昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

第12巻93話に登場する。
皇太后、太皇太后の御所をいう。

振天府(しんてんふ)

第12巻94話に登場する。
皇居である吹上御苑の南端にある木造倉庫群をいう。若干の高台にあることから桜田門や半蔵門、三宅坂あたりを一望することができる。

賢所(かしこどころ)

第12巻94話に登場する。
皇居である吹上御苑の敷地内にある宮中三殿の一つをいう。三種の神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)が祀られている。

衛戍病院(えいじゅびょういん)

第12巻95話に登場する。
旧日本陸軍の陸軍駐屯地にある病院をいう。

陸軍衛戍刑務所(りくぐんえいじゅけいむしょ)

第12巻96話に登場する。
旧日本軍の陸軍駐屯地にある刑務所をいう。

萩外荘(てきがいそう)

第14巻112話に登場する。
近衛文麿の私邸をいう。この場で荻窪怪談が開かれる。

船舶

三笠(みかさ)

第2巻9話に登場する。
日露戦争の際活躍した日本海軍の象徴的な軍艦である。日本の勝利に大きく貢献する。

生駒(いこま)

第2巻10話に登場する。
日本海軍の軍艦である。歴史学者白鳥庫吉の座学だけでは駄目だとする教育方針の元、裕仁は生駒に乗船し様々場所を行啓する。

香取(かとり)

第3巻21話に登場する。
日本海軍の軍艦で裕仁の欧州外遊の際のお召艦である。

榊(さかき)

第4巻25話に登場する。
大日本帝国海軍の駆逐艦である。第一次世界大戦でシンガポール方面警備と地中海護衛に従事した。

出雲(いずも)

第6巻48話に登場する。
日本海軍の装甲巡洋艦をいう。秩父宮雍仁が英国へ留学する際に乗船する。

長門(ながと)

第15巻114話に登場する。
旧長門国を名前の由来にもつ日本海軍の軍艦をいう。大東亜戦争時の連合艦隊旗艦で山本五十六が連合艦隊司令長官として座乗する。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents