ステキな金縛り(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督したコメディ映画。三谷幸喜が生誕50周年に作られたエンターテイメント作品である。ストーリーはドジっ子弁護士の宝生エミが殺人事件を担当。被告人のアリバイを証明できるのは落ち武者の幽霊だけ。弁護士と落ち武者の幽霊が協力して、被告人の無罪を証明するために奮闘する映画になっている。主人公の宝生エミ役を演じた深津絵里は、第35回日本アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、その他の豪華キャストに落ち武者の幽霊・更科六兵衛役を西田敏行、速水弁護士役を阿部寛が演じている。

『ステキな金縛り』の概要

『ステキな金縛り』とは三谷幸喜が監督した5つ目の作品で、笑って泣けるコメディ映画である。三谷幸喜の監督作品の中で一番の最高傑作だといわれている。三谷幸喜が10年以上も温めてきた脚本で、「法廷ミステリー」、「ファンタジー」、「コメディ」、「感動ドラマ」、「主人公が成長するストーリー」の5つの要素が入っている、エンターテイメント映画である。

ドジな三流弁護士である宝生エミはある殺人事件を担当することになり、被告人のアリバイを証明するために、落ち武者の幽霊・更科六兵衛を証人として法廷に立たせる。前代未聞の幽霊裁判として世間から注目され、タッグを組んだ弁護士と落ち武者の幽霊が被告人の無罪を勝ち取るまでを描いた物語である。

主人公の宝生エミ役に深津絵里、落ち武者の幽霊・更科六兵衛に西田敏行、速水弁護士に阿部寛、小佐野検事役を中井貴一、双子の姉妹役を竹内結子が演じている。その他には草彅剛、市村正親、唐沢寿明、戸田恵子、小日向文世など豪華キャストがたくさん出演している。第35回日本アカデミー賞で作品賞にノミネートされた三谷幸喜の監督映画で、監督賞・脚本賞に三谷幸喜、音楽賞に荻野清子、主演女優賞に深津絵里がノミネートされている。

この映画は殺人事件の無実を証明できるのは落ち武者の幽霊・更科六兵衛。幽霊が証言台に立ってアリバイ証言をする前代未聞の裁判。ドジっ子弁護士と更科六兵衛の奇妙な友情が見どころである。三谷幸喜が監督した作品の登場人物がこの映画にカメオ出演している。『THE 有頂天ホテル』にコールガール役で登場した悲鳴の女、『ザ・マジックアワー』で主役の村田大樹、映画スタッフのスモーク係の野島が出ている。三谷幸喜が監督した作品の登場人物がこの映画にカメオ出演している。『THE 有頂天ホテル』にコールガール役で登場した悲鳴の女、『ザ・マジックアワー』で主役の村田大樹、映画スタッフのスモーク係の野島が出ている。

『ステキな金縛り』のあらすじ・ストーリー

幽霊の更科六兵衛と殺人事件

ある夜に自宅の洋館で化粧品会社の社長日野風子は、双子の妹の矢部鈴子と夫の日野勉の浮気現場を目撃する。双子の姉妹はケンカになり、姉の風子は二階から玄関ホールに落ちる。
宝生エミは優秀とは言えないドジな弁護士だが、亡くなった父親の宝生輝夫は有名な弁護士だった。エミは父親と同じ弁護士になり、現在は速水弁護士事務所で働いていた。寝坊したエミが慌てて家を出るとトラックにひかれそうになり、裁判の最中には床に資料をばらまき、証人の視力が確かではないことを証明するためにバナナを見せると、普通に「バナナ」と答えられてしまい、逆に弁護する被告人が不利になるというドジぶり。最後には被告人から「弁護士を代えてほしい」と言われてしまう。エミは速水弁護士事務所の代表である上司の速水悠弁護士から「期待を裏切る天才だ」と言われ、殺人事件の裁判を最後のチャンスとして引き受けることになる。その殺人事件はエミの父親が弁護士の仕事をしていた弁護士事務所から来た依頼で、誰も弁護をしたがらない殺人事件だった。殺人事件の内容はこうだった。転落死した矢部鈴子の遺体が自宅の裏庭から発見され、鈴子の部屋には誰かと争った形跡があった。鈴子の別居中の夫である矢部五郎の部屋からボタンが取れた服が見つかり、鈴子の部屋でその服のボタンが発見された。五郎は奥多摩の山中を歩いていた所を警察に逮捕され、犯人としてほぼ確実だと思われているが、五郎本人は犯行を全面否認し妻を殺していないと主張した。

五郎に接見したエミが事件当夜のアリバイを本人に聞くと、奥多摩山中にある旅館で朝まで金縛りにあっていたと答えた。五郎の話によると、経営難で自分が経営するパン工場がなくなり、自殺をしようと奥多摩の山の中を歩いていたが決心がつかず、奥多摩山中にある旅館「しかばね荘」に泊まることにした。旅館の部屋で眠っていると落ち武者の幽霊が現れて五郎が眠っている布団の上に乗っかり、ひと晩中、朝まで金縛りにあっていたと言う。現実離れしたアリバイだったために誰も五郎の弁護を引き受けず、エミもその話が本当だとは思えなかった。

上司の速水弁護士から「嘘をつくなら、もっとマシな嘘をつくだろう」と言われたエミは、五郎のアリバイを確かめるために、奥多摩山中にあるしかばね荘に行くことを決める。エミは殺人事件の担当検事の小佐野徹の話から、23時半頃にしかばね荘の女将の猪瀬絹が五郎が宿泊している部屋を覗いた時には、誰も部屋にいなかったと証言していることや、車を飛ばせば夜の間に、しかばね荘から鈴子が殺害された自宅まで往復できる距離だということを知った。小佐野検事は五郎が金縛りにあっていたことを証明するためには、「落ち武者の幽霊を連れてくる以外はない」と冗談を言った。

エミはバスに乗ってしかばね荘に向かった。旅館があるエリアは落ち武者の里といわれていた。陰気な雰囲気のしかばね荘はホラーテイストの旅館を売りにしているらしかった。しかばね荘には鹿が飛び跳ねているマークの模様があった。エミは旅館の女将に五郎が宿泊した歯ぎしりの間に案内してもらう。エミが女将に歯ぎしりの間を覗いた理由を聞くと、「部屋の入口の襖が開いていた」と答えた。歯ぎしりの間の隣には幽霊が出ると苦情が出て、現在は使われていない耳鳴りの間があった。その部屋は落ち武者の幽霊が出ると噂される部屋だった。エミは五郎が夜中に入り口の襖を開けたままトイレに行き、戻ってきた時に間違って耳鳴りの間に入り、そこで眠ってしまったのだと推測した。そうなると、女将が開いていた襖から歯ぎしりの間を覗いた時に、五郎がいなかったことに説明つくと考えた。

東京に帰ろうとしたが、雨が降り出したためにバスの運行がストップし、タクシーが一台もつかまらないことから、エミは仕方なくしかばね荘に宿泊することにする。宿泊する部屋を耳鳴りの間にしてもらい、本当に落ち武者の幽霊が出るのかを確かめることにした。エミが布団に入って眠っていると金縛りに遭い、目を開けると落ち武者の幽霊が布団の上に乗っかっていた。金縛りが解けたエミは恨めしそうに自分を見つめる落ち武者の幽霊を思い切り突き飛ばす。驚いた落ち武者の幽霊が慌てて逃げようとするのを引っ捕まえて、「2月24日の夜中に、ここで眠っていた男性の上に乗っていましたね?」とエミは聞く。五郎の写真を落ち武者の幽霊に見せて同じ質問をすると、「はい」と落ち武者の幽霊は言った。エミは五郎のアリバイを証明できる証人を見つけたことに喜び、すぐに「法廷で証言してください」と頼んだが落ち武者の幽霊に断られる。説得しても消極的な落ち武者の幽霊に、五郎が「無実の罪で有罪になるかもしれない」とエミが話すと興味を示した。落ち武者の幽霊の名前は更科六兵衛といって後北条家の家臣だった。更科六兵衛は内通者の罪を着せられて無実の罪で打ち首にされた武士で、自分と同じような境遇の五郎に同情して証言を引き受けてくれた。その時になって更科六兵衛が本物の落ち武者の幽霊だと気づいてエミは気絶した。

目が覚めたエミは更科六兵衛が陽に当たると消えるため、夜の間に東京に連れて帰ることにする。タクシー運転手の占部薫の運転で、速水弁護士事務所にタクシーで2人は向かう。占部には見えない更科六兵衛が「ファミリーレストランに行きたい」と言い出し、エミたちは途中でファミレスに寄ることにした。誰にも見えない更科六兵衛はファミレスのメニュー表を見て、「これもあれも」と注文したいメニューを指で差し、エミがウエイトレスの前田くまに注文する。更科六兵衛は自分の慰霊碑を建てることを証言する条件に追加してきたが、エミはとりあえず約束しておく。更科六兵衛が食べたいと注文した4、5人前のメニューがテーブルに運ばれてきた。しかし、幽霊は食べることができないので、更科六兵衛は目と匂いで料理を楽しんだ。

幽霊が証人として召喚される裁判

証人として証言する更科六兵衛。

エミは速水弁護士事務所に着くと、待っていた速水弁護士に更科六兵衛を紹介したが、彼には幽霊は見えなかったためにいることを信じてもらえなかった。エミは更科六兵衛と速水弁護士を部屋に残して数分経ってから戻ってきた。いなかった数分間の速水弁護士の行動を更科六兵衛から教えてもらい、チョコを食べていたことやタップダンスの入門書の置き場所をエミが言い当てると、速水弁護士は姿は見えないが更科六兵衛がいることを信じる。「前代未聞の裁判になるぞ」と言って、速水弁護士は裁判に証人として出るために必要な書類のために、更科六兵衛の写真を撮ろうとチャレンジする。いそうな辺りを写真撮影すると心霊写真として更科六兵衛が写った。

エミが更科六兵衛を連れて自宅に帰ると、一緒に住んでいる恋人の工藤万亀夫がいた。エミは更科六兵衛を紹介したが、万亀夫にも姿は見えなかった。しかし、万亀夫は「エミがそう言うなら信じるよ」と言った。

まず最初にエミは更科六兵衛のことをもっと知るために、歴史研究家の木戸健一を訪ねた。木戸にも更科六兵衛の姿は見えなかった。エミが歴史上で更科六兵衛がどういう人物として後世に伝わっているかと聞くと、内通者の罪で打ち首にされたが、木戸自身は無実だと思っていると話す。実は木戸は更科六兵衛の25代目にあたる子孫だった。そのことを知った更科六兵衛は感動する。エミは更科六兵衛の霊がここにいることを木戸に教え、「彼の無念を晴らしてほしい」と言った。更科六兵衛と木戸は見えないなりにも手を取り合った。その後、更科六兵衛は裁判が始まるまでの間、食べ物の匂いをかいだり、遊びに連れて行ってもらったり、たまに霊感のある人に悲鳴をあげられたりして過ごしていた。

裁判の初日。更科六兵衛は証人として裁判に出廷できることにはなったが、太陽が出ている間は幽霊として現れることができないため、エミと速水弁護士は裁判を引き延ばして時間をかせいだ。日が落ちてエミが更科六兵衛を証言台に立たせると、小佐野検事は証人はいないと反論した。落ち武者の幽霊がいることを裁判にいる全員の人に認めさせるために、更科六兵衛に電気を流して体に砂鉄をくっつけてシルエットを浮かび上がらせた。さらに更科六兵衛が息を吹けることから、笛のような音がするフエラムネを使って、「はい」の時は1回、「いいえ」の時は2回フエラムネを吹くという、質問に答えられるルールを作る。小佐野検事は「科学的根拠がないものは証拠にはならない」と反論を始める。しかし、更科六兵衛は小佐野検事が自分を見て目をそらしたように見えた。自分が見えていると思った更科六兵衛は、わざとたくさん話しかけて「うるさい!」と小佐野検事に言わせた。小佐野検事が更科六兵衛が見えることが発覚し、裁判は休廷になった。法廷画家の日村たまるも落ち武者の幽霊が見えていて、更科六兵衛の絵をしっかりと描いていた。

裁判の休廷中に、エミは更科六兵衛の幽霊が見える人に集まってもらい共通点を探ってみる。話を聞いた結果、「最近ついていない、運気が下がった」、「最近、死を身近に感じる体験があった」、「シナモンが大好き」の3つの共通点を見つけた。エミは更科六兵衛を連れてインド料理のお店で食事をしている小佐野検事のところに行く。先程、休廷中に見つけた幽霊が見える3つの共通点がすべて小佐野検事に当てはまっていることを指摘し、「更科六兵衛が見えるのでは?」とエミは言ったが、小佐野検事は相手にしなかった。エミは更科六兵衛に、交通事故で死んだ小佐野検事の愛犬ラブの幽霊を連れてきてもらう。ラブの幽霊が飛びつくと、小佐野検事は愛犬に会えたことに大喜びしたが、幽霊が見えない周りの人たちからは、中年男がひとりでひっくり返って何かを話しているように見えていた。小佐野検事は幽霊の愛犬ラブと会えたことで、更科六兵衛が見えることや、落ち武者の幽霊が裁判の証人として出廷することを認める。あの世からラブを連れてきたことによって、更科六兵衛の存在があの世にバレて、管理局公安の段田譲治が強制送還の通知を持って現れる。更科六兵衛を連れ戻しにきた段田に、小佐野検事が滞在期間の延長を申し入れて説得する。その結果、更科六兵衛の強制送還を待ってもらうことになる。

裁判が再開して、エミが弁護を始めようとすると、陰陽師の阿部つくつくが裁判に乱入してくる。阿部つくつくは陰陽師の安倍晴明の友人の子孫だった。風子の夫で鈴子の愛人でもある勉に頼まれて、更科六兵衛の除霊に来たのだった。阿部つくつくに更科六兵衛は見えていなかった。裁判を見学していた段田が「こういうタイプは腹が立つ」と言って、阿部つくつくに息を吹きかけて体を吹っ飛ばした。

阿部つくつくが裁判から退場し、更科六兵衛の返事の方法がフエラムネからハーモニカに変更になった。小佐野検事は内通者の罪で打ち首にされた更科六兵衛の証言はあてにならないと主張した。それを聞いた更科六兵衛は落ち込む。エミは更科六兵衛の子孫である木戸を証言台に立たせる。更科六兵衛の無実を木戸に説明してもらったが、小佐野検事に「すべて憶測だ」とひと言で片づけられた。小佐野検事に向かって「斬る!」と言って更科六兵衛が刀を抜く。しかし、幽霊が見えない裁判の人たちにはその様子はわからず、更科六兵衛が見える法廷画家の日村はその様子を絵に描いていた。

その日の裁判が終わり、エミと更科六兵衛は自宅に帰った。万亀夫が小佐野検事に裁判でやり込められて落ち込んでいるエミを励まそうとする。しかし、ふたりはケンカになり、万亀夫は部屋から出ていく。鈴子が殺害された殺人事件は幽霊裁判と話題になり、更科六兵衛に注目が集まった。存在感がすっかりなくなった被告人の五郎から、「鈴子の幽霊に聞けば、犯人がわかるのでは?」と言われたエミは、裁判で更科六兵衛に鈴子の幽霊を連れてきてほしいと頼む。更科六兵衛は鈴子をあの世で探すために姿を消したが、「見つからなかった」とすぐに戻ってきた。

この世にいられるタイムリミットが近づき、管理局公安の段田が更科六兵衛を連れて行こうとした。段田はフランク・キャプラ監督の映画『スミス都へ行く』のファンだった。エミは映画を見ている間だけ、段田に更科六兵衛を連れて行くのを待ってもらうことにする。エミは更科六兵衛を連れて慰霊碑の建設予定地に行った。更科六兵衛は感謝して泣いて、「これで成仏できる」と言ってエミの前から消えていった。

エミは実は殺害されたのは鈴子ではなく風子ではないかと疑問を持ち、糖尿病の悪化が原因で入院していた速水弁護士のところに急いで行った。エミは速水弁護士に、「更科六兵衛が鈴子をあの世から連れてこられなかったのは、殺害されたのは風子の方で、鈴子が風子に成りすましているのでは」と言った。殺害された鈴子は風子がすぐに火葬していた。鈴子と風子は一卵性双生児の双子で仲は悪かった。エミの話を聞いた速水弁護士は「そんな面白い話あるかよ」と鼻で笑った。その後突然、速水弁護士の病状が悪化し危篤状態になる。医者の懸命な処置にも関わらず魂の霊になった速水弁護士に、エミはあの世から管理局公安の段田を連れてくるようにと頼む。あの世から速水弁護士が連れてきた段田に、映画『素晴らしき哉、人生』を見せる代わりに、風子の幽霊を連れてきてほしいと交換条件を出す。その映画のファンである段田は交換条件を受け入れる。

事件の真相

次の日の裁判でエミはシナモンパウダーを使って風子の幽霊を呼び出した。風子になりすました鈴子と風子の夫の勉は風子の幽霊を見てパニックになる。もちろん、霊感のある小佐野検事にも風子は見えていた。「あなたを殺害したのは誰ですか?」とエミが質問すると幽霊の風子は鈴子を指さした。殺害された本人の確かな証言として、小佐野検事は菅仁裁判長にその内容を伝える。殺害された本人からの証言が得られたことによって、五郎の無罪が確定した。

裁判が終わり、エミは誰もいない法廷を見回した。そこに、更科六兵衛が父親の宝生輝夫の幽霊を連れて現れる。しかし、裁判に勝利して運気が上がったエミには幽霊の姿は見えなかった。輝夫は生きていた頃によく口ずさんでいた、「アルプス一万尺」をハーモニカで吹いた。それを聞いたエミは父親の幽霊がいることに気づく。エミは更科六兵衛と同じハーモニカのルールを使って父親と会話をした。

その後、法律事務所の名前が速水・宝生法律事務所になり、エミは万亀夫と結婚して子供を出産した。

『ステキな金縛り』の登場人物・キャラクター

弁護士

宝生エミ(ほうじょう えみ/演:深津絵里)

速水弁護士事務所で働くドジな三流弁護士。亡くなった父親の宝生輝夫は優秀な弁護士だった。恋人の工藤万亀夫と一緒に暮らしている。矢部鈴子殺害事件で、被告人の矢部五郎の弁護を引き受ける。矢部五郎の無罪を証明するために旅館「しかばね荘」に行き、落ち武者の幽霊の更科六兵衛に被告人のアリバイ証人として裁判に出てもらう。落ち武者の幽霊の更科六兵衛を速水弁護士事務所に連れて帰る。

速水悠(はやみ ゆう/演:阿部寛)

速水弁護士事務所の代表。落ち武者の幽霊の更科六兵衛の姿は見えないが、心霊写真で姿は知っている。タップダンスに興味があり、入門書の本を読んでいる。糖尿病で医者からチョコレートを食べるのを控えるように言われているが、こっそりと食べている。

宝生輝夫(ほうじょう てるお/演:草彅剛)

エミの亡くなった父親。弁護士をしていた。

羽柴大輔(はしば だいすけ/演: 大泉洋)

画像一番左側にいる、スーツを着て弁護士バッチをつけた、勝訴と書かれた紙を持つ男性:羽柴大輔

弁護士。勝訴と書かれた紙を持つ男。エンドロールのみ出演している。

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『バトルシップ』とは、ピーター・バーグによる2012年のアメリカ映画。元々は、海外のボードゲームを主体に映画化されている。多額の資本を投入し、映画化され、国内では評価の高い映画と言える。 孤立された状況下で、宇宙人の戦艦と戦うというストーリーである。他の星からやってきたエイリアンと、主人公の乗る艦との闘いが見所で、最新鋭の艦と未知のエイリアンの戦艦との戦いが手に汗して観られる。

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新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

新選組!(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『新選組!』とは2004年1月から12月まで放送されたNHKの大河ドラマである。幕末を舞台に若者たちが命を懸けて己を貫く姿を中心に、青春群像劇として高い評価を得た。多摩の百姓であった近藤勇が真の侍になるため京に上り、仲間たちと新選組を結成し誠の忠義を貫くために戦い、生きていく姿が描かれている。香取慎吾をはじめ若手俳優たちが生き生きと演じたこと、また人気脚本家三谷幸喜の脚本も見どころの一つとされている。

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トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

トリック(TRICK)のネタバレ解説・考察まとめ

『TRICK』とは、テレビ朝日系列で放送されたミステリードラマ。2000年にシーズン1、2002年にシーズン2、2003年にシーズン3が制作・放送された。シーズン1と2は深夜帯の放送にも関わらず人気は絶大で、テレビドラマの放送が終わった後もスペシャルドラマや劇場版が制作され、実に14年も続いた。マジシャンと物理学者の男女バディが、インチキ霊能力者のトリックを暴き、事件を解決に導くストーリー。ゆるくコミカルな場面とシリアスな展開のギャップが魅力的なドラマである。

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ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

ラヂオの時間(三谷幸喜)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラヂオの時間』とは三谷幸喜が脚本を手掛けたコメディ映画である。この映画は三谷幸喜の映画監督初作品で、1997年11月に映画公開されている。第21回日本アカデミー賞を受賞した作品で、三谷幸喜は脚本賞を受賞している。ストーリーはラジオ局の収録スタジオに集まったスタッフや出演者たちが、生放送のラジオドラマで二転三転するシナリオに対応していくドタバタコメディである。ラジオ局のディレクターの工藤学役に唐沢寿明、自分で書いたシナリオがラジオドラマ化された主婦の鈴木みや子役を鈴木京香が演じている。

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僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ

僕の生きる道(僕生き)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕の生きる道』とは、2003年にフジテレビ系列で放送されていたドラマ。僕シリーズ3部作の1作目で、死をテーマにした作品。僕生きの愛称で親しまれている。余命宣告された高校教師・中村秀雄の1年間の生き様が描かれている。主人公は草彅剛。その他、矢田亜希子や大杉連などが出演している。脚本は数々のヒットドラマを生み出した橋部敦子が手掛ける。主題歌である『世界に一つだけの花』がドラマの人気と共に大ヒット曲となった。

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残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

残穢-住んではいけない部屋-(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。

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カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

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青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

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アットホーム・ダッド(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

アットホーム・ダッド(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『アットホーム・ダッド』とは、2004年にフジテレビの火曜22時枠で放送されたドラマ。脚本は旺季志ずかと尾崎将也が手掛ける。主演は阿部寛。その他、篠原涼子や宮迫博之などが出演している。大手広告会社に勤める山村和之は、念願のマイホームを手に入れ、妻と娘と幸せに暮らしていたが、突然リストラされ、失業してしまう。和之は仕事が見つかるまで、専業主夫として家事をすることになった。家事は女の仕事だと馬鹿にしていた和之だが、妻の大変さを思い知り、家族について考え直すのだった。

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ナミヤ雑貨店の奇蹟(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ナミヤ雑貨店の奇蹟(小説・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは東野圭吾の長編小説および、それを基に2017年に制作された日本映画。監督は廣木隆一、脚本を斉藤ひろしが手がけ、主演は山田涼介と名優・西田敏行が務めた。なんとなく悩み相談窓口を始めたナミヤ雑貨店の主・浪矢雄治は手紙のやり取りを通じ、様々な悩みを持つ人たちの人生を変えていく。雑貨店は過去と現在が繋がる不思議な場所となり、現実から逃げ続けてきた青年・矢口敦也を感化させていく。雄治と敦也の奇蹟の一夜の交流を描いた、心温まるファンタジー・ドラマである。

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VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。

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すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)のネタバレ解説・考察まとめ

すずめといす(すずめの戸締まりスピンオフ絵本)のネタバレ解説・考察まとめ

『すずめといす』とは、マクドナルドのハッピーセットのおまけとして期間限定で配布された、『すずめの戸締まり』を題材とする絵本。『すずめの戸締まり』の前日譚を描いている。 母子家庭で育つ少女すずめは、仕事や勉強で忙しいあまりに机に突っ伏して寝てしまった母のためにごちそうを作ってあげようと思い立つ。1人で料理を作れるだろうかとすずめが不安に思ったところで、母お手製の“すずめのいす”が動き出し、自分も手伝うと言い出す。

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どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

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僕と彼女と彼女の生きる道(僕カノ)のネタバレ解説・考察まとめ

僕と彼女と彼女の生きる道(僕カノ)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕と彼女と彼女の生きる道』とは、2004年にフジテレビ系の「火曜22時」枠で放送されたテレビドラマ。主演は草彅剛。銀行員の小柳徹朗は妻から離婚話を切り出され、妻が置いていった一人娘・凛と2人で暮らすことになる。子供にずっと無関心だった徹朗であったが、やがて娘の大切さに気づき親子の関係を築いていく。『僕シリーズ3部作』の2作目であり、親子の絆をテーマにした内容が大きな反響を呼んだ。また、娘役を演じた美山加恋の作中での「はい」というセリフが話題となった。

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BOSS(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

BOSS(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『BOSS』とは2009年と2011年にフジテレビ系の「木曜劇場」で放送された天海祐希主演の刑事ドラマ。 犯罪が多様化する現代で警察が世間のアピールのため、設立した「特別犯罪室」を舞台にアメリカ帰りの訳アリ刑事「大澤絵里子」が各部署で足手まといと言われた刑事たちと難事件を解決していく。 基本的には一話完結型のエピソードとなっており、各結末は意表を突くようなどんでん返しで、ラストまで目が離せない作品となっている。

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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。

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ザ・トラベルナース(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ザ・トラベルナース(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・トラベルナース』とは、テレビ朝日にて放送された、トラベルナースを主人公とした医療ドラマ。コロナウイルスによるパンデミックや高齢化社会における看護がテーマとなっている。 アメリカ帰りの那須田歩はさまざまな街を渡り歩き、医療現場を改革していくトラベルナースである。その相棒は伝説の看護師・九鬼静。2人は良きパートナーとして、勤務先である天乃総合メディカルセンターに変革を起こす。 テレビ朝日の大ヒットシリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の産みの親である中園ミホが脚本を担当している。

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僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ

僕の歩く道(僕アル・僕歩)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕の歩く道』とは、2006年10月からフジテレビで放送されていたドラマである。脚本は橋部敦子。主演は草彅剛で、香里奈や佐々木蔵之介などが出演する。先天的な障害により、10歳程度の知能までしか発達しなかった31歳の自閉症の青年、大竹輝明は幼馴染の勧めで動物園で働くことになる。輝明と周囲の人々の交流や、輝明の真っすぐに生きる姿が描かれており、淡々と心に響く作品となっている。本作は「僕シリーズ3部作」の完結作で、平均視聴率18.3%を記録し、最終回は20.5%の最高視聴率を獲得した。

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