なぞの転校生(小説・映画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『なぞの転校生』とは、1967年刊行の眉村卓のSFジュブナイル小説、およびそれを原作としたドラマ、映画である。中学校にやってきた謎めいた転校生の秘密と巻き起こす事件をめぐる学園SFストーリー。映画版は小中和哉監督、新山千春主演で1998年に公開された。ドラマ版は、1975年のNHK総合テレビジョン「少年ドラマシリーズ」版と、2014年のテレビ東京「ドラマ24」版がある。「ドラマ24」版では中村蒼、桜井美南、本郷奏多などが出演した。

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『なぞの転校生』の概要

『なぞの転校生』とは、1967年刊行の眉村卓のSFジュブナイル小説、およびそれを原作としたドラマ、映画である。
中学校にやってきた謎めいた転校生の秘密と巻き起こす事件をめぐる学園SFストーリー。謎の転校生を取り巻く人間模様や、その周囲で巻き起こる不思議な出来事が描かれる。少年少女向きの物語だが、核戦争や科学の進歩の功罪といった深いテーマも扱う。
原作は、学習研究社の『中学二年コース』1965年から『中学三年コース』1966年4月号に連載され、1967年に盛光社「ジュニアSF」シリーズ第6巻として刊行された。
1975年には角川文庫からも刊行され、解説は漫画家の手塚治虫が書いている(角川スニーカー文庫版も含め)。

主人公の中学2年生・岩田広一(いわた こういち)の通う中学に、転校生が入ってきた。名前は山沢典夫(やまざわ のりお)。美形のうえに勉強もスポーツもよくできるこの少年だが、ふつうの中学生ではなかった。エレベーターに乗りあわせ、ふしぎな行動を見てしまった広一は、彼がひきおこす奇妙な出来事から目がはなせなくなり、やがて驚きの事実を知ることになる。

映画版は、小中和哉監督、新山千春主演で1998年12月26日に公開された。タイトルや登場人物の名前は原作と同じだが、人物設定が異なっているなど内容は別物である。
ドラマ版は、1975年のNHK総合テレビジョン「少年ドラマシリーズ」版と、2014年のテレビ東京「ドラマ24」版がある。
「ドラマ24」版は岩井俊二が企画プロデュースと脚本を手掛け、2014年1月10日からテレビ東京系列で放映された。監督は映画『夜のピクニック』の長澤雅彦。中村蒼、桜井美南、本郷奏多などが出演した。設定が高校生になっているなど、原作とは違いがみられる。

東西山高校二年の岩田広一と香川みどり(かがわ みどり)。ある日の下校途中に、空に上がっていく流れ星を発見する。翌日、みどりは学校で光る人影を目撃。そんな折、突然山沢典夫という少年が現れた。典夫は広一の隣に住む江原の孫だというのだが、典夫が現れると同時に周囲ではおかしな出来事が頻発し始める。

『なぞの転校生』のあらすじ・ストーリー

なぞの転校生との出会い

高校2年の岩田広一(いわた こういち)は、ある時、幼馴染で同級生の香川みどり(かがわ みどり)と、空に上がっていく不思議な流れ星を見る。翌日みどりは学校で光る人影を目撃し、校内は幽霊話一色に。そして広一は、隣に住む一人暮らしの江原正三(えはら しょうぞう)の家の前で、不思議な雰囲気の少年、山沢典夫(やまざわ のりお)と出会う。そしてその翌日、典夫は広一、みどりのクラスに転入してきた。
典夫は江原の孫だというが、典夫が現れると同時に、その周囲ではおかしな出来事が起こり始める。江原が部屋に見知らぬ誰かが何人もいるなどと言い出したり、屋上から転落したはずの典夫が傷ひとつなくピンピンしていたりと、広一達の周辺には奇妙な事ばかりが相次いで起こるのだった。

並行世界の住人

典夫が転校してきてから数日後、広一達のクラスに典夫のいとこだというアスカまでもが転校してくる。
アスカは広一の亡くなった妹と同じ名前で、しかも、広一の夢に時々出てくる成長した妹あすかの姿にそっくりだった。

実は、典夫もアスカも、この世界とは並列に並ぶ別の世界D-8世界から来た人々だった。
D-8世界は核戦争が起こった後で、汚染がひどく、もう人類の住めない世界になっていた。そしてD-8世界からは、彼ら2人以外にも生き残った王妃や家来達が来ており、とりあえずの住まいを隣の江原老人宅としていたのだった。

『なぞの転校生』の登場人物・キャラクター

原作からの主要人物

岩田広一(いわた こういち)

演:高野浩幸(NHK「少年ドラマシリーズ」版)、中村蒼(テレビ東京「ドラマ24」版)、妻夫木聡(映画版)

主人公。原作では、大阪の阿南中学校に通う運動好きの中学2年生。
「ドラマ24」版では東西山高校に通う高校2年生で、みどりに好意を持っている。SFが好きで高校ではSF研究会の部長をしている。
転校生・典夫の正体に疑問を抱くようになる。

香川みどり(かがわ みどり)

演:伊豆田依子(NHK「少年ドラマシリーズ」版)、桜井美南(テレビ東京「ドラマ24」版)、新山千春(映画版)

原作では、広一のクラスメイトの中学2年生の少女。卓球の達人。
「ドラマ24」版では、東西山高校に通う高校2年生で、広一の幼馴染でクラスメイトである。
転校生・典夫に好意を抱くようになる。

山沢典夫(やまざわ のりお)

演:星野利晴(NHK「少年ドラマシリーズ」版)、本郷奏多(テレビ東京「ドラマ24」版)、宝井誠明(映画版)

広一やみどりのクラスに転校してきた少年。
原作では、美形で成績優秀でスポーツなど何事にもずば抜けているが、科学の文明を嫌悪している。
「ドラマ24」版では、江原の孫ということにして江原の家に住み着いているが、その正体は別の並行世界から来たヒューマノイドである。モノリオと呼ばれている。

大谷先生

演:岡田可愛(NHK「少年ドラマシリーズ」版)、京野ことみ(テレビ東京「ドラマ24」版)、小牧かやの(映画版)

広一やみどりのクラスの担任の先生。
原作では、担当科目は理科。
「ドラマ24」版では音楽科担当。

2年3組

大森健次郎(おおもり けんじろう)

演:宮里駿(テレビ東京「ドラマ24」版)

広一とみどりのクラスメイト。野球部。

春日愛(かすが あい)

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