆破・分断し工作に成功したと思われたが、爆破の衝撃が強すぎたため、分断したアクシズの片割れ(地球を寒冷化するのには十分な大きさのもの)にブレーキをかけ、地球への落下コースに入らしめてしまう。

艦に戻ったブライトは、アムロがアクシズを止めるために単機で取り付いたのを知り、自分たちもそれを助けようと「ラー・カイラムでアクシズを押せ」とまで言う。しかし、最後には地球から離れるアクシズをラー・カイラムのブリッジから呆然と見つめ、激戦の中、劇中の主要人物で数少ない生き残りとなる。

なお、この作戦中にハサウェイがジェガンに無断で搭乗して出撃しているが、その後の時代を描いた劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、ハサウェイが「父に迷惑をかけた」と語った上で、彼の経歴には「敵(ギラ・ドーガ)を1機撃墜」の記録のみが残っている事が描写されている。

アストナージ・メドッソ

声:広森信吾
地球連邦軍第13独立艦隊ロンド・ベル隊に所属。旗艦ラー・カイラムでチーフメカニックを担当する。エゥーゴ時代からの付き合いであるブライト・ノア大佐やアムロ・レイ大尉とは、引き続き親密な仲である。また、モビルスーツ (MS) 隊のケーラ・スゥ中尉とは恋仲であったが、作戦中の戦死で先立たれる。やがて、自身も大破したリ・ガズィで出撃しようとするチェーン・アギを制止しようと甲板へ出た際、ビームの流れ弾が付近へ命中して命を落とす。

シャア・アズナブル(U.C.0093)

声:池田秀一
地球粛正への決意
宇宙世紀0092年12月、新生ネオ・ジオンの総帥シャア・アズナブル(小説ではシャア・ダイクンとも名乗っている)として再び姿を現し、幾度にも渡る戦争を経験しながら、旧態依然としてスペースノイドに弾圧を続ける地球人類の粛正を決意する。ジオン・ダイクンの遺児にして旧ジオンのエース「赤い彗星」でもあった名声を利用し、旧ネオ・ジオン軍の残党や、ナナイ・ミゲル、ギュネイ・ガス等の優秀な士官を糾合、小規模であるが精鋭ともいえる戦力を保持する。そして、しばらく戦火から遠ざかっていた連邦政府に対し、自らの艦艇をもって地球圏にスウィート・ウォーターの占拠を宣言する。
宇宙世紀0093年2月末、テレビのインタビューで連邦政府に事実上の宣戦布告をする。
アクシズ落とし
同年3月、艦隊を率いてスウィート・ウォーターを出発。アムロ・レイやブライト・ノアが所属する連邦軍・外郭新興部隊「ロンド・ベル」の抵抗に遭うものの、自らモビルスーツ・サザビーで出撃し、小惑星5thルナを連邦軍本部所在地であるチベットのラサに落下させることに成功する。
その後、サイド1のロンデニオンにて連邦軍高官アデナウアー・パラヤと、武装解除を条件に小惑星アクシズを譲り受けるという偽の和平交渉を行うと、直ちにルナツーを強襲し配備されていた核兵器を奪取。そして、地球に核の冬をもたらすべく、地球へのアクシズ落としを決行する。アクシズを守るため、自分を慕うクェス・パラヤも戦わせるなどロンド・ベルと必死の激戦を繰り広げる。
アムロとの最終決戦
宇宙世紀0093年3月12日、νガンダムを駆るアムロと最後の決着をつけるべくサザビーで戦うが敗れる。その際、脱出ポッドを捕まえられ、アクシズの落下を抑えるアムロと共にサイコフレームの光の中に消えていく。そしてアクシズは軌道を変え、作戦は失敗に終わる。その後の二人の行方は一切不明とされている。

クェス・パラヤ

声:川村万梨阿
13歳の少女。髪型を左右で長さの異なるツインテールにしている。アデナウアーの娘で民間人[23]だが、ニュータイプ[10]の資質を持ち、作中では敵味方の陣営を転々とする。

感受性が強く[12]、他人の心情を敏感に読み取ったり[10]、相手が自分に対してこの先どのように関わってくるかを予見することができるという鋭い直感力を持つ一方[24]、そうした振る舞いが彼女を情緒不安定で奇異な存在に見せている[25]。感情の起伏が激しく[10]、浅薄で[25]、周囲の状況を考えることができずに自分勝手な行動をとってしまったり[10]、思ったことを包み隠さずに口にしてしまったり[24]するような短所を持つ。

作中では複雑な人間関係を演じ[20][26]、ハサウェイ、ギュネイの2人から異性としての好意を寄せられるものの、その内面は愛のない家庭で育ったことによって傷つき[23]、父親の愛情に飢えており[23]、アムロやシャアに父親的なものを求め[27][28]、またチェーンやナナイには激しい嫉妬を向ける。

地球生まれの地球育ちだが、誰もがニュータイプになれれば人は分かり合えるという考えを持ち[23][29]、かつて不和を抱える家から家出をしてインド[注 2]のクリスティーナという女性のもとでニュータイプになるための修行をしていた経験を持つ。

第二次ネオ・ジオン抗争の始まった頃に父の依頼を受けたマンハンターによって修行から連れ戻され、父と共に旧ホンコン[31]の宇宙港から宇宙へと上がり、相席したハサウェイと知り合うが、この際に自分たちの搭乗するシャトルが落下中の5thルナとニアミスすることを予知している。宇宙ではロンド・ベルに身を寄せ、ニュータイプであるアムロやモビルスーツの操縦について興味を持つようになるが、次第に自分が周囲から冷遇されていると感じるようになり、チェーンとアムロの関係を察した際には彼女と衝突し、自分はアムロの傍にはいられないと感じるようになる[32]。その後サイド1のコロニー・ロンデニオンでシャアと出会い、アムロとシャアが格闘するのを目撃したクェスは、シャアの味方をして彼を助け、彼の誘いに応じてネオ・ジオン側へと身を寄せる。

クェスはシャアが掲げる思想や自分と同じような孤独感に共感し[23][33][注 3]、同時に彼に対する独占欲を抱くが[23]、しかしシャア自身はクェスのことを持て余し、優しく振る舞いつつも彼女を戦争の道具として扱うだけであった[23][25][28]。このことはクェスに恋心を寄せるギュネイの反発を招くが[10]、クェス自身は、自分がシャアからそのように扱われていることには気がつかなかった[23]。

ニュータイプ研究所で心理的な刷り込み[38]や訓練を受け、ファンネルを使いこなすなど非凡な才能を見せ、劇中ナナイから「サイコフレームを使わなくてもファンネルを操作できるタイプのニュータイプ」と高く評価され、ニュータイプ専用機ヤクト・ドーガやα・アジールの性能を発揮していく。一方で初陣となるルナツーでは、自らが攻撃した巡洋艦のブリッジに父アデナウアーがいたことに気付かないまま父親を手にかけることになり[注 4]、それを期に感情のバランスを失っていく[33]。地球がなくなれば人は誰もがニュータイプとなって分かり合えるというシャアの思想を信じ[注 3]、地球連邦軍を相手に戦い続ける[注 5]。

最終的には、戦場で彼女を慕うハサウェイと再会し身を挺した説得を受けるもそれを拒み、彼女の存在を危険と感じたチェーンの攻撃によってα・アジールもろとも撃墜され、戦死した。クェスが死の間際にとった行動は、チェーンからの攻撃にハサウェイを巻き込むまいと遠ざけ、彼を助けようとするものであった[注 6]。クェスの最期を挟んだ一連の場面は、大義ではなく個人レベルの行き違いが悲劇の連鎖となっていく展開となっており、映画における見せ場のひとつとして構成されている。また、クェスが求め続けていた父親を得られなかったことは、映画の終盤におけるアムロとシャアの最期の会話でも触れられることになる[27][28]。

ギュネイ・ガス

声:山寺宏一
ナナイが所長を務めるニュータイプ研究所出身の強化人間で階級は少尉。戦艦レウルーラに乗り組んでいるヤクト・ドーガのパイロット。

ロンド・ベルの本拠地であるロンデニオンではシャアの護衛を務め、MSマニアを装いホビー・ハイザックでシャアの送迎も行った。

切れ者のエリートだがナイーブな一面もあり[11]、多感な性格[12]。

従来の強化人間と異なり落ち着いた振る舞いを見せ[13]、頭痛などに苦しめられる様子もないが[14][注 1]、その一方で度重なる強化、調整の結果として、「自分が死ぬことはないマシーンである」という自信過剰で自分の生死に無頓着な一面も現れており[15]、劇中ではフィフス・ルナ戦後カイザスに過度な強化に対する懸念をされている。ナナイによれば、強化処置はあくまでも心理的な擦り込み操作を第一、薬物による神経反射作用の促進は第二であるという。

クェスに当初は迷惑していた素振りを見せていたが、初心者とは思えないヤクト・ドーガの試験飛行の習熟度、ファンネルを上手く使うこと等を目にし、ニュータイプとしての彼女に惹かれ[13]、密かな恋心を抱くようになっていく[10]。

ギュネイ自身は、周囲から強化人間ではなくニュータイプとして認められたいという願望を抱いており[13]、クェスとの出会いによって本物のニュータイプに対する羨望や嫉妬を芽生えさせることになっていく[16]。

出身は人口1万5千の島一号タイプの出身。一年戦争の際のコロニー潰しによりサイド4の両親を失いそれっきり外宇宙(アウト・オービト)暮らしだった[17]。そんな過去の影響から、シャアが道を誤った際には自分がそれを止める立場になろうとクェスの前では見栄を張っていた。しかしクェスはシャアに夢中で[16]、ギュネイのアプローチに全く応えなかった。シャアがクェスの才能を利用しようとしていることに対しては不快感を示しており[10]、自分がアムロを倒すことによってシャアを超える男になり、クェスの心を自分のものにしたいという野心に突き動かされるようになっていった[16]。

戦闘ではクェスと一緒に出撃する際は常に実戦に不慣れなクェスを援護して戦っていた。

アクシズを狙った核ミサイルによる攻撃には、熱量の一番高いミサイルを狙うようファンネルに命令することで全て撃ち落としシャアに「あれが強化人間の仕事だ」と言わせるほどの活躍を見せた。時に戦果を焦り過ぎて戦闘にのめり込んだ結果、νガンダムを追撃する味方のギラ・ドーガをシールドのメガ粒子砲で誤射し破壊してしまうが意に介する事なく戦闘を続けている。

前線に突出してきたケーラを捕らえ人質として利用することでアムロにνガンダムを放棄するよう勧告を行った。νガンダムを手に入れられればシャアを倒しクェスを手に入れられる男になるのを夢見ていたからである。

アムロは素直に要求に従い武装放棄を行ったものの、その行動はギュネイを激昂させる。なぜなら、ネオ・ジオンのファンネルは円筒形のものであって、νガンダムに装備されていたフィン・ファンネルのようなものは知らないものが見れば放熱板にしか見えなかったからである[18]。フィン・ファンネルの誤作動により抵抗したと思い込み結局ケーラを殺害してしまったことでνガンダムを鹵獲する作戦は失敗、ギュネイは撤退した。

ギュネイはなまじ勘が良く、目がいい分余計な物に意識を走らせてしまうという特徴があり[19]、フィフス・ルナではアムロがパージしたリ・ガズィのBWSに一瞬気を取られている。また、小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン』の方ではこの特徴が顕著であり、一秒近く射撃できるようにして放されたリ・ガズィのビーム・ライフルに一瞬目を奪われた隙をつかれビーム・サーベルの直撃を受ける所だった(シャアのナイチンゲールが救援に来たため難は逃れた)。

全般的なパイロット能力は高いがファンネルの能力に頼りすぎるきらいがあり、終始νガンダムに押され劣勢だった事に対して「ファンネルがもたないから」「ファンネルがなんであんなにもつんだ?」と強く動揺し悔しがる様子を見せていた。三度目となるνガンダムとの戦いでは上述の弱点をアムロに突かれ戦死することになる。クェスのα・アジールを助けるため死角から攻撃をしかけたものの、手放されたνガンダムのバズーカの発射口に気を取られてしまい、迂闊にも操縦桿から手を離すほど動揺した一瞬の隙を突かれビーム・ライフルで狙撃され機体の後部が爆発、コックピット内の描写や最後のセリフもなく呆気なく戦死する。その最期は、映画の主要登場人物らしからぬ、あっさりとした形で描写された[20]。

レズン・シュナイダー

声:伊倉一恵
新生ネオ・ジオンにおいて青いカスタムカラーのギラ・ドーガに搭乗するエースパイロット。少尉。ギラ・ドーガ隊を率いてケーラのジェガンを圧倒するなどの活躍も見せる。一方で自分がニュータイプではないことに対する劣等感や卑屈さから強化人間やニュータイプに対する対抗意識を抱いておりギュネイやクェスに対しては辛辣な態度で接する。シャアの陽動作戦に参加した際、ラー・カイラムの対空砲火に乗機を撃墜され死亡。

ライル

声: 斉藤次郎
中佐。レウルーラの艦長として艦を指揮を執った。

ナナイ・ミゲル

声:榊原良子
ネオ・ジオンの戦術士官でありニュータイプ研究所の所長も務める。階級は大尉。シャアとは個人的にも親しく、思いを寄せている。軍事では参謀として、私的な場では恋人として、彼を公私にわたってサポートする。軍人としては部下に厳格な面を見せる。シャアが連れてきたクェス・パラヤをシャアから任され彼女を強化するが、彼女に対して多少の嫉妬も抱いており、何かとクェスをかまうシャアに苛立ちを見せることもあった。

本人はパイロットとして戦場には出ないものの、彼女自身もニュータイプらしき素質があるところが垣間見える場面があり、戦場でサザビーを駆るシャアの行動や感情を強く感知し、把握していた。戦局の終盤では、シャアが死に急ごうとしているように感じたのか、不安の入り混じった思念を送るが、アムロとの決着に没入するシャアに「男同士の間に入るな」と一蹴されてしまう。そして、地球に落下するアクシズを包むサイコフレームの光の渦の中にあるシャアが大気圏の摩擦熱で消滅したと思われた瞬間、シャアの命が尽きたと感じたのか号泣する。

ホルスト・ハーネス

声:池田勝
文官。主に政治・外交面の参謀役として連邦政府を相手にアクシズ買収の折衝を行った。

アデナウアー・パラヤ

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ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。 技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー(R・C)」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。 明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。

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機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、アニメ「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和が原作アニメ設定やストーリーを再構築したコミカライズ(マンガ化)作品をアニメ化したもの。 アニメ化に際し、原作マンガの描いた79年の原作アニメの前日談の部分を再構築し、原作アニメにつながるストーリーとなっている。79年のアニメでは主人公アムロ・レイの好敵手であるシャア・アズナブルが本作の主人公として描かれている。

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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(きどうせんしガンダムシード フリーダム)とは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのその後を描いた、福田己津央監督による2024年公開のアニメ映画。キャッチコピーは「私の中にあなたはいます。 あなたの中に私はいますか?」 。 2度に渡って世界を絶滅戦争の危機から救ったキラ・ヤマトは、仲間たちと共に地球の小国に招かれ、策謀によって全滅の危機に陥る。この時恋人のラクス・クラインが誘拐されたことを知ったキラは、彼女を取り戻すべく再び戦場に赴く。

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機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』とは、『月間少年エース』1994年12月号から1997年3月号にかけて連載された漫画作品。『ガンダムシリーズ』の中でも『クロスボーン・ガンダムシリーズ』と呼ばれるシリーズの第一期作品である。 交換留学生として木星圏を訪れたトビア・アロナクスは、地球圏侵攻を目論む木星帝国、そしてそれを阻止せんと戦う宇宙海賊軍の存在を知る。宇宙海賊軍の一員となったトビアは、木星帝国の野望を阻む大きな力へと成長していく。

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。 宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。

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機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。

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機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは、TBS系列で2004年10月9日から2005年10月1日まで放送された『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。全50話+特別編。制作はサンライズ、毎日放送。『機動戦士ガンダムSEED』の続編であり、2年後の世界を描く。戦争で家族を失った主人公シン・アスカは、守りたいものを守れる力を欲し軍へ入隊した。しかし、シンの力への渇望と純真すぎる心が、彼自身を戦いの中心へと駆り立て、戦火はより広がって行くのだった。

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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。

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機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダムとは、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。 未来世紀60年、スペースコロニー間の代理戦争として行われるガンダムファイトを戦う、ファイターたちの成長を描く。 ガンダムシリーズの監督である富野由悠季以外の手によって製作されたアニメで、従来とのシリーズ作品との繋がりはなくなっている。

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機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。

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機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』とは、バンダイナムコアミューズメントより発売されたアーケード用ゲーム。前作である『ガンダムバーサス』と、次回作である『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の間に位置する。筐体や基盤が一新された他、新規に参戦した機体や既存機体の武装変更、エクストリームバーストの種類追加など、大幅な変更がなされている。

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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクした映画作品。ガンダムシリーズの生みの親の1人である安彦良和が監督を務め、同作を見て育ったベテランスタッフが制作に携わっている。 連邦軍の兵士アムロ・レイは、強行偵察中に崖から落ち、敵軍の兵士のククルス・ドアンに救われる。ドアンは脱走兵らしく、島で戦災孤児たちと暮らしていたが、彼を追う者たちがそこに静かに忍び寄っていた。

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XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアルとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機にして、同作の主役機である。 詳細な出自については謎が多いが、ヴァナディース機関が開発したガンダム・ルブリスを利用して作り出された機体だと思われる。大企業の独断で闇へと葬られたGUNDフォーマットというシステムを利用しており、自律兵装GUNDビットでの攻防一体の戦闘が特色。高性能のAIを搭載しており、メインパイロットのスレッタ・マーキュリーとは姉弟のような絆で結ばれている。

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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1979年から断続的に製作され続けているロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の1作品で、「宇宙世紀」と呼ばれる架空の時代の出来事を描いたOVAである。 地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムNT-1の奪取または破壊任務を命じられたジオン軍の特殊部隊サイクロプス隊。リボーコロニーで暮らす少年アルは、偶然からサイクロプス隊の面々と交流し、その作戦に加担していく。やがて彼らの戦いはコロニーの命運をも巻き込み、アルに戦争の残酷さを突き付ける。

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』とは、反地球連邦を掲げるテロリストのハサウェイ・ノア、地球連邦の軍人ケネス・スレッグ、謎の美少女ギギ・アンダルシアの運命が交錯し擦れ違っていく様を描いた、2021年公開のアニメ映画。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置であり、『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親、富野由悠季の小説を元に映像化。同シリーズ40周年記念作品として製作された3部作の第1作目で、美しい映像美と壮大な音楽、大迫力の戦闘シーンが魅力の映画作品である。

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機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。

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機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』とは、カプコン開発、バンプレスト販売の『機動戦士ガンダムSEED』を題材とした対戦型アクションゲーム。人気シリーズ『機動戦士ガンダムvs.』の第5作目。基本動作はこれまでのシリーズと同じであり、2対2のチームバトルも可能。プレイヤーの編成が柔軟になったことで敵軍キャラとのチームを組織することも可能となった。2005年7月にアーケード版で稼働開始。

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ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作に登場するジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の最新鋭機。 タイプとしては分厚い装甲を売りとする重MSで、それを意識させないだけの高い出力と機動力を持つ。両腕とシールドにドローンシステムを搭載しており、これを利用した立体的な戦闘を持ち味としている。最新型の意志拡張AIにより、完全なオートパイロットで戦闘を行うことも可能だが、反応が早過ぎて陽動に引っかかりやすいという弱点を持つ。

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MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。

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ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。

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機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』とは、バンダイナムコが運営する最大6人対6人によるTPSタイプのオンライン対戦型アクションゲームだ。略称は『バトオペ2』。細部まで作りこまれた『ガンダムシリーズ』の機体が見せるド派手なアクションや、カスタマイズ性の高さが魅力となっている。対応機種はPlayStation 4とPlayStation 5で、クロスプラットフォーム展開を行っている。どちらの機種でも対戦上の優劣はないとされる。

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機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

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