うたわれるもの 偽りの仮面(ゲーム・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『うたわれるもの 偽りの仮面』とは、アクアプラスから2015年に発売されたゲームソフト、およびそれを原作としたアニメ作品である。『うたわれるもの』の約13年ぶりとなる正式続編。舞台は皇(オゥルォ)や豪族がそれぞれ治める属国によって構成され、帝に統治される大國「ヤマト」。主人公は記憶を失い一人雪深い山を彷徨っていた。巨大な蟲に襲われ追い詰められていたところを少女クオンに救われ、「ハク」と名付けられる。それはかつて「うたわれし者」の名であった。

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『うたわれるもの 偽りの仮面』の概要

『うたわれるもの 偽りの仮面』とは、アクアプラスから2015年9月24日に発売されたゲームソフト、およびそれを原作としたアニメ作品である。ゲームの対応機種はPlayStation 3・PlayStation 4・PlayStation Vita。本作は、2002年に同社がWindows用ソフトとして発表した『うたわれるもの』の約13年ぶりとなる正式続編であり、2015年10月から2016年3月にかけて全25話(2クール)でテレビアニメ化も行われた。

物語の構成としては、前作『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』を第一部とする三部作構想の第二部にあたる。主要キャラクターが一新されているため、前作の人物が登場しつつも、初めてシリーズに触れるプレイヤーがストーリーを理解できるよう配慮された作りが特徴である。

舞台は皇(オゥルォ)や豪族がそれぞれ治める属国によって構成され、帝に統治される大國「ヤマト」。主人公は記憶を失い一人雪深い山を彷徨っていた。巨大な蟲に襲われ追い詰められていたところを少女クオンに救われ、「ハク」と名付けられる。それはかつて「うたわれし者」の名であった。

『うたわれるもの 偽りの仮面』のあらすじ・ストーリー

邂逅と偽りの名

記憶を失いさまよう青年。

混迷極まる戦乱の世界、大国ヤマトの辺境にあるシシリ州の雪原で、一人の青年が目を覚ます。一切の記憶を失っていた彼は、巨大な百足のような怪物「ボロギギリ」や謎の泥状の怪物「タタリ」に襲われ窮地に陥るが、疾風のごとく現れた少女に救われる。彼女の名は「クオン」といい、動物のような耳としっぽを持っていた。彼女は自分探しの為に旅をしているという。
行く当ても無い彼に見兼ねたクオンは、記憶も名も持たぬ彼に、故郷の伝承にある偉大な皇の名にあやかった「ハク」という由緒正しい名を授け、保護者になってくれた。こうして、二人の旅が始まった。

道中、ハクは食い扶持を稼ぐためにギギリ駆除の仕事を引き受け、そこで任侠者ウコンと出会う。ハクの機転とクオンの武勇に感銘を受けたウコンは、クジュウリの姫ルルティエの護衛任務に二人を誘い、一行はヤマトの帝都を目指すこととなる。

帝都の賑わいと隠された真実

帝都に到着したハクとクオンは、宿「白楼閣」を拠点に定め、ネコネ、キウル、アトゥイといった個性豊かな仲間を加えていく。ある日、ウコンが自らの正体をヤマトの右近衛大将「オシュトル」であると明かし、公に動けない自分に代わって隠密の仕事をハクたちに依頼する。ハクは不本意ながらも、帝都の闇を払うオシュトルの手足として働くようになる。

その日々の中、ハクは「ミト」と名乗る謎の老人と親交を深め、同時に皇女アンジュとも身分を超えた絆を育む。しかし、北方の國ウズールッシャの侵攻や、旧人類の遺跡調査を経て、ハクは衝撃の真実に辿り着く。ミトの正体はヤマトを統治する「帝」であり、ハクの実の兄であった。ハクは、かつて人類が滅びゆく中で兄によって人体実験を施され、数百年もの間眠りについていた最後の人類の一人だったのである。

崩れゆく平穏と死闘

帝(兄)は、自らの余命が短いことを悟り、研究のすべてを弟であるハクに託そうとする。しかし、聖廟調査を目的とした「トゥスクル遠征」の最中、帝が急逝。混乱に乗じた政敵の謀略により、オシュトルには帝とアンジュ暗殺の濡れ衣が着せられてしまう。

ハクたちは決死の覚悟でオシュトルとアンジュを救い出し、故郷エンナカムイへの逃亡を図るが、八柱将の一人・ヴライが牙を剥く。仮面(アクルカ)の力を限界まで解放し、巨躯の化身となったヴライに対し、満身創痍のオシュトルもまた愛する者たちを守るため、禁忌の力を解放して立ち向かう。壮絶な死闘の末にヴライを下したものの、仮面の力を使い果たしたオシュトルの肉体は、塩となって崩れ始めていた。

遺志を継ぐ者

「姫殿下を頼む」。親友オシュトルは、自らの仮面をハクに託し、ネコネとハクに見守られながらこの世を去った。残されたハクは、親友の遺志を継ぎ、ヤマトの謀略を打ち砕いてアンジュを守り抜くため、自らの名を捨てて「右近衛大将オシュトル」に成り代わる決意をする。

エンナカムイで待つクオンたちの前に現れた「オシュトル」は、冷酷な事実として「ハクの死」を告げる。最愛の人の死に絶望したクオンは、一人ヤマトを去り、帰国の路につく。それは、本当の自分を偽り続ける修羅の道の始まりであり、世界を揺るがす新たなる戦乱への序曲であった。

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『うたわれるもの 偽りの仮面』の登場人物・キャラクター

主人公・ヒロイン

ハク

CV:藤原啓治
本作の主人公。20代の青年。獣のような耳や尻尾を持たない人間で、一人称は「自分」。記憶を失い雪深い山を彷徨っていたところをクオンに救われ、「ハク」と名付けられた。
体力がなく貧弱なため、クオンに放っておくと野垂死にするのではないかと心配されている。何かにつけてサボりたがる性質だが、頭の回転が速く数学や化学、洞察力に優れている。その世界の言語もあっという間に覚え、才覚と人当たりの良さで皆に慕われるようになる。甘い菓子と酒が好物。

その正体は、作中の世界で全滅した旧人類(オンヴィタイカヤン)の生き残り。当時はハッキングが得意な青年であった。
兄の実験に協力し、被験者として眠らされ凍結されていた。

オシュトルの死に際に仮面とアンジュを託されたハクは、オシュトルの死を隠し意志を継ぎ、「オシュトル」として生きる道を選ぶ。
これにより「ハク」はこの世から消えることとなる。

クオン

mori1210b4
mori1210b4
@mori1210b4

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