大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)のネタバレ解説・考察まとめ

『大豆田とわ子と三人の元夫』とは、2021年にフジテレビ系火曜21時枠で放送された松たか子主演のドラマである。第76回文化庁芸術祭で優秀賞を受賞。大豆田とわ子は三度の離婚歴がある女性。周囲からは「バツ三なんだって」「人間的に問題があるのかね」という好奇の目で見られている。離婚した三人の元夫達にも振り回される日々。それでも「幸せになることを諦めていない」大豆田とわ子と元夫たちの奮闘を描く。本当の幸せを掴めるのか。これからの元夫達との関係は。新感覚のロマンティックコメディーである。

とわ子の最初の夫であり、唄の父親。誰にでも優しい性格で女性からも自然とモテるが、時にトラブルに巻き込まれるので困っている。
親友かごめを介してとわ子と結婚するも離婚してしまう。離婚の原因は八作の片思い、かごめへの思いを隠しきれず、とわ子に気づかれて離婚を告げられてしまう。
かごめの死後、ショックから姿を消すが8話目で帰ってくる。久しぶりにあった元夫たちからとわ子の四回目の結婚を聞き心配するも「幸せになってほしい」と語る。
離婚後はレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている。

佐藤鹿太郎(さいとう かたろう)(演:角田晃広)

とわ子の二番目の夫。業界でも有名なファッションカメラマンである。
以前は潜入カメラマンだったが、潜入先の社交ダンス教室でとわ子と出会いファッションカメラマンに転身、とわ子と結婚する。しかし、折り合いが合わなかったとわ子と自身の母親との中を取り持つことが出来ず離婚に至る。「しゃっくりを止めることができなかった」と語り、とわ子へアプローチをし続けるが相手にされない。
仕事のスタッフには「俺は凄い」を強調するため、「面倒くさい人」「器が小さい」と陰で言われている。

中村慎森(なかむら しんしん)(演:岡田将生)

とわ子の三番目夫であり、しろくまハウジングの顧問弁護士。
パーティー会場でとわ子と知り合い、意気投合。結婚するも三回目の司法試験に落ち、自暴自棄からとわ子と暮らしていた家を飛び出してしまう。
顧問弁護士となり再びとわ子の前に姿を見せるも相手にされない。プライドが高く、理屈っぽい、何事も否定から入る性格で周囲から「面倒くさい人」とされている。とわ子へのアプローチを続ける鹿太郎の性格が羨ましいと感じている。

とわ子の関係者

大豆田唄(おおまめだ うた)(演:豊嶋花)

とわ子と大作の間に産まれた中学二年生の一人娘である。将来の夢は医者だが「自分で実現するよりも彼氏が医者になる方がいい」と夢を断念。彼氏に尽くすと宣言しとわ子を心配させる。献身的に尽くす唄を見たとわ子に「唄は間違っている」と言われ親子喧嘩が勃発。しかし、自分が間違っていたことに気づき再び医者になる夢を目指す。

綿来かごめ(わたらい かごめ)(演:市川実日子)

とわ子の30年来の親友であり、八作の片思いの相手。
幼いころに両親を亡くし、親戚の家を転々として育つ。亡くなった祖母の遺産3億円を親戚にの許可なく寄付し反感を買っている。30歳の誕生日に虐待されていた赤ん坊を守ろうと誘拐して指名手配されてしまう。
マイペースで自由奔放、恋愛に興味がなく自分が人とずれた生き方をしていると自覚している。親友のとわ子は、困ったときは頼ってしまう唯一信用できる相手。
ペンネーム「空野みじん子」で少女漫画雑誌に応募しようとするも、完成後に心筋梗塞で突然死してしまう。完成した漫画はとわ子が代わりに応募し、「ふりる新人まんがグランプリ」で佳作に入選している。

小鳥遊大史(たかなし ひろし)(演:オダギリジョー)

とわ子が社長を務めるしろくまハウジングを買収した外資系ファンドマディソンパートナーズの法務部長。「企業買収の悪魔」と呼ばれている。とわ子とは敵対する関係と知らず公園で開催されているラジオ体操で意気投合する。
数式が大好きで大学進学を希望していたが、家族を介護することになり諦める。30歳で介護を終え、マディソンパートナーズの社長に拾われた。恩義を感じていたが「なりたかったのは今の自分ではない」と思い悩んでいた。そんな時にとわ子と出会い、マディソンパートナーズを辞職しシンガポールで新たな生活をスタートさせる決意する。

大豆田旺介(おおまめだ おうすけ)(演:岩松了)

とわ子の父。落選続きの元参議院議員である。とわ子が社長就任後に再び選挙活動を始め、度々選挙カーでとわ子の前に現れる。
現在の妻とは再婚であり、とわ子の母つき子とは離婚している。

大豆田幾子(おおまめだいくこ)(演:石村みか)

大豆田旺介の再婚相手。

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