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『サバイバル・ウェディング』とは、大橋弘祐による小説、及びそれを原作として2018年7月に放送されたラブコメディドラマである。脚本は衛藤凛。主演は波留で、吉沢亮や伊勢谷友介などが出演する。半年後に結婚予定の黒木さやかは寿退社したその夜に婚約破棄されてしまい、職場復帰して新しい編集長の元で婚活をしながら連載コラムを担当することとなる。さやかが編集長にアドバイスをされながら恋に奮闘し、結婚するまでの道のりが描かれる。本作はさやかが恋愛に悩みながらも周囲の支えで乗り越えていく姿が見どころとなっている。
第10話、さやかの背中を押す宇佐美（真ん中）
祐一は惣一からインドで起業することを反対され、さやかも彼の夢を応援しつつも、彼と共にインドに行くことは躊躇し別れようとする。そんな中で、宇佐美が惣一に物申して祐一の背中を押す。さらに宇佐美はさやかに、編集者の仕事はどこでもできるが、祐一と一緒にいる方法は1つしかないと語る。そして宇佐美は「恐れずにどんな場所でも飛び込んでみろ」と彼女の背中を押し、「大切なのはどんな選択をするかじゃない。自分が選択した人生を強く生きるかどうかだ」と告げた。結婚してインドで暮らすことを躊躇するさやかの背中を押す宇佐美の力強く真っすぐな言葉が、彼女の心に響いた名言だった。
さやかが祐一と結婚し、インドで暮らす決心をする場面
第10話、祐一に決意を伝えるさやか
インドで開業する祐一について行くことを悩むさやかに対し、彼は1人でインドに行って基盤を作り、安心して生活できるようになったらさやかを迎えに来ると提案する。さやかは宇佐美の「大切なのはどんな選択をするかじゃなく、自分が選択した人生を強く生きるかどうかだ」という言葉を思い出し、祐一とインドに行くことを決意する。そしてさやかは祐一に「インドでやっていく覚悟も自信もないし、嫌な思いもたくさんすると思うけど、今までも修羅場なら何度も経験してきた」「祐一となら乗り越えられる」と語る。祐一はもし失敗したら無職になるかもしれないと心配するが、さやかは「無職になったら私が養ってあげる」と返した。そんな彼女を祐一は笑顔で抱きしめ、キスをしたのだった。家族や友人と離れ異国の地で祐一と暮らすことにためらっていたさやかだが、宇佐美に背中を押されたことで祐一と結婚して彼を支える決心をする姿が感動的な名場面だった。
『サバイバル・ウェディング』（SURVIVAL WEDDING）の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
現場でサバサバしていて気さくな雰囲気だった波留
8話のさやかと祐一のキスシーンは千葉の海で時間をかけてじっくり撮影された。この時の裏話として祐一役の吉沢亮はキスした際に砂浜で足に波がかかる場面があったが、波が来るたびに虫に刺されて足に痛みとかゆみが襲ってきたそうだ。そのため最初はとても緊張していたものの、途中から面白くなっていたという。また波留は吉沢の印象について初めは「なんて大人しい人なんだろう」と思ったようだが、真面目に自分のやるべきことをきちんとこなしており、年齢の割にすごく落ち着いた姿勢で仕事をする人なんだと感じたそうだ。逆に吉沢は波留について、人見知りであまり現場で話す方ではない自分に度々話しかけてくれてサバサバしていて接しやすく、人との距離を取るのが上手い人だと感じたという。さらに現場の雰囲気について吉沢は普段は女性が多い現場だと孤立して居場所を見失いがちだが、この現場は女性が多くても誰とでも気軽に過ごすことができたらしく、スタッフキャストが面白い人が多くて楽しかったようだ。
現場でも嫌われていた和也
和也役を演じた風間俊介は、ダメな元カレ役として色んな人から「お前は最低だ」と罵られたという。しかし風間本人は和也について浮気をしたことはダメだが、上手くいかずもがいていたのではないかと分析し、キャラクターとして愛おしいと感じていたようだ。またこのドラマはさやかを応援したくなる物語なので、和也が悪者になり、みんながさやかを応援したくなるようにと考えて演じていたという。さらに撮影中は和也がriz編集部に行くことはないものの、ある撮影後に編集チームが集まっており、そこに風間が行くと須藤理彩たちが「どの面下げてこの現場に来た！？私たちはさやかの味方だ！」と言っていたのが面白かったようだ。風間が「僕も作品としての仲間ですよ」と言っても、みんなは「お前は敵だ！」と言ってふざけていたらしく、楽しい雰囲気の現場だったと語っている。
吉沢が女性だったら惚れていると語った伊勢谷友介
祐一を演じた吉沢は、想像以上に演じるのが難しく苦戦したようだ。後半になって段々祐一の内面が見えてきて演じやすくなったものの、初めは爽やかな印象が強く、27歳の社会人に見えるあざとすぎない可愛さを意識するのが難しかったという。また宇佐美役を演じた伊勢谷友介は吉沢について、芝居をしていない時もギュンギュン見つめるので目力に惹きつけられ、吉沢が女の子だったら好きになっていると語っていた。吉沢は伊勢谷について、現場でいつも喋っているイメージがあり、宇佐美自身もセリフがずば抜けて多いので大変そうだなと思っていたという。しかし伊勢谷は台本を読まずに余裕を持って誰とでも気さくに話をしていたため、吉沢はすごいと感じたようだ。波留はドラマでキュンとしたシーンについて、さやかが祐一の自宅に行った際、彼にソファーをぽんぽんして隣に座るよう促されたシーンがキュンとしたと語っていた。
『サバイバル・ウェディング』（SURVIVAL WEDDING）の主題歌・挿入歌
主題歌：C&K「ドラマ」
「ドラマ」は日本人の男性2人組ボーカルユニット・C&Kの2018年8月15日に発売された16枚目のシングルである。本作の主題歌として書き下ろされた。
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目次 - Contents
- 『サバイバル・ウェディング』（SURVIVAL WEDDING）の概要
- 『サバイバル・ウェディング』（SURVIVAL WEDDING）のあらすじ・ストーリー
- 婚約破棄され婚活コラムを書くさやか
- 祐一と出会うさやか
- 祐一のインド起業と結婚に悩むさやか
- さやかと祐一の結婚
- 『サバイバル・ウェディング』（SURVIVAL WEDDING）の登場人物・キャラクター
- 文燈社
- 黒木さやか（くろきさやか／演：波留）
- 宇佐美博人（うさみひろと／演：伊勢谷友介）
- 三浦多香子（みうらたかこ／演：高橋メアリージュン）
- 奥園千絵梨（おくぞのちえり／演：ブルゾンちえみ）
- 杉優子（すぎゆうこ／演：須藤理彩）
- 中島鉄男（なかじまてつお／演：前野朋哉）
- 高橋涼太（たかはしりょうた／演：小越勇輝）
- 橋本マイ（はしもとマイ／演：ついひじ杏奈）
- 原田行正（はらだゆきまさ／演：矢柴俊博）
- 中谷ユリ（なかたにユリ／演：立石晴香）
- 「riz」の関係会社
- 柏木祐一（かしわぎゆういち／演：吉沢亮）
- 谷原貴弘（たにはらたかひろ／演：山根和馬）
- 栗原美里（くりはらみさと／演：奈緒）
- 永瀬義徳（ながせよしのり／演：野間口徹）
- その他
- 石橋和也（いしばしかずや／演：風間俊介）
- 藤井カオリ（ふじいカオリ／演：石田ニコル）
- 村田英寿（むらたひでとし／演：松下洸平）
- 加奈（かな／演：遼河はるひ）
- 柏木惣一（かしわぎそういち／演：生瀬勝久）
- 柏木小百合（かしわぎさゆり／演：羽田美智子）
- 黒木美恵子（くろきみえこ／演：財前直見）
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