昭和天皇物語(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『昭和天皇物語』とは半藤一利の『昭和史』を原作とする、『ビッグコミックオリジナル』2017年9号より連載を開始した能條純一による歴史漫画である。原作以外にも複数の文献資料や当時の新聞などからも補強されている。主人公は昭和天皇である。明治天皇崩御から大東亜戦争前、戦中、戦後という激動の日本を昭和天皇がどのように駆け抜けたのか描かれている。他の重要人物も活々とリアルに描かれており、二十世紀日本の歴史全体の流れや天皇制の在り方など改めて振り返られる内容である。

支那事変(しなじへん)

第13巻103話に登場する。
盧溝橋事件がきっかけで勃発した日中間の武力衝突である北支事変の規模が大きくなり、変更された日本側の呼称をいう。

ポーランド侵攻

第14巻110話に登場する。
第二次世界大戦の引き金となったナチス・ドイツ軍によるポーランドに対する電撃戦をいう。これによりイギリスとフランスがドイツに宣戦布告する。

パリ無血占領(ぱりむけつせんりょう)

第14巻113話に登場する。
1940年にドイツ軍がフランスの首都であるパリを戦闘することなく占領した出来事をいう。

ソ連侵攻

第15巻116話に登場する。
1941年ナチス・ドイツがソビエト連邦に対して開始した軍事行為をいう。

建築物

東京女子高等師範学校附属幼稚園(とうきょうじょしこうとうしはんがっこうふぞくようちえん)

第1巻1話に登場する。
後のお茶の水女子大となる東京都神田区お茶の水に所在する官立の女子高等師範学校に附属する幼児教育科である。

学習院(がくしゅういん)

第1巻2話に登場する。
日本の皇族、皇室関係者を主に教育するため設立された学校である。その後、一般の学生も入学できるようになる。

東宮御所(とうぐうごしょ)

第1巻3話に登場する。
日本の皇太子(皇位継承者)とその家族が生活するための住居である。

御学問所(ごがくもんじょ)

第1巻3話に登場する。
日本の皇族が学問を学ぶための教育施設である。裕仁の初等科卒業を見込んで高輪東宮御所内に設置される。大正3年(1914年)5月4日に開校する。

伏見桃山御陵(ふしみももやまごりょう)

第1巻3話に登場する。
京都市伏見区にある明治天皇の陵墓である。裕仁は自身の初等科卒業前に参拝する。

招魂社(しょうこんしゃ)

第1巻4話に登場する。
現在の靖国神社の前身である。戦争や災害などで亡くなった人々の霊を慰め、鎮魂するための神社として九段に創建される。杉浦重剛が東宮御学問所で倫理・帝王学を担当する御用掛を担当することになり参拝する。

大学南校(だいがくなんこう)

第1巻3話に登場する。
のちの東京大学である。裕仁に倫理学、帝王学を教えることになる杉浦重剛は大学南校の卒業生である。

神武天皇陵(じんぶてんのうりょう)

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