SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス(Gジェネジェネシス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』(Gジェネジェネシス)は2016年にバンダイナムコエンターテインメントから発売された『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観を追体験できる戦術シミュレーションゲームである。『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズ初のHD化作品で、ユニットのモデリングは全て一新された。また戦闘シーンにおけるCGアニメが全身を使ったものへと進化し、より臨場感のある戦いを楽しめるようになった。

リディの父。52歳。リカルドは高祖父に当たる。地球連邦政府中央議会の大物議員。「影の内閣」と揶揄されることもある移民問題評議会の議長を務める。保守系の大物と目されているが、若い頃は中央官僚や政治家たちに地球環境の悪化を思い知らようと、砂漠化の進むダカールへの遷都をあえて推進する理想家だった。出奔して軍人の道を歩むリディのことは静かに見守っていたが、「ラプラスの箱」を巡る陰謀に巻き込まれてミネバを伴って現れた彼に、隠蔽してきた「箱」とマーセナス家の秘密を打ち明けることとなる。「箱」を巡る事件収拾のためにブライトを抱き込む一方、ダカールの惨劇の黒幕に仕立てるというマーサの恫喝に屈し、ミネバの引き渡しに応ずる。事件がビスト財団の隠蔽によって闇に葬られることを恐れ、マスコミではなくカイに情報のリークを要請するが、交渉は物別れとなる。
「獅子の帰還」では、その後ネェル・アーガマの反乱嫌疑を解くために、参謀本部に口利きをおこなっている。また、釈放されたリディに、完全覚醒したユニコーンガンダム1号機が放った「波動」により、組み立て前に時間が巻き戻されたような状態になったジェガンのジェネレーターの写真を見せ、サイコフレームのさらなる「力」と、それが戦争で使用されることへの危惧を伝える。リディは、この力は1号機とバナージが一時的に「ひとつ」になったことによるものと説明するが、ローナンはリディにバナージが「帰ってきた」のを見たのかと問いただす。その後、サイド3を領海侵犯してバナージが「帰ってきた」ことを確かめ、ジオン共和国軍に収監されたリディの身柄を連邦に引き渡すよう、国務省を巻き込んで尽力する。そして、軍を辞めたリディを私設秘書にする。

フル・フロンタル

宇宙世紀0096時点におけるネオ・ジオン軍の首魁。階級は大佐。「赤い彗星の再来」と呼ばれる仮面をつけた謎の男。「丸裸(転じて、徹底的な、徹底する)」を意味するその名とは裏腹に、真意を窺い知れぬ謎めいた言動でバナージ達を翻弄。深紅のMSシナンジュを駆り、「赤い彗星」の名に恥じない高い技量とカリスマ性をもってネオ・ジオン残党を糾合し、地球連邦軍と「ラプラスの箱」の争奪戦を繰り広げる。
その素顔や声・口調はシャア・アズナブルに酷似しており、額にはシャアが一年戦争でアムロ・レイにつけられたものと同様の傷痕がある。またシャア同様、宇宙でのMS戦でも基本的にはノーマルスーツを着用せずに赴く。ただし、仮面で素顔を隠しているのは「ファッションのようなもので、プロパガンダと取ってもらってもいい」と語り、序盤のバナージとの対面時にあっさり外して見せている。
小説版での正体は、ネオ・ジオン残党の支援者であるジオン共和国国防大臣モナハン・バハロが差し向けた、シャアに似せて造り上げられた強化人間であった。フロンタル本人は自らを「“器”」と定義しており、「周囲が望むのなら、私は“シャア・アズナブル”であり続けよう」と発言している。またサイコフレームに吸収され、宇宙を漂っていたシャアの意思の一部分が、人類に絶望して似姿である自身に宿っているとも語っている[注 13][34][35]。一方、バナージからは、空虚な個人が他人(シャア)の経験と言葉で自分を飾り立てているに過ぎないと糾弾されており、また本物のシャアを知るミネバからも「お前のような空っぽの人間ではなかった」と断じられている。現状を維持するという目的のため、「箱」を連邦との取引材料に用い、ジオン共和国の自治権放棄を延期する間に外交を駆使して「サイド共栄圏」(=「コロニー共栄圏」)構想を推し進めようと目論み、次第にその邪悪な本性を露わにしていく。眉間を銃弾で撃ち抜かれてもなお動き続けるという、異様な姿で「箱」を求めるフロンタルだったが、その計画はバナージやリディ、ロンド・ベルの活躍によって阻止される事となり、自身もまたユニコーンとの壮絶な激戦の末、巨大なビーム・トンファーで機体を貫かれ敗れる。後にその遺体は、かろうじて生き延びていたアンジェロによって発見される。
アニメ版でのキャラクターは、小説版のような“勧善懲悪ものの悪役”という描き方から“嘘偽りの無い人格者”へと意図的に変更されており[36][37]、ストーリー担当の福井も、シャアと比べて遥かにしたたかな人物であると語っている[38]。
その正体についても、古橋が「福井とは考えが違う」とした上で、明示を避ける形に変更されている[39][注 14]。これに伴い最終決戦の内容とその結末も大幅に変更されており、シナンジュをコア・ユニットとしたネオ・ジオングを最後の乗機として出撃、ユニコーンとバンシィ・ノルンを圧倒的な火力で追い詰める。その最中にユニコーンとネオ・ジオングのサイコフレームが共鳴したことで、一年戦争時のアムロ・レイやララァ・スンのようにニュータイプとしての認識能力を拡大させバナージと共に“刻”を形象として垣間見る[注 15][40][41][42]。その末に、“刻”の終わりに訪れる虚無の世界を突きつけ、人類が過分な可能性を追うことの無意味さをバナージに説いてねじ伏せようとする。だが、その虚無を目の当たりにしても人の可能性を信じるバナージの熱意に呼応したユニコーンガンダムによる「ソフトチェストタッチ[12]」によって“暖かな光”[43]を注ぎ込まれる。バナージの“熱”を受け入れたフロンタルは自身の中の残留思念をネオ・ジオングごと浄化された[44][45][46]。
アニメ版でフロンタルの結末が変わったのは、古橋の案[47][40][41]、担当声優の池田秀一の発言を、福井が聞いたうえで考えを改めたとしている。この変更については古橋[12]や池田[48]もコメントを残している。

アンジェロ・ザウパー

ネオ・ジオンのMSパイロット。階級は大尉。19歳。中性的な容姿を持つ。フロンタル親衛隊隊長で彼に心酔しており、ミネバからも「危険な男」と称される。シナンジュとの連携を前提にカスタムされた専用ギラ・ズールを駆る。物語中盤からはズール系のフレームにシナンジュの予備パーツを使用したローゼン・ズールに搭乗する。
幼少の頃はジンネマン一家と同じくサイド3の都市グローブに住んでおり、暴徒と化した連邦兵により父を惨殺され、母を強姦された過去を持つ。精神を打ち砕かれた母と共に辛うじて生き残り、母の再婚相手に引き取られるが、毎晩のように性的虐待を加えられる。母の療養のために耐え続けるも、母が自殺すると虚無感に陥り養家を出奔。フロンタルに助けられるまで自暴自棄から男娼として客を取っていた。フロンタルに救われて以後、彼を異常なまでに盲信するようになる。
ラプラスの箱争奪戦でバナージと対峙する度にユニコーンの攻撃で仲間を失い、バナージに執着を見せるフロンタルの態度から、彼個人に対し嫉妬も入り混じった憎悪を抱くようになる。
ローゼン・ズール搭乗後は、戦場にいる者の思惟を感じ取るようになるが、思惟が与える不快感とフロンタルへの疑念から精神的に追い詰められていく。バナージとの決戦では、サイコフレームが共振したことでバナージと精神感応を起こし、自分自身の忌まわしい過去とその内面を覗かれたと激昂。衝動のまま乗機のコックピットをクローアームで突き刺す。戦闘後も一命は取り留めており、息絶えていたフロンタルの遺体を見て涙を流す。
アニメ版では、ユニコーンガンダムとの決戦の展開が若干異なり、ユニコーンとローゼン・ズールのサイコフレームが共振、ユニコーンに手をかざされると精神感応を起こし、自身の心の奥底にあった、アンジェロを真の意味では必要としていない“真実”のフロンタルを突き付けられる。それを認めたくないアンジェロは必死に掻き消そうと、今度はアンジェロを必要としてやまない“理想”のフロンタルの幻影を見てしまう。錯乱状態の中、フロンタルの幻影が差し伸べる手と、ローゼン・ズールが射出していたクローアームを誤認し、自らその身をクローアームに差し出してしまう。結果、現実を認められず自害するような形で戦闘不能となる。これについて福井は「現実を見ることを拒絶した結果、無意識に自害するような行動を取った」という旨の解説をしている[49]。戦闘後の描写もフロンタルの結末が異なるため若干異なり、フロンタルの亡骸と邂逅するのは同じだが、フロンタルの表情を見て、悲しみながらも満足そうな表情で宇宙を見上げる。
追補作品「戦後の戦争」では、0094年6月15日のシナンジュ・スタイン強奪作戦で紫のギラ・ドーガ重装型に搭乗して親衛隊の初陣を飾る。作戦前はフロンタルに対して懐疑的であるが、作戦でのシャアを彷彿させる戦いぶりにその認識を改める。コミカライズ版の『機動戦士ガンダムUC バンデシネ Episode:0』では作戦以前の様子も描かれており、出撃への不安で悪夢を見たり、フロンタルに対し不遜な態度をとったりしているほか、回想で過去の出来事も描かれる。

ヒル・ドーソン

ネオ・ジオン旗艦レウルーラ艦長。大佐。マーサの命によって放たれたコロニーレーザーの砲撃に巻き込まれて戦死。

マリーダ・クルス

「袖付き」のガランシェールに搭載されているMSクシャトリヤの女性パイロット。階級は中尉。長い栗色の髪と蒼い目を持ち、強靭な肉体と鋭い洞察力を持つ強化人間である。ガランシェール船長のスベロア・ジンネマンを「マスター」と呼んで忠実に従うが、養父でもある彼とは主従を越えた固い信頼関係で結ばれている。マリーダの名前は、ジンネマンの愛娘マリィに由来する。

『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルの12体目のクローンであり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。第一次ネオ・ジオン抗争ではグレミー・トトの敗死後、自分と同じく量産型キュベレイを駆る姉妹たちが戦死していく戦場から単独で逃亡し、脱出ポッドを用いて地上に降りる。その後、ポッドからマリーダを回収した男たちの手で娼館へ売られた。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。マリーダが「魂を置いてきた」とされる量産型キュベレイは彼女自身にとって最大のトラウマとなっており、マーサ・ビスト・カーバインによるマスター書き換えの際に利用される。

『機動戦士ガンダムUC』では、強靭な筋力[11]、高い心肺能力、高い格闘能力など、強化人間ゆえの身体能力の高さが詳細に描写されている。また、プルシリーズは通常の強化人間と異なり胚の状態から手を加えられているため、再調整はできないという判断がされている。
インダストリアル7における「ラプラスの箱」受領の任についたガランシェール隊の一員として、クシャトリヤで作戦に参加。作戦行動を察知したロンド・ベル隊所属のネェル・アーガマ隊と交戦し、多大な戦果を上げる。しかし、戦闘中にNT-Dが発動したユニコーンガンダムに圧倒される。その後はデブリ内でシナンジュとユニコーンの戦闘に乱入し、ユニコーンの捕縛に成功する。

パラオ攻略戦でユニコーンを駆るバナージ・リンクスと再び対峙し、NT-Dを発動したユニコーンに自機のファンネルのコントロールを奪われて撃墜寸前にまで追い込まれるが、そこで2人は精神感応を起こして意識を共有する。バナージは攻撃を停止し、クシャトリヤと共にネェル・アーガマへ収容される。

重力下で評価試験を受けていたユニコーンガンダム2号機「バンシィ」の専属強化人間パイロットとなる検体として、ビスト財団により地球へ移送されることになるが、その途中でガエル・チャンの襲撃を受けたアルベルト・ビストを庇い、彼に思いを寄せられる。地球降下後はオーガスタ研究所で、元々敵として刷り込まれていたガンダムを「光を奪った男たちの世界への憎しみ」の対象とする再調整を受けて「プルトゥエルブ」とされ、アルベルトをマスターとしてバンシィを駆り、ダカールの戦闘で消耗していたユニコーンの捕獲に成功する。その後はラー・カイラムと共にトリントン基地へ移動するが、トリントン襲撃の隙をついて脱走したユニコーンとガルダ上で再び交戦すると、ジンネマンの再三の説得やバナージとの交戦で精神に変調を来たして暴走し、サイコフレームの共鳴現象から発生するサイコフィールドで、ガルダを破壊する。ガルダ格納庫での死闘では炎で照らされたバンシィの影からガンダムを自分で操っていることに気づき、自分=敵と認識して混乱しながら意識を消失し、コクピットから排出される。

バナージとジンネマンにより救出された後、ネェル・アーガマに収容されて意識が回復しないままハサンの治療を受ける。まもなく、ガランシェール隊によるネェル・アーガマ強奪と、フル・フロンタルの脅迫で危機に陥ったミネバの求めに反応して覚醒し、正気を取り戻す。その直後、ミネバと共にクシャトリヤを起動させて艦の窮地を救い、連邦への復讐心とネェル・アーガマクルーへの信頼との板挟みで思考停止に陥っていたジンネマンを救う。

メガラニカへ向かう最終決戦では、クシャトリヤでユニコーンのバックアップを担当。万全な身体でないにもかかわらずネオ・ジオン艦隊を一蹴し、損傷した機体でフロンタルをも退ける無類の強さを見せるが、ミネバにフラれヤケクソになったリディ・マーセナスのバンシィからネェル・アーガマへ放たれたビームを身を挺して防ぎ、死亡する。散り際のマリーダの遺志は、バナージ、ミネバ、ジンネマンだけでなくリディやアルベルト、トライスターにすら影響を与え、再起を促した。

アニメ版ではガルダ内での戦闘で、自身が敵であるはずのガンダムを操縦しているという矛盾に気づくきっかけが異なり、リディに「ガンダム」と呼ばれたことがきっかけとなっている。また、乗機のクシャトリヤはユニコーンガンダムとの戦闘で大破させられていたため、ネェル・アーガマ内で二度の改修を経て武装や外見が大きく変更されている。

スベロア・ジンネマン

「袖付き」の偽装貨物船ガランシェールの船長。階級は大尉。52歳。一年戦争以前からジオン軍に所属する歴戦の勇士。部下からは「キャプテン」と呼ばれ慕われている。
一年戦争ではアフリカ戦線で終戦を迎え、捕虜生活を余儀なくされる。同時期、連邦占領軍の「ガス抜き(ストレス解消を目的とした大量殺戮、暴行、およびそれらの黙認)」によってグローブに住む妻子を殺された憎しみから収容所時代の部下たちと共にゲリラとして戦い続け、殺戮の記録であるグローブのビデオを取引する闇ルートをしらみ潰しに壊滅させていく。その過程で娼婦として働かされていたマリーダと出会い、亡くなった実娘の名マリィを与えながらも、愛する者を再び奪われることへの恐怖と悔恨から忠実な部下として扱う。グリプス戦役以後(小説ではアクシズ陥落後)はジオンの姫御子であるミネバを守る役割をシャアから与えられ[注 16]、時には彼女の意向を無視してでもその身を守り続ける。
「ラプラスの箱」の受取人としてインダストリアル7に赴くが、取引きは失敗。パラオ攻略戦では捕虜となったマリーダをガエルと共に奪回しようとするが失敗し、母艦への帰還が不可能となったユニコーンガンダムとバナージを回収し、共に地球へ降下することとなる。降下後はバナージと対立や葛藤を乗り越えて感情を共有するようになり、命懸けでマリーダを救出することに成功する。
再び宇宙に上がった後は生き残ったクルーとともにネェル・アーガマに身を寄せ、一時は隙をついてネェル・アーガマを占拠してジオン共和国軍とフロンタルを受け入れる(アニメ版ではネェル・アーガマを襲撃してきたゼネラル・レビルがフロンタルとアンジェロによって撃退され、更にガランシェールがトライスター隊への陽動で失われたためにミネバやフラスト達と共に「共同戦線」という形で乗り込んでいる)。しかし、明らかになったフロンタルの真意に落胆させられると、ミネバの導きによりネェル・アーガマ搭乗員による艦の奪回を黙認。自失していたが、マリーダのメッセージを受けて再起。マリーダの死後もバナージたちと共闘し、ミネバの放送を守る際にはメガラニカの艦長を請け負う。

フラスト・スコール

ガランシェールの航行士。27歳。ジンネマンとは捕虜生活からの古い仲である。一年戦争時はグローブに両親がいたが、連邦の蹂躙で町もろとも死亡している。
バナージに対しては険を露わにした態度を取り続けるが、それでもかつての過去を話したりジンネマンとの殴り合いを止めずにいた事からそれなりに悪くは思っていない様子。

ギルボア・サント

ガランシェールの操舵手とギラ・ズールのパイロットを務める、ジンネマンの腹心的存在。30歳。妻と3人の子供がいる。パラオではジンネマンの頼みでマリーダを居候させており、捕らえられたバナージの面倒も見ることになる。一年戦争の際に連邦軍の捕虜となるも、ジンネマンによって収容所から救出された過去を持つ。
ダグザの死により暴走したバナージがガランシェールを撃とうとした際、バナージを止めるためギラ・ズールで体を張って阻止しようと試みるが果たせず、ビーム・マグナムに貫かれ死亡する。
アニメ版では、フル・フロンタルのシナンジュを庇おうとして、ユニコーンのビーム・マグナムに撃ち抜かれ死亡する。

アレク

ギルボア死亡後にガランシェールの操舵手を務める。

トムラ

ガランシェールのMS整備士。24歳。メカの話が出来れば誰でもいいというタイプで、ガランシェールではよそ者扱いのバナージとも屈託なく接する。回収されたユニコーンの整備も行い、クシャトリヤのオプションパーツであったビーム・ガトリングガンを取り付ける。

ロニ・ガーベイ

褐色の肌にウェーブのかかった黒髪と、オードリーのようなエメラルドの瞳を持つ美少女。聡明でシニカル、体制に極めて批判的で父の思想に共鳴するところが大きいものの、子供好きで心根の優しい面も持つ。ニュータイプとしての高い素養を持ち、シャンブロのリフレクター・ビットを担当する。ダカールを訪れたバナージとジンネマンの案内役となり、ユニコーンの乗り手であるバナージの真っ直ぐな感性には共鳴して互いに好意を寄せあう。
ラプラス・プログラム発動のため、父や兄たちと共にダカールの街を火の海に変えるが、阿鼻叫喚の地獄絵図をサイコミュで受信し続けたことで父への服従に耐えきれなくなり、殺戮に酔いしれる父を止めようとして逆に射殺されてしまう。しかし彼女の遺志がバナージを導き、コックピットをビーム・マグナムで撃たれ戦死。この時、バナージはロニがシャンブロに搭乗していることには気づいておらず、後にインダストリアル7におけるラプラスの箱防衛の際に、拡張した意思によってその事実を知った。
アニメ版ではヨンム・カークスの部下の少尉として登場。マハディ死後からヨンムの庇護を受けている。両親を地球連邦軍に殺された復讐のために、父の遺したシャンブロを完成させ搭乗している。そのためシャンブロのコックピットが単独操縦機に設定が変更されている。トリントン基地襲撃の最中にマハディの怨念でサイコミュが暴走、民間人も見境無く攻撃してしまうが、バナージの必死の説得により一時は停止する。しかしその直後に唯一の家族とも言えるカークスが撃墜されたのを察知して再び暴走。デストロイモードとなったユニコーンと対峙し、共にサイコ・フィールドを発生させ激突する。デルタプラスに乗ったユニコーンが迫り来るが、最後はバナージの呼びかけとカークスの思念によって正気を取り戻し、発射したメガ粒子砲をリフレクター・ビットで拡散させユニコーンへの直撃を避ける。しかし、ロニの悲しみを受け止めて撃つことができなかったバナージを見かねたリディによってコックピットを撃ち抜かれ、死亡する。
マハディによれば、ロニの母親は一年戦争終結後の混乱期に、難民キャンプでムスリムの女性を辱めようとした連邦軍兵士を殺害し、死刑に処されている。
アニメ版でのバナージとロニは、戦闘中にはニュータイプ的な交感で繋がり合うものの、原作小説と異なり、戦闘前には二人の接点が薄く変更されている。古橋は、脚本を読んだ当初は二人の交流が足りないと感じるも、制作を進めるうちに時間に制約のあるアニメ版では「変に接点がない方がいいのでは[51]」と考えが変わっていったという。このように変更した理由は「一言でいうと『知り合いだから救うのか?』ということですよね[51]」ということと、「ep4について言うなら、バナージの目的はまず蛮行を止める所にある。そうしないと、ep3で自分がやってしまった過ちが目前で繰り返されることになる。ロニは、怒りに呑まれたあの時の自分そのものだから[51]」といった側面を強調するためとのこと。その結果、相手が知り合いであろうとなかろうと「そこでそういう行動を取れるからこそ、バナージは主人公の資格があるのではないかと思う[51]」と発言している。

ヨンム・カークス

元ジオン公国軍のMSパイロット。階級は少佐。50歳。旧式機であるザクI・スナイパータイプに搭乗。
一年戦争時のジオン公国軍の残党で、ニューギニア・シンブ基地に部下らと身を潜め雇われテロリストをしていたが、ユニコーンガンダム奪取のためにジンネマンらから協力を申し出され、部下らと共に旧式のMS部隊を率いてトリントン基地を襲撃する。
基地守備隊のMSをビームスナイパーライフルによって次々に仕留めるも、マリーダが駆るバンシィのビーム・マグナムの直撃を受けて戦死。
アニメ版では、原作より若い人物として描かれ、年齢も39歳に変更されている。ガランシェール不時着時の陽動のダカールの襲撃と、続けてユニコーンが示した位置座標であるトリントン基地の攻撃指揮を執るが、トライスターによって追い詰められ、ロニに対して自分たちのように憎しみに囚われないことを願いながらコロニーの残骸から転がり落ち死亡する。
漫画版の『バンデシネ』ではマハディ・ガーベイの腹心として登場。シャンブロによるダカール襲撃にはジュアッグに搭乗して同行。ジェスタにより撃破されるが、ガーベイ家が支援していたシンブ根拠地隊に助けられる。破傷風菌に冒された身体でザクI・スナイパータイプに搭乗し、トリントン基地襲撃に参加。シンブ根拠地隊の生存を優先目的として行動。キャンドルに止めを刺そうとしたバンシィの行動を阻害し戦死する。

サイアム・ビスト

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ガンダムシリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ガンダムシリーズの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

ガンダムシリーズの主題歌・挿入歌を「宇宙世紀」、「アナザーガンダム」、「外伝作品」の3種に分けて一挙に紹介する。同シリーズは日本のアニメ文化を代表する作品の1つであり、その人気も知名度も非常に高い。それだけに作品の顔とも呼べるOPやEDの曲を任されるアーティストは実力派ぞろいで、時に華々しく時に切なく物語を盛り上げてきた。

Read Article

ガンダムシリーズの宇宙世紀年表まとめ

ガンダムシリーズの宇宙世紀年表まとめ

宇宙世紀とは『機動戦士ガンダム』から『G-SAVIOUR』までの作品間に存在する、架空の歴史である。 いわゆる戦記の体裁を採用しており、主に上記作品群の劇中で描かれた戦争をはじめとした、国家および組織間の闘争に年月を当てはめ、あたかも本当にガンダムワールドの歴史が続いているかのように楽しむ事を可能とした設定となっている。 反面、宇宙世紀のガンダムシリーズは年表に基づいた作劇を行うため、この設定を知らないと作品を理解する事が難しくなるという難点も抱えている。

Read Article

機動戦士ガンダム 水星の魔女(G Witch)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 水星の魔女(G Witch)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とは、サンライズによるアニメ作品で、ロボットアニメの金字塔である『ガンダムシリーズ』の作品群の1つ。同シリーズでは7年ぶりのテレビ用作品で、放送前からファンの注目を集めていた。 人類が宇宙に進出し、太陽系に広く勢力を拡大したA.S.122年。アスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星からスレッタ・マーキュリーという少女が編入してくる。やがて彼女を含むパイロット候補生たちは、巨大企業の陰謀に飲み込まれるも、それに懸命に抗っていく。

Read Article

機動戦士ガンダム サンダーボルト(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム サンダーボルト(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムサンダーボルト』とは、原案を矢立肇と冨野由悠季、作画を太田垣康男によるガンダムシリーズの漫画作品またはそれを原作とするOVA(オリジナルビデオアニメーション)作品である。 本作は大元の原作であるアニメ『機動戦士ガンダム』とほぼ同じ時代から数か月たった期間を描いた作品である。 地球連邦軍所属のイオ・フレミングとジオン公国軍所属のダリル・ローレンツのダブル主人公で構成され、二人の宿命的な出会いと運命的な殺しあう様を描いている。

Read Article

機動戦士ガンダムSEED(シード)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED(シード)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月から2003年9月まで毎日放送・TBS系列で放送されたロボットアニメ。「機動戦士ガンダム」シリーズの中でも新しい世代に向けて作られた、“平成のファーストガンダム”と呼ばれる作品。幼少期の親友でありながら敵対する立場にいる2人の少年と、戦争を終わらせるために戦場に身を投じる中での葛藤や苦悩を描いた壮大なストーリーが見どころ。

Read Article

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムUC』(きどうせんしガンダムユニコーン)とは、福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。2007年より小説版が連載され、2010年よりOVA劇場上映および発売された。2016年には『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のタイトルでTVアニメ版が放送された。 『機動戦士ガンダム』から続く「宇宙世紀」と呼ばれる世界を舞台に、地球連峰が最重要機密として秘匿する「ラプラスの箱」を巡る陰謀と戦い、その中で苦悩しながら成長していく少年の姿を描く。

Read Article

機動戦士ガンダム(ファースト・初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム(ファースト・初代)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

1979年から1980年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。ファンが多く知名度が高い作品だが、放送当時は視聴率が振るわず打ち切りとなった。 ガンダムシリーズの1作目で「初代(ガンダム)」や「ファースト(ガンダム)」とも呼ばれる。 ガンダムに乗ったアムロやその仲間が各地を転戦しながら、宿敵シャアをはじめ様々な人々との出会いや別れ、戦いを経て成長していく物語である。

Read Article

機動戦士Ζガンダム(ゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士Ζガンダム(ゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士Ζガンダム』とは、1985年から1986年にかけて日本サンライズによって制作・放送されたロボットアニメ。全50話で略称は「Ζ(ゼータ)」。 一年戦争終結から7年、地球連邦軍は増長したエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴが内紛状態に陥っていた。学生だったカミーユ・ビダンはその抗争に巻き込まれる中で、様々な出会いや別れ、戦いを経験し、新たなニュータイプとして覚醒していく。

Read Article

新機動戦記ガンダムW(ウイング)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

新機動戦記ガンダムW(ウイング)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『新機動戦記ガンダムW』とは、サンライズ制作の『ガンダムシリーズ』のテレビアニメ。物語の主軸は戦争であるが、本作ではコロニーを支配するためにOZがめぐらす戦略やガンダムに乗るパイロットたちをめぐる人間性と様々な葛藤も描かれている。また日本、西洋、中東、アメリカ、中国をイメージした5機のガンダムが登場し、それぞれのガンダムパイロットの5人全員が主人公役扱いになっている。

Read Article

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士クロスボーン・ガンダム鋼鉄の七人』とは、『月刊ガンダムエース』2006年7月号~2007年9月号に連載された長谷川裕一による漫画作品。『ガンダムシリーズ』の中でも『クロスボーン・ガンダムシリーズ』と呼ばれるシリーズの第二期長編作品である。 地球滅亡を目論む木星帝国の野望を阻止した少年トビア・アロナクスは、その三年後、木星帝国がまだ健在であること、新たな地球壊滅計画が進行中であることを知る。今度こそ決着をつけるため、トビアは七人の仲間と共に木星帝国の本拠地へと乗り込んでいく。

Read Article

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム00(ダブルオー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム00』とは、サンライズが製作した日本のオリジナルロボットアニメである。2度のテレビ放映の後に劇場版も公開されている。 宇宙へ進出し、地域格差が現代よりも厳しくなっている地球を舞台に武装組織「ソレスタル・ビーイング」が戦争根絶を目的として、世界へ宣戦布告する。世界は混乱しながらも一致団結して「ソレスタル・ビーイング」と戦いを繰り広げていく。

Read Article

機動戦士ガンダムF91(Formula 91)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムF91(Formula 91)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムF91は、1991年に劇場公開されたアニメ作品。 シリーズである「機動戦士ガンダム」の劇場公開10周年を記念して製作された。 宇宙世紀0123年を舞台に、地球連邦軍と貴族主義を掲げるクロスボーン・バンガードとの戦いを描く。 「人は、いつ戦争を忘れることが出来るのか?」がキャッチコピーとしてつけられた。

Read Article

機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 第08MS小隊(08小隊)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』とは、1年戦争当時、東南アジアのジャングル地帯でジオン軍の開発する新兵器を巡る攻防と、それに関わる若き連邦士官とジオン軍女兵士との関係を描いた外伝作品。 ビデオ11作と完結編で構成されており、1996年から1999年にかけて発売された。陸戦が主体で、リアルな戦場を描いた作品であるとともに、戦時下の兵士の苦悩を描いている。ガンダムシリーズには珍しく、特別なガンダムが活躍する話ではない。

Read Article

ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガンダム Gのレコンギスタ(Gレコ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガンダム Gのレコンギスタ』とは富野由悠季氏による日本のアニメーション作品。 技術の頂点を極めた人々が戦争の末に人類を滅亡しかけた宇宙世紀の1000年以上後を舞台にしている。命からがら生き延びた人々は新しい時代を「リギルド・センチュリー(R・C)」と名付け、さらには同じ轍を踏まぬよう技術に制限をかけ再び繁栄を初めていた。 明るく純粋無垢な主人公ベルリ・ゼナム、少し世話の焼けるお嬢様アイーダ・スルガンの二人の成り行きで始まった世界の仕組みを知る旅の物語である。

Read Article

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム THE ORIGIN(オリジン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』とは、アニメ「機動戦士ガンダム」の作画監督を務めた安彦良和が原作アニメ設定やストーリーを再構築したコミカライズ(マンガ化)作品をアニメ化したもの。 アニメ化に際し、原作マンガの描いた79年の原作アニメの前日談の部分を再構築し、原作アニメにつながるストーリーとなっている。79年のアニメでは主人公アムロ・レイの好敵手であるシャア・アズナブルが本作の主人公として描かれている。

Read Article

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(きどうせんしガンダムシード フリーダム)とは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのその後を描いた、福田己津央監督による2024年公開のアニメ映画。キャッチコピーは「私の中にあなたはいます。 あなたの中に私はいますか?」 。 2度に渡って世界を絶滅戦争の危機から救ったキラ・ヤマトは、仲間たちと共に地球の小国に招かれ、策謀によって全滅の危機に陥る。この時恋人のラクス・クラインが誘拐されたことを知ったキラは、彼女を取り戻すべく再び戦場に赴く。

Read Article

機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』とは、『月間少年エース』1994年12月号から1997年3月号にかけて連載された漫画作品。『ガンダムシリーズ』の中でも『クロスボーン・ガンダムシリーズ』と呼ばれるシリーズの第一期作品である。 交換留学生として木星圏を訪れたトビア・アロナクスは、地球圏侵攻を目論む木星帝国、そしてそれを阻止せんと戦う宇宙海賊軍の存在を知る。宇宙海賊軍の一員となったトビアは、木星帝国の野望を阻む大きな力へと成長していく。

Read Article

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。 宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。

Read Article

機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。

Read Article

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは、TBS系列で2004年10月9日から2005年10月1日まで放送された『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。全50話+特別編。制作はサンライズ、毎日放送。『機動戦士ガンダムSEED』の続編であり、2年後の世界を描く。戦争で家族を失った主人公シン・アスカは、守りたいものを守れる力を欲し軍へ入隊した。しかし、シンの力への渇望と純真すぎる心が、彼自身を戦いの中心へと駆り立て、戦火はより広がって行くのだった。

Read Article

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。

Read Article

機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダムとは、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。 未来世紀60年、スペースコロニー間の代理戦争として行われるガンダムファイトを戦う、ファイターたちの成長を描く。 ガンダムシリーズの監督である富野由悠季以外の手によって製作されたアニメで、従来とのシリーズ作品との繋がりはなくなっている。

Read Article

機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。

Read Article

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』とは、バンダイナムコアミューズメントより発売されたアーケード用ゲーム。前作である『ガンダムバーサス』と、次回作である『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の間に位置する。筐体や基盤が一新された他、新規に参戦した機体や既存機体の武装変更、エクストリームバーストの種類追加など、大幅な変更がなされている。

Read Article

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクした映画作品。ガンダムシリーズの生みの親の1人である安彦良和が監督を務め、同作を見て育ったベテランスタッフが制作に携わっている。 連邦軍の兵士アムロ・レイは、強行偵察中に崖から落ち、敵軍の兵士のククルス・ドアンに救われる。ドアンは脱走兵らしく、島で戦災孤児たちと暮らしていたが、彼を追う者たちがそこに静かに忍び寄っていた。

Read Article

XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアルとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機にして、同作の主役機である。 詳細な出自については謎が多いが、ヴァナディース機関が開発したガンダム・ルブリスを利用して作り出された機体だと思われる。大企業の独断で闇へと葬られたGUNDフォーマットというシステムを利用しており、自律兵装GUNDビットでの攻防一体の戦闘が特色。高性能のAIを搭載しており、メインパイロットのスレッタ・マーキュリーとは姉弟のような絆で結ばれている。

Read Article

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1979年から断続的に製作され続けているロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の1作品で、「宇宙世紀」と呼ばれる架空の時代の出来事を描いたOVAである。 地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムNT-1の奪取または破壊任務を命じられたジオン軍の特殊部隊サイクロプス隊。リボーコロニーで暮らす少年アルは、偶然からサイクロプス隊の面々と交流し、その作戦に加担していく。やがて彼らの戦いはコロニーの命運をも巻き込み、アルに戦争の残酷さを突き付ける。

Read Article

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』とは、反地球連邦を掲げるテロリストのハサウェイ・ノア、地球連邦の軍人ケネス・スレッグ、謎の美少女ギギ・アンダルシアの運命が交錯し擦れ違っていく様を描いた、2021年公開のアニメ映画。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置であり、『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親、富野由悠季の小説を元に映像化。同シリーズ40周年記念作品として製作された3部作の第1作目で、美しい映像美と壮大な音楽、大迫力の戦闘シーンが魅力の映画作品である。

Read Article

機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。

Read Article

機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』とは、カプコン開発、バンプレスト販売の『機動戦士ガンダムSEED』を題材とした対戦型アクションゲーム。人気シリーズ『機動戦士ガンダムvs.』の第5作目。基本動作はこれまでのシリーズと同じであり、2対2のチームバトルも可能。プレイヤーの編成が柔軟になったことで敵軍キャラとのチームを組織することも可能となった。2005年7月にアーケード版で稼働開始。

Read Article

ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作に登場するジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の最新鋭機。 タイプとしては分厚い装甲を売りとする重MSで、それを意識させないだけの高い出力と機動力を持つ。両腕とシールドにドローンシステムを搭載しており、これを利用した立体的な戦闘を持ち味としている。最新型の意志拡張AIにより、完全なオートパイロットで戦闘を行うことも可能だが、反応が早過ぎて陽動に引っかかりやすいという弱点を持つ。

Read Article

MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。

Read Article

ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。

Read Article

機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』とは、バンダイナムコが運営する最大6人対6人によるTPSタイプのオンライン対戦型アクションゲームだ。略称は『バトオペ2』。細部まで作りこまれた『ガンダムシリーズ』の機体が見せるド派手なアクションや、カスタマイズ性の高さが魅力となっている。対応機種はPlayStation 4とPlayStation 5で、クロスプラットフォーム展開を行っている。どちらの機種でも対戦上の優劣はないとされる。

Read Article

機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

Read Article

目次 - Contents