ブラック・ジャック(BLACK JACK)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラック・ジャック(BLACK JACK)』とは、手塚治虫の代表的な漫画作品の1つで、天才無免許医師が法外な治療費と引き換えに多くの怪我や難病を治療していく人間ドラマ作品。1973年~1983年に『週刊少年チャンピオン』で連載され、連載終了後も読み切り作品が掲載された。さらに、他の漫画家の執筆による作品も数多くあり、医療漫画のパイオニアにして、金字塔と言われる。映画、OVA、実写のTVドラマ、アニメなど、さまざまな形で映像化されてきた。

CV:草尾毅

貧しい農家の四男坊で、兄たちと比べて出来が悪く、一時グレていた過去を持つ。亡き父に勘当されて以降、改心して医師となる。還暦を迎えた母を祝うため、十数年ぶりに帰郷してきた矢先、母が腹痛で倒れてしまい、ブラック・ジャックのメスさばきを目の当たりにし、診療所を開く決意をする。

黒松(くろまつ)

あだ名は吸血鬼医師の内科医。黒マントで身体を包んでおり、医師としての腕は確かだが、冷徹であり、ブラック・ジャック同様、高額な治療費を患者から容赦なく取り立てる。配役は「ドン・ドラキュラ」。

ゴ・ウィン

ベトナム出身のハワイに住む医者。ハワイで殺し屋に追われている農園主ダグラスを3回ほどブラック・ジャックと共に治療してきたが、実は彼こそがその殺し屋であった。ベトナム戦争の際ダグラスに自分の妻と娘を殺されそれ以来ダグラスに復讐しようとしたが、戦争の終結と共に行方が分からなくなったためアメリカを探し回った。そしてダグラスを射殺するが自身も警部に撃たれ、逃走するもダイヤモンドヘッドにある妻と娘が眠る墓の前で射殺された。

草井(くさい)

陰湿で卑劣な助教授で、山田野教授の座を狙って追い落とそうとした。山田野教授の目の悪さに付け込んで、執刀医を頼み、失敗を笑いものにする陰謀を企んだ。しかし患者は既にブラック・ジャックに手術された後で、手術の済んだ患者を再び当てがったということで逆に山田野から激しく叱責された。なお、スカンク草井が配役されており、他にも悪役で数多く登場している。

チン・キ博士

D国の世界的外科医であり、日本の国際病院でその術式を披露した。手術中に音楽をかけるくせがある。ブラック・ジャックが敬意を払う数少ない人物でもある。外国音楽を聴いていたことがばれてしまい、D国の反逆罪により役人に拘束された刹那に心筋梗塞を起こし、手術をブラック・ジャックに委ね意識を失った。

古和(こわ)

CV:龍田直樹

中部大学医学部卒業と称して、僻地の村に古和医院を開いているが本当は無免許医である。しかし村人の多くの患者から尊敬され、30年以上医師として生涯を捧げているところなどからブラック・ジャックが尊敬の念を抱いた数少ない医者である。1年後にブラック・ジャックと再会した時は、中部大学医学部に入学していた。

ハリ・アドラ

裸の心霊医師で、消毒や麻酔を行わず素手のみで患部を摘出し、患者には全く苦痛を与えずしかも患者の体に全く傷を残さないという、神がかった心霊手術を行う本物の超能力者。子宮外妊娠の胎児を中絶しようとするブラック・ジャックに対し、手術道具を全て念力で破壊した後に胎児を摘出したが、胎児は生存能力を持たない無頭児であり、救いようのないその姿を目の当たりにした事で、胎児を救うことを諦め病院を去った。

浅草 上乃(あさくさ うえの)

CV:飯塚昭三(テレビアニメ)

本間丈太郎医師の同僚であり、現在は外科医の手塚と同じ病院に勤める精神科の医師。大きなヒゲが特徴である。強力な催眠術を使うことができ、起きている相手を一瞬にして眠りに落とすことができる。

椎竹(しいたけ)

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