昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

第14巻113話に登場する。
日本の海軍軍人で内閣直属の機関である興亜院政務部に所属している。
海軍大臣を退いた吉田善吾に日独伊三国同盟への賛成を求められる。

堀悌吉(ほりていきち)

第15巻115話に登場する。
日本の海軍軍人で予備役を務める人物である。
山本五十六にとっての唯一無二の親友でもある。日米開戦へ向けた思いを認めた山本五十六の手紙を読み上げる。

永野修身(ながのおさみ)

第15巻118話に登場する。
日本の海軍軍人で軍令部総長を務める。
近衛文麿の国策遂行要領案が日米開戦を彷彿とさせるもので急遽裕仁から参内するよう命ぜられる。そこで永野は「(戦闘ではなく)外交に重点をおくものであります」と裕仁に上奏する。

黒島亀人(くろしまかめと)

第15巻120話に登場する。
日本の海軍軍人で連合艦隊主席参謀を務める人物である。
「ハワイ真珠湾攻撃は戦理に反する」とする海軍軍令部総長の永田修身に対し「成功の算は大きい」として作戦を放棄すれば連合艦隊司令部幕僚全員の辞職を示唆する。

記者

後藤武男(ごとうたけお)

第4巻30話に登場する。
時事新報の記者である。裕仁がパリを訪れた際良子にエッフェル塔の土産物を購入しようとする際代金を立て替える。

古野伊之助(ふるのいのすけ)

第14巻106話に登場する。
同盟通信社を立ち上げた日本の通信事業経営者である。
近衛文麿から密命を受け、板垣征四郎の元へ出向むく。そこで古野は板垣にを陸軍大臣に就任してほしいとする近衛の旨を伝える。

明治時代

大久保利通(おおくぼとしみち)

第3巻16話に名前だけ登場する。
薩摩藩出身の政治家で明治維新の元勲である。第19代内閣総理大臣の原敬が明治国家を創り上げた三人の重要人物の一人として挙げる。

伊藤博文(いとうひろふみ)

第3巻16話に登場する。
日本の初代内閣総理大臣である。第19代内閣総理大臣の原敬が明治国家を創り上げた三人の重要人物の一人として挙げる。

赤禰武人(あかねたけと)

第3巻19話に登場する。
幕末の長州藩士で奇兵隊の第三総管を務めた。誤解から裏切り者とされ処刑されてしまう。山縣はこのことを生涯悔み続ける。

諸外国

ダグラス・マッカーサー

第1巻1話に登場する。
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の最高司令官。
昭和天皇裕仁が駐日アメリカ大使館の元へ訪れた第一回昭和天皇・マッカーサー会見でマッカーサーは裕仁の「日本の戦争遂行に伴う如何なることに全責任を負います。」という言葉に驚く。

フレーベル

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