バンパイヤ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『バンパイヤ』とは、手塚治虫原作の長編SF漫画。第1部が1966年から1967年まで『週刊少年サンデー』に、第2部が1968年から1969年まで『少年ブック』に連載された。同作品はテレビドラマ化されており、水谷豊の主演デビュー作として知られている。『バンパイヤ』は、狼に変身する少年と世界征服を目論む少年を2人を中心に物語が展開されるSFサスペンス漫画である。シェイクスピアの『マクベス』をモチーフにして展開されるストーリーは、悪の魅力を湛えたピカレスクロマンの様相を呈していて人気を博した。

目次 - Contents

『バンパイヤ』の概要

『バンパイヤ』とは、手塚治虫によるSF漫画。2部構成となっており、第1部が『週刊少年サンデー』1966年第23号から1967年第19号まで、第2部が『少年ブック』1968年10月号から1969年4月号まで連載された。しかし、『少年ブック』が休刊となった影響で、未完の作品である。同作品のコミックスは、秋田書店サンデーコミックス版全3巻、講談社手塚治虫漫画全集版全4巻、秋田書店サンデーコミックス再編集版全4巻、秋田書店手塚治虫傑作選集版全2巻(第1部のみ)、秋田文庫版全3巻、秋田トップコミックス版全3巻(第1部のみ)、講談社手塚治虫文庫全集全2巻、国書刊行会手塚治虫トレジャー・ボックス版など多くのヴァージョンが発売された。講談社手塚治虫全集版が電子書籍化されている。また、手塚治虫トレジャーボックス版は、雑誌掲載時の本編を読むことができる。

『バンパイヤ』のメディアミックスに、テレビドラマ版がある。テレビドラマ版は、フジテレビ系にて1968年10月3日から1969年3月29日まで全26話が放映された。過去にLD-BOX、VHSビデオソフト、DVD-BOXがリリースされたほか、YouTube「手塚プロダクション公式チャンネル」にて無料配信されたことがある。テレビドラマ版は、実写とアニメーションのコンプレックス作品であるほか、名俳優の水谷豊の主演デビュー作としても知られている。

また、手塚治虫生誕90周年事業の一環として、ボクテンゴウ作画のオマージュ漫画『京獣物語』が、マイクロマガジン社刊『テヅコミ』Vol.5からVol.17まで連載された。同作品は、TCコミックス版全2巻が発売された。

『バンパイヤ』の大きな特徴として、悪の魅力を前面に押し出したストーリー構成が挙げられる。手塚は、同作品がウィリアム・シェイクスピアの『マクベス』を下敷きにしていると明かしていた。中心キャラクターのロックこと間久部緑郎(まくべろくろう)は、ネーミングから性格・行動に至るまでマクベスの影響下にある。手塚は元々勧善懲悪のストーリーではなく、複雑に入り組んだ人間ドラマを描くのが得意な漫画家だったが、『バンパイヤ』で悪を徹底的に描いたことでストーリーテラーとして更に一皮むけた印象があり、『どろろ』や『ブラック・ジャック』などの自作品に留まらず、後続の少年漫画にも多大な影響を与えた。また、同作品には原作者の手塚治虫が本人役として登場している。時にはコメディーリリーフ、時にはヒーロー級の活躍を見せた手塚は、後の作品『新・聊斎志異』シリーズや『ブラック・ジャック』にも出演して話題と注目を集めた。

『バンパイヤ』は、現代日本を舞台にしている。ロックと狼に変身する特異体質の持ち主であるバンパイヤの少年トッペイこと立花特平(たちばなとくへい)、そして手塚治虫を中心にして、人間の悪の部分と正義の部分の対立を描いたSF漫画作品である。

『バンパイヤ』のあらすじ・ストーリー

第1部

トッペイとロックの出会い

トッペイこと立花特平(たちばなとくへい)は、木曽の山奥にある集落夜泣き一族の少年である。夜泣き一族とは、何らかの条件で動物へと変身する能力を持つバンパイヤという種族であった。トッペイは、夜泣き一族の集落に国の調査が入ることで村を捨てることとなったまさにその日に家出をして上京し、アニメーターになるべく手塚治虫(てづかおさむ)が経営するアニメ制作会社虫プロダクションを訪れ、半ば強引に自分を売り込んで給仕に採用された。ところが、ある夜手塚が狼から人間に戻ったトッペイを目撃してしまい、正体が判明してしまう。手塚は、親友で怪奇現象の研究家の熱海教授(あたみきょうじゅ)に相談したが、熱海教授はトッペイを無理やり狼に変身させたことで、怒ったトッペイに追われて崖から海へ転落するという事故死を遂げた。

熱海教授の転落の場を見ていた者がいた。ロックこと間久部緑郎(まくべろくろう)は、自分が目撃者であることを手塚に話して彼を脅迫した。ロックは、狐のように狡猾で、蛇のように残忍な青年だったのだ。手塚からロックの話を聞いたトッペイは、ある夜初対面のロックの前で狼に変身して彼を襲った。しかしながら、古井戸に落ちて溺れそうになり、逆にロックに窮地を救われる。そして、これ以降狼の姿でいる時はロックに逆らうことができず、彼の悪事の片棒を担がされてしまうのだった。

ロックの野望と「バンパイヤ革命」

幼い頃に貧困で不遇な時を過ごしたロックは、「悪魔の申し子」となって世界を征服するという野望を抱いていた。そして、数々の人たちの弱みを握って脅迫しては現金をせしめているのだ。ロックは、自分を書生として雇い入れてくれた恩人の大富豪大西泰三(おおにしたいぞう)の1人娘大西ミカ(おおにしミカ)を誘拐して身代金を奪うことを計画し、トッペイにミカの誘拐を手伝わせた。警視庁の下田警部(げたけいぶ)は、狼に変身したトッペイを追い詰めたが、取り逃がした上に身代金を奪われミカも戻ってこないという最悪の結果に見舞われる。ロックの悪事は留まることを知らず、身代金を奪った後にミカを山口県の秋吉台まで連れて行き殺害した。また、大西夫婦の殺害にも成功して事実上大西家の当主となったのだった。さらには、下田警部をも事故と見せかけて殺害し、自分にとって邪魔な存在を消し去っていった。

一方、警察に追い込まれたトッペイは、実父立花博士(たちばなはかせ)が身代わりとなって死亡したことで逃げ延びた。彼は、立花博士の助手だった女性、岩根山ルリ子(いわねやまルリコ)と知り合い、実父が計画した「バンパイヤ革命」を知るところとなる。「バンパイヤ革命」とは、世界中のバンパイヤが結束し、人間からの不当な抑圧から解放されるために行動を起こすという内容だった。トッペイと彼の弟チッペイは、当初はルリ子に協力的な態度だったものの、彼女がロックと接近したことを知って以降は対立関係となるのだった。

「バンパイヤ革命」の結末

下田警部の叔父で私立探偵のヒゲオヤジこと伴俊作(ばんしゅんさく)は、下田警部の遺志を継いでロックを追っていた。また、手塚治虫は、ロックに殺されかけて消息不明となったが、九死に一生を得て生還した。手塚は消息不明になった過程で、バンパイヤが「マッドPA(マッドパー)」という薬品をひどく恐れていることを知る。そして、トッペイを伴って廃墟と化した熱海教授の家を訪れ、マッドPAの正体と製法を入手した。この薬品は、飲んだ人間の心を消し去って完全なケダモノにしてしまうという恐ろしい薬品だった。

ロックは、小さい丸薬状で飲み込むと体内で爆発する爆弾をバンパイヤに渡し、彼らの協力を得て政府要人を次々に暗殺する。ロックの野望と「バンパイヤ革命」が、同時にスタートしたのだ。ロックは渡米し、全米バンパイヤ結社代表のアリゲーターに丸薬爆弾を提供し、世界的な「バンパイヤ革命」が起こるのが間近に迫る。ところが、帰国したロックと出迎えたルリ子を待ち受けていたのは、手塚の逆襲だった。手塚は虫プロを使ってバンパイヤの告発番組を制作・放映したのである。これによって、日本のバンパイヤたちは足早に行動を起こさざるを得なくなってしまう。

「バンパイヤ革命」は順調な滑り出しを見せ、日本全土がバンパイヤの恐怖に支配された。手塚はトッペイたちの協力を得て、極秘にマッドPAを完成させる。マッドPAの存在を知ったロックは、手塚たちからマッドPAを奪おうとしたが、ヒゲオヤジとの戦いに敗れて捕まった。その後、ヒゲオヤジはバンパイヤたちのパーティーに潜入してマッドPA入りのワインを飲ませて全滅させた。計画が失敗に終わったロックは脱走して、親友の西郷風介(さいごうふうすけ)を幽閉していた別荘へ赴く。しかし、口論となってしまい、西郷を射殺した。ロックは西郷に変装して、ヒゲオヤジの追走をかわしたものの、トッペイたちに追われ、さらにこれまで殺害した人々のの幽霊や幻覚に襲われて錯乱して海に飛び込んだ。その後、「バンパイヤ革命」は完全に鎮静化し、ロックは行方不明となる。そして、手塚が家族の元へ帰ったトッペイのことを思い返すシーンが描かれて、『バンパイヤ』第1部は完結したのだった。

第2部

ロックと謎の生物ウェコ

『バンパイヤ」の第1部で死亡したと思われていたロックは、台湾で金(きん)という人物に匿われていた。彼は、金から蔡博士(さいはかせ)という人物を紹介され、生き血を主食とし、人間に変身する猫のような姿をした動物ウェコの存在を知った。ロックはウェコに関心を持ち、ウェコを利用した世界征服を企てる。

ロックはウェコを探し求め、遂にオスのウェコを1匹手に入れて日本へと戻って来た。彼はウェコを大富豪檜山家の跡取り息子である檜山ハヤト(ひやまハヤト)に変身させて、本物を殺害してすり替えた上で檜山家の財産を乗っ取ろうとする。計画は成功したかに見えたが、実はハヤトは記憶喪失となりながらも生きていることが判明した。ロックは、再びウェコを向かわせてハヤトを殺そうとした。しかし、ウェコがハヤトの返り討ちに遭い、手当てをしてもらったことで恩義を感じて改心するに至る。ロックは、ハヤトとウェコの協力関係に気づき、ウェコの振りをしたハヤトを洞窟の奥まで連れていき、地底湖へと突き落とした。だが、それはハヤトではなく、本物のウェコであった。自分の知らないところで入れ替わりが起きたことに驚愕するロックは、怒ったウェコに足を掴まれた。このシーンがラストとなり、『バンパイヤ』第2部は未完のまま終わったのだった。

『バンパイヤ』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

ロック/間久部緑郎(まくべろくろう)(演:佐藤博/梶健司(第19話 - 第26話))

演:佐藤博/梶健司(第19話 - 第26話)

第1部と第2部に共通して登場したキャラクターで、『バンパイヤ』の狂言回し的存在。本名は、間久部緑郎(まくべろくろう)だが、ストーリー内では「ロック」と呼ばれることが多い。年齢は不詳だが、運転シーンがあるため、10代後半から20代前半だと示唆されている。狐のような狡猾さと、蛇のような残忍さを併せ持った青年であり、変装術が得意で老人や女性に化けることもできる。

不遇な少年時代を送ったことで悪人になった経緯があり、上京後は変装術と悪辣な性格を活かして多くの人間の弱みを握って脅迫し、大金を奪っていた。また、書生として入った大西泰三(おおにしたいぞう)の財産を狙うべく、娘の大西ミカ(おおにしミカ)を誘拐して、身代金を要求した。手塚治虫(てづかおさむ)を通じて、トッペイこと立花特平(たちばなとくへい)と知り合い、彼を窮地から救って以降は恩に着せて狼に変身した彼に自身の犯罪の片棒を担がせている。

その後、ロックは岩根山ルリ子(いわねやまルリコ)や円山(まるやま)ら「バンパイヤ革命」を起こそうとしているバンパイヤたちと出会い、自分の屋敷をアジトとして提供した。その見返りとして、自身が開発した丸薬爆弾を日本の要人に飲ませて爆死させることを提案・実行させている。このようにしてロックは、自らの野望を世界征服に変化させていった。野望の過程で、障害となる人物は悉く殺害しており、犠牲者の中には大西一家、自分を追う警視庁の下田警部(げたけいぶ)、そして唯一の友人だった西郷風介(さいごうふうすけ)も含まれていた。

しかし、日本政府が人間をケダモノにする薬マッドPAを手に入れたことで、同薬を日本のバンパイヤたちに飲ませて駆逐したことを知ると、追い詰められて逃亡した。そして、逃亡先でこれまで殺害してきた人々の幻影に苛まれてしまう。彼らの前で再起を誓う演説をすると、そのまま海へ飛び込んで再起不明となり、第1部での活動を終えた。

第2部では生存しており、金(きん)のはからいで台湾に潜伏していた。そこで、人間そっくりに化けることのできる吸血動物ウェコを手に入れて日本へ帰国した。ロックはウェコを使って再び世界征服を企むようになり、手始めに大富豪の跡取り、檜山ハヤト(ひやまハヤト)の財産を狙う。ハヤトをウェコに殺害させて、彼とすり替わることで檜山家に入り込んだ彼は、財産を使って暗躍を始めた。しかし、ハヤトが生きていたことを知って、再度ウェコに彼を殺害させようとするが、いつの間にか入れ替わりが発生していて、ウェコに足を掴まれたところで第2部が中断し、その後の動向は不明となった。

ちなみに、「間久部緑郎」の名前の由来は、ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇の1つ『マクベス』である。また、ロックは手塚治虫作品スターシステムにおける代表的なキャラクターであり、『少年探偵ロック・ホーム』や『ロック冒険記』などの主演作があるが、『バンパイヤ』以降は『火の鳥 未来編』や『アラバスター』など癖のある悪役に多くキャスティングされた。

トッペイ/立花特平(たちばなとくへい/演:水谷豊)

演:水谷豊

『バンパイヤ』第1部の主人公的存在の少年。母親と弟のチッペイとともに、木曽にあるバンパイヤたちの集落夜鳴き谷で暮らしていたが、行方不明の父親立花博士(たちばなはかせ)の捜索とアニメーターになるべく上京し、手塚治虫と出会って虫プロダクションの給仕として働くこととなった。数日後に、手塚に狼に変身する秘密を見られてしまう。手塚が引き合わせた熱海教授(あたみきょうじゅ)に、松明を当てられたことで狼に変身して彼が崖から転落して死亡する原因となってしまう。その数日後に、手塚を脅迫するロックと相まみえるが、窮地に陥ったところを助けられて以降は借りを返すために従順となり、狼に変身するたびに彼の犯罪に手を貸してしまう。

大西ミカ誘拐事件の実行犯となったトッペイだが、ロックが準備した入れ替わりの狼が実父立花博士と知って驚く。立花博士は警察官の銃撃で死亡するが、助手の岩根山ルリ子を救出することに成功した。当初は「バンパイヤ革命」に賛同するも、ルリ子や円山たちがロックと接触したことを知った後は袂を分かち、手塚やヒゲオヤジこと伴俊作(ばんしゅんさく)とともにバンパイヤ壊滅に協力する。そして、行方不明になったロックを見届けたところで、母親とチッペイとともに夜鳴き一族のところへと帰って行ったのだった。

なお、トッペイが狼に変身するのは、満月を見た時と感情が昂った時(特に負の感情)である。

狼に変身したトッペイ

『バンパイヤ』第2部におけるトッペイは、夜鳴き一族の新たな里である信州の谷森沢にて、チッペイとともに暮らしている様子が描かれた。そこで、里を荒らしたとして追われているウェコの千恵(ちえ)と出会った。千恵の冤罪を知ったトッペイは、安全な場所として東京のロックの家を案内する。しかし、そこには既にロックとハヤトに化けたウェコが暮らしており、千恵もロックに匿われてしまうのだった。

チッペイ(演:山本善朗)

4csu_ma_i_25
4csu_ma_i_25
@4csu_ma_i_25

Related Articles関連記事

相棒シリーズの歴代相棒まとめ

相棒シリーズの歴代相棒まとめ

『相棒』とは、2000年からテレビ朝日・東映によって制作・放送されている刑事ドラマシリーズである。 警視庁特命係は、警視庁内部の左遷先として扱われている“人材の墓場”である。そこに所属する刑事杉下右京は、どのような難事件も解決する切れ者だが、事件と見ればそれが権力の闇に隠されていようと暴き立て、捜査のためなら強引な手法も辞さない厄介な人物としても知られていた。様々な事情からそこに異動させられる刑事たちは、時に右京に反発し、時に彼の推理力に圧倒されながら、次第に息の合った“相棒”となっていく。

Read Article

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!

トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。

Read Article

火の鳥(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

火の鳥(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『火の鳥』とは漫画界の巨匠、手塚治虫の描く漫画作品。その血を飲むと永遠の命が得られる伝説の鳥である「火の鳥」。この伝説の鳥を巡り、古代から未来へ、未来から古代へ。またミクロからマクロへ、マクロからミクロへと想像を絶するスケールで世界が流転する。文明の進化と衰退、科学の罪、生命進化、人間の心と、「火の鳥」を狂言回しに、あらゆる要素を紡ぎ、手塚治虫が読者へ送る「究極の物語」だ。

Read Article

ブッダ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

ブッダ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブッダ』とは、漫画家・手塚治虫が手がけた、仏教を生み出した釈迦こと「ブッダ」の物語についての漫画作品である。少年漫画雑誌『希望の友』(潮出版社)にて、1972年〜1982年まで連載された。後のブッダである主人公「ゴータマ・シッダルタ」が苦悩しつつ仏教をどのように悟ったのかを描き出している。実在の人物と手塚治虫自身の創作の人物が入り混じっているも、2000万部を超える売り上げを記録し、非常に評価されている作品である。

Read Article

ブラック・ジャック(BLACK JACK)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラック・ジャック(BLACK JACK)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラック・ジャック(BLACK JACK)』とは、手塚治虫の代表的な漫画作品の1つで、天才無免許医師が法外な治療費と引き換えに多くの怪我や難病を治療していく人間ドラマ作品。1973年~1983年に『週刊少年チャンピオン』で連載され、連載終了後も読み切り作品が掲載された。さらに、他の漫画家の執筆による作品も数多くあり、医療漫画のパイオニアにして、金字塔と言われる。映画、OVA、実写のTVドラマ、アニメなど、さまざまな形で映像化されてきた。

Read Article

傷だらけの天使(傷天)のネタバレ解説・考察まとめ

傷だらけの天使(傷天)のネタバレ解説・考察まとめ

「傷だらけの天使」は、1974年10月から1975年3月にかけて、1話完結の全26話が日本テレビ系で放送されたTVドラマ。探偵事務所で働く木暮修と彼を慕う乾亨。彼らは調査員として暴力団抗争から捨て子の親探しまで様々な案件に関っていく、そんな中での二人の怒りと挫折を多彩なストーリーと個性的な演技によって描く。深作欣二を始めとする個性的な映画監督が演出を担当。現在でも人気の高い伝説のドラマである。

Read Article

三つ目がとおる(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

三つ目がとおる(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『三つ目がとおる』とは、手塚治虫による漫画及び、それを原作とするアニメ作品である。無邪気な性格の中学生、写楽保介は古代種族三つ目族最後の生き残り。額の絆創膏を剥がすと第三の目と共に超知能、超能力を操る冷酷な人格が現れ悪魔のプリンスと化す。写楽は世界征服を目論む一方で、時にクラスメイトの和登さんらと共に古代遺跡絡みの陰謀に巻き込まれる。オカルトブームの中、人気を博し第1回講談社漫画賞を受賞。漫画の神と呼ばれた作者の没後初のアニメ化作品でもある。

Read Article

奇子(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

奇子(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『奇子(あやこ)』とは、手塚治虫原作の青年漫画。『ビッグコミック』誌上にて1972年から1973年まで連載された。2019年に舞台化されている。とある旧家一族の人間ドラマを軸にして、第二次世界大戦以後の激動の日本を描いた作品であり、後の代表作『アドルフに告ぐ』の先駆けと評された。GHQのスパイであることを隠して復員した天外仁朗(てんげじろう)と彼の妹で実は不義の子の天外奇子(てんげあやこ)の2人を主人公として、人間の裏表と戦後日本の暗部を浮き彫りにした長編漫画である。

Read Article

アドルフに告ぐ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

アドルフに告ぐ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『アドルフに告ぐ』とは、漫画家・手塚治虫が手がけた第二次世界大戦中のドイツと日本、そして3人のアドルフについての漫画作品である。『週刊文春』にて1983年1月6日〜1985年5月30日まで連載された。ヒットラー、カウフマン、カミル、3人のアドルフの人生が入り混じり、狂言回しの峠草平を中心に物語が進んでいく。1986年度の第10回講談社漫画賞一般部門を受賞し、手塚治虫の作品の中でもトップクラスの名作である。

Read Article

相棒 season20(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season20(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season20』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、しかし優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京と、その杉下への好奇心からキャリア官僚の道を捨てて刑事となった冠城亘がいた。その推理力と、上司の叱責を物ともしない行動力で、2人は難事件に挑んでいく。

Read Article

相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒シリーズ(ドラマ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒』は、テレビ朝日・東映制作の刑事ドラマシリーズ。 水谷豊演じる主人公『杉下右京』は、人材の墓場と呼ばれた「警視庁特命係」に属する警部である。 その右京が自身の下についた「相棒」と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく。 亀山薫(演:寺脇康文)、神戸尊(演:及川光博)、甲斐享(演:成宮寛貴)、冠城亘(演:反町隆史)と相棒は代替わりしている。

Read Article

相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season21(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season21』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。ある時東南アジアの小国サルウィンに関する国際テロが発生し、杉下はかつてこの国へと旅立っていった元特命係の亀山薫と共に捜査に乗り出していく。

Read Article

どろろ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

どろろ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『どろろ』とは手塚治虫によって描かれた、戦国時代を舞台に奪われた自身の身体を取り戻すべく48の魔物を追う百鬼丸と、泥棒の少年どろろの旅を描く時代劇漫画である。1967年から1968年までは『週刊少年サンデー』に、1969年には『冒険王』で連載された。父親の野望によって、48の妖怪に身体を奪われた姿で誕生した百鬼丸。医者・寿海に助けられた彼は身体を取り戻すため妖怪退治の旅を続けていたある時、泥棒少年どろろと出会う。手塚オリジナルの妖怪が多数描かれており、カルト的なファンも多い。

Read Article

ジャングル大帝(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

ジャングル大帝(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジャングル大帝』とは、手塚治虫による日本の漫画、及びそれを原作とするアニメ作品である。 壮大な自然を舞台に、主人公のレオを中心とした物語で、その中で動物たちの弱肉強食や人間の欲望、自然の脅威や素晴らしさを知ることができる。学童社の月刊漫画誌「漫画少年」に1950年(昭和25年)11月号から1954年(昭和29年)4月号にかけて連載された。アニメ作品も制作されており、手塚治虫初期の代表作であると共に、現代アニメの基礎となった作品である。

Read Article

相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

相棒 season22(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『相棒 season22』とは、警視庁特命係の刑事コンビが数々の事件を解決していく、テレビ朝日によるテレビドラマである。 「警視庁特命係」は、不祥事を起こした刑事や辞職してもらいたい刑事が上層部の意向で送り込まれる窓際部署。“人材の墓場”とも揶揄されるここには、優秀過ぎて上層部が隠しておきたい秘密まで暴いてしまう刑事・杉下右京が籍を置いていた。十数年の時を経て特命係に出戻った亀山薫とのコンビを復活させた杉下は、次々に起こる難事件の調査に乗り出していく。

Read Article

七色いんこ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

七色いんこ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『七色いんこ』とは1981年より手塚治虫が『週刊少年チャンピオン』で連載していた漫画、およびそれを原作とした舞台作品。シェイクスピアなどの海外古典から近代演劇まで、実在の演劇をベースにした1話完結の犯罪活劇。 七色いんこは、代役専門の天才役者。本人そっくりのメーキャップに、時には本人以上の演技力で観客を魅了する一方、劇場内の金持ちから金品を巧みに奪う泥棒でもある。警察から送り込まれた射撃・格闘に秀でた刑事、千里万里子(せんり まりこ)は七色いんこを追ううちに次第に彼に好意を抱くようになる。

Read Article

ばるぼら(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

ばるぼら(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『ばるぼら』とは、手塚治虫によって『ビッグコミック』で連載された、芸術を題材とした大人向けの漫画。「耽美派の天才」と呼ばれる主人公の小説家が、アルコール依存症のフーテン娘バルボラと出会ったことで芸術家としての絶頂を味わい、そして転落するまでを描いている。男女の性愛だけでなく、異常性欲、黒魔術、薬物といったアングラ要素が満載の、いわゆる「黒手塚」と呼ばれる作品のひとつだ。 2020年、稲垣吾郎と二階堂ふみの主演で映画化されたことで話題になった。

Read Article

MW(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

MW(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『MW(ムウ)』とは、手塚治虫による漫画作品。『ビッグコミック』誌上にて、1976年から1978年まで連載された。2009年には、玉木宏と山田孝之のダブル主演で実写映画版が公開されている。手塚治虫は1970年代の商業青年誌において、「同性愛」と「猟奇殺人」そして「個人VS国」や「善悪とは何か?」というタブー的な要素に取り組んだ。それらの要素が渾然一体となって作り出すドラマが作品の魅力である。南西諸島のとある小島で起きた事件で、人生を大きく狂わされた2人の青年を描いたピカレスクロマン作品である。

Read Article

ユニコ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

ユニコ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『ユニコ』とは手塚治虫がサンリオより出版の『リリカ』で1976年11月から1979年3月まで、小学館より出版の『小学一年生』で1980年5月号から1983年7月号まで連載した児童向けファンタジー漫画である。1981年には『ユニコ』、1983年には『ユニコ 魔法の島へ』のタイトルで映画化した。 一角獣の子どもユニコは、いじわるなビーナスに神の国を追い出され、西風の精に運ばれ様々な時空を旅することとなる。不思議な魔法を使えるユニコは、訪れる先で様々な人々と交流し、彼らに愛と友情を届けていく。

Read Article

地球を呑む(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

地球を呑む(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『地球を呑む』とは、手塚治虫原作のサスペンス漫画。『ビッグコミック』誌上にて1968年から1969年まで連載された。長編漫画でありながら、随所にアナザーストーリーとしての短編が挿入された作風は後の漫画作品に多大な影響を与えた。また、所謂青年漫画のはしりとしても知られている。『地球を呑む』は、男性たちを翻弄して世界を滅ぼさんとする「ゼフィルス」という名前の絶世の美女、そして唯一ゼフィルスに惑わされない主人公の青年との人間ドラマを通して、世界の変容を描いたサスペンス大河漫画である。

Read Article

鉄腕アトム(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

鉄腕アトム(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『鉄腕アトム』とは、手塚治虫による漫画作品。テレビアニメ版や実写版など様々なメディアミックスが行われていることでも有名であり、手塚治虫の代表作の1つに挙げられている。『鉄腕アトム』の原作漫画は、光文社の月刊漫画雑誌『少年』にて1952年から1968年まで連載された。コミックスは、『講談社手塚治虫全集』全18巻をはじめ様々なバージョンが存在する。人間に似た心を持つ少年型ロボットアトムが、人間とロボットとの関係の狭間で地球の平和のために数々の難事件や敵に挑む姿を描いたSF作品である。

Read Article

シュマリ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

シュマリ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『シュマリ』とは、手塚治虫による明治時代初頭の北海道を舞台にした歴史漫画作品。『ビッグコミック』誌上にて、1974年から1976年まで連載された。手塚作品の中でメディアミックスされていないが、ファン人気の高い作品として知られている。骨太の主人公を中心に激動だった明治初期の北海道を描き切った大河ドラマ的作風は、手塚漫画の魅力をさらに広げたとも評されている。主人公の元旗本は、自分から逃げた妻と間男を追って北海道へやって来た。そこでアイヌの人々と文化に魅せられて「シュマリ」と名を変え生きていく。

Read Article

リボンの騎士(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

リボンの騎士(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『リボンの騎士』とは、手塚治虫による少女漫画、およびそれを原作にしたアニメや舞台などのメディアミックス作品。1953年から1956年まで連載された『少女クラブ』版、1963年から1966年まで連載された『なかよし』版、1967年連載の『少女フレンド』版の3種類がある。異世界を舞台に、男女の心を持ってしまった主人公サファイアが、悪人たちと戦う物語がファンタジックに描かれている。少女向けストーリー漫画の先駆け的な存在として知られており、後続作品に多大な影響を与えた。

Read Article

陽だまりの樹(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

陽だまりの樹(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『陽だまりの樹』とは、手塚治虫原作の長編歴史漫画、及びそれを基にしたテレビアニメ・テレビドラマ。原作漫画は、1981年から1986年まで『ビッグコミック』誌上にて連載された。テレビアニメ版は2000年、テレビドラマ版は2012年に放映された。同作品は手塚治虫の曽祖父手塚良仙と彼と同世代の架空の武士伊武谷万二郎を狂言回しにして、開国と倒幕という激動の時代となった江戸末期を描いた壮大な歴史大河ドラマ作品である。

Read Article

上を下へのジレッタ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

上を下へのジレッタ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『上を下へのジレッタ』とは、手塚治虫がバーチャルリアリティーのような妄想世界「ジレッタ」を巡る騒動を描いたブラックユーモア漫画。才能と野心あふれるプロデューサー門前市郎(もんぜん いちろう)が「空腹の間だけ絶世の美女になる」という特異体質を持つ越後君子(えちご きみこ)と、その恋人の山辺音彦(やまべ おとひこ)を利用して名誉欲を満たそうと七転八倒する物語。 手塚作品の中では知名度は高くないが、2017年には妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』のタイトルで舞台化され、横山裕が主演を務めた。

Read Article

未来人カオス(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

未来人カオス(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『未来人カオス』とは、手塚治虫原作のSF漫画。『週刊少年マガジン』にて、1978年に連載された。連載当時一大ブームを巻き起こしたSF映画『スターウォーズ』の影響が濃い作品と評されており、SFに友情の要素を絡めたストーリーテリングや個性的な異星人キャラクターなどが描かれて多くのファンを魅了した。主人公の青年、須波光二(すなみこうじ)が無二の親友大郷錠(だいごうじょう)に裏切られて宇宙に捨てられた後、名前をカオスと改めて生き延び異星人との邂逅を果たして友情を育んでいくという大河SF作品である。

Read Article

きりひと讃歌(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

きりひと讃歌(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ

『きりひと讃歌』とは、手塚治虫原作の医療・社会派漫画。『ビッグコミック』誌上にて、1970年から1971年まで連載された。手塚初の本格的長編医療ドラマとして知られており、後の代表作『ブラック・ジャック』や『陽だまりの樹』のプロトタイプ的作品でもある。また、手塚治虫を医療漫画のパイオニアへと押し上げた作品として高評価された。同作品は、モンモウ病という奇病に罹患して外見が犬のように変化した主人公の医師が、様々な差別や社会的圧力に見舞われながらも病気の真相を究明していく医療長編漫画である。

Read Article

神の手を持つ男 ブラック・ジャックの生い立ちと謎について考察まとめ

神の手を持つ男 ブラック・ジャックの生い立ちと謎について考察まとめ

手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』。一話完結の作品の中に完璧な人間ドラマを描きだす手塚治虫は間違いなく天才だったといえるでしょう。漫画を読んだことのない人はもちろん、ある人にとってもブラック・ジャックは謎の多い人物です。今回は間黒男がいかにして伝説の無免許医ブラック・ジャックになったのか、ブラック・ジャックとはいったい何者なのか、その本性に迫ります。

Read Article

マガジンの歴代ヒロインまとめ

マガジンの歴代ヒロインまとめ

『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。 幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

Read Article

火の鳥の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

火の鳥の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『火の鳥』はあの『鉄腕アトム』を生み出した漫画界の巨匠、手塚治虫による『火の鳥(不死鳥)』を題材とした長編漫画である。日本の漫画文化を代表する作品の一つ。仏教の「六道輪廻」の考え方を軸に「死と再生」を主なテーマとした壮大なストーリーとなっている。 全12編ともなる独立したストーリーの舞台が過去と未来を行き来する独特な構成や、宗教思想と漫画の融合が当時画期的であり、現在でも数々の作品に影響を与え続けている。 この記事では、生命の本質や人間の業を説くような火の鳥の名セリフの数々を紹介する。

Read Article

ぐるなびにて連載のエッセイ漫画【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】をご存知ですか?

ぐるなびにて連載のエッセイ漫画【田中圭一のペンと箸-漫画家の好物-】をご存知ですか?

田中圭一先生と言えば、漫画界の巨匠・手塚治虫先生の絵柄で下ネタギャグな作風を確立したパイオニア。その田中先生が現在webサイト「ぐるなび」にて、漫画家ご本人とそのご家族にまつわる“食”にスポットを当てたエッセイ漫画を連載しており、これが大変おもしろい!ですのでこちらでは、田中先生の作品を通して、ご自身も漫画家や他分野で活躍されているご家族も紹介させて頂きます。

Read Article

目次 - Contents