Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。

『Mr.&Mrs. スミス』の概要

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーというハリウッドのトップスター同士である2人が初共演し、その後メディアが大きく取り上げるほど話題になったラブアクションムービーである。監督はダグ・リーマン、脚本はサイモン・キンバーグ。2005年にアメリカで公開され、同年に日本でも公開された。日本での興行収入は46億5000万円で、地上波でも過去に何度か放送されている。
この作品は、スミス夫妻の倦怠期が招いた、周りを巻き込む壮大な夫婦喧嘩の物語。5~6年前、ジョンとジェーンはコロンビアのボゴタで出会い、そこから2人は一夜にして恋に落ちる。その後2人は何度かデートを重ね、結婚することを選ぶ。しかし2人は、お互いにプロの暗殺者であることを隠していたのだ。自宅での口数も減りパートナーへの熱も冷めたある日、2人が同じターゲットの暗殺の依頼を引き受けたことから夫婦関係に変化が起こる。
ITを駆使した完璧な計画と仲間との連携で、迅速かつ巧妙にターゲットを始末してきたジェーン。反対にいつも単独行動で、自分の直感だけを頼りに動いてきたジョン。それを知らない2人はそれぞれのやり方で任務を遂行しようとし、同じターゲットの狙撃地点で出くわしてしまう。初めは縄張りに侵入してきた相手も「ただの民間人だ」と認識し、気にも留めていなかった。だが徐々に、自分の計画を邪魔するような相手の行動に機嫌を損ねてしまう。そしてこの相手の正体を調べるうちに、自分の結婚相手であることが判明したのだ。競合組織のヒットマンである2人は、お互いに「相手を始末し組織を守るべきか、自分が惹かれ選んだ結婚相手を守るべきか」と気持ちが揺れ動く。そして、組織を裏切ってでも自分の惹かれた相手と一緒になることを選んだ2人は、両組織の壊滅のために2人だけで戦いに挑む。常に危険と隣り合わせの2人の恋模様に引き込まれていく映画となっている。

『Mr.&Mrs. スミス』のあらすじ・ストーリー

2人の出会い

結婚生活に違和感を抱き、「車検のよう」な感覚でカウンセラーのもとに来たジョン・スミスと、その妻ジェーン・スミス。
結婚生活は10点中8点と答えながらも、その様子はどこかよそよそしかった。

2人が出会ったのは5〜6年前。
コロンビアのボゴタという街でのことだった。
ジョンが店で飲んでいると、突然警察が捜査に来た。
警察は「一人旅をしている人物」に目星をつけて殺人犯を追っているのだという。
そんなところへ、ジェーンは来店した。
互いに顔も知らなかったが、警察に目をつけられるのを避けたかった二人は知り合いを装い、騒動が終わるのを待った。

そこでようやくお互いの名前を知るのだった。

ディナーに行き、交流を深める二人。
「ダンスはできる?」と誘うジェーンに従って踊った後、二人は一夜を共にした。

デートをしに街に繰り出した二人は、射的の店を見つけ、挑戦することにする。
ジェーンは的に当てられず「ヘタね」と自嘲して笑った。
次に挑戦したジョンはプロ顔負けの腕前を見せつけ、「まぐれさ」とうそぶいてみせた。
もう一度挑戦したジェーンは、先程の結果がウソだったかのような腕前を見せる。
「どこで習った?」と尋ねるジョンに対して、ジェーンは「まぐれよ」と返した。

ジョンはジェーンにプロポーズし、結婚したことを親友のエディに報告した。
それを聞いたエディは出会って6週間しか経っていないことを理由に反対する。
一方で、ジェーンも親友のジャスミンに結婚したことを報告した。
ジャスミンも同様に出会ってから結婚までの期間が短すぎることを心配していた。
このとき、ジョンは建設業を、ジェーンはITの仕事をしていて、出張も多いことから結婚相手に理想的だと話していた。

広がっていく溝

ある日、とある若いエージェントは、彼の所属する組織のボスに呼ばれ、勇み立っていた。
指令だと言われ渡された封筒に入っていたのは一枚の写真。
彼は写真のターゲットを確認すると、そのまま仕事に向かった。

ジョンとジェーンの結婚から5〜6年、二人の間には大きな溝ができていた。
寝る直前や模様替えの話、毎回7時と約束している夕食の最中にもかみ合わない二人。
あのカウンセラーは二流だなどと文句を言いながら、それぞれ一人でカウンセラーのもとへ行き、「妻を愛しているし、満足させたいと思っているのに時々苛立ちを覚える」、「お互いに話そうとしないことが多すぎて夫との間に大きな隔たりがある」などと相談していた。

隣人であるマーティンのホームパーティーの日、ジョンはスポーツバーへ、ジェーンはホテルへ向かった。
お互いの「本当の」仕事を果たすためである。
実は二人は別の組織に所属する優秀なヒットマンだったのだ。
それぞれ仕事を済ませると、何食わぬ顔で隣人のパーティーに参加し、二人はまた日常へと帰っていった。

ある日、ジョンに指令が下る。
「組織にとって危険なベンジャミン・ダンズという男を殺害する」という指令である。
彼にとってベンジャミンは「若造」であり、遂行するのは造作もないことのはずだった。

一方で、ジェーンにも指令が下った。
「組織にとって危険なベンジャミン・ダンズという男を殺害する」という指令である。
彼女にとってベンジャミンは「坊や」であり、遂行するのは造作もないことのはずだった。

決行当日、ジョンとジェーンはメキシコの国境付近にいた。
成功を確認するために小屋まで用意し、ベンジャミンが通るルートに罠を仕掛けて悠然と構えるジェーン。
直前にベンジャミンが通るルートに来て、グレネードランチャーで吹き飛ばそうとするジョン。

ジェーンはベンジャミンが来たのを確認し、「仕掛けはすべて完了」とほくそ笑んだ。
だが、そこにジョンがやってきてジェーンの罠を作動させてしまう。
はじめは民間人だと思われていたジョンだったが、「軽くぶっ放すか」と持ち出したグレネードランチャーのせいで、ジェーンから敵だと認識され狙撃される。
ジョンはベンジャミンより先に邪魔者を排除しようとジェーンのいる小屋にグレネードランチャーを発射した。
ジェーンはすぐに退避し軽傷で済んだが、小屋の爆発の直後にジェーンの仕掛けた罠も作動。
ベンジャミンを襲撃する機会を逸し、任務は失敗に終わった。

邪魔者の正体

ベンジャミンの暗殺を邪魔し、自らの命を脅かした相手の正体を突き止めようとするジョン。
現場に残っていたノートPCから相手を特定することにした。
ノートPCの所有者の住所を調べ、ジョンが辿り着いた場所には、「 i - テンプ社 ジェーン・スミス」の表札があった。

そのころ、ジェーンは現場の様子を撮影していたテープから邪魔者の正体を特定しようとしていた。
繰り返しテープを見ていたジェーンは邪魔者が見覚えのあるしぐさをしていることに気づく。
そこへジョンから夕食はどうするのかという電話がかかってきた。
ジェーンが「7時よ」と答えると、「いつも通り」とジョンは返した。

ジョンが家に帰ると、いつもより豪華な食事を用意して待っていたジェーン。
妻が自分の命を狙っている可能性がある。
ジョンは警戒しつつも食べ進めていく。
話題は仕事の話になり、ジェーンは「もめごとがあった。別の会社と二重契約」と言う。
ジョンもまた「あいにく問題が発生した。死活問題さ」と言った。

ジェーンのグラスへワインを注いだジョンは、手に持っていたワインボトルを床へ落としてみることにした。
だが、ワインボトルが床に落ちることはなかった。
床に落ちる前にジェーンがキャッチしたのだ。
ジェーンが改めてワインボトルを床へ落とすと、タオルを探すと称して二人は別れ、ジョンは銃を構えた。

「なんてバカだったの」と混乱しながら車で逃走を図るジェーン。
ジョンは銃を手にしたままジェーンを追いかけていたが、庭の柵に引っかかり、誤ってジェーンの車へ発砲してしまう。
ジョンが自分を殺しに来ていると考えたジェーンは「誤解だ。指が滑った。車を止めろ」というジョンの言葉を無視し、ジョンを車で撥ねてしまう。
ジョンは最後まで「話し合おう」と言っていたが、ジェーンは姿をくらまし、二人は完全に敵対関係となってしまった。

エディの家に来たジョンは、「彼女は6年間お前をだましてた。仕返しをしてやれ」と言われて心が動くが、やはりどこか踏み切れないでいる。
一方でジャスミンの家に来たジェーンは「彼のことを愛してる?」と尋ねられ、「いいえ」と答えた。
ジャスミンに「じゃ、殺せるわ。あなたの腕は世界一」と太鼓判を押されたにも関わらず、ジェーンはどこか納得できない様子で「彼のことを愛していない」と自分に言い聞かせるように呟いた。

弱虫男と腰抜け女

ジェーンは部下を引き連れて自宅を訪れると、ジョンに関する情報は全て集めて回収するように指示した。
だが、結婚式のビデオや射的の景品などジョンとの思い出の品について部下が調べているところを見るとつい不服そうに顔をしかめた。

ジェーンたちが去った後、ジョンもまたマーティンを連れて自宅を訪れた。
ジェーンたちを警戒するジョンはマーティンに案内をするふりをして、その実囮にできるように動いていたが、自分の隠し部屋にまでジェーンの手が伸びていることに気づき、悔しがった。
i - テンプ社に戻ったジェーンは、あらゆる手を使って夫のジョンを探すように指示を飛ばす。
「ジョン・スミス」という名前では捜査は難航するだろうと思われたが、見つかるのは一瞬だった。
ジョンが既にi - テンプ社まで来ていたからだ。
身の危険を察知したジェーンが脱出する準備を整えたところへ、ジョンが現れた。
目の前にいたジェーンを、しかし、ジョンは撃つことができず、そのまま取り逃がしてしまう。
ジョンが自分を前に逃げ出したジェーンへ向けて「腰抜け女!」と罵ると、ジェーンは自分を前に打てなかったジョンへ向けて「弱虫男!」と罵倒した。

エディは「撃たなかったのか?チャンスがあったのに、彼女を生かしたまま」と手がかりを探すジョンに言った。
ジョンは質問に答えない。
「必ず始末しろ」と言うエディに、「俺の女房だぞ」と返すジョン。
「あの女は敵だ。表にいるかも!」と噛みつくエディには結局答えず、ジョンはジェーンの新たな手掛かりを見つけた。

i - テンプ社の者だと偽りブラックボウ不動産に潜入を試みるジョン。
しかし、計画はバレており、最上階にあるオフィスへ向かう途中でジョンの乗ったエレベーターが止まってしまう。
「乗り心地は?」との質問に「ジェーン?」とすぐ気づくジョン。
ジェーンは街を出るように警告するが、ジョンは頑として聞かない。
「君はしくじる。僕を甘く見すぎているから。どれだけ能力があるか」と言うジョンに、ジェーンは「そうかしら。お互い様だわ」と返した。

ジェーンの「街を出るか。爆破するか」という問いに、「わかった。君の勝ちだ。爆破しろ。その度胸はない」と言い出すジョン。
ジェーンは最初は困惑した様子だったが挑発に乗ってカウントダウンを始める。
ジェーンが「さよなら」と言うと、部下がエレベーターを爆破してしまった。
ジェーンが困惑しながら「何をしたの?」と訊くと、部下は「『さよなら』って」と答える。

エレベーターの落下場所へ駆け寄り、壊れたエレベーターを見て痛ましい顔をするジェーン。
部下たちはそんなジェーンの姿を不安そうに見ていた。

一方で、ジョンは別のエレベーターから様子を窺っていた。
落下したエレベーターに乗っている映像を見せることで難を逃れたのだ。
しかし、ジェーンが自分を本当に殺そうとしていることに釈然としない気持ちになり、乱暴に設置していた機器を取るとそのまま立ち去った。

二人の終わりと始まり

銃を向けあう2人。

自分がジョンを殺したと思い、ジョンにプロポーズされた店で涙をこぼすジェーン。
ジェーンのグラスにシャンパンを注いだのはジョンだった。
「再会のセリフを考えた。君にはぶっ飛んだ。一瞬で恋に落ちたぜ」と言うジョンに「どうしたいの?」とジェーンが訊くと、「離婚しよう」とジョンは返した。

「シャンパンは祝いの酒」だからとマティーニを頼むジョン。
互いに武器を隠しながら会話を続ける二人。
ジョンはジェーンをダンスに誘う。
ジェーンが「踊れないのに」と茶化すと「偽装工作さ」と返した。

互いを無力化しながら踊ったあと、ジェーンは「悪いけど失礼するわ」と言って出口とは違う方向へ向かった。
ジョンが「その手に乗るな、ジョン。情けは無用だ」と自分を戒めながら様子を見ていると、案の定ジェーンの向かった部屋で爆発が起こる。
そのどさくさにまぎれて逃げたジェーンを探している際に、ジェーンがジョンの服にも爆弾を仕掛けていたことが分かり、2度も殺されそうになったジョンの堪忍袋の緒が切れた。
ジョンの「買ってやったものを全部燃やす」という発言で二人は我先にと自宅を目指した。

道中、ジョンは尋ねる。
「初めて会った時、どう思った?」
ジョンはまだどこかでジェーンへの想いを捨てきれずにいたのだ。
「君はクリスマスの朝のようだった」と言ったジョンに対して、ジェーンは「あなたは……」と声を詰まらせると、何かを吹っ切るように頭を座席に打ち付け、「理想的な隠れみのと思った」と返した。

先に家に着いたジェーンはライフルを持って家に立てこもった。
ジョンは窓ガラスを割って家に侵入すると、ポスターの裏に隠していた銃を手にジェーンを探す。
お互いに撃ち合うが決着はつかず、ジョンはキッチンへと逃げ込む。
ジェーンが撃ってくるように「射撃も料理も下手」と挑発したジョンは、あえてガス漏れを発生させる。
ジェーンはそれに気づかずに銃を乱射、ガスに引火して爆発が起き、ジェーンは吹き飛ばされてしまう。
ジョンはジェーンが起き上がったところを攻撃し、そこからはくんずほぐれつの肉弾戦にもつれ込んだ。
最終的には互いに銃を突きつけ合うが、沈黙を破ってジョンは「撃てない」と言い、銃を下ろした。
「撃ちなさい!撃って!」と悲痛な叫びをあげるジェーンに、ジョンは「撃ちたいか?やれよ」と返す。
今にも泣き出しそうなジェーン。
ジョンはジェーンに銃を捨てさせると、愛を確かめ合った。

スミス夫婦とウソ

ほとんど廃墟のようになった家で、隠していたことを打ち明けあうスミス夫婦。
実行した任務の話。
後遺症の話。
仕事の後の不眠症の話。

そんな殺伐とした話で談笑していたスミス夫婦のところに、刺客が送り込まれる。
爆発炎上するスミス家。
スミス夫婦は「バーベキューセットを貸したまま」だからとマーティンの車を拝借すると、そのまま逃走した。

道中で今までついていたウソを打ち明けあうスミス夫婦。
「君の料理は最悪だ」とジョンが言うと、「料理はしたことないわ。部下がやってたの」とジェーンは返す。
「料理までウソか」とジョンが呆れたように言う。
そんなことを言っている間に、刺客がスミス夫婦の車に追いついた。

刺客から逃げるために協力するも、どこかかみ合わないスミス夫婦。
そんな時に、ジョンが「結婚は二度目だ」と告白する。
それにジェーンは「隠してたなんて!」と激怒した。
ジョンが「君に怒る資格はない。真実を話さないくせに」と怒ると、ジェーンは「私の両親は死んだの。私は孤児」と語った。
「結婚式で花嫁の父は?」とのジョンの問いに「役者よ」と悪びれもせずに答えたジェーン。
ジョンは「もううんざりだ」と呆れた。

刺客から逃れ、エディのところにやってきたスミス夫婦。
エディは状況が悪いことを指摘し、「お前たちが別れるなら生き延びるチャンスはある。だがこのまま一緒なら、命はない」と正直に伝えた。
その上でエディは「奴らの標的を奪えば別だが」と別の可能性を示唆した。
ジャスミンにも協力してもらい、標的のベンジャミンの居場所を割り出してもらったスミス夫婦。
しかし、ジャスミンの協力もこれ以上は得られない。
スミス夫婦の共同作業が始まった。

ジェーンの計画に従い、着々とベンジャミンに近づいていくジョン。
だが、途中でジェーンの計画のミスが発覚する。
ジェーンはすぐに計画を練りなおそうとするが、ジョンはスタンドプレーで乗り切ろうとする。
連携不足で危機に陥るという初歩的なミスをしつつ、ベンジャミンの拉致には成功した。

「計画が狂った。警報が鳴ったわ」と咎めるジェーンに「直感がモノを言う。目的は達成した」と返すジョン。
ジェーンは「クリスマスも記念日もあなたはドジばかり。ママの誕生祝いも忘れた」とあげつらう。
「チームワークを大切にして」と続けて文句を言うジェーンに、ジョンが「君といると息が詰まる。ミスを許してくれない。期待に応えられないよ」と返すと、ジェーンは怒りを隠せなくなり「どうせウソの結婚生活だわ」と吐き捨てた。
拉致したベンジャミンから情報を聞き出そうとするスミス夫婦。
ベンジャミンは持っていた写真をジェーンに見せ、「標的は僕じゃない。あんたたちだ。夫婦と分かり同時に始末しようとした。両組織が組んだ作戦だ。敵対組織の殺し屋が夫婦だとまずいから殺し合わせようと」と自白した。
さらにはベンジャミンの着けていたベルトに隠されていたGPSからスミス夫婦の居場所が組織にバレてしまった。

決着をつけた後

刺客から隠れながら、「私たちの結婚って?」と疑問をぶつけるジェーン。
「最悪の結婚だよ」とうそぶきながらも「逃げたら一生追われる。決着をつけよう。その後は君の好きに」と伝えるジョン。
スミス夫婦の組織との戦いが始まった。

近くのショッピングセンターに逃れ、敵の出方をうかがうスミス夫婦。
息の合ったコンビネーションと長年培ってきたスキルで一人ひとり着実に倒していく。
だが、居場所がバレてしまうと多勢に無勢、一転して不利になってしまう。
辛うじて別の部屋に逃げ込んだスミス夫婦。
ジョンがジェーンの身を案じて「ラパス(ジェーンの隠れ家がある場所)は最高だろうな」と言うと、「私はどこよりもあなたのそばにいたい」とジェーンは答えた。
覚悟を決めたスミス夫婦は、部屋を飛び出すとまるでダンスでも踊るようにお互いの身を守り合いながら戦い、敵を一掃したのだった。

スミス夫婦のカウンセリング

「関係が改善したようですね」と、カウンセラーは言った。
「うまくいってます。時には頭に来て殺したくなる」とジョンが言い、「私もよ」と冗談を返すスミス夫婦。
カウンセラーは「結婚生活は常に危機と隣り合わせ。でも二人なら切り抜けられる」と言う。
「セックスの質問を」とジョンは要求した。
ジェーンが制止する。
「10段階で言うと……」
ジェーンが制止するのも聞かず、ジョンは両手を開いてみせた。

『Mr.&Mrs. スミス』の登場人物・キャラクター

主要人物

ジョン・スミス(演:ブラッド・ピット)

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@michi6pant7

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衝撃の結末やグロテスクな描写が大きな話題となった洋画の中で、特に注目の名作・問題作をまとめました。ストーリーが秀逸なサスペンス「セブン」や、発想も描写も衝撃的すぎるホラー「ムカデ人間」、歌手ビョーク主演の感動作「ダンサー・イン・ザ・ダーク」など、様々なジャンルからおすすめ作品を選定。見どころなどを交え、作品の魅力を徹底的に紹介していきます。

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映画の悪役まとめ!『セブン』のジョン・ドゥなど殴りたいほど腹が立つキャラクターを紹介!

映画の悪役まとめ!『セブン』のジョン・ドゥなど殴りたいほど腹が立つキャラクターを紹介!

殴りたいほど腹が立つ映画の悪役キャラクターをまとめました。『セブン』でケヴィン・スペイシーが演じたジョン・ドゥや、ケヴィン・ベーコンが演じた『インビジブル』のセバスチャンなど、感情移入が全くできない嫌な登場人物・キャラクターたちの腹が立つポイントや映画を見た人の感想を紹介していきます。

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