昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

第14巻110話に登場する。
舞鶴にある鎮守府周辺に設置された日本海軍の要塞をいう。

戦争・事件・出来事

大東亜戦争(だいとうあせんそう)

第1巻1話に登場する。
1937年から1945年にかけて展開したアジア太平洋地域での戦争である。最終的には1945年の日本のポツダム宣言受諾による無条件降伏で終結する。

日露戦争(にちろせんそう)

第1巻1話に登場する。
日本とロシアが現中国東北部の満州と朝鮮半島の権益を巡り争った戦争である。日本はこの戦争で初めて欧米列強と対等に戦い勝利を収める。これにより日本の国際社会での地位は向上する。

日本海海戦(にほんかいかいせん)

第1巻1話に登場する。
日露戦争における日本海軍とロシア帝国海軍の戦闘である。これで日本はロシアのバルチック艦隊を撃破し日露戦争勝利に大きく貢献する。

旅順攻略(りょじゅんこうりゃく)

第1巻2話に登場する。
ロシアの要塞都市があった現在の中国遼寧省大連市である旅順を攻略した作戦である。旅順要塞は海陸両面で防御が固められていたものの日本の総攻撃により攻略を果たす。

原敬暗殺事件(はらたかしあんさつじけん)

第5巻36話に登場する。
大正10年(1921年)11月4日に山手線大塚駅で起きた当時の総理大臣である原敬が暗殺された事件をいう。

関東大震災(かんとうだいしんさい)

第5巻41話に登場する。
大正12年(1923年)9月1日に起きた相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される大地震である。

虎ノ門事件(とらのもんじけん)

第6巻43話に登場する。
大正12年(1923年)東京府東京市麹町区虎ノ門外で起きた無政府主義者である難波大助によす摂政裕仁親王の暗殺未遂事件をいう。

戊辰戦争(ぼしんせんそう)

第6巻46話に登場する。
1868年から1869年にかけての旧幕府軍と新政府軍との戦争をいう。これにより日本の政治体制は幕藩体制から近代国家へ移行していく。

盧溝橋事件(ろこうきょうじけん)

第13巻100話に登場する。
中国北京郊外にある盧溝橋付近で起きた支那事変の引き金となる衝突事件をいう。

渡洋爆撃(とようばくげき)

第13巻102話に登場する。
昭和12年(1937年)に日本海軍陸戦隊や上海の現地居留民を支援する為に南京で行われた日本の戦闘機による爆撃をいう。

北支事変(ほくしじへん)

第13巻103話に登場する。
盧溝橋事件をきっかけに勃発した日中間の武力衝突である支那事変の前の日本側による呼称をいう。

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