昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

第10巻78話に登場する。
イギリスの外交官である。スイス・ジュネーブの国際連盟総会でイギリス代表を務める。
孤軍奮闘する松岡洋祐に「満州の解決策を一緒に考えよう」と声をかける。

ジョセフ・グルー

第11巻88話に登場する。
駐日米国大使を務める人物である。駐日米軍大使館でトーキー映画を観ることを勧めてくる。

高宗武(こうそうぶ)

第13巻100話に登場する。
中華民国の外交官である。国民政府外交部亜州局長を務める。日本の外交官である。船津辰一郎による和平交渉に臨む。

その他

大迫(おおさこ)

第1巻5話に登場する。
東宮御学問所に通う裕仁の学友。裕仁の目をみつめ「引き込まれそうになる」と言う。

久松(ひさまつ)

第1巻4話に登場する。
東宮御学問所に通う裕仁の学友。

島津忠義(しまづただよし)

第2巻13話に名前だけ登場する。
かつての薩摩藩の藩主である。裕仁の妃となる良子の父親である久邇宮邦彦王の妻が島津忠義の八女にあたる。

吉田茂(よしだしげる)

第4巻25話に登場する。
英国大使館で一等書記官を務める。裕仁の欧州外遊に同行する。裕仁は道中イギリス王室での振舞いを予習する。その一環で握手の仕方を習う際、裕仁の相手をする。後に戦後を代表する内閣総理大臣となる。

小泉(こいずみ)

第4巻33話に登場する。
当時の逓信局局長である。良子の元へ裕仁からの絵葉書を届ける。

山下(やました)

第5巻35話に登場する。
原敬の側近を務める。。

松平容保(まつだいらかたもり)

第6巻46話に登場する。
旧会津藩主である。後に秩父宮雍人親王の妃となる松平節子の祖父にあたる。

高橋むつ子

第7巻55話に登場する。
松平家に長年仕える侍女。後に雍仁の妃となる松平節子のことを幼少の頃から知る。会津出身。朝廷に弓を向けた会津藩出身ということで雍仁との縁談を躊躇う節子の背中を押す。

塚原伊勢松(つかはらいせまつ)

第8巻60話に登場する。
宮内省侍医長を務める人物である。香淳皇后良子の出産に立ち会う。

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