シャーマンキングのオーバーソウル・必殺技まとめ

『シャーマンキング』とは、武井宏之による漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。
平凡な中学生、小山田まん太のクラスに転校してきた不思議な少年麻倉葉。彼は霊と心を通わせることのできる霊能力者、「シャーマン」だった。500年に一度開催されるというシャーマンの王を決める戦い、「シャーマンファイト」に参加するべく上京してきたのだ。
シャーマンは各々の「持霊」を物体に憑依させ具現化させる、「オーバーソウル」と呼ばれる方法で戦う。葉は持霊の阿弥陀丸と共に様々な成長を遂げ、技を身につけていく。

『シャーマンキング』の概要

『シャーマンキング』とは、週刊少年ジャンプにて1998年31号から2004年40号まで連載されていた漫画、及びそれを原作としたアニメ作品である。週刊少年ジャンプで未完のまま連載終了したのち、2008年完全版にてそのストーリーが完結した。
2001年から2002年にアニメが放送されていたが、2021年4月に完全版の内容に沿った再アニメ化が決定している。

平凡な中学生、小山田まん太は塾の帰りに、墓場で黄昏る不思議な少年に出会う。なんとその少年は無数の幽霊に囲まれながら星を眺めていた。まん太は恐ろしくなりその場から逃げ出す。
翌日、まん太のクラスに転校してきたのはあの不思議な少年麻倉葉だった。彼が幽霊と一緒にいたことを同級生たちに信じてもらえず、正体を暴こうと学校帰りに葉を尾行するまん太。しかし尾行がばれ、自分は修行のためにやって来た「シャーマン」であると明かされる。
ある日、まん太が再び墓地へ行くと、そこは「木刀の竜」率いる不良達の溜まり場となっていた。そこで木刀の竜が、伝説の侍「阿弥陀丸」の首塚を破壊し、それを隠れて見ていたまん太は木刀の竜に怪我を負わされてしまう。
これを知った葉は、木刀の竜に仕返しするため墓地へ向かう。首塚を破壊され怒りに満ちた阿弥陀丸の霊が現れ、葉がそれを自らの身体に取り込む「憑依合体」で阿弥陀丸の剣術をもって木刀の竜を倒す。
こうしてまん太と葉、のちに葉の持霊となる阿弥陀丸が出会い、「シャーマンファイト」の戦いへと身を投じていく。

憑依合体とは

霊をヒトダマ状態にしてシャーマンの身体に憑依させること。
霊を憑依させたシャーマンは、その霊の持つ能力や技をそのままトレースすることができる。

オーバーソウルとは

本来物体に憑くことの出来ない霊をシャーマンが物体に憑依させ、「巫力」と呼ばれるシャーマンの心の力によって霊を具現化させること。
霊を憑依させる物体は、その霊の能力や性質と見合った物や何らかの縁がある物に限り、それを「媒介」と呼ぶ。

物体にオーバーソウルした霊は物理的な干渉力を持ち、霊の持つ能力を具現化させることが出来る。逆にオーバーソウルを物理的に攻撃することは出来ず、巫力を使った力でのみ攻撃が可能。
オーバーソウルは霊の力だけではなくシャーマンの特性も反映され、霊の持つ「霊力」、シャーマンがオーバーソウルに注ぐ「巫力」がそれぞれ強いほど、より強固なものになる。しかし、オーバーソウルで霊の能力を具現化させる際や、オーバーソウルを破壊されると巫力を消費する為、術者への精神的ダメージとなる。

オーバーソウルを媒介に憑依させ、更にそれをオーバーソウルする「二段媒介」や、複数の霊を一つの媒介に憑依させ具現化させる「ダブルオーバーソウル」(または複霊式と言われる)などの応用技術も可能。更に、巫力の質を変化させ鎧のように身に纏った形にする、「甲縛式オーバーソウル」というパワーアップ版も存在する。

麻倉 葉(あさくら よう)

誰もが楽に生きられる世界を作る為シャーマンキングを目指し、その修行の為に出雲から上京してきた少年。音楽が趣味で、父が残したヘッドホンを常に身に付けている。
シャーマンの名門、麻倉家の後継者として幼い頃より厳しい修行を受けていたが、そのユルい性格には師である祖父・葉明も手を焼いたらしい。
ふんばりが丘で出会った侍の霊、阿弥陀丸を持霊に、様々な戦いに身を投じ共に成長していく。
後にシャーマンキングとなったハオとの最終決戦では、五大精霊を扱う五人の戦士の一人としてスピリット・オブ・アースを持霊にし戦うことになる。

阿弥陀丸(あみだまる)

600年前、”鬼人”と呼ばれ恐れられた侍の霊。
かつての親友・喪助に、春雨を最強の刀にして必ず阿弥陀丸に渡すと約束されたが、それが叶わないままお互い当時仕えていた領主に殺害されてしまう。それ以来、親友との約束を果す為に成仏せずふんばりが丘に留まり続けていたが、葉が喪助の霊を憑依合体したことで約束が果たされ、葉に忠義を誓うようになる。
「阿弥陀流剣術」の使い手で、これは多くの戦場を渡り歩いた彼自身が編み出した独自の剣術。後世に生まれた剣術のような完成度の高さはなく粗削りではあったが、どんな状態からも必殺の一撃を繰り出せる実戦向きのものである。

スピリット・オブ・アース

大地の力が具現化した精霊。質量制御、大地の擁する鉱物の特性、土壌の生命に与える恩恵などあらゆる大地の力を持ち、その力は温もりに満ちている。
パッチ族により冥府の神・閻魔大王に預けられ守られてきたが、最終戦でサティが奪取し、葉に託されることになる。

憑依合体(ひょういがったい) 阿弥陀丸(あみだまる)

真空仏陀切り(しんくうぶっだぎり)

阿弥陀丸を憑依合体させた葉が使用した技。空気を斬り裂くように斬撃を飛ばし、間合いの外にいる敵を一度に相手にできる。
刀での戦闘において、間合いに入った敵しか攻撃できないのが普通だが、この技で広範囲に及ぶ攻撃が可能になる。
オーバーソウル体得後も、オーバーソウル状態で度々使用される。

如来(にょらい)

腰の左右の鞘から刀を半身抜いた、阿弥陀丸独自の構え。
600年前の千人斬りの時にもこの構えから始まった。

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