ブラック・レイン(Black Rain)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラック・レイン』とは、1989年公開のアメリカ映画。リドリー・スコット監督によるポリス・アクション・ムービー。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作といった豪華な日米キャストの共演や、大阪での長期にわたるロケーション撮影が話題となった。ニューヨークで逮捕した男を日本に護送した2人の米国の刑事が、日本の警察と文化やスタイルの違いから対立しながらもお互い協力してヤクザと戦う物語を、大阪の街を舞台に描く。
『ブラック・レイン』の概要

『ブラック・レイン』とは、1989年に製作されたアメリカ映画。大阪の街を舞台に、日米の刑事たちが文化やスタイルの違いから対立しながらもお互い協力してヤクザと戦う物語を描いたポリス・アクション・ムービー。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシア、高倉健、松田優作といった豪華な日米キャストの共演や、大阪での長期にわたるロケーション撮影が話題となった。アメリカ公開はパラマウント映画の配給で1989年9月22日、日本公開はUIP配給で同年10月7日。宣伝キャッチコピーは「男たちの深い悲しみと怒りが、激しく心を打つ。大都会の夜を降りしきる冷たい雨のように…」。
製作は『危険な情事』(マイケル・ダグラス主演)のプロデューサーとして有名なスタンリー・R・ジャッフェとシェリー・ランシング。監督は『エイリアン』『ブレード・ランナー』で一躍人気監督となったリドリー・スコット。脚本は製作総指揮兼任のクレイグ・ボロティンとウォーレン・ルイスの共同執筆。撮影監督は後に『スピード』で監督デビューするヤン・デ・ボン。そして音楽は『レインマン』でアカデミー賞にノミネートされ、以降アメリカを代表する映画音楽作家となったハンス・ジマーが担当している。日本側からはラインプロデューサーとして水野洋介、キャスティングプロデューサーとして室岡信明が参加。フィルムリンク・インターナショナルと電通が製作に協力している。
殺人犯役のオーディションで選ばれた松田優作は、日本人離れした容姿と本作での怪演がハリウッドに認められ、国際俳優としてのデビューを約束されていた。だが、本作の撮影の時点で癌に侵されており、病を押して撮影に臨んだために病状が悪化し、映画公開直後に急死した。本作は俳優・松田優作の劇場映画出演作品としての遺作となってしまった。
『ブラック・レイン』のあらすじ・ストーリー

ニューヨーク市警察の腕利き刑事ニックと同僚のチャーリー。
別れた妻から養育費を請求され経済面で苦労しているニューヨーク市警察の腕利き刑事、ニック・コンクリン。彼は麻薬密売事件での売上金横領の嫌疑をかけられ、調査官から尋問を受けていた。ニックは必死に潔白を主張するが、さらに容疑を深めようとする調査官の態度に思わずキレてしまう。尋問の後、ニックは行きつけのレストランで同僚の刑事、チャーリー・ビンセントと一緒に昼食をとる。そのレストランでは、日本人のヤクザの幹部たちが何やら密談をしていたが、そこへいきなり2人のサングラスの男が入って来てその内の1人が銃を構えた。もう1人の長身の男は、ヤクザの幹部にナイフを突きつけると背広の内ポケットから小さな箱を盗み出し、その直後にヤクザの幹部2人をナイフで刺殺した。他の客の安全を考え黙って見ていたニックとチャーリーだったが、男たちが店を出ると同時に追跡を開始。精肉工場に逃げ込んだ長身の男をニックが追いつめ何とか逮捕した。だがその男が盗んだ箱は別の男が持ち去っていた。
長身の男は佐藤浩史という大阪のヤクザで、日本国内での犯罪で指名手配されていた。そのため日本大使館からアメリカ国務省へ佐藤の引き渡し要求が来ていた。自分の目の前で人が殺され、せっかく捕らえた殺人犯なだけに、引き渡しには納得のいかないニックだったが、上司からの命令で仕方なくチャーリーと共に佐藤を日本に護送することになった。

ニューヨークのレストランに日本のヤクザである佐藤が現れた。
大阪行きの旅客機で佐藤を護送するニックとチャーリー。大阪・伊丹空港に到着すると、すぐに大阪府警の刑事が制服警官を連れて機内に乗り込んできた。刑事は日本語で書かれた引渡し書類をニックに見せサインを求めたので、ニックは書類の内容は分からないが疑う理由も無くすぐにサインをした。刑事に引き渡された佐藤はニックに対し不敵な笑いを返した。任務を終え、ホテルでのんびりしようとチャーリーがニックを誘って機内から降車しようとしたその時、何と全く別の大阪府警の刑事が佐藤の引渡しのために現れた。ニックは咄嗟に先程の男達が偽装警官だと気付き追い掛けようとするが、すでに彼らは車で逃走していた。
ニックとチャーリーは、大阪府警の会議室で大阪府警刑事部長の大橋警視ら幹部たちから、佐藤を奪われたことへの責任を追及されていた。英語が堪能な警部補・松本正博の通訳でニックは、「日本の警察の責任逃れだ!」と反論。「さっさと国へ帰れ!」と言う大橋警視に、「佐藤の捜査に協力したい」と何とか食らい付くニック。結局2人の滞在は認められたものの、大橋警視に「日本では民間人だから銃の携帯は違法だ」と持っているすべての銃を取り上げられてしまう。そしてそれ以降、松本警部補の監視下でニックとチャーリーは捜査に協力することになった。

ニックは日本のクラブで働くアメリカ人ホステス、ジョイスに声を掛け、情報を聞き出そうとする。
そんなある日の夜、大阪の繁華街にある「クラブ・ミヤコ」で殺人事件が発生した。ニックとチャーリーは松本に連れられ現場へ向かうと、被害者はドル紙幣を口に詰められ喉を切られて死んでいた。その男は空港の偽警官の1人だった。ニックはそのクラブで働くアメリカ人ホステスの女性を見つけると、彼女に近付き情報を聞き出そうとする。ホステスの名はジョイスといい、彼女はニックに「佐藤と彼の元のボスである菅井というヤクザとの抗争が起きている」と言った。翌朝、昨晩の殺人事件の報告書によってその犯人が佐藤であることを知ったニックは松本に詳細な情報を求めるが、彼らの勝手な行動を恐れる松本は口を濁す。松本の自分たちへの緩慢な態度にニックは腹が立っていたが、チャーリーは2人のやり取りを冷静に見ていた。ちょうどその時、佐藤のアジトが見つかったという情報が入った。ニックとチャーリーは出動する警官たちに混じり、松本の制止を聞かずに現場へと向かうのだった。
佐藤のアジトには彼の子分たちが数名いたが、佐藤はいなかった。鑑識が始まると押収品の中にあった数枚のドル紙幣にニックは眼をつけた。彼はこっそりドル札を何枚かくすねるとチャーリーとその場から去る。屋台でたこ焼きを食べるチャーリーの横でニックはくすねたドル紙幣を燃やしてみた。そしてその燃え方からニックはそれが偽札と判断する。彼らは早速松本に報告しようとするが、彼は佐藤のアジトの捜査にニックとチャーリーを無断で同行させたことで大橋警視からこっぴどく怒られており、取り合おうとしない。険悪になりながらも何とか松本を説得したニックは、大橋警視と松本の前でドル紙幣を燃やして偽札であることを証明し、佐藤の盗んだ箱の中身は偽札の原版ではないかと推測した。

松本警部補はニックとチャーリーの日本での勝手な行動に翻弄される。
その夜、チャーリーはニックと松本の仲を取り持とうとクラブ・ミヤコで酒宴を開くが、機嫌の悪いニックは一人席を外しホステスのジョイスのもとへ行く。チャーリーは松本にネクタイをプレゼントしたり、一緒に歌を歌ったりして親交を深めていく。その帰り道、チャーリーは地下街でバイクに乗った男にコートをひったくられた。コートにはパスポートが入っていたため必死にバイクを追いかけるチャーリー。ニックはどんどん走っていくチャーリーとはぐれてしまう。そしてようやくチャーリーを見つけると彼は数台のバイクに囲まれていた。それは佐藤と子分たちだった。佐藤はニックをあざ笑うかのように、チャーリーをナイフで惨殺するとそのままバイクで去って行った。
悲しみに暮れるニックに、松本はチャーリーの遺品を渡す。ニックはその中にあった拳銃を手に取ると、佐藤への怒りが沸々と湧いて来た。それまで事あるごとに反発し合っていたニックと松本だが、チャーリーの死をきっかけに2人で佐藤の捜査を進めていく。そして2人の間には徐々に信頼関係が生まれていった。やがて彼らは佐藤と菅井が偽札の取引をする製鉄工場を突き止めた。工場の奥の部屋では、佐藤が盗んだ偽札の原版をネタにハワイで自分の組を作らせるよう菅井に要求していた。だが、菅井は自分を含め他の親分衆が納得する筈が無いと取り合わない。佐藤は話にならないと菅井を罵り、部屋から子分2人と出て行った。遠くからその様子を見ていたニックは松本に本部の応援を要請するよう頼むと、1人で佐藤たちを追い始める。そしてニックは彼らがバイクに乗ろうとしたところを捕まえようとするが、そこから双方の激しい銃撃戦となり、ニックは佐藤の子分2人を射殺する。だが佐藤にはバイクで逃げられ、ニックは必死で佐藤を追いかけようとするが、そこへ駆け付けた大阪府警のパトカーに邪魔され、佐藤を取り逃がしてしまうのだった。大橋警視は銃を持って自身勝手な行動をしたニックを激しく叱り、彼をアメリカへ強制帰還することを決め、同時にニックを補助した松本にも停職処分を言い渡した。

ブドウ畑を逃走する佐藤と追いかけるニックの激しいオートバイ・チェイス。
佐藤への復讐をどうしても諦めきれないニックは、アメリカへの出発直前に飛行機から脱走し、松本の家へと向かう。訪ねて来たニックを見て驚く松本だったが、とりあえず部屋に入れるとニックは早速松本に「再び捜査をしよう」と持ちかけた。だが停職中の松本は「組織の人間として、これ以上協力することは出来ない」ときっぱりと断わった。そこでニックは、ジョイスと連絡を取り、彼女から菅井が良く現われるというゴルフ練習場の場所を聞き出す。ニックは大胆にも菅井に会い佐藤逮捕のための協力を依頼しようとしていたのだ。ゴルフ練習場を訪ねたニックは菅井と会うとそのまま菅井の屋敷に連れて行かれた。ニックは早速、菅井に佐藤逮捕のための協力依頼を申し出る。菅井は自分の幼い頃の戦争体験から「”黒い雨(ブラック・レイン/原爆投下の例え)”を降らせ、自分らの価値観を我々に押し付けたお前らが信用出来ない」と、ニックの申し出を断った。ニックは仲間を殺された事を理由に必死に菅井に食い下がると、その執拗さに折れた菅井は、深夜、佐藤と翌日に会う予定の郊外の農場にニックを連れて行く。そしてショットガンをニックに渡すとそのまま去って行った。
翌日になり、農場に菅井組の大勢の手下たちが警備に当たる中、菅井を始めヤクザの親分衆が続々と集まって来た。ニックはその状況を見ながら近くに潜伏していると、松本がやって来た。彼は佐藤逮捕に協力する腹を決めたという。暫くすると走って来た高級車から佐藤が現れ農家に入って行く。佐藤は菅井から盃を貰うためにやって来たのだが、菅井は「その前に今までお前がやって来たことのけじめをつけろ!」と、佐藤に小指を詰めさせた。そして盃を交わそうと菅井の横へ座った佐藤は、いきなり菅井の手の甲をナイフで刺した。それが合図であるかのように、外では農夫に変装した菅井の手下とニックの撃ち合いが始まった。そこからニックと松本、菅井の手下たちとの激しい銃撃戦が展開される。その隙を見て佐藤は一人バイクに乗って逃走。ニックもバイクで佐藤を追走する。ブドウ畑の中を猛スピードで走る2台のバイクのデッドヒートから、泥の中での2人の肉弾戦となった。そして激しい殴り合いの末、ニックは佐藤を殺さず逮捕したのだった。

ニックは佐藤を逮捕して松本と共に大阪府警に連行する。
ニックは松本と共に大阪府警に佐藤を連行し、大橋警視に逮捕の報告をする。驚く大橋だったが、松本からの事情聴取の結果、大橋はニックと松本に感謝状を手渡すことにした。
全てが終わり、松本は帰国するニックを空港まで見送りに来た。別れの挨拶代わりに2人で蕎麦を食べながら、「偽札の原版が結局どこにも見つからなかった」と話す松本に、ニックは「運のいい奴が何処かで拾っているよ」と冗談交じりに返す。そして松本はニックの息子宛てに土産を手渡すと、ニックもお返しに松本の息子にと箱を渡す。2人は固い握手を交わし、ニックが搭乗口に向かうと松本はニックから貰った箱を開けてみる。するとワイシャツの下に何と行方不明になっていた偽札の原版が入っていたのだ。驚いた松本はニックを呼び止めると、ニックはニッコリと振り返り、松本にサムズアップを返して帰国して行くのだった。
『ブラック・レイン』の主な登場人物・キャラクター
ニック・コンクリン(演:マイケル・ダグラス)

ニューヨーク市警察の腕利き刑事。
別れた妻から養育費を請求され経済面で苦労しており、そのうえ担当した麻薬密売事件での売上金横領の嫌疑を掛けられていた。
ニューヨークで偶然、佐藤の犯行現場に遭遇したことから彼を逮捕。日本への護送を同僚のチャーリーと担当することになるが、日本へ着くなり佐藤に逃げられ、大阪府警からその責任を追及される。佐藤を逮捕したい一心から大阪府警の松本警部補の監視のもとに、チャーリーと共に日本での捜査に加わる。
短気な性格で、勝手な行動を許さない松本とは折り合いが悪くお互い良い印象を持たなかったが、チャーリーの死後、徐々に松本との距離が縮まり2人で佐藤の捜査をするようになる。独自の捜査で佐藤の居所を突き止めるが、あと一歩のところで取り逃がす。その勝手な行動が大橋警視の逆鱗に触れ、アメリカへの強制送還を言い渡された。だが佐藤への復讐をどうしても諦めきれず空港を脱走。松本に捜査協力を断わられると、大胆にも関西ヤクザの首領・菅井に協力を求める。そして最後は佐藤を追い詰め壮絶な死闘を繰り広げた末に逮捕した。
松本正博警部補(まつもとまさひろ/演:高倉健)

大阪府警察刑事部捜査共助課のベテラン警部補。
英語が堪能なことから、上司である大橋警視の命令で日本に滞在するニックとチャーリーの監視役を任される。
短気で勝手な行動を取ろうとするニックとは折り合いが悪く、気さくなチャーリーには好感を持った。チャーリーが佐藤に殺された後は、ニックと2人で佐藤の捜査をするようになり、徐々に距離を縮めていく。ニックとの捜査が大橋警視の逆鱗に触れ、アメリカへ強制送還されるニックと共に停職処分を言い渡された。その後、ニックが、空港から脱走して自宅に訪ねて来た時には「組織の人間として、これ以上協力することは出来ない」と捜査協力を断わった。だがその後、彼の佐藤への復讐をどうしても諦めきれない気持ちを汲んで佐藤逮捕に協力する腹を決め、菅井と佐藤が会う農場に張り込むニックの前に現れる。
チャーリー・ビンセント(演:アンディ・ガルシア)
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目次 - Contents
- 『ブラック・レイン』の概要
- 『ブラック・レイン』のあらすじ・ストーリー
- 『ブラック・レイン』の主な登場人物・キャラクター
- ニック・コンクリン(演:マイケル・ダグラス)
- 松本正博警部補(まつもとまさひろ/演:高倉健)
- チャーリー・ビンセント(演:アンディ・ガルシア)
- 佐藤浩史(菅井の元子分)(さとうこうじ/演:松田優作)
- ジョイス(クラブ・ミヤコのホステス)(演:ケイト・キャプショー)
- 菅井国雄(すがいくにお/演:若山富三郎)
- 大橋警視(大阪府警察本部刑事部長)(おおはしけいし/演:神山繁)
- オリヴァー(ニックの上司)(演:ジョン・スペンサー)
- クラウン(ニューヨーク市警察本部監察官)(演:リチャード・リール)
- 梨田(佐藤の子分)(なしだ/演:内田裕也)
- 片山(佐藤の子分)(かたやま/演:ガッツ石松)
- 吉本(佐藤の子分)(よしもと/演:國村隼)
- 菅井の用心棒(演:安岡力也)
- 菅井の用心棒(演:プロフェッサー・タナカ)
- 菅井の子分(演:島木譲二)
- 佐藤の情婦(クラブ・ミヤコのホステス)(演:小野みゆき)
- 松本の息子(演:ケン・ケンセイ)
- 農夫に変装した刺客(演:アル・レオン)
- フランキー(演:ルイス・ガスマン)
- 手打ちの場のヤクザの組長(演:林彰太郎)
- 指詰めの刀を持ってくる組長(演:小幡利城)
- ニックにうどんの食べ方を教える女性(演:津島道子)
- 大橋の部下(演:阿波地大輔/佐々五郎/伊吹太郎)
- 『ブラック・レイン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ダサいネクタイは締めるな!ニューヨークっぽいタイを締めろ。」
- チャーリーの死
- 「彼はいい警官だった…盗みは彼を汚すことだ…君自身を汚し、私まで汚す。」
- 黒い雨(Black Rain)
- ニックVS佐藤、最後の戦い
- 「元気でなカウボーイ!」
- 『ブラック・レイン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本人キャスティングでのエピソード
- 坂本龍一に松本役のオファーがあった
- 佐藤役のオーディションは錚々たるメンバーだった
- 他のキャスティングにまつわる小ネタ
- クライマックスには2つのバージョンがあった
- 撮影用および劇中に登場する車両のトリビア
- 日本中のキャンピングカーをレンタル
- スタッフ移動には大阪のタクシーが活躍
- スズキ製のバイクが重要アイテム
- 劇中にベンツも登場
- 日本のシーンは日本で消化出来なかった
- 日本で選ばれた主なロケーション場所
- 大阪市でのロケ地
- 堺市でのロケ地
- 神戸市でのロケ地
- 『ブラック・レイン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:グレッグ・オールマン『 I'll Be Holding On』
- 『ブラック・レイン』の関連映像
- オリジナル予告編(英語版)
- メイキング映像Part1(字幕版)
- メイキング映像Part2(字幕版)