コズミック・イラのガンダムタイプの機体まとめ！SEEDシリーズを中心に紹介
作品によって登場する機体の装飾やカラーリングに様々な違いがみられる『機動戦士ガンダム』シリーズ。「コズミック・イラ」の世代のガンダムには、機体が軽量化されて白兵戦に特化した「デュエルガンダム」などが登場した。記事中では『機動戦士ガンダムSEED』を中心にガンダムタイプの機体をまとめて掲載している。
【コズミック・イラ(C.E.)におけるガンダム】
「ガンダム」という呼称は、OSなどのシステム名からきた頭字語（アクロニム）である。
アニメとその小説版劇中では、機体名を「ストライク」などと呼び、「ガンダム」を付けて「ストライクガンダム」などと登場人物が呼称することはない。
ただし、外伝『ASTRAY』シリーズでは、「インパルスガンダム」と呼んでいる様な、「ガンダム」を付けた呼称描写が見られる。
【GAT-Xシリーズ】
「フェイズシフト装甲（PS装甲）」
一定の電圧の電流を流すことで相転移する特殊な金属でできた装甲である。
このことから相転移装甲とも呼ばれ、相転移した装甲は一定のエネルギーを消費することにより、物理的な衝撃を無効化する効果がある。
この金属は相転移にともない装甲面の分子配列が変わり、色も変化する性質がある。
通電することにより非通電時のディアクティブモードといわれるメタリックグレーの装甲色が有彩色化する。また。相転移時の色は装甲に掛けられた電圧によって決まる。
装甲を相転移させることを「フェイズシフトを展開する」と表現することもある。
「トランスフェイズ装甲（TP装甲）」
実体弾には圧倒的な防御力を誇るPS装甲であったが、莫大な消費電力やフェイズシフトダウン時の弱体化など、PS装甲そのものが弱点に直結している点も見受けられ、特に外見でエネルギー切れが察知されてしまうというのは致命的であった。
そこで、初期のG兵器の設計が終了した時点で、PS装甲の欠点を補った次世代機の開発が進められた。
それがカラミティをはじめとする3機の後期GAT-Xシリーズであり、これらにPS装甲に代わって装備されたのがTP装甲である。
「ヴァリアブルフェイズシフト装甲（VPS装甲）」
この装甲の従来とは異なる特徴は、装甲に流す電流の量を変化させることが可能な点である。
これによって、装備や状況ごとに装甲へのエネルギー配分を調整・最適化することで電力消費のロスを抑えることができる。
PS装甲を搭載するに当たり最も重要な課題は、機体の稼働時間を大幅に圧迫するという点である。エネルギー源に核エンジンを搭載すれば容易に解決できる問題ではあるが、ユニウス条約の締結によりそれも不可能になった。
しかし、それがこの技術によって可能となった。なお、この技術を完成させた組織や時期などは作中で明らかとなっていない。
VPS装甲を持つ機体はプラントで多数開発されているが、連合側でも鹵獲されたテスタメントの改修時に量子コンピュータウイルスと共に搭載したり、ストライクノワール等の既存機を改修した一部のMSが搭載している。
●X100番台フレーム
・102系統
地球連合軍の「前期GAT-Xシリーズ」の1機。
シリーズの中でも最初に完成したMSであり、将来の主力MSの基本形として要求性能をバランスよく備えた汎用機というコンセプトで開発された。
GAT-X102 デュエル
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED』
全高 ：17.50m
重量 ：61.9t
搭乗者：イザーク・ジュール
別称 ：「デュエルガンダム」
軽量を活かした高い運動性能と、ビームライフルやビームサーベルを駆使した白兵戦を基本戦術としている。
一方、同じX100系フレーム採用機であるX105 ストライクと比べると内外装機材との相性があまり練り込まれておらず、想定性能を充分に発揮できていないとされ、装甲面積も少なく耐弾性も劣っている。
強奪後の戦闘で受けた損傷がきっかけで、ザフト製の追加装甲ユニットである「アサルトシュラウド」を纏う。
「デュエル」は英語で「決闘」を意味。
GAT-X102 デュエル（アサルトシュラウド装備）
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED』
全高 ：17.50m
重量 ：103.47t
搭乗者：イザーク・ジュール
別称 ：「デュエルガンダム アサルトシュラウド」
デュエルに第1世代MS用強化パーツである「アサルトシュラウド」を装備した形態。
通常の部材で造られているのでPS装甲のような革新的堅牢性は無いが、バックパック及び脚部に追加された高出力スラスターによる宇宙戦での機動性と、それぞれの肩部に追加されたレールガンとミサイルによって火力を高めることに主眼が置かれたユニット。
「シュラウド」とは「死体を包む布」を意味する。
GAT-X102 デュエル（フェイズシフトダウン状態）
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED』
全高 ：17.50m
重量 ：61.9t
デュエルのフェイズシフトダウン状態。
GAT-X1022 ブルデュエル
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』
全高 ：16.89m
重量 ：84.24t
搭乗者：ミューディー・ホルクロフト
再製造されたデュエルを改修した機体。
僚機との連携を想定し、近接白兵戦闘を重視したカスタマイズが施されている。
各部に配置された増加アーマーは、ロングダガー、デュエルダガーのフォルテストラを再設計した複合兵装ユニットで、追加装備された強化スラスター及び各種火器によって機動力、攻撃力共に格段の向上が成されている。
「ブル」は、イタリア語で「青」の意味。
LR-GAT-X102 レーゲンデュエル
初登場：小説『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』
全高 ：18.16m
重量 ：64.19t
搭乗者：カイト・マディガン
「ライブラリアン」がデュエルを独自改修・再設計した機体。
型式番号冒頭の「LR」は「ライブラリアン・レーゲン」の略。
従来のデュエルの強化プランが追加装甲による火力・防御力の上昇だったのに対し、本機はレールガンやバズーカといった中・遠距離戦能力を付加し、全領域での戦闘を柔軟にこなす機体へと強化されており、装甲の追加はコックピット前面と腰部前面・膝部のみに施されている。
「レーゲン」はドイツ語で「雨」を意味する。
・103系統
地球連合軍の「前期GAT-Xシリーズ」の1機。
遠距離からの支援砲撃を目的としており、特性の異なる2丁の大型携行砲を装備する。
GAT-X103 バスター
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED』
全高 ：18.86m
重量 ：84.2t
搭乗者：ディアッカ・エルスマン
別称 ：「バスターガンダム」
連結が可能な2挺の大型砲とミサイルランチャーを備えた、遠距離砲撃型の機体。
砲の多用による短時間でのフェイズシフトダウンを避けるため、専用のサブジェネレーターを別個に搭載している。
さらに両膝にも予備電源が設置されており、長時間の運用を可能にしている。
5機の前期GAT-Xシリーズの中でも最大の火力を誇る機体であるが、近接戦闘用武装や防御用のシールドを一切持たないため、接近戦能力は皆無に近い。
GAT-X103 バスター（フェイズシフトダウン状態）
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED』
全高 ：18.86m
重量 ：84.2t
バスターのフェイズシフトダウン状態。
GAT-X103AP ヴェルデバスター
初登場：アニメ『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』
全高 ：18.46m
重量 ：99.36t
搭乗者：シャムス・コーザ
再製造されたバスターを改修した機体。
僚機の後方支援を主任務とし、大幅な火力の増強が行われている。
センサー類の改修に伴い命中精度は大幅に向上した。
また、重量増加によって低下した機動性を補うべく、両肩に可動式のスラスターを設置。
各部の装甲形状も見直され、特に頭部メインセンサーの保護バイザーは、顔面をほぼ覆うほど大型化しているのが特徴である。
「ヴェルデ」は、イタリア語で「緑」の意味。
LH-GAT-X103 ヘイルバスター
初登場：小説『機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY』
全高 ：19.04m
重量 ：84.91t
搭乗者：フィーニス・ソキウス
「ライブラリアン」がバスターを独自改修・再設計した機体。
型式番号冒頭の「LR」は「ライブラリアン・レーゲン」の略。
ベース機に比べ、頭部マスク部と胸部に追加された新型の複合センサーにより命中精度が格段に向上している。
狙撃機としては初めてミラージュコロイドシステムを搭載。
自機の気配を絶ちつつ敵の情報を収集し、充分な対策を構築した上で確実に敵を撃破する。
「ヘイル」とは英語で「雹（ひょう）」の意味。
・131系統
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目次 - Contents
- 【コズミック・イラ(C.E.)におけるガンダム】
- 【GAT-Xシリーズ】
- 「フェイズシフト装甲（PS装甲）」
- 「トランスフェイズ装甲（TP装甲）」
- 「ヴァリアブルフェイズシフト装甲（VPS装甲）」
- ●X100番台フレーム
- ・102系統
- ・103系統
- ・131系統
- ・105系統
- 「ストライク系」
- 「ストライクE系」
- 「ライゴウ系」
- 「オーブ系」
- ●X200番台フレーム
- ・207系統
- ・252系統
- ●X300番台フレーム
- ・303系統
- ・370系統
- ●X計画
- ● GFAS系統
- 【ZGMF-Xシリーズ】
- 「ニュートロンジャマーキャンセラー（NJC）」
- ●X000A系統
- ●X09A系統
- ●X10A系統
- ●X11A系統
- ●X12A系統
- ●X13A系統
- ●X23S系統
- ●X24S系統
- ●X31S系統
- ●X56S系統
- ●X88S系統
- ●X42S系統
- 【MBFシリーズ（アストレイ）】
- ●P01系統
- ●P02系統
- ●P03系統
- ●P04系統
- ●P05系統
- ●P0その他系統
- ●MBF-M1
- ・MWF-JG71シリーズ
- ・MWF-JG73シリーズ
- ●MVFシリーズ
- 【その他】
- 「ヴォワチュール・リュミエール(VL)」
- 【外部リンク】
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- 【関連まとめ】