昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

伏見宮博恭王(ふしみのみやひろやすおう)

第2巻15話に名前だけ登場する。
裕仁の海軍演習視察で裕仁に指示する。
二・二六事件で以降で裕仁に平沼騏一郎を新首相にすることを提案する。伏見宮を不審に思う裕仁に「海軍の決死部隊が決起部隊と合流することはないのか」と訊ねられると「それは断じてありません。」とハッキリ答える。

梨本宮方子(なしもとのみやまさこ)

第2巻12話に登場する。
貞明皇后である節子は裕仁の妃候補を選ぶため学習院女学部を直々に訪れる。その際、節子の目に留まった女生徒の一人である。

一条朝子(いちじょうときこ)

第2巻12話に登場する。
貞明皇后である節子は裕仁の妃候補を選ぶため学習院女学部を直々に訪れる。その際、節子の目に留まった女生徒の一人である。

久邇宮邦英王(くにのみやくにひでおう)

第3巻16話に名前だけ登場する。
久邇宮邦彦王の三男にである。山縣に色弱の傾向があると決めつけられる久邇宮家のひとり。

久邇宮朝融王(くにのみやあさあきらおう)

第3巻16話に名前だけ登場する。
久邇宮邦彦王の長男である。山縣に色弱の傾向があると決めつけられる久邇宮家の一人。

久邇宮俔子(くにのみやちかこ)

第3巻16話に名前だけ登場する。
久邇宮邦彦王の妻である。山縣に色弱の傾向があると決めつけられる久邇宮家の一人。

伏見宮貞愛親王(ふしみのみやさだなるしんのう)

第3巻17話に登場する。
久邇宮家に婚約解消の旨を伝える使者として山縣ら元老に任された人物である。これも山縣ら元老が皇太后に薩摩出身者を充てるため動きの一環であった。

閑院宮載仁親王(かんいんのみやことひとしんのう)

第3巻21話に登場する。
元帥陸軍大将の皇族である。裕仁の欧州外遊にあたり、行きの船内で裕仁に西洋のマナーを教える。
また陸軍大臣の荒木の任命で参謀総長に就く。しかしこれは皇族が何も発言できないことを見込んでのものであり載仁親王にとって不本意なものであった。

小松輝久(こまつてるひさ)

第3巻23話に登場する。
日本の皇室における宮家の一つである北白川宮家出身の皇族である。
裕仁の欧州外遊の途中、香港にも上陸であったが頓挫しかける。香港に裕仁の命を狙う不逞分子がいると噂されていたからであった。しかしここで小松が活躍する。裕仁の身を守るため、おとりとして裕仁に代わりに香港での歓迎パレード等に出向く。この小松の活躍で裕仁は香港上陸に成功する。

松平節子(まつだいらせつこ)

第6巻45話から登場する。
後に裕仁の弟にあたる秩父宮雍人親王の妃となる人物である。戊辰戦争で朝廷を相手に戦った歴史を持つ会津藩の血を引く。それゆえ一時は雍人との婚約に躊躇する。婚約後は義母にあたる皇后節子と同じ名前にならないようにするため勢津子という名前が充てがわれる。

照宮成子内親王(てるのみやしげこないしんのう)

第6巻49話に登場する。

柳原愛子(やなぎはらなるこ)

第7巻52話に登場する。
大正天皇嘉仁の生母である。嘉仁の崩御に泣き崩れる。

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