SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス(Gジェネジェネシス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス』(Gジェネジェネシス)は2016年にバンダイナムコエンターテインメントから発売された『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観を追体験できる戦術シミュレーションゲームである。『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズ初のHD化作品で、ユニットのモデリングは全て一新された。また戦闘シーンにおけるCGアニメが全身を使ったものへと進化し、より臨場感のある戦いを楽しめるようになった。

カリウス・オットー

声:飛田展男
ジオン公国軍パイロットで宇宙攻撃軍第302哨戒中隊所属。穏やかな性格の青年。デラーズ紛争時の階級は軍曹、一年戦争時の階級は、軍曹と伍長の2説ある[要出典]。ガトーに率いられ、ア・バオア・クー防衛戦に参加。被弾したガトー機と共にグワデンに着艦後、デラーズの撤退命令に従って戦場をあとにする。

カラマ・ポイントでの協議で地球圏残留を望み、その後サイド6に潜伏。デラーズ紛争では観艦式襲撃から参戦、最終局面では月面の地球連邦軍が地球軌道上に接近していたため、ガトーにアクシズ先遣艦隊への合流を促すが、ガトーがコウとの決着を望んだためニナを乗せた脱出ポッドをガトーから受け取り、アクシズ先遣艦隊と合流しアクシズへの脱出を果たす。その後の消息は不明。

コンペイ島湾内に侵入する2号機を追撃しようとするジム部隊を、リック・ドムII単機で抑えるなど、彼自身もかなりの腕前のパイロットである。また、ガトーからの信頼も厚い。デラーズ・フリートの主要メンバーかつガトーの部下の中で唯一生き残った人物。

ゲイリー

声:田口昂
元ジオン公国軍のモビルスーツパイロットで、階級は少尉。ガンダム試作2号機強奪を支援すべくドム・トローペンに搭乗、ボブ、アダムスキーらとトリントン基地を強襲する。ジオンの魂とも言えるザクが連邦軍に鹵獲使用されていることを嘆き、カークスのザクIIF2型を一刀両断し撃破している。その後は登場せず、襲撃の翌朝に彼のものらしいドム・トローペンの残骸がトリントン基地にて確認されている。アダムスキー機とゲイリー機は武装が若干違い、90ミリマシンガンとシュツルムファウストで武装しているのがゲイリー機である。

ボブ

声:佐藤正治
元ジオン公国軍のモビルスーツパイロットで、階級は中尉。ザメルに搭乗しトリントン基地襲撃に参加。アダムスキー、ゲイリーの両名が基地に突入する一方で、後方からU-801への攻撃座標指示と680mmカノン砲による火力支援をおこない、マーネリ准将が指揮を執っていた基地司令部への直接砲撃を成功させ、トリントン基地の機能を麻痺させている。トリントン基地脱出後もガトーを支援し続けるが、バニングのジム改に撃破される。

ドライゼ

声:仲木隆司
ガトーの要請に応えガンダム試作2号機奪取作戦に参加したユーコン潜水艦U-801の艦長で、階級は中佐。奪取が成功した後も、ガトーの計画を予測しコムサイIIが撃破された際に備えて回収艇を用意するなど、卓越した作戦立案能力のある人物。

エギーユ・デラーズ

声:小林清志
ジオン公国軍大佐(0079年時)、後に中将(0083年時)。スキンヘッドと髭面が特徴[1]。常に冷静沈着で、軍人の枠を超えた戦略眼を持っていた[2]。ジオン軍ではギレン派に属し、一年戦争中は宇宙攻撃軍ソロモン防空隊に所属した後にア・バオア・クー統一軍総帥直属艦隊司令となった[3]。乗艦はグワジン級戦艦グワデン。ギレンの信奉者であり、彼の胸像を艦内に配置している。また、目的のためにはコロニー落としなどの大量破壊もいとわないあたりにも、その影響がうかがえる[4]。

一年戦争後、「茨の園」を潜伏拠点として「デラーズ・フリート」を結成。「連邦による地球圏の主権掌握の阻止」という大義を掲げ、連邦に一矢報いようとするアナベル・ガトーら若き将兵達を率いてジオンの旗の下、連邦軍と戦った(詳細は後述)。ガトーからは深い敬愛を寄せられている。

ロマンティストな面があり、ガトーとのやり取りや、「茨の園」「星の屑」といったネーミングにその性格が現れている.
ア・バオア・クー防衛戦においては麾下艦隊を率いていたが、防戦中にギレン戦死の報を聞き、それをキシリアによる暗殺とすぐに看破。このとき、機体の修理を求めてグワデンに着艦したガトーを、再び決起する時を待つように諭して配下に加え、麾下艦隊を率いてSフィールドより戦場を離脱した。

カラマポイントでの協議において、連邦への服属を拒否する旧ジオン公国軍の大半がアクシズ行きを選ぶ中、抵抗継続を望む者達を率いて地球圏に残留。デラーズ自身は協議の前から潜伏拠点「茨の園」の建設に着手しており、早期に地球圏残留の意志を固めていたようである。宇宙世紀0081年8月15日ジオン公国国慶節をもってゲリラ活動を開始、以後デラーズ・フリートを名乗り、地球圏において地球連邦に対するゲリラ戦の指揮を執った。同志の潜伏や補給等の面では、サイド6政府関係者やアナハイム・エレクトロニクスに代表される月面企業連合体との非公然の協力関係にあった。

しかし連邦の地球偏重政策に抗し得ず、アクシズの地球圏帰還を地に潜って待つか、乾坤一擲の総力戦による大戦果を目指すかの二択を迫られることとなる。デラーズはガンダム開発計画の情報を得たことで、後者を選択した。

宇宙世紀0083年、星の屑作戦を発動。トリントン基地からのガンダム試作2号機奪取計画を成功させ、連邦軍・ジオン残党軍両者に向けて「デラーズ・フリート」の名を明らかにして声明を発表。一年戦争の終戦協定は「ジオン共和国の名をかたる売国奴」によってなされたものであり無効であると主張し、連邦軍自らが南極条約違反[6]の核攻撃機(ガンダム試作2号機)を建造し、スペースノイド弾圧の意図を捨てていないことを非難した。その後、コンペイトウで開催された観艦式を試作2号機で奇襲させ、連邦軍艦隊を核攻撃で一掃する。以後、腰の重い連邦軍を翻弄し続け、作戦の真の目的であるコロニー落とし成功まであと一歩のところまで行くが、コロニーの大気圏突入直前に連邦軍の一部と共謀したシーマ・ガラハウの裏切りに遭い座乗艦の艦橋を制圧される。しかしデラーズは動じず、自身を犠牲にしてでも目的を達成するようガトーを促す。その言動に激昂・動揺したシーマに射殺されるが、ガトーの奮闘でコロニーは最終軌道修正を果たし、遂に地球に落着する。アクシズ艦隊のハスラー少将はコロニー落着を見届けると、亡き戦友への敬意を込めてそれを「男達の魂の輝き」と評した。

この一連の騒動は地球圏に衝撃を与え、後に彼の名を冠してデラーズ紛争と呼ばれることとなる。

ゲーム『ガンダム戦記』では、宇宙世紀0081年に発生した「水天の涙」作戦に参加するジオン残党部隊インビジブル・ナイツに対し、高機動型ゲルググなどの戦力を送って支援している。

シーマ・ガラハウ

声:真柴摩利
ジオン公国軍突撃機動軍所属の女性将校。U.C.0083年に死亡した際の最終階級は中佐、年齢35歳[1]。性格は大胆不敵で、非常に好戦的である。

一年戦争開戦直前に編成されたキシリア・ザビ配下のジオン公国軍海兵隊に、遙任の艦隊司令アサクラ大佐の代理司令官として配属。麾下艦隊は、「シーマ艦隊」の通称を得て、一年戦争時は主に破壊工作を行っていた。一年戦争緒戦において、スペースコロニーへの毒ガス(GGガス)注入、いわゆる「コロニー潰し」に従事しており、これがトラウマになっていることがCDシネマ『宇宙の蜉蝣』で語られている。

一説ではこのコロニーがブリティッシュ作戦(コロニー落とし)に使われ、その際に上官からは催眠ガスと告げられていたと言われている。これは『ギレンの野望』シリーズなどのゲーム作品や、漫画作品『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』などで語られており、ギレンの野望の同シーンにはシロー・アマダも登場しており、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』での描写と整合性を取るならば、このとき使用されたガスは腐食性ガスとなる[2]。

シーマとその艦隊は破壊活動や虐殺など公国宇宙軍の「汚れ仕事」の実行者であったこと、また、保身を図ったアサクラ大佐に責任を押し付けられたことから、一年戦争終結時に他のジオン公国残存勢力からアクシズへの亡命を拒否されている。帰るべき故郷であるサイド3のマハル・コロニーもソーラ・レイとして改造されて一年戦争で失われており、帰属する場所を持たない彼女らは以後、宇宙海賊として生きる事を余儀なくされる。民間・連邦はもとより、時に他の公国軍残党の船舶までもが略奪の対象とされた。その一方で生き残る術として、また将来の安住地獲得の布石として、地球連邦やアナハイム・エレクトロニクスとの独自のパイプ作りに奔走した。こうした描写から、作中において彼女は大義に殉じたエギーユ・デラーズやアナベル・ガトーとは対照的な人物として描かれ、連邦側も含め大義なるものへのアンチテーゼとなっている。

策謀の才はもとより、モビルスーツのパイロットとしても非常に優秀な腕を持っており、一年戦争時の撃墜スコアは56機。終戦時の乗機はゲルググ・マリーネ(ゲルググ海兵隊仕様)の指揮官仕様機で、デラーズ紛争終盤でガーベラ・テトラに乗り換えるまで搭乗していた[3]。
第5話(宇宙世紀0083年10月)、デラーズの招きに応じてデラーズ・フリートに参加したのが初登場。コロニージャックなどを担当するが、本心ではジオンを許しておらず、ジオンに復讐し連邦へ寝返るため地球連邦軍大将グリーン・ワイアットなどのタカ派と裏取引[4]を進めていた。

ワイアットとの交渉はアルビオン隊との戦闘で未遂に終わるが、地球連邦宇宙軍を統括しているジーン・コリニー提督とも接触しており、彼との裏取引に従い、コロニーの落下阻止限界点通過のタイミングでデラーズフリートの旗艦グワデンを制圧。デラーズを捕らえるも、彼の自らの命を顧みず作戦遂行を訴える殉教的行為に激昂のあまり(CDシネマ版では「汚らわしい」と発言している)射殺してしまい、連邦との裏取引の手土産であったデラーズの身柄確保に失敗する。その直後アナベル・ガトー乗機のノイエ・ジールでグワデンのブリッジを破壊されるが、辛くも脱出。しかし乗艦リリー・マルレーンへ帰還する直前に、シーマ艦隊との共闘命令を無視したコウ・ウラキの乗機ガンダム試作3号機の猛攻により、リリー・マルレーンを撃沈されてしまう。乗機ガーベラ・テトラでガンダム試作3号機を追撃して復讐戦を挑むが、ガンダム試作3号機のメガビーム砲の砲身に衝突して乗機を串刺しにされ、そのままゼロ距離射撃を浴びて機体ごと四散するという凄惨な最期を遂げた。

漫画『機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄』では寝返りに失敗した後、バスク・オムに用済みと見限られて連邦軍軌道艦隊から集中砲火を受け、消滅する。ただし、この作品自体は公式設定というわけではない。ボンボン版の漫画では最後までデラーズを裏切らず、柄と気性は荒いが悪人描写はない。ガトーも原作程シーマを嫌悪しておらず、シーマの嫌味に露骨に眉をひそめた程度である。モンシアを撃墜した為に激怒したコウに討たれ、戦死する。

シーマ艦隊
キシリア・ザビ少将配下のジオン公国軍突撃機動軍に属する、海兵上陸戦闘部隊の通称。アサクラ大佐に代わり、シーマが代理司令を務めたため、この名で呼ばれる。艦隊旗艦はザンジバルII級機動巡洋艦「リリー・マルレーン」。その他、ムサイ級軽巡洋艦後期型5 - 7隻、パプア級輸送艦によって編成される。艦隊のカラーリングはリリー・マルレーンの黒以外は全てカーキで統一されている。

デラーズ紛争時の主だったモビルスーツは、MS-14F ゲルググMとMS-14Fs シーマ専用ゲルググM、およびAGX-04 ガーベラ・テトラ。モビルスーツの総数は30機以上であり、その実力は当時の地球圏でも最強クラスであったとされる。

アサクラを除く構成員の全てがサイド3の3バンチ・マハルの出身。公国への戸籍登録さえ行っていない者も多く、コロニー工作の専門部隊として半ば強制的に徴兵・編成された。戦時中はコロニーへのGGガス注入などの汚れ仕事の他、相当に過酷な任務を強いられた。

デトローフ・コッセル

声:掛川裕彦
元ジオン公国軍突撃機動軍所属の兵士で、シーマ艦隊旗艦「リリー・マルレーン」艦長兼シーマの副官。階級は大尉。サイド3の3バンチコロニー「マハル」出身。海賊同然の格好及び表情をしている。シーマに「シーマ様」の呼称を最初に使った人物。一年戦争が終結する頃にはシーマ艦隊全体に定着してしまっているが、シーマ自身は当初「シーマ中佐」と呼ぶようたしなめていた。シーマからの信頼も厚い。

いかつい巨漢だが、シーマの挙動を見て彼女が望む指示を的確に見極めるなど副官としては極めて有能。

デラーズ紛争最終局面において、シーマと共にグワデン艦橋制圧を敢行。しかしガトーの駆るノイエ・ジールの一撃で艦橋は破壊され、コッセルは部下共々真空の宇宙に放り出された。

ケリィ・レズナー

声:玄田哲章
元ジオン公国軍宇宙攻撃軍所属のモビルスーツパイロットで、当時の階級は大尉。左腕を失っており、この負傷が原因でモビルスーツの搭乗資格を剥奪されたらしい。一年戦争後は月面都市フォン・ブラウン市でジャンク屋として生計を立てていた。

アナベル・ガトーの戦友であり、ガトーからのビデオメッセージの内容から、固い信頼関係で結ばれていることが窺える。ニナ・パープルトンとも面識がある。
劇中では、月面上の都市、フォン・ブラウン市の歓楽街でチンピラに絡まれ裏路地に倒れていたコウ・ウラキを、自宅に運びこんで以後、コウと暫し同居生活を送る。倉庫に眠っていたヴァル・ヴァロに興味を寄せたコウに助言され、その修理作業をしぶしぶ手伝う。その間シーマ・ガラハウと接触し、星の屑作戦への参加意志を表明する。ガトーからもビデオメッセージで星の屑作戦への参加を要請されている。

しかしシーマの目当てがヴァル・ヴァロのみで、自分は放り出すつもりと知ったケリィは激怒。フォン・ブラウン市街への攻撃を脅迫材料に、アルビオン搭載のガンダムへ勝負を挑む。ケリィのヴァル・ヴァロは、コウの駆るガンダム試作1号機フルバーニアンに善戦するも、詰めを誤って撃墜される。コウに脱出を促されたが、脱出装置は最初から積み込んではいなかった。 劇場版『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』にも登場するが、前述の決闘がカットされ、ただの街のジャンク屋という端役で終わっている。

ノイエン・ビッター

声:池田勝
元ジオン公国軍東アフリカ方面軍第3突撃機動師団司令。階級は少将でMSパイロットでもある。一年戦争終結後も通信用ダイヤモンド採掘鉱山跡を利用したキンバライド基地を建設しアフリカで抵抗戦を続けている。小説版によれば一年戦争中、デラーズに何か恩義があったらしい。

デラーズ紛争では、宇宙から下りてきたガトーにボブ、ゲイリー、アダムスキーら3人のパイロットを支援要員として派遣。また宇宙への帰還手段を失ったガトーを部下達の歓声とシャンパンで温かく迎え入れ、大気圏離脱の二次手段にHLV(大型輸送カプセル)を提供している。アルビオン隊の存在を察知した際はHLVの発射時間を稼ぐべく、基地保有の残存モビルスーツ全てをもってアルビオン隊を攻撃、自身もブースター付きザクII F2型(小説版ではザクII S型をさらに追加ブースターで強化したカスタム機)に搭乗し、アルビオン隊所属のモビルスーツ部隊と互角以上の戦闘を行った。

ろくな補給も見込めない潜伏生活で3年間基地を維持し、基地内の人員を掌握していたことから、彼の指揮官としての実力の高さ及び人望の厚さがうかがえる。さらにアルビオンの戦力を分断し、時間を稼ぎつつ旗艦の撃墜も狙うなど、戦術家としても、また1人のMSパイロットとしても高い能力を持つ。それら優秀な軍人ぶりは、ガトーをして「武人の鑑」と称えさせている。

出撃直前、ガトーに基地で採掘されたブルーダイヤモンドとキンバライド基地の志を託す。その一方、副官のヴァール大尉を通じて部下達に、HLV射出成功後は連邦軍へ投降するよう命令。自身はアルビオンのMS部隊と戦い、これを追い詰めアルビオンに肉薄するも、コウの搭乗するガンダム1号機のビームライフルでコックピットを貫かれて戦死する。

ニナ・パープルトン

声:佐久間レイ
アナハイム・エレクトロニクスフォン・ブラウン支社の社員。21歳(U.C.0062年生まれ)。月出身(フォン・ブラウン市との説あり)、アメリカ系という説があるが定かではない。

ガンダム開発計画の中で製造されたガンダム試作1号機、ガンダム試作2号機を担当する専属のシステムエンジニア[1]で、自分が担当するガンダムに対して一種フェティシズム的な強い思い入れを持つ[1]。1号機および2号機の重力下実動試験の現場指揮者として強襲揚陸艦アルビオンに搭乗し、トリントン基地に降り立った。デラーズ・フリートの一員であるアナベル・ガトーによる2号機強奪後も、追撃任務に加わった1号機のサポートとしてアルビオンに留まった。

コウ・ウラキとは後に親密な関係となったが、才媛ゆえの気の強さがたたってか、出会った当初の仲は険悪だった。女たらしであるベルナルド・モンシアから言い寄られることもしばしばあり、コウを交えた三角関係が幾つかの事件を引き起す。またコウとは別の意味でマイペースな性格であり、相手の感情・事情をおもんぱからない言動が周囲とのトラブルを引き起こすこともあった。

ガトーと交際していた過去があり、それに起因する煩悶が、ガトーへの敵愾心に燃えるコウと仲が進展するに従ってより彼女を苦しめることとなる。そして物語終盤におけるコロニー落としの最中に、撃たれたガトーをかばってコウに銃口を向け発砲し、2人の関係を知らなかったコウに大きな衝撃を与えた。ただしストーリー前半では2人は元恋人という伏線は無く、第1話でガンダム試作2号機に乗り込もうとするガトーに、「誰よ!?」と発言している。これに関しては気配で誰かが乗ったのは判ったものの、ニナの居た場所からは2号機のハッチは見えなかったからと設定製作の武井良幸が説明している[2]が、これを劇中描写にそのまま当てはめると、見えない場所の誰かに向かってハッチを閉めるよう叫ぶニナと、同じく見えない誰かに一度振り返りフッと笑うガトー、そして直前に会話していたコウ及びキースでは無いが誰かは分からないニナ、という流れになる。漫画版では2号機強奪の際にガトーだと気づいていた、小説版ではガトーがヘルメットを着用していたため気づかなかった、という設定が取られている。

OVAシリーズ終了後に刊行された小説版『機動戦士ガンダム0083』(下巻・終章「濁流」)では、コウはあの日以来、なぜニナの真意を察することが出来なかったのかと悔やんでおり、もし彼女があのとき制止してくれなければ、自分は無抵抗のガトーを撃ち殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずっていただろうと述べ、彼女は、コウにそんな思いをさせたくなかったから銃を向けたのであって、決して裏切りたかった訳ではなかった、というその時の心情の詳細が語られている。

デラーズ紛争が終結した後、コウがガンダム試作3号機の無断使用の罪状により軍事裁判にかけられ、1年の懲役刑を言い渡されるが、軍上層部により一連の事件の真相の隠蔽のため、ガンダム開発計画が「無かったこと(登録抹消)」とされ、GPシリーズが登録抹消されるに伴い罪状が消滅し釈放された後、北米オークリー基地に赴任したコウをチャック・キースやモーラ・バシットと共に出迎えている。ただし、映画版ではコウが基地に赴任するシーンが無く、テロップで罪状消滅のみが示され、その後の動向については不明となっている。

ニック・オービル

アナハイム・エレクトロニクス社の社員。しかし実際はデラーズ・フリートのスパイで、コードネームはブラウエンジェル(「嘆きの天使」の意)。

整備員としてアルビオンに乗艦し、ガトーを基地内に紛れ込ませ2号機奪取を支援する。その後も内通を続けるが、艦内通路でキースとぶつかった際にばらまいた機密資料のうち、拾い忘れた1枚をバニングが手にしたことでスパイであることが発覚。コア・ファイターIIの予備機を盗み、アルビオンから脱出するも、これは敵基地の位置を把握するためのシナプスの策であった。キンバライド基地に逃亡しようとするも、基地所在の発覚を恐れたビッターの命を受けたザクに撃墜される。パラシュートで脱出に成功するものの、その後は登場しない。

『機動戦士Ζガンダム A New Translation』

カミーユ・ビダン

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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(シード フリーダム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(きどうせんしガンダムシード フリーダム)とは、TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのその後を描いた、福田己津央監督による2024年公開のアニメ映画。キャッチコピーは「私の中にあなたはいます。 あなたの中に私はいますか?」 。 2度に渡って世界を絶滅戦争の危機から救ったキラ・ヤマトは、仲間たちと共に地球の小国に招かれ、策謀によって全滅の危機に陥る。この時恋人のラクス・クラインが誘拐されたことを知ったキラは、彼女を取り戻すべく再び戦場に赴く。

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機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士クロスボーン・ガンダム(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士クロスボーン・ガンダム』とは、『月間少年エース』1994年12月号から1997年3月号にかけて連載された漫画作品。『ガンダムシリーズ』の中でも『クロスボーン・ガンダムシリーズ』と呼ばれるシリーズの第一期作品である。 交換留学生として木星圏を訪れたトビア・アロナクスは、地球圏侵攻を目論む木星帝国、そしてそれを阻止せんと戦う宇宙海賊軍の存在を知る。宇宙海賊軍の一員となったトビアは、木星帝国の野望を阻む大きな力へと成長していく。

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(逆シャア・CCA)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は富野由悠季による日本のアニメ映画。 宇宙世紀0093。新生ネオ・ジオン軍のアクシズ落とし計画を阻止しようと、全力をもって挑む連邦軍の特殊部隊「ロンド・ベル」。その中で、アムロ・レイとシャア・アズナブルという、『機動戦士ガンダム』シリーズきってのメインキャラクターが互いの信念をぶつけ合い、決着を迎えることとなる。

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機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。

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機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED DESTINY(種死・種デス・種運命)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』とは、TBS系列で2004年10月9日から2005年10月1日まで放送された『ガンダムシリーズ』の1つに属するロボットアニメ。全50話+特別編。制作はサンライズ、毎日放送。『機動戦士ガンダムSEED』の続編であり、2年後の世界を描く。戦争で家族を失った主人公シン・アスカは、守りたいものを守れる力を欲し軍へ入隊した。しかし、シンの力への渇望と純真すぎる心が、彼自身を戦いの中心へと駆り立て、戦火はより広がって行くのだった。

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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY(Mobile Suit Gundam 0083)とは、1991年から1992年にかけて、全13話が製作されたOVAシリーズである。アムロ・レイの活躍によって終結した、『機動戦士ガンダム』の戦いの三年後を描く。本作の星の屑作戦によって地球にコロニーが落とされたことで、物語は『機動戦士Ζガンダム』へと続いていく。

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機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダム(Gガン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動武闘伝Gガンダムとは、1994年より地上波で放送されたテレビアニメ作品。 未来世紀60年、スペースコロニー間の代理戦争として行われるガンダムファイトを戦う、ファイターたちの成長を描く。 ガンダムシリーズの監督である富野由悠季以外の手によって製作されたアニメで、従来とのシリーズ作品との繋がりはなくなっている。

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機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。

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機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2(エクバ2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2』とは、バンダイナムコアミューズメントより発売されたアーケード用ゲーム。前作である『ガンダムバーサス』と、次回作である『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の間に位置する。筐体や基盤が一新された他、新規に参戦した機体や既存機体の武装変更、エクストリームバーストの種類追加など、大幅な変更がなされている。

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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の15話「ククルス・ドアンの島」をリメイクした映画作品。ガンダムシリーズの生みの親の1人である安彦良和が監督を務め、同作を見て育ったベテランスタッフが制作に携わっている。 連邦軍の兵士アムロ・レイは、強行偵察中に崖から落ち、敵軍の兵士のククルス・ドアンに救われる。ドアンは脱走兵らしく、島で戦災孤児たちと暮らしていたが、彼を追う者たちがそこに静かに忍び寄っていた。

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XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアル(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

XVX-016 ガンダム・エアリアルとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機にして、同作の主役機である。 詳細な出自については謎が多いが、ヴァナディース機関が開発したガンダム・ルブリスを利用して作り出された機体だと思われる。大企業の独断で闇へと葬られたGUNDフォーマットというシステムを利用しており、自律兵装GUNDビットでの攻防一体の戦闘が特色。高性能のAIを搭載しており、メインパイロットのスレッタ・マーキュリーとは姉弟のような絆で結ばれている。

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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争(ポケ戦・ポケなか)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』とは、1979年から断続的に製作され続けているロボットアニメ『ガンダムシリーズ』の1作品で、「宇宙世紀」と呼ばれる架空の時代の出来事を描いたOVAである。 地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムNT-1の奪取または破壊任務を命じられたジオン軍の特殊部隊サイクロプス隊。リボーコロニーで暮らす少年アルは、偶然からサイクロプス隊の面々と交流し、その作戦に加担していく。やがて彼らの戦いはコロニーの命運をも巻き込み、アルに戦争の残酷さを突き付ける。

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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1部)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』とは、反地球連邦を掲げるテロリストのハサウェイ・ノア、地球連邦の軍人ケネス・スレッグ、謎の美少女ギギ・アンダルシアの運命が交錯し擦れ違っていく様を描いた、2021年公開のアニメ映画。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置であり、『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親、富野由悠季の小説を元に映像化。同シリーズ40周年記念作品として製作された3部作の第1作目で、美しい映像美と壮大な音楽、大迫力の戦闘シーンが魅力の映画作品である。

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機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムAGE(エイジ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「機動戦士ガンダムAGE」とは2011年10月から2012年9月までMBS・TBS系列にて放送されたテレビアニメである。突如あらわれた謎の勢力との戦争の中で、主人公(フリット、アセム、キオ)が世代交代していくのが特徴だ。子供向けの絵柄とは裏腹に、敵との戦争の中で各々の異なった葛藤を描いているのも魅力の一つであり、子供から大人まで楽しめる作品となっている。

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機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.(連ザ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムSEED 連合vs.Z.A.F.T.』とは、カプコン開発、バンプレスト販売の『機動戦士ガンダムSEED』を題材とした対戦型アクションゲーム。人気シリーズ『機動戦士ガンダムvs.』の第5作目。基本動作はこれまでのシリーズと同じであり、2対2のチームバトルも可能。プレイヤーの編成が柔軟になったことで敵軍キャラとのチームを組織することも可能となった。2005年7月にアーケード版で稼働開始。

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ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

ダリルバルデとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作に登場するジェターク・ヘビー・マシーナリー社製の最新鋭機。 タイプとしては分厚い装甲を売りとする重MSで、それを意識させないだけの高い出力と機動力を持つ。両腕とシールドにドローンシステムを搭載しており、これを利用した立体的な戦闘を持ち味としている。最新型の意志拡張AIにより、完全なオートパイロットで戦闘を行うことも可能だが、反応が早過ぎて陽動に引っかかりやすいという弱点を持つ。

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MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザ(水星の魔女)とは【徹底解説・考察まとめ】

MD-0032G グエル専用ディランザとは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する人型機動兵器MS(モビルスーツ)の1機で、同作の登場人物であるグエル・ジェタークの専用機。 ジェターク・ヘビー・マシーナリーの主力商品ディランザを、同社の御曹司であるグエルに合わせてカスタム化した機体。出力など全体的な性能の強化に加え、近接兵器として十字の刃を成すビームパルチザンを装備。頭部のブレードアンテナには羽根飾りのような白い装飾をつけている。物語の1話で華々しく登場し、ガンダム・エアリアルと交戦した。

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ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガンダムビルドメタバース(アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガンダムビルドメタバース』とは、『ガンダムシリーズ』の世界観をモチーフとする体感型オンラインゲームを舞台に、少年の葛藤と成長を描いた2023年のオリジナルアニメ。ガンプラをテーマにする『ビルドシリーズ』の5作目で、前作までのキャラクターが次々とゲスト出演したことで話題となった。 ホウジョウ・リオは、ガンプラを用いて遊ぶ「ガンダムメタバース」に夢中なハワイ在住の少年。近所のホビーショップの店員であるウルツキ・セリアに師事してガンプラ制作の腕を上げつつ、様々なライバルと戦っていく。

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機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(ゲーム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』とは、バンダイナムコが運営する最大6人対6人によるTPSタイプのオンライン対戦型アクションゲームだ。略称は『バトオペ2』。細部まで作りこまれた『ガンダムシリーズ』の機体が見せるド派手なアクションや、カスタマイズ性の高さが魅力となっている。対応機種はPlayStation 4とPlayStation 5で、クロスプラットフォーム展開を行っている。どちらの機種でも対戦上の優劣はないとされる。

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機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUCのモビルスーツ・モビルアーマー・艦船・兵器まとめ

機動戦士ガンダムUC(機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096)は福井晴敏による小説、およびそれを原作としたアニメ作品。 機動戦士ガンダムから続く宇宙世紀を舞台に、重要機密であるラプラスの箱を巡る戦いに巻き込まれた少年の葛藤と成長を描く。 緻密に練り込まれた物語もさることながら、戦闘シーンも見所の一つであり、それを彩る兵器であるモビルスーツ、モビルアーマーも幅広い層から人気を集めている。

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