機動戦士ガンダムΖΖ(ダブルゼータ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動戦士ガンダムΖΖ』とはガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。スペース・コロニー「サイド1」でジャンク屋を営んでいた「ジュドー・アーシタ」は前作Z(ゼータ)ガンダムの主人公「カミーユ・ビダン」との邂逅によりニュータイプとして目覚めたことをきっかけにモビルスーツのパイロットとして戦火へと身を投じてゆく。

『機動戦士ガンダムΖΖ』の概要

『機動戦士ガンダムΖΖ』とは、ガンダムシリーズの3作目として1986年3月~1987年1月に放映された。一部の例外を除きガンダムシリーズはUC(宇宙世紀)という一連の架空の歴史上のストーリーとして『機動戦士ガンダム』UC0079(1年戦争)、『機動戦士Ζガンダム』UC0087(グリプス戦役)、『機動戦士ガンダムΖΖ』UC0088(第一次ネオ・ジオン抗争)というようにすべての作品が関連している。その為本作を理解するには前2作を視聴しておく必要がある。

『機動戦士ガンダムΖΖ』のあらすじ・ストーリー

グリプス戦役が終結したその直後、小惑星『アクシズ』に拠点を置く旧ジオン公国の残党は自らを『ネオ・ジオン』と名乗り独立をすべく各コロニーや地球に進軍を開始するが『地球連邦』や『エゥーゴ』は戦力の大半を失っていた為対抗手段を持たない。そんな中本作主人公である『ジュドー・アーシタ』は前作主人公『カミーユ・ビダン』との邂逅によりニュータイプとしての力に目覚め、『エゥーゴ』にモビルスーツのパイロットとして参加し、『ネオ・ジオン』に対抗していく。本来ならば『ネオ・ジオン』に比べると兵力が劣る『エゥーゴ』であるが、『ネオ・ジオン』が『ジオン・ダイクン派』と『ザビ派』とで内部分裂をしてしまった為辛くも『エゥーゴ』と『地球連邦』の連合軍が勝利を収める。

『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物・キャラクター

ジュドー・アーシタ(CV:矢尾一樹)

本作主人公。ジャンク屋を営むただの少年だったが前作主人公カミーユ・ビダンとの邂逅によりニュータイプとして目覚めエゥーゴにパイロットとして参加。主な搭乗機体はΖガンダム、ΖΖガンダム。

カミーユ・ビダン(CV:飛田展男)

前作『機動戦士Ζガンダム』の主人公。グリプス戦役の最終局面において精神に異常をきたしてしまい本作での活躍の場はないが、ジュドーにニュータイプとしてのシンパシーを感じ彼の覚醒の手助けをした。

ハマーン・カーン(CV:榊原良子)

ネオ・ジオンの摂政。ジオン再興と独立を目論むがもう少しというところで内乱にあい失敗。ニュータイプとして高い能力を持ち、サイコミュ兵装『ファンネル』を使いこなす。搭乗機体は『キュベレイ』

マシュマー・セロ(CV:堀内賢雄)

ネオ・ジオンの青年将校。ハマーン・カーンを深く敬愛しており、彼女より賜った薔薇をいつでも携えている。初期はお笑い担当だったが、度重なる失敗の責任を取り一時姿を消す。その後再登場した際には強化人間としての処置を受けていた為性格が激変している。最終局面において「ハマーン様万歳!」の言葉を残し死亡。主な搭乗機体はガルスJ、ズサ、ハンマ・ハンマ、ザクⅢカスタム他

グレミー・トト(CV:柏倉つとむ)

ネオ・ジオンの青年将校。ややマザコン気味な性格として初期は描かれてる。中盤に差し掛かると野心が見え始め、最終的にはハマーンに反旗を翻す。最終局面ではプルツーとともに最強のモビルアーマー『クィンマンサ』に搭乗し、エゥーゴのガンダムチームを圧倒していたが、同乗者プルツーが制御不能になった隙をつかれ死亡。
主な搭乗機体はバウ

エルピー・プル(CV:本多知恵子)

強化クローン人間『プル・シリーズ』のオリジナル。オリジナル・プルと作中で呼ばれることもある。ネオ・ジオン陣営の一員だったが次第にジュドーに惹かれるようになりエゥーゴに身を寄せることとなる。自身のクローンであるプルツーとの戦いの末死亡。主な搭乗機体はキュベレイMk2

プルツー(CV:本多知恵子)

強化クローン人間「プル・シリーズ」の一人。オリジナルであるエルピー・プルより好戦的な性格。サイコミュ・システムの副作用にあい次第に精神に変調をきたしてゆく。最終局面で思念体となったエルピー・プルの説得によりマスターであるグレミーではなくジュドーを選ぶが、機体の爆発に巻き込まれ重傷を負う。その後死亡したかのようなシーンがあるが気絶しただけとの説もある。ちなみにクローンはオリジナルを含め最低でも12体いることが確定している。主な搭乗機体はキュベレイMk2、サイコガンダムMk2、クィンマンサ

『機動戦士ガンダムΖΖ』の用語

ニュータイプ

ガンダムシリーズに出てくる人類の進化の概念。作品によって定義が変わってしまう為、何をもってニュータイプとするかは難しいが、通常の人間には感じることや発することのできない思念に目覚めたある種の人間の進化。この思念を利用しニュータイプ同士でコミュニケーションを取ることや通常の人間では使用することのできない兵器を使用することができる。

強化人間

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