エルピス —希望、あるいは災い—(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『エルピス —希望、あるいは災い—』とは、主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が、冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していくのだ。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤も描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%である。

『エルピス —希望、あるいは災い—』の概要

『エルピス —希望、あるいは災い』—とは主人公である女子アナウンサーの浅川恵那とディレクターの岸本拓朗が冤罪の証拠を探すドラマである。経済界の大物の策略で死刑囚となった男の冤罪を希望を見出しながら立証していく物語。圧力に屈したくない拓郎と、自分の地位を守りたい恵那の葛藤を描いていて、災いや希望が渦巻く中で懸命に生きていくヒューマンストーリー。

主人公である浅川恵那(あさかわえな)は報道のアナウンサーで、「真実を伝えたい」という信念のもとで仕事をしている。しかし同じ職場で働く記者の斎藤正一(さいとうしょういち)とのスキャンダルで異動になる。担当は深夜の『フライデーボンボン』。そこで新人ディレクターの岸本拓朗(きしもとたくろう)と出会う。
冤罪の可能性のある事件を2人で調査することになるが、大きな政界の圧力でなかなか真実を報道することが出来ずに苦労する。しかし真犯人を探し当て、真相を突き止めることができた恵那と拓郎は「世の中を不安の渦に巻き込むのか」、「真実をすぐに追及するのか」という究極の選択をすることになるのである。
巨大な組織が背景にいる中で、懸命に冤罪の事実を探りあてて希望を見出していく内容である。

平均視聴率は6.3%で、最終回は5.5%。

また『8人はテレビを見ない』というスピンオフドラマが存在している。TVのないシェアハウスに住む8人の若者が出てくるドラマで、『エルピス —希望、あるいは災い』の内容とシンクロしている。
『エルピス —希望、あるいは災い』よりも先の配信で2022年10月より放送。全5話である。

『エルピス —希望、あるいは災い—』のあらすじ・ストーリー

冤罪を訴える死刑囚

事件の真相を探るために関係者に話を聞いている恵那(写真左)と拓郎(写真右)

主人公の浅川恵那(あさかわえな)は大洋テレビの報道番組『NEWS8』のアナウンサーだったが、同じ会社の有名記者で斎藤正一(さいとうしょういち)との路上チューがスキャンダルになり、異動を命じられる。飛ばされた先は、大洋テレビの墓場と言われている『フライデーボンボン』だった。そこで、新人ディレクターの岸本拓朗(きしもとたくろう)と出会う。
ある日拓郎は『フライデーボンボン』に出演しているボンボンガールの篠山あさみ(しのやまあさみ)を口説いていた。その音声を篠山に録音されていて、その事を知ったメイク担当の大山さくら(おおやまさくら)は拓郎を脅した。「ばらされたくなかったら『八頭尾山連続殺人事件』を調べるように」と伝えた。「八頭尾山連続殺人事件」は12年前の井上晴美殺害事件に続き2018年、松本良夫(まつもとよしお)が起こしたとされる事件だ。大山は有罪判決を受けて死刑囚となっている松本と幼い頃に一緒に住んでいて、松本死刑囚の冤罪を信じている。しかし、死刑囚の死刑執行までの期間が分からないので、早く冤罪であるという証明を掴みたいと拓郎に訴えた。
拓郎は、この事を恵那にもちかけ2人は松本死刑囚が関わったとされる「八頭尾山連続殺人事件」を検証し始めた。まずは事件があった日のアリバイを崩すところから始めた。供述通りに行動してみるとやはりおかしな点が見つかり、松本死刑囚の犯行にしては不自然だと結論づけた。
松本死刑囚の弁護を担当している木村卓(きむらすぐる)は松本死刑囚の冤罪を立証するために恵那と拓郎に協力した。木村は首都新聞政治部の記者・佐々岡真由美(ささおかまゆみ)を恵那と拓郎に紹介し、4人で情報を共有する事にした。
当時、松本死刑囚の取り調べを担当していた刑事と知り合いである刑事・平川勉(ひらかわつとむ)に当時の様子を確認すると、「取り調べに何の問題もなかった」と言われ、「松本死刑囚が無理やり供述させられていたという状況ではなかった」と証言された。

忍び寄る災いの影

大門副総理と繋がっていた斎藤(写真左)

恵那と拓郎は12年前に殺された被疑者の井川晴美(いがわはるみ)と、最近殺された中村優香(なかむらゆうか)の殺害の方法が似ていると笹岡から聞き、疑問を抱いた。井川晴美が殺された事件で、「松本死刑囚を見た」と証言している西澤正(にしざわただし)に供述が正しかったのかを確認しに行くことになった。
恵那と拓郎は今まで取材で集めた松本死刑囚が冤罪の可能性があるという証拠の特集番組を作成して、『フライデーボンボン』で勝手に放送する計画を立てて実行した。もちろん最初に『フライデーボンボン』のディレクターである名越公平(なこしこうへい)に放送していいか確認したがNGがでたので、恵那の判断で勝手に放送したのだ。
視聴率や世間の反応がよかったので、大洋テレビの上層部に「次も期待してる」と言われ、ふたりは俄然やる気を出していた。
そんな中、斎藤は恵那が八頭尾山連続殺人事件を知らべている事に気が付き、恵那に探りをいれる。斎藤と恵那は思いあっているのだが、立場上よりを戻すことはお互いにメリットがないと考えて会わないようにしていた。しかも斎藤は大門副総理と裏で繋がっていた。のちに大門副総理が松本死刑囚に罪を着せている事が判明するが、恵那はまだその事実を知らないのだ。斎藤は大門副総理の指示で、恵那がどこまで情報を掴んでいるのかを探るように指示されていた。しかも斎藤は拓郎もだまし、「いつでも相談にのってやるから」と言って情報を引き出そうとしていた。
松本死刑囚が冤罪ではないのかという議論が世論で起きているので、警察も調べるしかなくなっていた。
しかしある日、松本死刑囚に対して再審請求が棄却されたと木村から連絡が入る。恵那と拓郎は「何か大きな力が働いているに違いない」と確信したのだ。
そのニュースを聞いて、大山はショックで自殺未遂をしてしまう。
恵那は松本死刑囚の再審請求がなくなったので、「調べても意味がないし、調べたところで大きな力に潰されてしまう」と思い、それ以上調べるのは辞めた。しかし拓郎は納得がいかず、独自に調査を始めた。

本城彰の存在

本城彰についてさぐる恵那(写真左)と拓郎(写真右)

一人でも調べると決意した拓郎はいろんな手を使い、情報を探った。そして、12年前の事件で「松本死刑囚を目撃した」と証言した西澤の供述は嘘であるというインタビューを撮ったのだ。西澤の元妻が、西澤が松本死刑囚を目撃したという時間帯に家にいた事を証言してくれたのである。紛れもないスクープであり、この目撃情報が嘘だとすれば、松本死刑囚の再審請求をもう一度復活させることができる。その可能性があるほどの重要な情報であった。
拓郎はこのインタビューを『フライデーボンボン』で勝手に放送することを決意するが、ディレクターである村井喬一(むらい)に止められた。しかし村井は、拓郎の情報を吟味したうえで『フライデーボンボン』で放送することを決意した。放送は高い視聴率をたたき出したが、肝心の西澤が逃亡してしまい、警察の捜査は難航した。
上の許可なしで村井と恵那と拓郎が『フライデーボンボン』で調査結果を放送した事で『フライデーボンボン』は打ち切りとなった。恵那は斎藤と別れ、村井は子会社へ飛ばされる結果になった。しかし恵那だけは功績を認められ、また報道番組の『NEWS8』に復帰できることになる。
忙しい恵那とは対照的に、拓郎はまだまだ事件を調べている。中村優香が殺された事件を調べていると、本城彰(ほんじょうあきら)という人物が浮かび上がった。本城彰は本城建設の社長の息子で大門副総理と親しかった。そして拓郎は本城が井川晴美と中村優香が殺された直後に海外に逃亡しているのではないかという情報を得る。
井川晴美の事件で松本死刑囚の取り調べを見ていた平川勉は、拓郎から情報料をもらったことで真実を話してくれた。その内容は、「松本死刑囚は犯人ではない」という衝撃的な内容だった。当時の警察に何者かから圧力がかかり、「松本死刑囚が犯人だ」という事になってしまったのだ。
さらに本城彰の事を調べていると、中村優香が本城彰からもらったとされるストールがある事を突き止めた拓郎は、遺族の物へ行きストールを回収する。そのストールから本城彰のDNAが出れば、本城彰が2つの事件に関わっていると立証できる。
ストールからは本城彰のDNAが検出された。拓郎は急いで恵那に放送するように交渉するが、「前みたいに無茶できる立場ではなくなった」と断られてしまう。拓郎は仕方ないので村井からの紹介で、『週刊潮流』の編集長である佐伯(さえき)に記事を出してもらう約束を取り付けた。

恵那の出した答え

放送の内容を差し替えるように交渉する斎藤(写真右)と対立する恵那(えな)

拓郎が掴んだ情報はしっかりと裏をとった上で記事にするという約束で、慎重に出すタイミングを考えていた。しかし大門副総理の圧力がかかり、「中村優香はデリヘルだった」という嫌なイメージをつける情報が流される。報道関係者は一斉に食いつき、拓郎は本城彰に関する記事を出すタイミングを逃してしまう。
そんな中、大門副総理の秘書だという大門亨(だいもんあきら)が村井と拓郎に接触してくる。大門亨は「以前、大門副総理からの指示で同じ派閥の議員が起こしたレイプ事件をもみ消した」と村井にリークし、インタビューを撮っていたのだ。しかし大門副総理から圧力がかかり、その情報の放送は断念された。大門亨は「もう一度告発しよう」と思い、インタビューに応じたのだ。大門亨は大門副総理がレイプ事件をもみ消している事、松本死刑囚を犯人に仕立て上げたことを話した。拓郎は「必ず記事にする」と約束するが、翌日、「大門亨が自殺した」というニュースを聞いて恐ろしくなった。大門亨は大門副総理に反抗して消されたのだ。
恵那は真実を知り、「これは公表するべきだ」と、『NEWS8』で放送すると断言する。しかし局の人間から猛反対を食らう。「大門副総理が事件にかかわっているとすれば、世間は混乱に陥り経済は止まる。そうなると職がなくなり、争いが生まれる。そんな世の中になっていいのか?」と大門副総理と繋がっている斎藤に説得された。その結果、「大門副総理が事件をもみ消している」という内容ではなく、「本城彰が事件に関わっている」という内容なら放送してもいい、と交渉が成立した。
結果、本城彰と大門副総理が繋がっていたことが明らかになり、松本死刑囚の冤罪が証明され、無事釈放されたのである。

スピンオフドラマ『8人はテレビを見ない』

テレビがない生活が一変、テレビのある生活に変わった8人

シェアハウスで暮らす8人の男女がTVのない生活をしていたが、懸賞でTVが当たり届くことに。TVでは『フライデーボンボン』が放送されており、八頭尾山連続殺人事件の放送が流れている。
ある日、カレーを作っていた男性が出かけて帰ってきたら肉じゃがに変わっていて犯人の女性が謝っていた。
また別の日は、手相占いをしている中で「DNA鑑定をしたい」という話になるが、価格が高額なので、無理だという結論にいたる。しかし高額な金額を不服とした模擬裁判が始まる。本編でもDNA鑑定の話題が出ているので、シンクロしている。
あるカップルが喧嘩をしていたのだが、そのまま別れることになる。最終回はみんなで牛丼を食べている。

『エルピス —希望、あるいは災い—』の登場人物・キャラクター

主人公

浅川恵那(あさかわえな/演:長澤まさみ)

主人公で大洋テレビのアナウンサー。『NEWS8』を担当していたがスキャンダルで『フライデーボンボン』に飛ばされた。斎藤とは恋愛関係にあり、お互いに思いを寄せているが、次第に関係が崩れていく。大門副総理が事件を隠蔽した事実を暴こうと企んでいたが、斎藤に止められ放送は別のものに差し替えられた。
真実とはなにかを追求し、悩みもがきながらも自分のやるべき事や、社会的地位も守ろうと必死。

岸本拓朗(きしもとたくろう/演:眞栄田郷敦)

nrtth546w9
nrtth546w9
@nrtth546w9

Related Articles関連記事

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

Read Article

家売るオンナ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

家売るオンナ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『家売るオンナ(ドラマ)』とは、は、2016年7月から9月にかけて放送された、スーパー営業マンの不動産販売をテーマとしたドラマである。主演は北川景子で、天才的不動産屋・三軒家万智が、顧客の悩みや問題点を解決しつつ、家を売りまくるというストーリー。数々の賞を受賞し、海外でも方された人気ドラマで、2017年5月にはスペシャルドラマ『帰ってきた家売るオンナ』、2019年1月から3月まで、続編として『家売るオンナの逆襲』が放送された。

Read Article

マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

Read Article

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム 運命の炎(キングダム3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。

Read Article

アイアムアヒーロー(I Am a Hero)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

アイアムアヒーロー(I Am a Hero)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『アイアムアヒーロー』とは2009年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた、花沢健吾による日本のSFホラー漫画である。謎の感染症が世界中で流行り、ほとんどの人間がゾンビになっていく。そのゾンビと戦い、感染から逃れる数少ない人間は、引きこもりやニートといった社会に劣等感を抱いていた者たちが中心となっている。この漫画に出てくるヒーローたちは、人間臭いリアリティーのあるヒーローだというのも見所のひとつ。

Read Article

コクリコ坂から(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コクリコ坂から(ジブリ映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コクリコ坂から』とは、2011年に公開されたスタジオジブリのアニメーション映画。監督は宮崎吾朗で、キャッチコピーは『上を向いて歩こう。』。 港南学園高校2年生のメルこと松崎海は、毎朝庭で旗を揚げていた。それは戦争に行ったきり、帰ってこない父親へ向けた信号旗だった。ある日、学校新聞「週刊カルチェラタン」で、自分が旗を揚げる少女として取り上げられていることに気が付く。それは同じ高校の3年生、風間俊が書いた記事だった。メルはこの記事をきっかけに俊を気にするようになり、だんだんと彼に惹かれていく。

Read Article

怒り(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

怒り(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2010年に国内の映画賞を総ナメにした大ヒット作「悪人」の原作者吉田修一と監督李相日が6年振りにタッグを組み、音楽に坂本龍一を加え、実力派のオールスターキャストで挑んだ感動のヒューマンミステリー。八王子の平静な住宅街で残忍な夫婦殺人事件が起こる。一年後のある日、千葉と東京と沖縄に素性の知れない3人の男が現れ、それぞれに重厚な人間ドラマが展開する。愛した人は、殺人犯なのか?2016年9月全国公開。

Read Article

リバース(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リバース(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リバース』とは、2017年4月から6月まで放送された湊かなえのミステリー小説が原作のテレビドラマである。主人公の深瀬和久は、10年前に大学時代の友人たちと卒業旅行に行った際、親友・広沢由樹が失踪し、遺体となって発見された。10年前の事件について深瀬たちに何者かが告発文を送りつけられ、その犯人を突き止めていくミステリー。現在と過去を交互に描いていくストーリーが、人気を博した。

Read Article

愛がなんだ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

愛がなんだ(小説・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『愛がなんだ』とは、角田光代による恋愛小説、およびそれを原作とした今泉力哉監督による実写映画作品。 映画作品では、岸井ゆきのが主役のアラサーOL・テルコを、成田凌がテルコの片思い相手であるマモルを演じ、独立系の低予算作品としてはあまり例を見ないロングランヒットを記録した。テルコはマモルに一目惚れをしてからマモル一筋の毎日を送るが、マモルはテルコのことを都合のいい女と思っている。テルコとマモルのどうしても埋まらない距離感がリアルに描かれている。

Read Article

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

Read Article

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂」(実写版)は、2017年7月に公開された福田雄一監督による日本映画。空知英秋作画の漫画「銀魂」の実写化作品で、原作の長編「紅桜編」がベースです。「紅桜編」は、妖刀紅桜を利用して国の転覆を目論む鬼兵隊と、それを阻止しようとする主人公坂田銀時と仲間たちの戦いを描いたもの。原作はSF時代劇コメディです。実写版はそれを忠実に再現し、ギャグ満載、時にほろりとさせる内容になっています。

Read Article

シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

シン・ウルトラマン(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シン・ウルトラマン』とは、脚本・庵野秀明、監督・樋口真嗣による、人類のために戦う異星人ウルトラマンと、その周囲の人々の活躍を描いた映画作品。日本を代表するクリエイターによる伝説的な特撮作品のリブートということで、公開前から大きな話題となった。 突如日本に出現し始めた巨大生物、禍威獣。その脅威に対抗するため結成された禍特隊の前に、銀色の巨人が現れる。ウルトラマンと名付けられたその巨人は禍威獣から人々を守るように振る舞い、禍特隊がその謎を追う一方、地球にはかつてない危機が迫っていた。

Read Article

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

銀魂2 掟は破るためにこそある(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「銀魂2 掟は破るためにこそある」とは、2018年8月に公開された、空知英秋原作の漫画「銀魂」を実写化した日本映画です。2017年公開「銀魂」の続編で、前作に続き監督は福田雄一、主演は小栗旬が務めています。前作とほぼ同じメインキャストで臨んだ本作は、原作で人気の長編「真選組動乱編」と、ギャグ色の強い「将軍接待編」をドッキングさせた内容。「真選組動乱篇」は真選組の参謀伊東鴨太郎の謀反を中心にした物語、「将軍接待編」は、万事屋がバイトするキャバクラに徳川茂茂がやってきて起きる騒動を描いたものです。

Read Article

ホットロード(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ホットロード(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ホットロード』とは『別冊マーガレット』で1986年から連載された、漫画作家紡木たくによる少女漫画である。父親の写真のない家で育ち、ママに愛されていない、必要とされていないと孤独を抱えている少女宮市和希と、不良グループ同士の抗争やバイクで走ることに命を懸ける春山洋志が出会い、"愛情とは何か"、"命とは何か"に気づかされ失いかけた命が再生されていく物語である。漫画連載終了から約24年後の2014年『ホットロード』は映画化され、大ヒットを記録した。

Read Article

王様のレストラン(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

王様のレストラン(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『王様のレストラン』とは、三谷幸喜脚本、松本幸四郎(現:松本白鸚)主演のテレビドラマである。1995年にフジテレビ系列で放送された。オーナーシェフの死によって経営難に陥り、スタッフもやる気がない、料理も不味い散々な状態の三流フレンチレストラン「ベル・エキップ」。新しくオーナーになった原田禄郎(演:筒井道隆)に頼まれて、かつて伝説のギャルソンとして活躍していた千石(演:松本幸四郎)が「ベル・エキップ」で復活し、スタッフや客を巻き込みながら一流レストランへの再建を目指すドラマである。

Read Article

リトル・フォレスト(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リトル・フォレスト(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リトル・フォレスト』とは、主人公の成長を描くヒューマンドラマであり、五十嵐大介による漫画、漫画を基にした森淳一監督、橋本愛主演の映画である。漫画『リトル・フォレスト』は、作者の実体験を基に制作され、2002年12月から講談社発行の『月刊アフタヌーン』で連載された。映画『リトル・フォレスト』は、2014年8月に公開された『夏』『秋』、2015年2月に公開された『冬』『春』の4部作である。東北地方の小さな村に住む主人公のいち子が、自然に向き合いながら自分を見つめ直すストーリーとなっている。

Read Article

俺物語!!(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

俺物語!!(漫画・アニメ・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

原作・河原和音、作画・アルコによる少女漫画、及びそれを原作とするアニメ、映画。2011年に『別冊マーガレットsister』に掲載された第1話が好評につき連載へ移行。その後『別冊マーガレット』にて2016年まで連載された。誰もが目を引く巨漢、剛田猛男とお菓子作りが大好きな女子高生大和凛子。痴漢から助けた出会いをきっかけに付き合い始めた二人の不器用ながら微笑ましい恋模様がコミカルに描かれる。

Read Article

50回目のファースト・キス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

50回目のファースト・キス(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『50回目のファースト・キス(映画)』とは、本国アメリカのみならず世界中で大ヒットとなったロマンチック・ラブコメディである。記憶障害という難病をテーマに切なく涙かせるシーンもありながら、集結したコメディ俳優たちがハワイを舞台にナンセンスながらクセのあるギャグで始終笑わせてくれる。 二人が揃ってメディアに登場すると今だに大きな話題となるアダム・サンドラー×ドリュー・バリモアの最強コンビの抜群の信頼関係が、最高の映画製作に影響を与えヒット作へと導いている、今もなお根強いファンが多い傑作である。

Read Article

あさが来た(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

あさが来た(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あさが来た』とは、幕末から明治にかけて活躍した実業家・教育者の広岡浅子をモデルとしたNHKの連続テレビ小説。2015年9月から2016年4月にかけて放送された。平均視聴率は23.5%で、朝ドラとしては2016年当時の最高記録となって話題に上った。 女性の社会進出が難しかった幕末から大正の時代に、女性起業家のパイオニアとして奔走した主人公・白岡あさの物語。銀行、生命保険会社、女子大学の設立という一大事業に邁進するあさと、彼女を支える家族、変化していく社会が描かれる。

Read Article

コンフィデンスマンJP(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンフィデンスマンJP(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンフィデンスマンJP』とは、2018年4月9日〜6月11日まで、フジテレビ系列で毎週月曜日21時から「月9」枠で放送された。主要キャストが全員詐欺師となっている。11年ぶりに「月9」の主演に抜擢された長澤まさみが、ダー子を演じる。他に、「月9」初出演の東出昌大はボクちゃん、ベテラン俳優の小日向文代はリチャードを演じる。古沢良太脚本としては、初の"コンゲーム"をテーマとした、痛快エンターテインメントコメディー作品。毎話豪華ゲストを相手に、奇想天外で壮大な騙しあいバトルが見どころである。

Read Article

WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』とは、三浦しをんの著書『神去なあなあ日常』を原作として公開された青春映画である。大学受験に失敗した平野勇気は「緑の研修生」という林業研修プログラムのパンフレットを偶然見つける。その表紙の美女に憧れて神去村(かみさりむら)にやってくるが、そこには癖だらけの村人たちが暮らしていた。何度も逃げ出そうとする勇気だったが、次第に林業の魅力にみせられていく。この映画はたくさんの小ネタに笑わせられつつ、森林風景の美しさや人との出会いに感動する物語になっている。

Read Article

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』とは、2003年に公開された日本の怪獣映画で、ゴジラシリーズ第27作目にあたる。監督を手塚昌明が務め、興行収入は13億円、観客動員数は110万人を集めた。 ゴジラが機龍との戦いで、行方不明になって1年後再び姿を現し日本を襲う。小美人とモスラも日本に現れ、機龍を作る際使ったゴジラの骨を海に返せば、一緒に戦うと宣言。ゴジラとモスラ、機龍の戦いが繰り広げられる。 見所は、以前は敵であったモスラが、今回人間側の味方としてゴジラと死闘を繰り広げるところである。

Read Article

天皇の料理番(2015年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

天皇の料理番(2015年のドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『天皇の料理番』とは、宮内省大膳職司厨長を務めた秋山徳蔵の生涯をモデルとしたドラマで、TBSテレビ60周年特別企画として制作された。2015年4月に放送され、脚本は森下佳子が担当する。主演は佐藤健で、黒木華や桐谷健太などが出演している。秋山篤蔵は両親に海産物問屋の松前屋の婿養子にさせられ、そこの跡取りとして働き始める。そんな彼があることをきっかけに、日本一の料理人になるという夢を持ち、奮闘するという物語。平均視聴率は14.9%を記録し、東京ドラマアウォード2015などで数々の賞を受賞した。

Read Article

ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ガリレオ(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ガリレオ』とは、ガリレオと称される物理学者・湯川学を主人公とした東野圭吾の連作推理小説。小説を原作にフジテレビ系の月9シリーズにて連続ドラマとして映像化された。主演は福山雅治。 湯川の大学の同級生である警視庁の刑事草薙から、湯川が事件の相談を受けるところから物語は始まる。事件捜査には興味がない湯川だが、人の頭部だけ燃える、見えるはずのないものが見えたなど、一見すると超常現象とも取れる不可解な事件に対し科学者として興味を持った時にこれらの謎の解明に挑む。

Read Article

Night Doctor(ナイト・ドクター)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Night Doctor(ナイト・ドクター)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Night Doctor(ナイト・ドクター)』とは、2021年6月から9月にフジテレビ系”月9”枠で放送された、若き医師達の葛藤と成長を描いた医療系テレビドラマである。主演は本作が月9初出演・初主演の波瑠が務めた。医師の働き方改革に伴い、柏桜会あさひ海浜病院では試験的に夜間勤務専門の救急医”ナイト・ドクター”制度を始めた。ナイト・ドクターとしてそこに集まったのは年齢も性格も価値観も異なる5人の医師だった。夜は医師として命に、昼はそれぞれの人生に向き合う医師達を描いた青春群像医療ドラマ。

Read Article

ノーサイド・ゲーム(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ノーサイド・ゲーム(小説・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ノーサイド・ゲーム』とは、2019年に発行された原作者・池井戸潤の小説及び、大泉洋主演で2019年7月から9月まで放送された、ラグビーをテーマとしたテレビドラマ。ラグビーの素人であるトキワ自動車経営戦略室次長の君嶋隼人(きみしまはやと)が、アストロズを立て直してラグビー界を盛り上げるために孤軍奮闘するストーリー。日本で開催されたラグビーワールドカップ2019の応援ドラマとして放送された。第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。

Read Article

大病院占拠(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

大病院占拠(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『大病院占拠』とは、日本テレビで放送された嵐の櫻井翔主演のサスペンスドラマである。心の病で刑事を休職している武蔵三郎が、界星堂病院を占拠した鬼のテロリストから人質を救出しようとするストーリーとなっている。櫻井翔の他に、比嘉愛未、白洲迅、渡部篤郎など豪華キャストがドラマ出演している。ドラマの脚本は福田哲平、音楽はベイリー芦屋が担当する。鬼のテロリストによって次々と犯罪者の罪が暴かれていくシーンや犯行に及んだ理由も、ドラマの見どころのひとつである。

Read Article

カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

カムカムエヴリバディ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。

Read Article

超高速!参勤交代(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

超高速!参勤交代(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『超高速!参勤交代』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2014年に映画化された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)は、長い参勤交代を終えて国元に帰ってきていた。しかしすぐにまた参勤するようにと江戸から知らせが届く。湯長谷藩の面々は老中松平信祝(のぶとき)の無理難題を攻略するため、何度も窮地に陥りながらも知恵をめぐらせ江戸に向かう。この物語は個性豊かなキャラクターが織りなすコミカルな様子の中に、男たちの熱い思いを垣間見ることが出来る作品となっている。

Read Article

キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『キングダム2 遥かなる大地へ』とは、古代中国で“天下の大将軍”となることを目指す少年の活躍を描いた、原泰久の同盟漫画作品の実写映画シリーズ第2弾である。公開翌年となる2023年には、同シリーズ第3弾となる『キングダム3』の公開が決定している。 500年もの間戦乱の中にある古代中国。魏国の軍勢の侵攻を受けた秦国は、これを迎撃するための軍を編成する。ひょんなことから秦国王宮内の人々と知り合った奴隷の少年信は、天下の大将軍になるという夢を叶えるためここに参戦。本物の戦場の中で剣を振るう。

Read Article

TOKYO MER(走る緊急救命室)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

TOKYO MER(走る緊急救命室)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『TOKYO MER(走る緊急救命室)』とは、2021年7月から9月まで放送された本格救命医療ドラマ。都知事の号令で東京海浜病院内に設置された、試験運用中の救命救急プロフェッショナルチームTOKYO MER。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーで、危険な重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者に救命処置を施すチームの活躍を描く。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッションである。コロナ禍で新型コロナウイルスとの闘いを続ける医療従事者に感謝の意を込めたドラマとして放送された。

Read Article

超高速!参勤交代 リターンズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

超高速!参勤交代 リターンズ(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『超高速!参勤交代 リターンズ』とは、土橋章宏が脚本を手がけ、2016年に公開された時代劇映画である。監督は本木克英。湯長谷藩(ゆながやはん)藩主の内藤政醇(まさあつ)をはじめとする一行は、元遊女のお咲を側室に迎え湯長谷への帰途についていた。しかし再び老中松平信祝(のぶとき)の陰謀にまきこまれ、城を乗っ取られてしまう。民を傷つけられた政醇は信祝に対抗することを決める。この物語は個性豊かなキャラクターが見せるコミカルな様子の中に、理不尽に強く立ち向かう男たちの姿を見ることが出来る作品となっている。

Read Article

六本木クラス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

六本木クラス(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『六本木クラス』とは2022年に日韓共同プロジェクトによって製作された日本のドラマ。2020年に韓国で放送された『梨泰院クラス』のリメイク作品で、主演を竹内涼真が務めた。主人公の宮部新は交通事故によって父親を亡くす。しかし事故は大手外食チェーンの長屋ホールディングスの息子・長屋龍河が起こしたもので、その不祥事が明るみに出ないよう、父・長屋茂によって真実は隠蔽された。新は復讐を誓い、長屋ホールディングスを潰してのし上がる計画を立てる。数年後、飲食店の経営者となった新は下剋上に挑む。

Read Article

どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

どうする家康(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である

Read Article

麒麟がくる(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

麒麟がくる(大河ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。

Read Article

目次 - Contents