十角館の殺人(小説・漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『十角館の殺人』とは、綾辻行人による長編推理小説及びそれを基にした漫画、実写ドラマである。小説は1987年に出版、漫画は2019年11月から2022年5月まで『月刊アフタヌーン』にて連載、ドラマは2024年3月にHuluで独占配信された。
十角館で合宿をしていたミステリ研究会メンバーが殺されていく中、本土では亡くなったはずの中村青司から手紙が届く。
実写化不可能と言われていた本作品だが、犯人の正体だけでなく、死者からの手紙の謎を解き明かす2つの謎に迫る作品となっている。

『十角館の殺人』の概要

『十角館の殺人』とは、推理小説家・綾辻行人による長編推理小説およびそれを基にした漫画、実写ドラマである。綾辻のデビュー作品であり、1987年に出版された「館シリーズ」の第1作目となる。
推理小説愛好家ら約500人のアンケートにより選出される「東西ミステリーベスト100」では2012年版国内編で第8位にされ、2023年には「史上最高のミステリー&スリラー本」で、オールタイム・ベスト100にも選出されている。
漫画版は清原紘が作画を担当し、2019年10月号から2022年6月号まで『月刊アフタヌーン』に連載された。コミックは全5巻である。そして監督・内片輝、脚本・八津弘幸によりドラマ化。2024年3月22日からHuluで独占配信される。主演はドラマ初主演となる奥智哉だ。
角島には十角形の外観を持つ十角館が存在する。十角館を建てた天才建築士・中村青司(なかむらせいじ)は焼け落ちた本館で謎の死を遂げた。その半年後、大学のミステリ研究会のメンバー男女7人はこの十角館で合宿を行うために角島に上陸した。同じ頃、かつてミステリ研究会のメンバーだった江南孝明(かわみなみたかあき)の元に死んだはずの中村青司から1通の手紙が届いた。十角館に滞在するミス研のメンバーと死者からの手紙、この2つのストーリーが繰り広げられ、最後は想像を超えた衝撃の結末を迎える。全世界のミステリーファンを熱狂させ続けているこの「館シリーズ」は、緻密かつ巧妙なトリックで読者を世界観に引き込む。最後はたった1行で事件の真相を描くという大胆な手法で、ミステリー界に衝撃を与えてきたため映像化は不可能とさえ言われていた。そんな『十角館の殺人』のドラマ化は世界からも注目された作品となっている。

『十角館の殺人』のあらすじ・ストーリー

十角館へ向かうミステリ研究会メンバーと本土に届いた死者からの手紙

死者からの手紙を受け取り、島へやって来た江南(右)と友人の島田(左)。

K大工学部のミステリ研究会のメンバーであるエラリィ、アガサ、ルルウ、ポウ、オルツィ、カーの6名は、漁師の船に乗せてもらい角島へ向かっていた。彼らは普段から有名な推理小説家の名前を取ってあだ名で呼びあっていた。
角島は青屋敷と十角館がある島で、この2棟は天才設計士・中村青司(なかむらせいじ)によって建てられた。しかし数カ月前青屋敷で火災が発生し、中村青司の他、妻の和江、住み込みの使用人夫婦の計4人が亡くなった。その後ミス研メンバーのヴァンの叔父が残った十角館を買い取ったためメンバーたちは合宿をするため訪れたのだ。6名が角島に降り立つと、漁師は「1週間後にまた迎えに来る」と言い帰って行った。
ミステリー好きのメンバーたちはワクワクしながら十角館に向かうと、先について準備をしていたヴァンが出迎えてくれた。十角館はその名の通り、十角形の形をしており、部屋も10個用意されていた。それぞれ自分の部屋に入り、誰がどの部屋になったのか分かるようドアには名前を書いた紙を張り付けた。
その頃本土では、元ミステリ研究会のメンバーであった江南孝明(かわみなみたかあき)の元に1通の手紙が届いていた。差出人は中村青司、中には「お前たちが殺した千織は、私の娘だった」という言葉が書かれていた。中村千織(なかむらちおり)は河南と同じミステリ研究会の元メンバーで、不慮の事故により亡くなっていた。河南は唯一の親族である中村紅次郎(なかむらこうじろう)の元へ、中村青司について話を聞きに行った。そこには紅次郎の友人である島田潔(しまだきよし)がおり、河南の話を一緒に聞くことになった。河南は、自分の元に届いた手紙を見せ紅次郎に「この手紙どう思もわれますか?」と問うが、紅次郎は「ただのいたずらだろう」と本気にはしなかった。しかし、河南は何か事件ではと疑っていた。そのやり取りを見ていた島田は面白がり、河南と共に行動するようになる。そして、河南の友人で頼りになるという守須恭一(もりすきょういち)の元へと向かった。
夜が明け、2日目を迎えた角島では奇妙なことが起こっていた。部屋の中心にある十角形のテーブルの上には7枚の札が置かれていた。そこには、第一から第四の被害者、最後の被害者、殺人犯人、探偵と書かれていた。メンバーたちははそれぞれ誰がやったのか問うが、みんな口をそろえて違うと言う。そこでエラリィは「第三者の仕業だ」と言い始め、その犯人は死んだはずの中村青司だと推理した。
昨晩守須の元を訪れ3人で手紙の犯人を捜していた河南もまた、中村青司は生きているのではないかという仮説を立てていた。そこで、青屋敷事件で唯一行方不明になっている庭師の吉川誠一(よしかわせいいち)の妻・政子(まさこ)の元を訪れた。政子は夫が生きているはずがないと言い、中村家に至っても「取れるような財産はないはず」と内部事情を教えてくれた。巷では誠一が財産狙いの殺人ではないかと言われていたが、その可能性が極めて低く、河南と島田は詳しい話を聞くために再び紅次郎の元へと向かった。

十角館で始まった連続殺人

3日目の朝、十角館ではアガサが身支度を整え部屋を出ると、オルツィの部屋のドアに第一の被害者と書かれた札が貼られていた。
メンバーたちを呼びポウがオルツィの部屋へ入ると、オルツィは首を絞められ左手首を切り落されて亡くなっていた。みんながパニックになる中、エラリィは第三者が忍び込み殺害したと主張するが、カーはメンバーの誰かが殺害したと主張した。みんなで犯人を捜すため島の探索へ出かけて行った。
河南と島田は港に来て、中村家や角島への行き方などを聞いていた。そこに政子も訪れており、青司と紅次郎は仲が良くないという話を聞くことが出来た。河南は青司が生きており今回の犯人だったとしたら、紅次郎が手助けをしているのではという推理をしていたが、それが間違っていたことに気づき再び考え直すことにした。
日中角島の探索をしたメンバーたちはアガサが入れてくれたコーヒーを飲みながら犯人捜しをしていた。すると突然カーが苦しみだし倒れた。カーはコーヒーに入っていた毒により殺害されたのだ。アガサが入れたことで毒を盛ったのではと疑われ、それぞれが疑心暗鬼に陥っていた。
4日目の朝、カーの部屋の扉には第二の被害者の札が貼られ、浴槽にはカーの切り取られた左手首が落ちていた。残ったメンバーでエラリィが言う第三者の痕跡を探すため、焼け落ちた青屋敷を探索し始めた。そこで床の青いタイルが1か所だけ色が変わっている事に気づいた。エラリィが調べると地下室へ続く扉があり、中には誰かが潜んでいた形跡があった。中にはテグスで罠が仕掛けられておりエラリィが怪我をした。それについてポウが「僕が持ってきた釣り道具からテグスが盗まれていた」と話し、何者かによって仕掛けられたことは明らかになった。そこでポウはみんなに持ち物検査をしようと持ち掛けるが全員拒否される。アガサは食事の用意をしてくれているが、まわりから監視されパニックを起こす。しばらくして落ち着きを取り戻したがなかなか寝付けずポウから睡眠薬をもらいようやく眠りにつくことができた。
河南は千織との出会いを思い出しながら、千織が部室で亡くなった日何があったのかを考えていた。千織は元々心臓に持病をかかえており、通っていた病院に話を聞きに行った。そこで聞いたのは、千織の葬式に父親は顔も出さなかったとのこと。仲が良くなかったと聞かされたのだ。生前、母親とは手紙のやり取りはしていたらしく、千織は祖父と一緒に住んでいた。そうなると、河南に手紙を出してきた人物は青司ではなく他の人物ではないかという考えになってきた。夜、守須が合流し今まで調べた事を話し意見を聞こうとするが、守須は「ちょっと踏み込みすぎでは?憶測で人のプライバシーに踏み込むのはよくない。僕はここで降りさせてもらうね」と嫌悪感を出した。河南と島田は、紅次郎が千織の実の父親なのでは?という推理をしていたのだ。河南と島田は困惑するも「もう少し調べてみる」と言い解散した。

すべてが覆るたった1行の真相

5日目、ルルウは悪夢で目が覚めた。その夢で中村千織を思い出し、中村青司と何か関係があるのではと思い以前違和感を感じた海岸へと1人で向かった。
ヴァンは目が覚めタバコを吸いに部屋から出てくると、洗面所でアガサが毒殺されているのを発見する。みんなが集まり、ルルウが居ない事に気づき部屋を見ると扉には第三の被害者の札が貼ってあり捜索すると、青屋敷前の野原で頭を殴られ死んでいるのを発見した。残りのメンバー・エラリィ、ポウ、ヴァンの3人でルルウを連れ館に戻り3人で話していると、タバコを口にしたポウが突然苦しみだしポウも毒によって死んでしまったのだ。エラリィはそれでも推理を止めず、十角館の構造について推理をしていく。そこで1個だけ十一角形の形をしたマグカップの存在を思い出し「11個目の部屋が存在するのでは?」とヴァンに話、2人で11個目の部屋を探し始めた。すると、キッチンの床下に十一角形のマグカップがはめれる場所を見つけ地下に降りてみると、部屋を発見し同時にミス研メンバーではない死体も見つけたのだった。
その頃、河南と島田は紅次郎の元をおと連れ「千織は紅次郎さんの娘ではないのか?」と疑問をぶつけると、紅次郎が話し始める。その話によると、青司の妻・和江とは1度だけ関係を持ったことがあり、その時に身ごもったのが千織だった。そして、その事実を青司は薄々気づいていたのだ。青司は使用人2人を殺し、紅次郎に和江の切り取った左手首を送り付け電話をかけてきたという。「和江は永遠に私のものだ」そう紅次郎に言い残し電話を切った青司は、館に火をつけ無理心中を図ったのだった。河南は「和江さんの左手は今どこに?」と問うと、庭にある木を指さし「千織が生まれた時に植えた木だ。和江の左手はあそこの下に眠っている」と話した。
6日目、守須の元に1本の電話が入る。ラジオでは、十角館で火災が起こり大学生数名の遺体が発見されたと報じられていたのだ。港に集合した守須と河南は、島田から1人の男を紹介される。島田修(しまだおさむ)と名乗る男は警察だが、なんと潔の兄だった。修から話を聞くとエラリィ以外の人物は火災が発生する前から死んでいたという。そしてエラリィは自ら灯油をかぶった痕跡があり、エラリィがみんなを殺し最後に自殺したのではという見解だと話す。河南は「エラリィが?」と困惑すると、修はその呼び方について質問した。ミス研メンバーは有名な推理小説家からあだ名をとり呼び合っている事を説明すると、修は「守須君はモーリス・ルブランあたりかな?」と推測する。
すると守須は「いえ、僕はヴァン・ダインです」と答えたのだった。

事件の真相と犯人の最後

8日目、テレビでは十角館の事件が報道されており、ミス研メンバーの名前と写真も公開された。
岩崎杏子(いわさききょうこ)・アガサ、松浦純也(まつうらじゅんや)・エラリィ、山崎善史(やまざきよしふみ)・ポウ、大野由美(おおのゆみ)・オルツィ、鈴木哲郎(すずきてつろう)・カー、東一(ひがしはじめ)・ルルウ、この6名と青屋敷事件で行方不明とされていた吉川誠一が、十角館の地下室から遺体となって発見された。
警察は事件の捜査の為K大学ミステリ研究会の部室に訪れる。守須は「第三者の犯行では?」と質問すると、修が「その考えは難しい、松浦君が自殺の可能性がある。そして、毒物も親戚が薬屋を営んでおりそのルートで入手したのでという見立てだ」と答えた。その話を聞いた守須はひっそりと笑みを浮かべた。
守須は千織の事を思い返していた。千織が生きていた頃、守須と千織は付き合っていたがミス研メンバーには内緒にしていたのだ。そんなある日、飲み会の3次会を部室で行うといい千織も残ることにした。しかし、守須は帰ると言い一緒に河南も帰る事にした。残ったメンバー、エラリィ・ポウ・アガサ・オルツィ・カー・ルルウと千織の7人で盛り上がっていると、カーが千織に酒を勧める。オルツィが未成年だからと止めるが、千織は時計が0時を過ぎたのを確認すると「もう未成年じゃないので」と20歳の誕生日を迎えた事を伝えたのだ。みんなさらにお祝いムードで千織と酒を飲むが、千織は心臓に持病があり飲酒も禁止されていた。その後突然の発作を起こし千織は亡くなってしまったのである。
1か月後、守須は千織の墓前に十角館の記事が載った新聞紙を置き「すべて終わったよ」と声をかける。そこにはエラリィが被疑者死亡により不起訴の文字が書かれていた。そして守須が今まで行ってきた行動を思い返していた。
守須は千織が亡くなった事でその時居たメンバーに復讐をしようと計画する。そのすべてを紙に書き瓶につめて「審判は神に託す」と言い海へと投げた。まず叔父にゴムボートを借り、本土と角島を行き来できるようにした。そしてメンバーたちが合宿に来る前に十角館に荷物を運びこみ初日に彼らを出迎える。この時表向きはメンバー6人という事になっているため、絶対に自分が合宿に参加していることを本土の人間が知らないようにすることが大前提だった。そして日中はヴァンとして角島で過ごし、夜になると隠していたボートで本土に帰り河南と島田の推理に付き合う日々を過ごす。ただ1つ誤算だったのが、ルルウが隠していたボートに気づいてしまった事。その為とっさに殺した為計画とは違う殺害方法になってしまった。それでも守須の復讐は止まらず、最後エラリィを犯人にするため睡眠薬で眠らせたら灯油をかけ火を放ったのだった。
守須は海に居ると、河南と島田が守須を見つけ話しかけてきた。そして2人はまだこの事件を調べていると話す。島田に至っては「別の犯行説も考えている」と、守須が犯人ではないかと言う勢いで話そうとするが守須は「もう終わったことです。この話は辞めましょう」とあしらいその場を離れようとした。その時、1個の瓶が守須の足元に流れ着く。なんとそれは守須が犯行を行う前に、これから行う殺人内容について書き記したものを瓶に入れて投げ入れたあの瓶だったのだ。守須はあの時「審判は神に託す」としこれを投げ入れた。そしてすべてを覚悟し、近くに居た子どもに瓶を渡すと、河南と島田へ届けるように伝えたのだった。

『十角館の殺人』の登場人物・キャラクター

主要人物

江南孝明(かわみなみたかあき/演:奥智哉)

K大学の学生で、元ミステリ研究会のメンバー。部活の雰囲気に馴染めずミス研を辞めるが事件や推理は好きなため、今回死者からの手紙を受け取りまんまと乗せられ犯人捜しを行う。
島田から「こなん」と呼ばれている。部員時代のあだ名は「ドイル」だ。
漫画版では性別が女性になっており、名前も「あきら」となっている。

島田潔(しまだきよし/演:青木崇高)

中村紅次郎の友人で、実家がお寺の次男。河南が紅次郎の元をおと連れたときに同席しており、おもしろそうだからと以後河南と一緒に事件のなぞ解きをしていく。
兄の修は警察官なのでたまに情報を貰っている。

松本邦子(まつもとくにこ/演:濱田マリ)

河南が住んでいるアパートの大家さん。口うるさいが、何かと河南の事を気にかけてくれている。家賃滞納には厳しい。

島田修(しまだおさむ/演:池田鉄洋)

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エンジェルフライト 国際霊柩送還士(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』とは2023年3月よりAmazon Prime Videoにて配信中の日本のドラマ。主演・米倉涼子、脚本・古沢亮太、原作は佐々涼子によるノンフィクション小説である。 海外で亡くなった人の遺体を、母国の家族のもとへ送り届ける「国際霊柩送還士」という実在する仕事に携わる主人公・伊沢那美と仲間たちの奮闘、また故人とその家族や周囲の人間のドラマを笑いと涙を交えて描く作品である。

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アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

アイネクライネナハトムジーク(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『アイネクライネナハトムジーク』とは、2014年に発刊された伊坂幸太郎の連作短編集を原作とした、2019年に公開された日本映画である。監督は今泉力哉。会社員の佐藤(さとう)は、恋愛したいと思いつつも「出会いがないから」と理由をつけて恋愛に積極的になれずにいた。それを友人の織田一真(おだかずま)や妻の由美(ゆみ)らが見守る中、佐藤と本間紗季(ほんまさき)は劇的な出会いを果たす。この作品は、佐藤と紗季やその周りを取り巻く人々が10年にわたって織りなす物語を穏やかに描き出す作品である。

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地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

地味にスゴイ!校閲ガール(地味スゴ)のネタバレ解説・考察まとめ

『地味にスゴイ!校閲ガール』とは宮木あや子の小説『校閲ガール』を基にした、2016年10月から12月まで日本テレビ系列にて放送されていたテレビドラマである。憧れのファッション誌の編集者を夢見る主人公・河野悦子。校閲の仕事に不満を漏らしながらも、仕事を通して校閲者として成長していく。スーパーポジティブな性格の悦子が仕事をしながら周りを巻き込み、共に切磋琢磨していくストーリー。ファッションや出版について深く掘り下げられており、大きな若い女性の支持を受けた。

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リコカツ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リコカツ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リコカツ』とは出会って3か月の2人が結婚し、その後離婚活動(リコカツ)を始める笑いあり、涙ありのテレビドラマである。2021年4月にTBSで放送された。主人公は水口咲(みずぐちさき)と緒原紘一(おばら こういち)で、2人は運命的な出会いをして結婚するが、価値観などが合わずに離婚を意識する。現代ならではの離婚の多さや、その理由や家族間の思いなども描写されている。様々な夫婦や家族の絆を描いた心温まるストーリーだ。

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るろうに剣心(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心』(るろうにけんしん)とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とする実写映画。人斬りとして刃を振るった過去を悔いる剣士が、明治という時代の中で弱者を守るために戦う様を描いている。原作の派手なアクションを可能な限り再現しており、漫画原作映画の中でも傑作の1つとされている。 伝説の人斬り緋村剣心は、維新の成立と共に仲間たちの前から姿を消し、贖罪の旅を続けていた。ある時彼は神谷薫という少女と出会い、彼女の道場が“偽者の緋村剣心”に苦しめられていることを知る。

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ラストマンー全盲の捜査官ー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ラストマンー全盲の捜査官ー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラストマン-全盲の捜査官-』とは2023年にTBS系「日曜劇場」枠にて放送されていたサスペンスドラマである。現代社会を多く取り上げており、登場人物たちの痛快なやりとりや事件を通しての人間関係などが描かれている。研修生として来日したFBI捜査官である皆実広見(演:福山雅治)は全盲でありながらも数々の事件を解決することから「ラストマン」と呼ばれていた。そんな皆実のアテンドに選ばれたのは護道心太朗(演:大泉洋)という嫌われ者刑事であり、正反対の2人は次々に起こる難事件に挑んでいく。

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るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の“追憶編”と呼ばれる中編エピソードを原作とする実写映画。剣心の人斬り時代の苦悩と絶望と喪失が描かれている。2012年から始まった「実写版るろうに剣心」の最後を飾る作品。 時は幕末。維新志士の剣心は幕府要人を次々と暗殺し、最強の人斬りと称されるも、「自分の行いは本当に正義なのか」と悩み続けていた。そんな折、剣心は雪代巴という少女と出会い、彼女との交流の中で本来の己を取り戻していく。

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ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

ブラッシュアップライフ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブラッシュアップライフ』とは、2023年1月に日本テレビで放送されたタイムリープ系ヒューマンコメディドラマである。脚本はバカリズム。主演は安藤サクラで、夏帆や木南晴夏などが出演する。市役所に勤務する近藤麻美は、ある時交通事故に遭って、33歳で亡くなってしまう。しかし死後の世界の受付で、来世でオオアリクイへの転生を告げられた麻美は徳を積んで再び人間に生まれ変わるために、赤ん坊から人生をやり直すこととなる。本作はザテレビジョンドラマアカデミー賞などで、多数の賞を受賞し高く評価された。

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るろうに剣心 京都大火編(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 京都大火編(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 京都大火編』(るろうにけんしん きょうとたいかへん)とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作とする実写映画。国家転覆を目論む武装組織との戦いを描いた長編エピソード「京都編」の前半を映画化したもの。人気悪役の志々雄真実を実力派の藤原竜也が演じることで話題となった。 伝説の人斬り緋村剣心が新たな道を踏み出した頃、京都では凄腕の剣客にして野心家の志々雄真実が明治政府打倒のために活動を開始していた。剣心と仲間たちは、志々雄の打倒を目指してそれぞれに動き出す。

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流星ワゴン(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

流星ワゴン(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『流星ワゴン』とは西島秀俊主演のハートフルなSFドラマである。作家の重松清の小説「流星ワゴン」を映像化したドラマで、2015年1月から3月までTBSでドラマ放送された。リストラされた一雄が生霊の忠さんに出会い、過去に戻れるワゴンに乗って、家族の未来を変える旅をする話である。ドラマのキャストは主演の西島秀俊の他に、香川照之、吉岡秀隆、井川遥、倍賞美津子などが登場。ドラマの脚本は八津弘幸、音楽は千住明が担当する。同い年の息子と父親が朋輩となり、家族の問題に立ち向かうハートフルなドラマ内容である。

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るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

るろうに剣心 最終章 The Final(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。 強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。

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リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

リバーサルオーケストラ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『リバーサルオーケストラ』とは、2023年1月期の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は門脇麦、他主要人物として田中圭、生瀬勝久らが出演。元天才バイオリニストの谷岡初音は表舞台から去り、今は市の職員としてひっそりと暮らしていた。ある日、マエストロとして活躍中の市長の息子・常葉朝陽によって、地元のポンコツ楽団・児玉交響楽団のメンバーにさせられる。楽団を立て直すため奔走する初音と朝陽、また2人を取り巻く個性豊かな楽団メンバーが織りなす音楽エンターテインメントである。

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366日(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

366日(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『366日』とは、HYの同名楽曲を元に制作されたオリジナルストーリーのテレビドラマ。広瀬アリスが音楽教室の受付に勤める雪平明日香を、眞栄田郷敦が明日香の高校時代の同級生・水野遥斗を演じる。4年に1度のうるう年。遥斗と再会した明日香が、12年越しの恋を実らせる。しかし遥斗は事故に遭い、記憶を失ってしまう。過酷な試練を乗り越えていく明日香と遥斗の1年間を描いている。主題歌の『366日』は、HY・仲宗根泉と、毎話ごとに異なる男性アーティストのコラボバージョンが流れ、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。

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屍人荘の殺人(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

屍人荘の殺人(小説・漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『屍人荘の殺人』とは2017年に今村昌弘が執筆したミステリー小説、小説を原作としたミヨカワ将による漫画、および2019年公開の実写映画作品である。ミステリー小説好きの大学生・葉村譲(はむらゆずる)と明智恭介(あけちきょうすけ)は、探偵少女の剣崎比留子(けんざきひるこ)にロックフェス研究会の夏合宿に誘われる。しかしその先で衝撃の出来事に遭遇し、ペンションでも殺人事件に巻き込まれる。事件解決に奮闘する研究会のメンバーと葉村たちの様子が描かれている。剣崎と葉村のコミカルなやりとりが見所の作品。

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